本記事の内容
- ブログ記事削除の判断基準
- ブログ記事を削除したくない場合の対策
- ブログ記事削除後にすべきこと
本記事をお読みいただければ、ブログ記事削除によるSEO効果と、削除するにあたっての判断基準について知ることができます。
僕は過去に100記事以上の低品質な記事を削除した後、アクセス数が上がった経験があります。
記事の後半では、「ブログ記事を削除した後にやるべきこと」についても解説しておりますので、ぜひご覧ください。
目次
ブログ記事の削除はSEO効果はあるのか
結論から言うと、低品質な記事は削除することでSEO効果を発揮する可能性があります。
理由としては、Googleはサイト全体を評価しているからですね。
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。
Google ウェブマスター向け公式ブログ
上記の通りです。
ですが、これをみて「なるほど、それじゃアクセスが全然ない記事は消しちゃえ!」と考えた方はちょっと待ってください。
ブログ記事の削除はあくまでも「改善の余地がない場合」に行いましょう。
ブログ記事の削除基準【読まれないページの対策】
ブログ記事を削除する基準について、僕のこれまでの経験と、リサーチ内容を元に解説していきます。
先に答えを言うと、下記の条件に当てはまる場合は削除で良いかなと。
- 公開から3ヶ月以上
- 検索クエリがない
- 月間0pv以下
- 内部リンクでも使えない
- 100記事以上書いている
- リライトする価値がない
順番にみていきましょう。
削除基準①:公開から3ヶ月以上
記事公開から3ヶ月以上経過しているもので、改善の余地がない場合は削除対象としてみても良いです。
検索順位が安定するまでには、約3〜6ヶ月ほどはかかるといわれています。
客観的にみてリライトしても無駄だなと思うのであれば、待っていても仕方がないので、削除を検討してもいいでしょう。
削除基準②:検索クエリがない
Google Search Consoleを見て検索クエリがない場合、削除対象にしてOKです。
検索クエリとは、ユーザーが実際に検索をしたキーワードのことをいいます。
検索クエリがないということは、「検索結果で表示されたことがない」ので、需要がないと判断できますね。

上記の画像は当ブログのお問い合わせページの検索クエリですが、検索されていない場合はこのように「データがありません」と表示されます。
もちろんお問い合わせページは必要なので、検索されなくても消してはいけません。
サーチコンソールを使えば削除するかどうか判断しやすいです。
削除基準③:月間0pv以下
公開から3ヶ月以上かつ、アナリティクスでみて月間0PV以下のブログ記事も削除対象にして良いかなと。
もちろん客観的に見てリライトする価値がないことが前提です。
月間0PVということは、読まれていないということですよね。
ただ、これはあくまでも基準なので例外もあります。
たとえば、収益性の高いアフィリエイト記事などは、1PVでも価値があるケースもあります。
なので「PV数がないのに加えて、収益性の低い記事」であれば、削除しても良いかと思われます。
削除基準④:内部リンクでも使えない
内部リンクでも使えないような「読まれない記事」は削除しても良いでしょう。
雑記ブログやトレンドブログを運営されている方は、当てはまる方が多いかもです。
たとえば、「その日限りのイベント」についてまとめた記事などは、今後需要があがることってなさそうですよね。
賞味期限が切れている記事や、ブログ全体として関連性のない記事は内部リンクで繋いでも読まれにくいので、削除でOKです。
削除基準⑤:100記事以上書いている
サイト全体で記事数が少ないと、そもそも良い評価が得られていない可能性もあります。
あくまで目安にはなりますが、100記事未満なら記事削除を考えるよりも、新規記事作成を優先しましょう。
質の高い記事が増えることで、サイトの評価が上がり、全体的にアクセスが伸びる可能性もあります。
100記事以上書いてリライトして、それでもアクセスがこないし収益もないようなら、削除を検討しましょう。
削除基準⑥:リライトする価値がない
リライトをしてもアクセスアップする見込みが全くない場合は削除しましょう。
たとえば、キーワードの上位が企業や公式サイトばかりで、リライトしても上位表示がほぼ不可能な時とかですね。
別のキーワードに変えてリライトできるならいいですが、それも無理そうなら、削除しましょう。
アクセスの見込みのない記事をリライトするよりも、新記事作成に注力した方が効率良いですね。
どうしてもブログ記事を削除したくない場合
思い入れのあるブログ記事など、どうしても削除したくない記事ってありませんか?
そんな時の対処法が下記の通りです。
- noindexをつける
- 一旦下書きに戻しておく
- リライトで再構成する
順番に解説していきます。
noindexをつける
noindexをすると、検索結果にのらないようにできます。
noindexは簡単に言うと、Web上を巡回しているロボット(クローラ)に対して、「この記事はインデックスしないでね」と伝える設定のようなものです。
当ブログはWordPressで「AFFINGER6」というテーマを使っているのですが、横の設定から簡単に「noindex」をつけることができます。

WordPressをお使いの方であれば「All in one SEO Pack」というプラグインを導入することで、noindexを設定することも可能です。
WordPressのテーマによっては、プラグインなしでnoindexができるものもあります。
削除したくないけど低品質だとみなされそうな記事は、noindexをしておきましょう。
一旦下書きに戻しておく
どうしても削除はしたくないけど低品質な記事の場合は、一旦下書きに戻しておくのもありですね。
あとでリライトする予定があるなら、ひとまず下書きに戻しておきましょう。
リライトで再構成する
キーワードや見出しを追加したり、見出しの順番を入れ替えたり、あるいはほぼ1から記事を再構成したりするのもありです。
内容は同様でもキーワードや見出しを追加することで、アクセスが狙えることもあるからですね。
たとえば「映画 おすすめ」というキーワードで上位表示できていなくても、「映画 おすすめ 20代」にしてリライトすれば、読まれる可能性が高まります。
見出しの入れ替えや追加、情報の追記や削除をすることで、質が高まり検索順位が上がるケースがあります。
僕は検索順位が50位圏外だった記事を試しに再構成したら、6位まで順位を上げられたこともあります。
ブログ記事の削除後にやること
ブログ記事削除後にやることについて解説します。
インデックス削除申請をする
記事は削除しても、すぐには検索結果から消えないです。
なので、Google Search Consoleで削除依頼を出すことで、早めに検索結果から消去されます。
削除依頼をするメリットは、早めに検索結果から記事URLを消去してもらうことで、読者の誤クリックを防ぐことができることです。
タイトルをクリックしたのに記事がないと、一瞬「あれ?」ってなりますよね。
インデックス削除申請のやり方は下記の通りです。
削除申請の手順
①Google Search console「削除」→「新しいリクエスト」

②削除した記事URLを貼り付ける→「このURLのみを削除」→「次へ」をクリック

③最後に「リクエストを送信」で完了です。
もしサーチコンソールで削除依頼をしなかった場合でも、時間が経過すると検索結果から削除されます。
高品質な記事を作ることに専念する
「そんなことわかってるよ!」という声も聞こえてきそうですが、まぁ聞いてください笑
キーワードを狙ったり見出しを整えたり、SEO対策はとても重要ではありますが、何よりも「質の高い記事を作る」ことが第一だと思います。
というのも、いくら検索エンジン向けにSEO対策をしても、ユーザーに好かれない記事は上位表示されないからです。
なので質の高い記事を作るための「コンテンツSEO」を一番に考えていきましょう。
価値のないブログ記事は削除しよう:まとめ
ブログの記事削除によるSEO効果と、削除基準について解説してきました。
せっかく書いた記事はなるべく削除したくないですよね。
できるならリライトをして質を向上させたいところ。
どうしても改善の余地がない場合は、noindexか記事削除を検討しましょう。
今回は以上となります。