「質の高いブログ記事構成ってどうやって作ればいいの?具体的な手順を教えてほしい」
こんなお悩みにお答えします。
ご紹介する「質の高いブログ記事構成の作り方」を実践していただければ、SEOに強い記事を作れますよ。
僕は現役でフリーランスブロガー兼プログラマーをやっています。SEO検定を全級(1〜4級)保有しています。経験とデータをもとに、SEOに強い記事構成の作り方を解説しますね。
記事の後半では、「質の高い記事に仕上げるためのコツ」についても解説していきます。
ブログの読者を増やし、アクセスを伸ばしたい方は、ぜひ本記事の内容を実践してみてください!
質の高いブログ記事とは
前提として、質の高い記事とは以下の3つがあてはまります。
- 上位表示されている記事
- SNSでシェアされている記事
- 構成が整っている記事
上位表示されている記事
ブログで質の高い記事とは、「検索結果で上位表示されている記事」です。
理由は主に以下の通り。
Google のサイト品質アルゴリズムは、質の低いコンテンツの掲載順位を下げることで、「質の高い」サイトを表示しやすくすることを目指しています。
Google 検索 セントラル ブログ
Googleは質の低いコンテンツの検索順位を下げ、「質の高い」サイトを上位表示させています。
質の高い記事の書き方については、後述します。
SNSでシェアされている記事
SNSで多くの方にシェアされている記事も、質の高いブログ記事といえます。
なぜならシェアしたくなるほどの記事は、「有益」と受け取れるからですね。
ここでいう有益とは、
- 「誰かに広めたいほど面白い」
- 「シェアしたくなるほど為になる」
- 「共感を生む」
上記の要素が含まれている記事です。
Twitterであればリツイート数、GoogleAnalyticsなら、ソーシャル流入が多い記事は質が高いと言えます。
構成が整っている記事
構成が整っている記事も、「質の高い記事」といえます。
記事構成とは、記事の設計図
ブログの記事構成とは、記事の設計図のようなものです。

事前に記事の設計図を作ることで、高品質な記事になりますし、スムーズに執筆できます。
記事構成を作るメリットは他にもあります。
- 記事内容に一貫性を保てる
- 読者ニーズを120パーセント満たせる
- SEO対策になる
ブログは構成で8割決まる
ブログは記事の構成で8割決まるといっても過言ではありません。設計図なしだと、記事内容にブレが生じます。
たとえば、構成なしにいきなり本文を書くと、おそらく大抵の人は「ん?何書いてたっけ?」となりますよね。
話の路線がそれると結論もどこに書いたのかわからなくなり、何を伝えたかったのか迷ってしまいがちです。
僕自身、構成の作り方を知らなかったときは、タイトルと記事内容が一致していない記事を量産していたこともありました。
質の高いブログ記事は、事前に記事構成を作る必要があります。
質の高いブログ記事構成の作り方
高品質な記事に仕上げるための、「ブログ記事構成の作り方」を解説していきます。
- STEP1:読者の検索意図を考える
- STEP2:上位記事を分析する
- STEP3:タイトル
- STEP4:リード文
- STEP5:前提知識の見出しを作る
- STEP6:顕在ニーズの見出しを作る
- STEP7:潜在ニーズ
- STEP8:まとめ(記事の要約)
- STEP9:ライティングする
- STEP10:翌日に見直しする
STEP1:キーワードから読者の検索意図を考える
記事構成を作る前の準備として、「なぜ読者はそのキーワードで検索しているのか?」を考えていきます。
読者は求めている情報を手に入れることができた時に満足します。
たとえば、「仕事 いきたくない」というキーワードで検索する読者の検索意図を考えてみましょう。
想定読者像
「毎日仕事がつらくて会社に行きたくないと悩んでいる20代会社員。同じ悩みを抱えている人はいないか?と共感を求めている。」
こんな感じで、読者像を思い浮かべた上で、あとは解決策を記事に書いていきます。
キーワードの選び方と適切な入れ方は以下で解説していますので、1度目を通しておいてください。
STEP2:上位記事を分析する
質が高い記事を書くには、すでに上位表示されている記事を分析するのが効率が良いです。
いま上位に上がっている記事は、Googleから評価されているという事なので、参考になる部分があるはずです。
仮に上位記事を分析せずに、あなたが「A」についての情報を書いたとします。
しかし「A」はすでに上位サイトに書かれており、さらに上位のサイトは「B」というプラスの情報も書いているというケースがでてきます。
これだと自分の記事は上位サイトよりも情報が不足しているので「低品質な記事」になります。
なので構成を作る際は、必ず上位サイトを分析しましょう。
競合分析のやり方は、下記記事で詳細を解説しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
STEP3:タイトルを決める
記事タイトルを決めていきます。
タイトルは基本的に「30文字前後」「キーワードを左詰で入れる」を意識してみると良いです。
詳しいタイトルの付け方に関しては、下記記事を参考にしてみてください。
STEP4:リード文で興味を持ってもらう
タイトルが決まったら、次にリード文を構成していきます。
リード文は細分化すると下記の通り。
- 読者の悩みの具体化
- 記事の要約
- 悩みが解決できることを主張
- 悩みが解決できる根拠を述べる
- 記事を読むメリット
リード文は滞在時間にも影響を与えるほど重要な構成要素なので、これを機に型を習得してみてください。
一度型を決めておけば、毎回楽に執筆することができますよ!
詳しくは、下記記事で解説しております。
STEP5:前提知識の見出しを作る
続いて本文の構成要素の一つである「前提知識」について解説していきますね。
前提知識とは、読者が求めている答えを知る前に、前提として知っておくべきことをいいます。
下記画像を例にすると、初めの見出し「ブログの記事構成とは」が前提知識になります。

前提知識がないまま結論をしっても、理解度が浅くなりがちです。
たとえば、SEOを知らない初心者の方に「SEOのテクニックその①」などと解説をはじめても「SEO?」となりますよね。
この場合は、初めに「SEOとは?」から解説した後に「SEOのテクニックその①」と順に解説する方が、理解度が高まります。
注意:ごく少数派の前提知識は不要
前提知識は誰もが知っているであろうことは見出しにしなくてもOKです。
たとえば、映画の感想が知りたい人に向けて「映画とは」の解説は不要かなと。「映画」の意味を知らない人は、限りなく少数派だからです。
知っていることをダラダラと書かれても、ノイズになります。
この場合の前提知識を書くなら、「〇〇の映画の概要」or「〇〇の映画のあらすじ」とかを解説する方が親切ですね。
STEP6:顕在ニーズの見出しを作る
顕在ニーズの見出しを作っていきましょう。
顕在ニーズとは、読者が求めている答えのことをいいます。
下記を例にすると「ブログの記事構成の作り方」の見出しが顕在ニーズとなります。

- タイトル:ブログの記事構成の作り方|5つの要素毎に解説
- 想定読者:記事構成の作り方を知りたい人
- 顕在ニーズ:ブログの記事構成の作り方
上記の流れで、読者の顕在ニーズを分析します。
顕在ニーズの見出しを読み終えたら、読者は求めていた情報をGETしたはずです。なので検索意図も100パーセント満たしている想定です。
とはいえ上位表示するには、読者の満足度を「120パーセント以上」にした方が取りやすいです。
120パーセント満たすことで、読者に感動を与えることができ、ライバルサイトと差別化ができます
次で読者ニーズを120パーセント満たすための、「潜在ニーズ」について解説します。
STEP7:潜在ニーズの見出しを作る
潜在ニーズの見出しを作っていきます。
潜在ニーズとは、読者が自分で気づいていない欲求のことをいいます。
潜在ニーズに応える記事を書くことで、読者の検索意図を120パーセント以上満たせます。
下記画像を例にすると、潜在ニーズは、「ブログの記事構成を作る際の注意点3つ」の見出しになります。

読者は顕在ニーズ(記事構成の作り方)は満たせたけど、「注意点」も知っておきたい人もなかにはいるかなと。
読者が求めていた情報を知った後、次に気になりそうなことを「潜在ニーズ」として書くと良いです。
STEP8:まとめ(記事の要約)の見出しを作る
最後に記事の要約をします。
読者は記事を最後まで読み進めると、内容を忘れていることがあるからですね。

要約のやり方は基本的に以下2点で行います。
- 要点を箇条書き
- 文章でまとめる
この辺は執筆者の好みになりますね。僕は基本的に箇条書きでまとめることが多いです。
STEP9:構成をもとにライティングする
記事構成が作れたら、ライティングをしていきます。
本文を書く時は、結論から書くことを意識してみてください。
基本的に読者は記事をじっくり読まないので、答えを先に提示してあげた方が親切です。そしたら読者満足度があがります。
読まれるWebライティングのコツは、下記記事を参考にしてみてください。
STEP10:翌日に記事を見直しする
記事を書いたら翌日に見直しをしましょう。
当日だと自分で書いた記事は最高作品なので、誤字脱字や不自然な言い回しに気が付きにくいからです。
一晩おいてから客観視することで、改善点が見つかりやすくなります。
僕はよく朝の通勤電車内で昨日書いた記事をチェックしています。
高品質なブログ記事に仕上げるためのコツ
最後に、さらに記事の質を上げるためのコツを4つご紹介します。
- 情報の信頼性を高める
- 独自の意見を入れる
- 綺麗に装飾する
- リライトをする
- 見出しの構成を正しく作る
情報の信頼性を高める
記事の質を高めるには読者とGoogleに評価されなければなりません。
評価されるためには、情報の信頼性を高める必要があります。
信頼性を高める方法
①引用元を明記する:公式サイトからの情報を引用し、引用元を明記することで信頼性が上がります。
②執筆者の専門性を明記する:執筆者がその分野に詳しい専門家とわかるだけでも、信頼性アップにつながります。
信頼性を上げるなら、主に上記の2つを意識していただければOKです。
信頼性が高い記事は読まれやすいです。読まれやすい記事は読者に好かれます。そして、読者に好かれやすい記事は、Googleからも好かれやすいのです。
情報が不明確な場合は「安易に断定しない」もしくは「そもそも書かない」という選択肢も、時には必要です。
独自の意見を入れる
質の高い記事とは、ただ情報量が多いだけではなく、「独自の見解」をいれることが大切です。
たとえば、既に上位表示されているサイトと同じことだけを書いていても、ユーザーは「AのサイトもBのサイトも同じこと書いてるな」と失望します。
読者が求めている情報を、あなたの「実体験」「見解」「感想」等を用いて、情報を追記してみましょう。
綺麗に装飾する
同じ美味しいメニューでも、綺麗な店の方が満足度は高いですよね。
それと同様で、記事やサイトデザインも綺麗な方が読者から評価されます。
WordPressであれば有料テーマを導入することで、簡単におしゃれでかっこいいサイトデザインにできます。
以下記事では、おすすめのWordPressテーマをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
リライトをする
いくら質の高い記事を書こうとしても、一度で上位表示を狙うことは難しいです。
Googleは更新頻度も評価対象にしていますし、なにより情報は最新に保つ必要があります。
そうなると過去記事の「リライト」が必要になります。
キーワードの順位をチェックして、検索順位が11位〜20位の記事を優先的にリライトしていきましょう。
見出しの構成を正しく作る
見出しは正しく作りましょう。
基本は見出し2(H2)と、見出し3(H3)、見出し4(H4)を組み合わせていくと良いです。H2で足りない場合はH3。H3で足りない場合はH4を使って補足します。
H2は「第1章」のようなイメージで、1つのテーマを決め、SEOキーワードを入れていきます。
見出しはH1~H6まで存在していますが、本文で使うのは基本「H2~H4」でOKです。
見出しタグ | 役割 |
H1 | 大見出し(記事タイトル):必ず使う |
H2 | 大見出し:必ず使う |
H3 | 見出し2の補足として使う(基本使う) |
H4 | 見出し3の補足として使う(基本使う) |
H5 | 見出し4の補足として使う(ほぼ使わない) |
H6 | 見出し5の補足として使う(全く使わない) |
見出しは多すぎると、かえって内容がわかりにくくなります。H4までで良いかと。
詳しくは下記で解説しておりますので、よければどうぞ!
質の高いブログ記事は構成で8割決まる:まとめ
質の高いブログ記事構成の作り方を解説しました。
記事構成で重要な部分を要約すると、以下になります。
構成名 | 主な役割 | 補足 |
①タイトル | 記事タイトル名 | 30文字前後でキーワードは左詰 |
②リード文 | 読者の悩みの具体化 | 読者に自分に必要なことが書かれていると認識してもらうため |
記事内容の要約 | 滞在時間を伸ばすため | |
読者の悩みが解決できることを主張 | 解決できることを知ると、記事を読み進めてもらいやすくなるため | |
読者の悩みが解決できる根拠を述べる | 根拠を述べることで、信憑性が高まるため | |
記事を読むメリット | 最後に一押し | |
③本文 | 前提知識 | 前提として知っておくべき知識 |
顕在ニーズ | 読者が求めている答え | |
潜在ニーズ | 読者が自分で気づいていないけど知りたい情報 | |
④要約 | まとめ | 箇条書きか文章で簡潔にまとめる |
検索上位を取るブログ記事は、構成が作られているケースが大半です。
記事はいきなり書き始めるのではなく、構成を作ってから書くようにしましょう。
この記事で解説した記事構成の作り方を真似していただければ、SEOに強い記事構成を作ることができますよ。
記事を上位表示させて、ブログの読者を増やしていきましょう。そのために、記事構成は事前に作成してみてくださいね。
以下では、「アクセスを増やす方法」について解説していますので、あわせて読んでみてください。