本当に時代遅れ?ブログがオワコンと言われる理由を考察

2020年8月8日

ブログがオワコンと言われる理由
shin

シン

フリーランスエンジニア。Java(SpringBoot)。Oracle認定Java Gold保有。全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト。SEO検定全級保有。プログラミング、エンジニア、SEO情報を発信。大阪在住

「ブログはオワコンなのですか?SNSとかで時々オワコンという意見を見るけど、実際はどうなんでしょうか?」

こんな疑問にお答えします。

ブログは低コストで簡単に始められ、さらに収益化もできるという素晴らしい事業です。

そんなブログですが、一部の方からは「ブログはオワコン」「衰退する」と言われています。なぜ彼らはオワコンと言うのでしょうか?

これからブログを始めようと思われている方や、すでにブログを頑張っている方からすると、「本当にブログはオワコンなのか」気になりますよね。

そこで今回は、ブログがオワコンと言われる理由と時代遅れで衰退するのかを、現役ブロガーの僕が考察してみました。

結論から言うと、ブログは「衰退はしていくが、オワコンにはならない」です。

ブログに限らず何をするにしても、その業界では必ずと言っていいほど「オワコン」と言う人は存在しますからね。

僕自身、現役でフリーランスブロガー兼プログラマーをやっています。Webの資格でSEO検定を全級保有しておりますので、この業界についてはかなり詳しいです。

記事の後半では、「僕がブログを続ける理由」についても解説しました。

最後までお読みいただくことで、ブログがオワコンと言われる理由や、今からブログを始めても遅くない理由を知ることができますよ。

ではみていきましょう!

ブログがオワコンと言われる理由を考察してみた

ブログがオワコンと言われる理由は、僕は以下の通りだと見ています。

  1. 5G到来による動画配信サイトの利用者増加
  2. ブログはGoogleのアップデートに左右されやすい
  3. ブログ以外の副業が増えてきているから
  4. ブログは基本的にレッドオーシャンだから

順番に解説していきます。

オワコンと言われる理由1:5G到来による動画配信サイトの利用者の増加

ブログがオワコンと言われる1つ目の理由は、「5G到来による動画サイトの利用者の増加によるもの」と考えられます。

10年前までは3Gだったので、動画配信サイトで動画を見ようとしても、読み込み時間が長くてストレスがかかりました。そのため、利用者もそこまで多くありませんでした。

しかし5Gが到来したことで、動画の読み込み速度が速くなり、これまで以上に動画サイトの利用者が増加していくことが予想できます。

たとえば有名な動画配信サイトといえば、以下のサイトがあげられます。

動画配信サイトの例

  • YouTube
  • ニコニコ動画
  • TikTok

近年YouTuberとして活躍する方が多くなりましたね。ブロガーもブログの更新頻度を落とし、YouTubeに切り替えている方もいます。

なのでテキストである「ブログ」は、オワコン化していくと言われているのではないでしょうか。

オワコンと言われる理由2:ブログはGoogleのアップデートに左右されやすいから

ブログがオワコンと言われる2つ目の理由は「Googleアップデートに左右されやすいから」だと考えられます。

Googleは日々、良質な情報を整理するために、検索エンジンのランキングの順位を入れ替えています。

このアップデートによってブログの検索順位が低下し、今まで月収100万円稼げていたブログが、次の日には0円になる事もありえます。

一方でYouTubeやSNSには、チャンネル登録者数やフォロワー制度があるため、「その数だけ視聴者がいる」ということになります。

チャンネル登録者数やフォロワー数は、炎上したり更新頻度が落ちたりしなければ、急激に減ることはありません。

SNSやYouTubeは、安定という意味ではブログに勝るかと思われます。実際にYouTubeやSNSで情報発信をする方は、増えてきています。

そのため、Googleアップデートに左右されやすいブログは、「不安定なのでオワコン」と言われているのではないかと見ています。

オワコンと言われる理由3:ブログ以外の副業が増えてきているから

ブログがオワコンと言われる3つ目の理由は、「ブログ以外の副業が増えてきているから」です。

個人でブログを運営されている方は、「ブログで稼ぎたい」という理由が多いと思われます。

中にはブログをメモ代わりに使ったりする方もいますが、比較的に少ないでしょう。

ブログで稼ぐといっても、今の時代はブログ以外にも様々な副業が増えてきています。その分、ブログ以外の副業に移行する方も増えてくるでしょう。

たとえばブログ以外の副業で言うと、以下のものがあげられます。

ブログ以外の副業一覧

  • Web制作(ホームページ制作)
  • プログラミング
  • Webライター
  • Webデザイナー
  • Uber Eats配達員
  • YouTuber
  • ニコニコ動画配信者
  • Instagramer
  • Tik Toker
  • Twitter

上記の通り。

最近ではWeb制作やWebライター、YouTuberあたりが人気ですね。Uber Eatsで月に100万円稼ぐ人もいます。

他にもあげればいろいろな副業がありますが、ぱっとあげただけでも、ブログ以外にもたくさんの副業があることがわかります。

これだけ副業があれば、ブログではなく他の副業をされる方も増えていくでしょう。そうなるとブロガーの新規参入者が減っていきます。

ブロガーの新規参入者数が減っていくと予想した結果、「ブログはオワコン化していく」と言われているのではないでしょうか。

オワコンと言われる理由4:ブログは基本的にレッドオーシャンだから

ブログは大体どのジャンルもライバルは多いです。

キーワードで検索してみればわかりますが、検索結果はライバルサイトで埋め尽くされています。

特に稼ぎやすいキーワードは企業サイトが独占するため、個人ブロガーはなかなか勝つことができません。「クレジットカード おすすめ」とか「ウォーターサーバー 比較」みたいなやつです。

ライバルが強すぎると検索上位が取れないので、アクセスが集まらず、結果として「ブログは稼げない」と思う方が一定数いるのだと思われます。

ブログはオワコンではないと思う理由

ここからは、ブログはオワコンではないと思う理由について、個人的な考察をしていきます。

  • テキストの文化が終わる時代はこない
  • 今からブログを始めるのは時代遅れなのかどうか

テキストの文化が終わる時代はこない

個人的には、ブログは衰退はしていくが「完全にオワコンにはならない」と考察しています。

「人が文字を読む」という文化は、なくならないからです。

例えば何か調べ物をしたいとき、大半の方はGoogleやYahooで検索して調べると思います。

人は検索エンジンで調べる方が圧倒的に多い

最近はYouTubeやTwitterで調べる方も増えてはいますが、やはり検索エンジンで調べる方の方が圧倒的に多いのは想像できます。

YouTubeなどの動画は、人によっては前置きが長く、1つの知りたい情報のために10分〜20分もかける必要がある場合もありますよね。一方でブログの場合は、2000文字程度の記事なら2〜3分あれば見れます

つまり「今すぐに情報を知りたい人」にとっては、動画よりもテキストの方が便利です。

もちろん情報によっては、動画で見た方がわかりやすいものもあります。文字を読むのが苦手な方にとっては、テキストよりも動画がいいでしょう。

動画やテキストには、それぞれのメリットとデメリットがあります。ケースバイケースで、動画かテキストを使い分ける必要があります。

よってテキストの文化はなくならないため、ブログはオワコンにはならないと考えております。

今から個人ブログを始めても全く遅くない

これから個人ブログを始めようと思っている方は、全く遅くないので、ぜひ始めてみてください。

なぜ僕がこう言い切れるかというと、先述したとおり、テキストの文化はなくならないとみているからです。

ちなみに僕は2018年にブログを始めたのですが、友人にブログを始めたことを話したら

「ブログは時代遅れやな」

と言われました。ちなみに友人は、ブログをほぼやったことがありません。

しかし2022年になった現在でも、当ブログから収益を稼げていますので、「時代遅れではない」ことがわかります。

周りを見渡しても、今現在でもブログで月に数十万〜数百万と稼いでいる人はたくさんいます。

「ブログは時代遅れ」「オワコン」

こう言う方は、実際にブログで稼げていない人が言っていることが多いので、あまり参考にしない方が良いです。

ブログに限らず、何かを始めるときは、実際にその分野で稼いでいる人に相談すると良いですね。

ブログでブルーオーシャンを見つける方法

冒頭でブログがオワコンな理由として、「ブログは基本的にレッドオーシャンだから」と解説しました。

とはいえ、ブルーオーシャンのキーワードを探す方法もあるので、ここからはどうやって見つけたらいいのか解説していきます。

トレンドキーワード

トレンドキーワードはブルーオーシャンなことが多いです。

理由としては、何か新しい商品が出ると、新しいキーワードが生まれるからですね。

たとえば、新商品の「テリヤキチーズバーガー」が出ると、テリヤキチーズバーガーというキーワードで検索する人が増えます。

商品名が世に知られたばかりのタイミングは、ライバルがいないので、ブルーオーシャンなのです。

つまり、新しくキーワードが作られたタイミングで自分が速報記事を書けば、検索上位を取りやすいということです。

Q&Aサイトが上位にいる場合

Q&Aサイトが上位に来ているキーワードも比較的上位表示が狙いやすいです。

僕の経験上、Yahoo知恵袋などのサイトが上位に来てる場合、上位表示される確率が高かったです。

Q&Aが上位に上がってるということは、おそらく他に有益なサイトがないために、仕方なくあげられている可能性があります。

ですので、そういったキーワードを率先して狙っていくことで、効率よくアクセスを集めることができます。

一つ注意点としては、検索需要がなければ上位表示されてもアクセスがこないところです。

なので、月間何回検索されているのかもキーワード選定時に確認しておくと良いですね。

個人のSNS投稿が上位にいる場合

個人が投稿したSNSの投稿が検索結果の上位にいる場合も、検索順位抜かしやすいです。

Q&Aサイトと同様に、そのほかに有益なサイトがないために上位に上がっている可能性があります。

たとえばTwitterの投稿などが上位にいるときとかですね。

SNSが上位にきているケースはあまり見かけることはないかもしれませんが、一つ知っておいて損はないかと。

無料ブログが上位にいる場合

WordPressでブログをしている場合に限りますが、無料ブログが上位にいる場合も検索順位を抜かしやすいです。

無料ブログとは、アメブロやはてなブログ、FC2ブログなど

無料ブログが上位にいると順位が抜かしやすい理由は以下の通り。

  • 無料ブログよりWordPressの方がSEOに強い
  • 昔に書かれた記事で情報不足なことが多い

WordPressは検索結果で上位表示されるためのSEO対策が強化されているので有利です。

ブログでアクセスアップを狙っていくのであれば、無料ブログよりWordPressで開設した方が得策です。

スモールキーワードを狙う

これから個人ブログでアクセスアップをしていきたいのであれば、スモールキーワードを狙うのがポイントとなります。

スモールキーワードとは、検索回数が少ないキーワードのこと(ロングテールキーワードとも呼ばれている)

例えば検索回数が1万のキーワードはビッグキーワードと呼ばれており、競合が強くて上位表示が難しいです。

一方で検索回数の少ないスモールキーワードであれば、競合が弱いところもあるため、上位表示が狙いやすいです。

ただ今は企業もスモールキーワードを狙ってきているので、全てのスモールキーワードが狙い目というわけではないです。

正しいキーワードの選び方は下記記事をどうぞ。

類義語を使う

狙うキーワードを決めたあとに、類似するキーワードがないかを考えるのも効果的です。

例えば、「仕事 部下 やる気がない」と「仕事 後輩 やる気がない」では検索結果が変わってきます。

実際に検索して見ればわかりますが、後者の方がQ&Aサイトが上位に来ており、比較的競合も弱そうです(2021年9月時点)

このようにして上位表示が狙いやすいキーワードをリサーチするのはおすすめです。

いまからブログを始めても遅くない理由

さいごに、今からブログを始めても、まだ遅くない理由を解説していきます。

遅くない理由①:Googleアップデートで順位変動がある

Google検索では、年に数回の大規模な順位変動が起きるアップデートが行われます。

このアプデで今まで1位だった記事が突然圏外になる可能性もあるのです。

ユーザーにとって役立つコンテンツであれば、簡単に順位が落ちることはないかもしれません。

一方で収益目的なだけの質の低い記事は圏外に飛ばされる可能性が高いです。

そして質が高い記事なら安全かというと、そういうわけでもなく、この辺りはGoogleにしかわからないです。

つまりアップデートによって古参のブログの検索順位が下がり、新規参入者のサイトの順位が上がる可能性があるということです。

なので、いまから参入しても遅くないというわけです。

遅くない理由②:隙間を狙えばいいから

世の中で何か新しいサービスや商品が生まれるたびに、キーワードが誕生します。

今すでにレッドオーシャンジャンルが多くても、新たに作られたばかりの市場はブルーオーシャンです。

たとえば、何か新作ゲームが出るたびに、「新作ゲーム名 + 〇〇」という様にキーワードが狙えますよね。

今からブログを始めるなら、そういったトレンドを狙っていくのもありです。

最近だと仮想通貨がトレンドとなっているので、仮想通貨のブログを作るとかですね。

既に開拓済みのジャンルでも、検索回数が少なく競合が比較的弱いキーワードを狙えば、まだまだ勝ち目はあります。

ブログはオワコンではない|僕がブログを続ける理由

これからブログを続けようと思われている方の参考になればと思い、ここで僕がブログを続ける理由について少しお話ししていきます。

結論として、下記の4つがブログを続けている理由です。

  1. 文章力が身につく
  2. 収入源を増やせる
  3. Webマーケティング力がつく
  4. 自分の考えを発信できる
  5. 楽しい

続ける理由1:文章力が身につく

1つ目の理由は、文章力が身につくからです。

僕はブログを1記事書くのに、4000文字を超えることが多いです。そんなに文字数を書いていたら、嫌でも文章力が身につきますからね。

たとえば文章力があるメリットとしては、以下の通り。

文章力があるメリット

  • メールやチャットでスムーズにコミュニケーションが取れる
  • フリーランスなら提案書の作成にも役立てる
  • 友達や恋人とのLINEでも自信を持って文章が書ける
  • Webで集客ができる

文章力はこれからの時代には必要不可欠です。

どんな仕事をするにしても、文章を書くことは多いですからね。

ブログを運営することで、「文章力が身につく」ので、これは大きなメリットだと感じています。

続ける理由2:収入源を増やせる

ブログを続ける2つ目の理由は、収入源を増やせるからです。

本業はフリーランスのエンジニアをやっていますが、やはり収入源が一つしかないと考えると、自分の身に何かあったときに不安になります。

でもブログをやっておけば収入源が2つになるので、本業がダメになったとしても、保険になりますよね。

収入源が2つになるだけでも、精神的に余裕が生まれます。

なので、ブログは今後も続けていきたいと考えています。

続ける理由3:Webマーケティング力が身につく

ブログを続ける3つ目の理由は、Webマーケティング力が身につくからです。

ブログといっても、

  • SEO
  • Webライティング
  • マーケティング
  • セールスライティング
  • SNSマーケティング

上記のように、ブログを運営するだけで、それに関連する「さまざまなWebのスキル」も同時に身についていきます。

ブログの運営費用は、サーバー代が月々1,000円ほど。コスパが良いですし、たくさんのスキルが身につくので、メリットが多いです。

続ける理由4:自分の考えを発信できる

ブログを続ける4つ目の理由は、自分の考えを発信できるからです。

ブログは自分が過去に悩んでいたことや、体験してきたことを自由に書くことができます。

過去に自分が悩んでいたことは、他の誰かも同じように悩んでいることが多いです。

ブログは、そんな過去の自分と同じ悩みを抱えている人のために、情報を発信できるのです。

もちろんそれだけではなく、趣味としてブログをやるのでもありだと思います。

たとえば、映画を見た感想とか、旅行にいった写真をまとめるとかですね。

自分の考えを発信することで、それを見た読者の悩みが解決したり共感してもらえたりすれば、素直に嬉しいですよね。

続ける理由5:楽しい

ブログを続ける5つ目の理由は、シンプルに楽しいからです。

Web上に自分の資産をストックしていくことで、アクセス数や収益が増えていきます。

言うならば、ゲームでレベル上げをしている感覚に近いかもしれません。

たとえばポケモンなら、最初は草むらのコラッタを倒すので精一杯ですが、レベルを上げていけば四天王にも挑むことができますよね。

ブログも同じで最初はアクセスがなかなか伸びづらいですが、記事という資産を積み上げていくことで、徐々にアクセスや収益が増えていきます。

数字が伸びていくのは、シンプルに楽しいですし、何よりも自分の思考を言語化することで気持ちもスッキリしますね。

ブログは衰退はするがオワコンにはならない:まとめ

本記事の内容をまとめていきます。

まとめ

  • 5G到来による動画配信サイトの利用者増加
  • ブログはGoogleのアップデートに左右されやすい
  • ブログ以外の副業が増えてきているから
  • テキスト(ブログ文化)が終わる時代は来ない
  • 個人ブログを今から始めても全く遅くない

まだまだブログはオワコンではないです。

どんな業界にも「オワコン」という人は存在するので、他人の意見に左右されず、自分の頭で考えてみるのが良いですね。

以下では、ブログを10分で始める方法を解説していますので、これから始めたい方は参考にしてみてください。

以下では、すでにブログを始めた方向けに、アクセスを伸ばすためのSEO対策をまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

  • この記事を書いた人
shin

シン

フリーランスエンジニア。Java(SpringBoot)。Oracle認定Java Gold保有。全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト。SEO検定全級保有。プログラミング、エンジニア、SEO情報を発信。大阪在住