内部リンクはブログをある程度やっている方でも、どう貼れば良いのかがわからず、曖昧にしている方が多いです。
この記事をご覧いただければ、内部リンクの貼り方に困ることは無くなりますよ。
僕自身、現役でフリーランスブロガー兼プログラマーをやっています。SEO検定を全級保有していますので、それらの知見をもとに、最適な内部リンクの貼り方をご紹介します。
ブログのPV数の向上や上位表示を狙っているのであれば、ぜひ本記事でマスターしてみてください。
内部リンクとは
まずは、「内部リンクとは何か?」「ワードプレスで内部リンクを貼る方法」について解説します。
同一サイト内の記事同士を繋ぐリンク
内部リンクとは、同じブログ内の記事同士を繋ぐリンクのことを言います。

内部リンクは、読者の疑問点を解消するために貼るのが目的です。
たとえば、A記事の情報をみていたら、他の情報について気になり始めたとします。
そこでA記事にその情報が載っている記事の内部リンクを貼ることで、ユーザーが欲しい情報をすぐに提供できるようになります。
内部リンクをうまく貼ることで、ユーザー満足度があがります。
内部リンクの貼り方(WordPress)
ワードプレスで内部リンクを貼る方法を画像で解説します。
その①「記事タイトルごとそのままリンクとして表示」をする貼り方

- 上部メニューのリンクボタンをクリック
- 歯車マークをクリック
- リンクページを選ぶ
- リンク追加
- 完成
その②「すでに入力してある文字」への内部リンクの貼り方

- テキストを選択
- 上部メニューのリンクボタンをクリック
- リンクページを選ぶ
- リンク追加
- 完成
後ほど解説しますが、内部リンクはPV増加やドメインパワー向上にも効果があります。
ブログの内部リンクのSEO効果4つ
内部リンクによるSEO効果は下記の通り。
- 直帰率が低下する
- アクセス数の底上げができる
- クローラーが巡回しやすくなる
- 上位表示に有利になる
実は内部リンクはこんなにも多くのメリットがあるんです。
では順番に解説していきますね!
SEO効果①:直帰率が低下する
内部リンクを最適化することで、直帰率が低下します。
直帰率とは、ユーザーが記事を読みにきて、他のページを読まずに離脱する率のことです。
直帰率が下がる理由は、記事内にリンクがあることで、ユーザーがブログ内を回遊するからですね。
実際に内部リンクが貼ってあるページとそうでないページとでは、数字にも大きく差が出ます。

青色:内部リンクが張り巡らされてある記事(48.84%)
赤色:内部リンクを貼っていなかった記事(100%)
直帰率が高いということは、例えるならお客がショッピングモールに行き、あまり店を回らずに帰るのと同様です。
SEO効果②:アクセス数が底上げできる
内部リンクを貼ることで、ユーザーが記事内をぐるぐると回遊してくれます。
そのため、アクセス数の底上げが可能です。
- 内部リンクなしの記事:合計1PV獲得
- 内部リンクありの記事:合計3PV獲得
体感ですが、素で10万PVあるなら、内部リンクを最適化すれば20万~30万PVくらいにはなるかなと。
とはいえ、内部リンクはPV数向上が目的ではなく、あくまで「読者のために貼るもの」ということをお忘れなく。
SEO効果③:クローラーが巡回しやすくなる
内部リンクを貼ることで、Googleクローラーが巡回しやすくなります。

クローラーはリンクを辿って記事を見に行っているので、リンクがあると記事を見つけてもらいやすくなるのです。
読者にもクローラーにも優しいサイトを作ろうと思うと、内部リンクはあった方がよいですね。
SEO効果④:上位表示に有利になる
内部リンクがあることで上位表示に有利になります。
これまでお伝えした
- 直帰率が低下する
- アクセス数が増加する
- クローラーが巡回しやすくなる
上記の3つの要素があることで、Googleからも評価されやすく、それぞれの記事が上位表示されやすくなるのです。
上位表示されるとアクセス数もさらに増加するので、ドメインパワーの向上も期待できます。
内部リンクが最適化する貼り方|コツ5つ
内部リンクを最適化させるには、下記5つのポイントを意識して頂ければ良いです。
- 読者の疑問が出るところに貼る
- SEOキーワードを入れる
- リンク構造を意識する
- 上位を狙う記事にリンクを集める
- 収益記事のリンクを最後に貼る
詳しく解説していきます!
貼り方①:読者の疑問が出るところに貼る
読者は記事を読んでいると、疑問が発生することがあります。
そのタイミングで内部リンクを置いておくことで、読者の疑問を解消する手助けができます。
具体例を上げますね。

上記画像の内容は、1文目で「ペルソナ」というワードがありますが、読者からすると「ペルソナってなんぞや?」と疑問を感じる方もいると思います。
そこで「ペルソナを解説した記事」の内部リンクを設置しておくことで、疑問点をすぐに解消することができるのです。
貼り方②:SEOキーワードを入れる
内部リンクのテキストは書き方があります。結論、「SEOキーワードを含める」ことが重要です。
たとえばリンク先の記事タイトルが「ブログの書き方」であれば、「ブログ 書き方」というキーワードを含めるということです。
よくない例としては、「〇〇はこちら」といったリンクですね。

「こちら」だと、キーワードが入っていないので、Googleクローラーが認識しにくいです。なので、SEO的にプラスにはなりません。
内部リンクは、「その記事タイトルで狙っているキーワードを入れる」と覚えておくと良いですね。
キーワードの具体的な入れ方は、以下でまとめています。
貼り方③:内部リンク構造を意識する
内部リンクは構造を意識するとSEOにも強くなりやすいです。

イメージとしては上記の通り。
ポイントは「記事を孤立させない」と覚えると良いですね。
関連性のあるページ同士を相互でリンクするとクローラーも巡回しやすくなり、結果的にサイト全体の評価UPが期待できます。
内部リンクは関連性のあるページ同士でリンクしましょう。関連性のないページを張ると逆に評価がさがりやすいです。
貼り方④:上位を狙う記事にリンクを集める
内部リンクが多く集まっているページは、Googleが重要なページと認識します。
そのため、上位を狙う記事にリンクを集中させると、ページの評価が上がりやすくなります。

たとえば、月間検索回数が多いキーワードを狙っている記事や、収益性の高い記事にアクセスを流したいときに効果的です。
- 記事Aの月間検索回数:1,000~10,000
- 記事Bの月間検索回数:100~1,000
- 記事Cの月間検索回数:100~1,000
上記を例にすると、検索回数の多い記事Aを上位表示させたいのであれば、記事BとCからAにリンクすると良いですね。
貼り方⑤:収益記事のリンクを最後に貼る
記事の最後の内部リンクは、クリック率が高い傾向にあります。
読者が記事を読み終えてひと段落するタイミングだからですね。
そこにキラーページ(収益性の高い記事)のリンクを設置しておくことで、収益の増加につながります。
まだキラーページを作っていない方は、1記事でいいので優先して作成してみてください。
内部リンクの注意点
内部リンクの注意点についても解説します。結論、以下に注意しましょう。
- 関連性のないページには貼らない
- リンク切れを放置しない
- 新規記事へのリンクを忘れずに
- 同じ記事へのリンクは多すぎないように
どれもSEOにおいて重要なことなので、順にみていきましょう!
注意点①:関連性のないページには貼らない
関連性のないページ同士を内部リンクで繋ぐのはNGです。
理由は、ユーザビリティ低下につながるからですね。
たとえば、ラーメン屋にいってお寿司を出されても困ると思います。
それと同じで、関連性のないページへはリンクは貼らないようにしましょう。
上位を狙いたいからといって、関連性のないページから無理矢理リンクを送ったとしても、逆効果なのでやめておきましょう。
注意点②:リンク切れを放置しない
内部リンク切れはSEOでマイナス評価につながります。
記事をリライトしたり、削除したりすると、よくリンク切れを起こしやすいので注意です。
内部リンクがきれているかどうかは、リンクチェッカーで確認できますので、時々確認するようにしましょう。
注意点③:新規記事へのリンクを忘れずに
新規記事を公開した後、過去記事から公開した記事へリンクを送るようにしましょう。
先延ばしにすると忘れがちになるので、公開後すぐにやると良いですね。
関連性のある過去のページに、新規記事のリンクを張りましょう。
注意点④:同じ記事へのリンクは多すぎないように
内部リンクは多すぎるのもかえってよくないです。
具体的にいくつ以上という例はないのですが、明らかにページ評価UPのみを狙った不自然なリンクはNGですね。
個人的にですが、同一記事の内部リンクは、1ページで多くても3つくらいまでにしています。
同じページのリンクをあまり連続して貼ってしまうと、読者からも嫌がられます。
記事の「上・中・下」に貼るなど、バランスよくしましょう。
ブログの内部リンクの貼り方とSEO効果:まとめ
内部リンクの貼り方とSEO効果:まとめ
- 内部リンクは関連するページ同士を繋ぐと効果的
- 上位を狙う関連記事にリンクを集める
- 構造を意識した内部リンクを貼る
- リンク切れには注意する
- 新規記事へのリンクは忘れずに
内部リンクを貼れていないページがある場合は、今からでも良いので貼るようにしてみてください。
内部リンクを最適化し、ユーザーとGoogle両方から評価されるサイトづくりを目指しましょう。
またSEOで上位表示が狙える記事の書き方については、以下でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。