内部リンクの貼り方とSEO効果を最適化する5つのコツ

2021年5月30日

内部リンクの貼り方とSEO効果を最適化するコツ
shin

シン

フリーランスエンジニア。Java(SpringBoot)。Oracle認定Java Gold保有。全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト。SEO検定全級保有。プログラミング、エンジニア、SEO情報を発信。大阪在住

内部リンクはブログをある程度やっている方でも、どう貼れば良いのかがわからず、曖昧にしている方が多いです。

この記事をご覧いただければ、内部リンクの貼り方に困ることは無くなりますよ。

僕自身、現役でフリーランスブロガー兼プログラマーをやっています。SEO検定を全級保有していますので、それらの知見をもとに、最適な内部リンクの貼り方をご紹介します。

ブログのPV数の向上や上位表示を狙っているのであれば、ぜひ本記事でマスターしてみてください。

内部リンクとは

まずは、「内部リンクとは何か?」「ワードプレスで内部リンクを貼る方法」について解説します。

同一サイト内の記事同士を繋ぐリンク

内部リンクとは、同じブログ内の記事同士を繋ぐリンクのことを言います。

内部リンクとは

内部リンクは、読者の疑問点を解消するために貼るのが目的です。

たとえば、A記事の情報をみていたら、他の情報について気になり始めたとします。

そこでA記事にその情報が載っている記事の内部リンクを貼ることで、ユーザーが欲しい情報をすぐに提供できるようになります。

内部リンクをうまく貼ることで、ユーザー満足度があがります。

内部リンクの貼り方(WordPress)

ワードプレスで内部リンクを貼る方法を画像で解説します。

その①「記事タイトルごとそのままリンクとして表示」をする貼り方

内部リンクの貼り方・タイトルの文字ごと表示する方法
  • 上部メニューのリンクボタンをクリック
  • 歯車マークをクリック
  • リンクページを選ぶ
  • リンク追加
  • 完成

その②「すでに入力してある文字」への内部リンクの貼り方

内部リンクの貼り方・既存文字へのリンク
  • テキストを選択
  • 上部メニューのリンクボタンをクリック
  • リンクページを選ぶ
  • リンク追加
  • 完成

後ほど解説しますが、内部リンクはPV増加やドメインパワー向上にも効果があります。

ブログの内部リンクのSEO効果4つ

内部リンクによるSEO効果は下記の通り。

  • 直帰率が低下する
  • アクセス数の底上げができる
  • クローラーが巡回しやすくなる
  • 上位表示に有利になる

実は内部リンクはこんなにも多くのメリットがあるんです。

では順番に解説していきますね!

SEO効果①:直帰率が低下する

内部リンクを最適化することで、直帰率が低下します。

直帰率とは、ユーザーが記事を読みにきて、他のページを読まずに離脱する率のことです。

直帰率が下がる理由は、記事内にリンクがあることで、ユーザーがブログ内を回遊するからですね。

実際に内部リンクが貼ってあるページとそうでないページとでは、数字にも大きく差が出ます。

青色:内部リンクが張り巡らされてある記事(48.84%)

赤色:内部リンクを貼っていなかった記事(100%)

直帰率が高いということは、例えるならお客がショッピングモールに行き、あまり店を回らずに帰るのと同様です。

SEO効果②:アクセス数が底上げできる

内部リンクを貼ることで、ユーザーが記事内をぐるぐると回遊してくれます。

そのため、アクセス数の底上げが可能です。

  • 内部リンクなしの記事:合計1PV獲得
  • 内部リンクありの記事:合計3PV獲得

体感ですが、素で10万PVあるなら、内部リンクを最適化すれば20万~30万PVくらいにはなるかなと。

とはいえ、内部リンクはPV数向上が目的ではなく、あくまで「読者のために貼るもの」ということをお忘れなく。

SEO効果③:クローラーが巡回しやすくなる

内部リンクを貼ることで、Googleクローラーが巡回しやすくなります。

クローラー
クローラー巡回イメージ図

クローラーはリンクを辿って記事を見に行っているので、リンクがあると記事を見つけてもらいやすくなるのです。

読者にもクローラーにも優しいサイトを作ろうと思うと、内部リンクはあった方がよいですね。

SEO効果④:上位表示に有利になる

内部リンクがあることで上位表示に有利になります。

これまでお伝えした

  • 直帰率が低下する
  • アクセス数が増加する
  • クローラーが巡回しやすくなる

上記の3つの要素があることで、Googleからも評価されやすく、それぞれの記事が上位表示されやすくなるのです。

上位表示されるとアクセス数もさらに増加するので、ドメインパワーの向上も期待できます。

内部リンクが最適化する貼り方|コツ5つ

内部リンクを最適化させるには、下記5つのポイントを意識して頂ければ良いです。

  • 読者の疑問が出るところに貼る
  • SEOキーワードを入れる
  • リンク構造を意識する
  • 上位を狙う記事にリンクを集める
  • 収益記事のリンクを最後に貼る

詳しく解説していきます!

貼り方①:読者の疑問が出るところに貼る

読者は記事を読んでいると、疑問が発生することがあります。

そのタイミングで内部リンクを置いておくことで、読者の疑問を解消する手助けができます。

具体例を上げますね。

内部リンク設置の例
当ブログ記事「タイトルの付け方」の一部内容

上記画像の内容は、1文目で「ペルソナ」というワードがありますが、読者からすると「ペルソナってなんぞや?」と疑問を感じる方もいると思います。

そこで「ペルソナを解説した記事」の内部リンクを設置しておくことで、疑問点をすぐに解消することができるのです。

貼り方②:SEOキーワードを入れる

内部リンクのテキストは書き方があります。結論、「SEOキーワードを含める」ことが重要です。

たとえばリンク先の記事タイトルが「ブログの書き方」であれば、「ブログ 書き方」というキーワードを含めるということです。

よくない例としては、「〇〇はこちら」といったリンクですね。

内部リンク良い例と悪い例

「こちら」だと、キーワードが入っていないので、Googleクローラーが認識しにくいです。なので、SEO的にプラスにはなりません。

内部リンクは、「その記事タイトルで狙っているキーワードを入れる」と覚えておくと良いですね。

キーワードの具体的な入れ方は、以下でまとめています。

貼り方③:内部リンク構造を意識する

内部リンクは構造を意識するとSEOにも強くなりやすいです。

内部リンク構造
内部リンク構造イメージ図

イメージとしては上記の通り。

ポイントは「記事を孤立させない」と覚えると良いですね。

関連性のあるページ同士を相互でリンクするとクローラーも巡回しやすくなり、結果的にサイト全体の評価UPが期待できます。

内部リンクは関連性のあるページ同士でリンクしましょう。関連性のないページを張ると逆に評価がさがりやすいです。

貼り方④:上位を狙う記事にリンクを集める

内部リンクが多く集まっているページは、Googleが重要なページと認識します。

そのため、上位を狙う記事にリンクを集中させると、ページの評価が上がりやすくなります。

上位記事への内部リンク

たとえば、月間検索回数が多いキーワードを狙っている記事や、収益性の高い記事にアクセスを流したいときに効果的です。

  • 記事Aの月間検索回数:1,000~10,000
  • 記事Bの月間検索回数:100~1,000
  • 記事Cの月間検索回数:100~1,000

上記を例にすると、検索回数の多い記事Aを上位表示させたいのであれば、記事BとCからAにリンクすると良いですね。

貼り方⑤:収益記事のリンクを最後に貼る

記事の最後の内部リンクは、クリック率が高い傾向にあります。

読者が記事を読み終えてひと段落するタイミングだからですね。

そこにキラーページ(収益性の高い記事)のリンクを設置しておくことで、収益の増加につながります。

まだキラーページを作っていない方は、1記事でいいので優先して作成してみてください。

内部リンクの注意点

内部リンクの注意点についても解説します。結論、以下に注意しましょう。

  1. 関連性のないページには貼らない
  2. リンク切れを放置しない
  3. 新規記事へのリンクを忘れずに
  4. 同じ記事へのリンクは多すぎないように

どれもSEOにおいて重要なことなので、順にみていきましょう!

注意点①:関連性のないページには貼らない

関連性のないページ同士を内部リンクで繋ぐのはNGです。

理由は、ユーザビリティ低下につながるからですね。

たとえば、ラーメン屋にいってお寿司を出されても困ると思います。

それと同じで、関連性のないページへはリンクは貼らないようにしましょう。

上位を狙いたいからといって、関連性のないページから無理矢理リンクを送ったとしても、逆効果なのでやめておきましょう。

注意点②:リンク切れを放置しない

内部リンク切れはSEOでマイナス評価につながります。

記事をリライトしたり、削除したりすると、よくリンク切れを起こしやすいので注意です。

内部リンクがきれているかどうかは、リンクチェッカーで確認できますので、時々確認するようにしましょう。

注意点③:新規記事へのリンクを忘れずに

新規記事を公開した後、過去記事から公開した記事へリンクを送るようにしましょう。

先延ばしにすると忘れがちになるので、公開後すぐにやると良いですね。

関連性のある過去のページに、新規記事のリンクを張りましょう。

注意点④:同じ記事へのリンクは多すぎないように

内部リンクは多すぎるのもかえってよくないです。

具体的にいくつ以上という例はないのですが、明らかにページ評価UPのみを狙った不自然なリンクはNGですね。

個人的にですが、同一記事の内部リンクは、1ページで多くても3つくらいまでにしています。

同じページのリンクをあまり連続して貼ってしまうと、読者からも嫌がられます。

記事の「上・中・下」に貼るなど、バランスよくしましょう。

ブログの内部リンクの貼り方とSEO効果:まとめ

内部リンクの貼り方とSEO効果:まとめ

  • 内部リンクは関連するページ同士を繋ぐと効果的
  • 上位を狙う関連記事にリンクを集める
  • 構造を意識した内部リンクを貼る
  • リンク切れには注意する
  • 新規記事へのリンクは忘れずに

内部リンクを貼れていないページがある場合は、今からでも良いので貼るようにしてみてください。

内部リンクを最適化し、ユーザーとGoogle両方から評価されるサイトづくりを目指しましょう。

またSEOで上位表示が狙える記事の書き方については、以下でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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フリーランスエンジニア。Java(SpringBoot)。Oracle認定Java Gold保有。全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト。SEO検定全級保有。プログラミング、エンジニア、SEO情報を発信。大阪在住