「ブログ記事のリライトは、具体的にどうすれば良いの?ただ文章を書き直すだけではダメ?」
こんなお悩みにお答えします。
SEOで検索順位をあげるには、リライトが必要です。とはいえ、リライトはただ文章を少し書き直したり、マーカーを引き直すだけでは効果が発揮されません。
僕自身、過去に闇雲にリライトをして、記事が順位圏外に落ちた経験があります。リライトはやり方を間違えると、順位が上がるどころか、大幅に落ちてしまうこともあるのです。
しかし、そこからリライトのやり方を学び、実際に色々と検証した結果、24日で50位圏外から6位まで上昇させることもできました。
実際に順位が上がった記事はたくさんありますが、一部例をあげますね。
リライト前(2021/5/1時点:50位圏外)

リライト後(2021/5/26時点:6位)

順位圏外でもこれからお伝えする方法を実践すれば、上位にあげることは可能です。
今回は「ブログ記事のリライト方法」について、徹底解説していきます。
この記事をお読みいただければ、もうリライトで困ることはなくなりますよ。
記事の後半ではコツや注意点も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブログ記事はリライトが超重要です!
まずリライトとの意味と、実施する理由をみていきましょう。
リライトとは、過去記事の修正
ブログのリライトとは、過去に執筆した記事を修正することをいいます。
修正は少しだけやる場合もあれば、新規記事を作る勢いで大幅に行うこともあります。
情報は常に最新を保つためにも、追記や削除をする必要があるのです。
リライトをする理由
リライトは、より良質な記事にするために行います。
良質な記事はGoogleからの評価もあがり、検索上位表示がしやすくなります。
特に今の時代は情報の移り変わりが激しいので、古い情報のままだと低品質だとみなされやすいです。
記事の更新を行うことで、Googleからの評価も向上しやすくなります。なのでリライトは必須です。
正しくリライトをすれば、検索順位を一気に上げることも可能ですよ。
ブログ記事のSEOリライトの方法
リライトのやり方は以下の7STEPで行うと効果的です。
- 対象記事を選ぶ
- 検索クエリを確認
- 検索クエリを元に対策
- ライバル記事と比較
- 情報の追記or削除
- 内部リンクの見直し
- 文章チェック
順番に解説していきますね!
STEP①:対象記事を選ぶ
まずはリライトをする記事を選びましょう。記事公開から1ヶ月が過ぎている記事が良いですね。
なぜなら、記事は公開後すぐに上位表示されることもありますが、大半は1ヶ月以上かかる場合が多いからです。
なので、リライトをするなら公開から1ヶ月以上経っている記事にしましょう。
STEP②:検索クエリを確認する
リライトする記事が決まったら、Googleサーチコンソールで検索クエリを確認しましょう。
検索クエリとは、ユーザーが実際に検索しているキーワードのことです。
実際に当サイトの記事を例に、サーチコンソールを使ってのリライト方法を解説します。
まずサーチコンソールを開き「検索パフォーマンス→+新規→ページ」の順に進んでいきます。

次に、リライト対象の記事URLを貼り付け、適用をクリックします。

すると、下記のような画面が表示されます。

- 上位のクエリ:読者が検索したキーワード
- クリック数:記事がクリックされた回数
- 表示回数:検索結果画面で表示された回数
3番目の「表示回数」が多いキーワードは、アクセス数の増加が期待できます。なぜなら検索結果で表示された回数が多いからです。
表示回数が多いキーワード
- 「ブログ ジャンル 一覧」:244回
- 「ブログ ジャンル 決め方」:240回
- 「ブログ ジャンル 選び方」:132回
サーチコンソールを使えば、読者が知りたいキーワードや、狙ったキーワードで流入があるのかどうかがわかります。
ちなみに検索結果で記事が一度も表示されたことがなければ、クエリが出ることはありません。

たとえば、順位が圏外だと、検索結果に表示されないので、サーチコンソール上でデータがないということです。
この場合は検索クエリを元にリライトできません。なのでSTEP④以降で解説する、上位記事と比較しながらリライトをしていきましょう。
STEP③:検索クエリをもとに対策をする
今回僕が狙っていたキーワードは、「ブログ ジャンル 一覧」で狙い通りの流入がありました。
ただユーザーは「決め方」「選び方」というキーワードでも検索していることが判明しましたね。これは想定外でしたが、これらの関連キーワードも使えばアクセスアップが狙えそうです。
これらの関連キーワードは下記の通りに対策すればOKです。
対策方法
- 見出し2に追記する
- タイトルに追記する
- 別記事を作成する
上記の3つ目の「別記事を作成する」パターンは、メインで狙っているキーワードと関連性がない場合ですね。
検索クエリ(例) | 読者ニーズ |
ブログ ジャンル 一覧 | ブログのジャンルを一覧で見たい人 |
ブログ 書き方 | ブログの書き方が知りたい人 |
たとえば上記の「ブログ 書き方」は「ブログ ジャンル 一覧」と関連性がないですよね。
サーチコンソールを見て、狙うキーワードと関連性のないキーワードがあった場合は、別記事を作成する方が良いです。

- 「ブログ ジャンル 一覧」
- 「ブログ ジャンル 決め方」
- 「ブログ ジャンル 選び方」
今回発見した上記のキーワードは、どれも「ブログのジャンル」に関連しますし、検索意図も近そうですよね。なので関連性があるキーワードといえます。
関連キーワードは「記事タイトル」「見出し」に追記しましょう。タイトルに入り切らない場合は、「見出し」のみに追記でもOKです。
今回はタイトルと見出し両方に追記しました。
タイトル変更前 | 【ブログジャンル一覧】アクセス数の多いジャンルや稼げないネタ |
タイトル変更後 | ブログジャンル一覧|決め方や選び方も解説【稼げないネタ有り】 |
関連性があるキーワードは見出しなどに追加して、情報量を増やすことで、SEOで効果が発揮されるケースがあります。
STEP④:上位の記事と比較する
リライト時は基本的に狙っているキーワードで検索をし、上位10サイトと自分の記事を比較しましょう。日にちが経つと、情報の鮮度や上位記事のサイトが入れ替わっている可能性があります。
上位記事と比較する際は「自身の記事と上位記事との差は何か?」という視点で確認してみてください。
また、上位記事は全てを読み込む必要はありません。見出しをみて「どんな情報が書かれているのか」を確認する程度でOKです。
なぜその記事が上位に上がっているのか?と考えると、自分の記事に足りないものが見えてきやすいです。
STEP⑤:情報の追記or削除をする
Googleサーチコンソールで確認した「検索クエリ」のキーワードと、上位記事を分析した内容を元に、情報の追記or削除を行います。
もしサーチコンソールで検索クエリのデータがなかった場合は、上位記事と比較してリライトしましょう。
リライトをする際には、あなたが足りないと思う情報は見出しに追記し、無駄だと思う情報は削除しましょう。
情報を追記すべきか削除すべきかは、あなたが狙うキーワードで「想定読者の立場に立って考える」と見えてきます。
また、情報の追記を行う際は、必ず自分の言葉で書く様にしましょう。コピペはGoogleから低評価を与えられるのでNGです。
情報は多ければ良いというものではないです。不要な情報は減らすこともリライトのコツです。
STEP⑥:内部リンクを見直す
リライト時に内部リンクを見直しましょう。
内部リンクを見直す方法
- 内部リンク切れはないか
- 内部リンクを貼れるところはないか
- 他の記事からリライト記事へ内部リンクを貼れないか
ちなみに内部リンクの効果は下記の通りです。
- SEO評価が上がりやすい
- ユーザーが知りたいところに貼るとPVが上がる
- ユーザー満足度が上がる
- 上位表示しやすくなる
他の記事からリライトする記事へ内部リンクが貼れないかも確認しましょう。
内部リンクの貼り方に関しては下記記事を参考にどうぞ。
STEP⑦:文章チェック
最終的に記事が読みやすいかどうか、スマホで2回ほど読んでチェックしてみましょう。
読みやすい文章は滞在時間を伸ばし、上位表示に有利になります。
- 誤字脱字はないか
- 1文は長くないか
- 言い回しは不自然でないか
- 結論はわかりやすいか
- キーワードは入っているか
- 文字装飾は行えているか
- 段落で行間を開けて見やすくしているか
- 画像は適切に貼られているか
文章チェックができたら、Googleサーチコンソールで「インデックス再リクエスト」をしてください。
1ヶ月後にも順位チェックをして、上がってなければ再度リライトを検討しましょう。この繰り返しで上位表示を狙います。
以下では、ブログで読みやすい文章の書き方を解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
ブログのリライトのタイミングとコツ
リライトのタイミングとコツについてもお伝えしていきますね。
リライトのタイミング
リライトはタイミングよく行いましょう。
記事公開から1ヶ月以上経過しているもので、下記のように優先順位を決めて行うと良いです。
順位 | 優先度 | 解説 |
圏外 | 低 | GoogleからSEOの評価がされていない可能性が高い。記事公開から2〜3ヶ月ほど様子を見て順位が上がらなければリライト。 |
50位〜21位 | 中 | ある程度SEO評価がされているかも。余裕があればリライト。 |
20位〜11位 | 高 | あともう一歩で1ページ目に入れる。記事公開から1ヶ月経過しているならリライト。 |
10位〜4位 | 中 | あともう少しでTOP3に入れる。上位記事と比較しつつ、慎重にリライト。 |
3位〜2位 | 小 | TOP3なので、優先度は低い。余力があれば慎重にリライトをする。被リンク対策なども行いつつ上位を狙う。 |
1位 | 小 | 基本放置でOKだが、順位が下がらないよう下位の記事をチェックしつつ、必要に応じてリライトする。 |
20位〜11位の記事は最優先。その次に50位〜21位ですね。
ちなみに3位〜2位の記事は、すでに上位取れているので、無理にリライトはしなくても良いです。
記事構成を見直す
リライト時に記事構成を一度見直してみましょう。
おすすめの構成は下記の通り。
- 前提知識:情報を知る前に必要な前提知識
- 顕在ニーズ:読者が求めている答え
- 潜在ニーズ:読者が自分で気づいていないけど知りたい情報
この記事を例にすると。

こんなイメージですね。
読者が知りたい情報を自然な流れで提供することで、記事が読まれ滞在時間が伸びやすくなります。
ちなみに50位圏外の記事は、コンテンツの質を1から見直す必要があります。
以下で解説しているブログ記事構成の通りになっているか、確認してみてください。
繰り返しリライトする
リライトはうまくやれば1回でも効果は発揮しますが、なかなかうまくいかない場合は、繰り返し行いましょう。
記事公開→1ヶ月経過(順位チェック)→リライト→1ヶ月経過(順位チェック)→リライト
上記のループですね。
ちなみにランクトラッカーというキーワード検索順位ツールを使えば、ブログ内の全キーワードの検索順位を一発で確認できます。
ブログのリライトの注意点
リライト時の注意点について解説します。
最初は新規記事が優先
リライトよりもまずは新規記事を優先しましょう。特にブログ開設から3ヶ月未満の場合は新規を優先すべきです。
開設期間が短いと、そもそもGoogleからの評価も低いので、リライトの効果が発揮しにくいからですね。
記事数が100記事未満の場合もなるべく新規を優先しましょう。
リライトはSEOで重要な対策ですが、そもそもコンテンツ(記事)がなければ効果を発揮しにくいです。最初は新規記事を優先しましょう。
なんとなくで修正しない
リライトはなんとなくでやると、順位低下になることがあります。
たとえば、検索順位を上げたいからといって、更新日だけを最新の日付にするなどは無意味です。
また、一文を少し書き直したり、マーカーを引き直すなどもSEOではあまり効果はありません。もちろん見やすさは重要なので、そういった目的があれば実施しても良いです。
ただ目的も無しになんとなくリライトするのは、時間がもったいないですね。
リライトをするなら、「渾身のリライト」で上位表示を狙いましょう。この記事で解説した内容をもとにやってみてください。
リライトする理由を明確に
リライトをなぜするのかを明確にしましょう。
たとえば下記の理由が一般的かと思われます。
- 検索順位を上げてPVを増やしたい
- アフィリエイト成約率をあげたい
- 古い情報を最新に更新したい
- 見やすい文章に書き直したい
多くの人は検索順位をあげたいというのが理由でしょう。
ただそれ以外でも、読みやすい文章に書き直したいなど、目的があるならリライトをしても良いですね。
ブログ記事のリライト方法:まとめ
ブログ記事のリライト方法
- STEP①対象記事を選ぶ
- STEP②検索クエリを確認する
- STEP③検索クエリをもとに対策をする
- STEP④ライバル記事と比較する
- STEP⑤情報の追記or削除をする
- STEP⑥内部リンクを見直す
- STEP⑦文章チェック
リライトはやる理由を明確にしつつ、タイミングよく、そして繰り返し行いましょう。
以下では、ブログのアクセスを伸ばすためのSEO対策についてまとめていますので、あわせて読んでみてください。