ブログのSEO競合分析のやり方は?ライバルチェック方法を解説

ブログの競合分析ってどうやればいいの?SEOで上位表示したいのだけど、具体的な分析の方法を教えて欲しい。
こんなお悩みに答えします。
本記事で解説する「競合分析のやり方」を読めば、ライバルサイトの正しい分析方法、検索順位とアクセス数をアップする方法がわかりますよ。

僕自身、現役のフリーランスブロガー兼プログラマーです。SEO検定を全級保有しており、SEOに関する記事も数十本作成しております。それらの知見をもとに解説しますね。
記事の後半では、「弱いブログでも上位表示させるコツ」についても解説しました。
ぜひ最後までご覧いただき、ブログ集客を成功させ、売り上げをアップさせましょう!

ブログで競合分析(ライバルチェック)をするメリット
競合分析をするメリットは、以下の通りです。
- 上位表示が狙えるかを事前に確認できる
- 差別化できる
上記の通りです。競合が強すぎると、キーワードで上位表示ができず、アクセスが来ないことがあります。競合分析をすることで、「事前に避ける」という手段も取れるのです。
また、競合サイトと別の切り口で情報を書いたりすることもできるため、独自性を高めやすくなります。
ブログのSEO競合分析(ライバルチェック)方法
競合分析の方法について解説していきます。以下の流れで見ていきましょう。
- 上位10サイトを確認
- 企業サイトで独占されていないか
- タイトルにキーワードが含まれているか
- 読者の悩みを解決できているか
- 情報に過不足はないか
- わかりやすく解説されているか
競合分析1:上位10サイトを確認
まずは狙うキーワードでGoogle検索を行い、検索結果の1ページ目の上位10サイトを確認します。上位表示されている記事は、「読者が求めている情報」が書かれている可能性が高いです。つまり、Googleから評価されている可能性が高いですね。
上位サイトを分析する際は、「なぜ、この記事が上位表示されているのか?」という視点で確認するのがポイントです。
その上で「自分ならどうすれば上位記事よりも質の高い記事が書けるか?」を考えつつ、記事作成すると良いですよ。
競合分析2:企業サイトで独占されていないか
上位1ページが企業サイトで独占されていないかを確認しましょう。企業サイトはドメインパワー(ブログのレベル)が強く、個人ブログで戦っても勝率が低いです。
例えば、開設したての個人ブログが勝てる見込みは、ほぼありません。とはいえ、企業サイトでも読者の悩みが解決できていなければ、いずれ順位は下がるはずです。
なので、きちんと記事内容を確認した上で、「自分ならもっと良い記事が書ける」というのであれば参入してもOKです。企業サイトと個人ブログの見分け方は、サイトの中身やURLなどを見て判断しましょう。
競合分析3:タイトルに狙うキーワードが含まれているか
競合サイトの記事タイトルに、狙うキーワードが含まれているかを確認しましょう。キーワードが含まれていないと、読者の検索意図を満たしていない可能性があるからです。
たとえば下記の画像をご覧ください。

狙うキーワードが「マイペースな人 仕事遅い」ですが、上位3サイトに「マイペースな人」というキーワードが入っていません。Googleはtitleタグ(タイトル)のキーワードを重要視しています。このキーワードで記事を書けば、上位が狙えるかもしれません。
ただ、タイトルにキーワードがないからといって、参入するかどうかを決めるのはまだ早いです。競合サイトの記事内容をみて、「マイペースな人 仕事遅い」で検索する人の「ニーズが満たせていそうか」も確認しましょう。
ニーズが満たせていそうかどうかを見分けるコツは、想定読者の立場に立って考えることです。読者は知りたいことが書かれていなければ、次のサイトを見にいきます。
- 上位サイトにキーワードが全て含まれていない
- 記事内容が読者のニーズを満たしていない
- 条件①と②がそろっていたら上位が狙える→参入
競合分析4:記事内容は読者の悩みを解決できているか
競合分析をする際は、記事内容も確認しましょう。ライバル記事のタイトルにキーワードが含まれていたとしても、タイトルと内容がずれている可能性があるからです。
例えば「ブログの始め方」が知りたいのに、「ブログの書き方」が書かれていたら、読者は離脱して次のブログを見にいきますよね。
この場合はあなたが「ブログの始め方」をわかりやすく書いてあげれば、アクセスが狙えます。タイトルにキーワードが含まれていたとしても、中身が伴っていないことはあります。
競合分析5:情報に過不足はないか
競合記事に、足りない情報や無駄な情報がないかもチェックしましょう。足りない情報があると読者は再検索しますし、無駄な情報があると離脱されやすいです。
読者の立場に立って「自分だったらこの情報が欲しいな」「この情報は無駄だな」という風に想像するとわかりやすいです。
競合分析6:内容はわかりやすく解説されているか
競合サイトの記事内容は、わかりやすく解説されているかを確認しましょう。読者の悩みを解決する答えが載っていたとしても、わかりにくければあまり意味がないからです。
たとえば、わかりにくい記事の例は以下の特徴があります。
- 誤字脱字が多い
- 専門用語が多い
- 段落がなくて読みにくい
- 無駄な情報が多い
- 前置きが長い
- 答えがどこかわかりにくい
上記の特徴がある記事は、読みにくいので、離脱される可能性が高いです。ですので、この場合も、あなたがわかりやすい記事を書いてあげれば良いですね。
わかりにくい記事は今は検索上位に上がっていたとしても、いずれ順位は下がる可能性は高いです。
競合分析7:ラッコキーワードで競合サイトの見出しを抽出する
無料のラッコキーワードを使えば競合サイトの見出しを一括で抽出できます。やり方は簡単で、まず「ラッコーキーワード」のサイトにアクセスをし、右上の新規登録をクリックします。

続いてメルアドを入力し登録を押しますと、認証の確認メールが届きますので、そちらに記載のURLから本登録を完了させましょう(2分でできます)

登録ができましたら、検索窓に狙うキーワードを打ち込みます。

左側にある「見出し抽出」を選択し、左側の下矢印マークを押すと、検索結果の上位サイトの見出しを見ることができます。


僕も競合分析の際は、ラッコキーワードを使っています。ぜひ活用してみてください。
ブログのSEO競合分析(ライバルチェック)【番外編】
ここからは、競合分析の番外編について解説していきます。
- 上位に無料ブログがいる場合
- Yahoo!知恵袋上位にいる場合
- 競合分析ツールを使う
その1:無料ブログが上位にいる場合
無料ブログが上位にいる場合は、参入するチャンスです。無料ブログとは以下の通り。
- Amebaブログ
- はてなブログ
- Seesaaブログ
- gooブログ
- livedoorブログ
- FC2ブログ
無料ブログはWordPressよりも、SEO対策が弱いですね。SEO対策が弱いということは、上位表示に有利な設定がされていないです。
WordPressは無料ブログに比べて、検索上位に上がりやすいようSEO対策がされているので、参入するチャンス。特に「アメブロ」や「はてなブログ」が上位10位以内にいたら、抜かしやすいです。
もし今無料ブログを使用されている方で、収益化を目指されているのであれば、WordPressでの開設をお勧めします。以下でWordPressブログの開設手順をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

その2:Yahoo!知恵袋が上位にいる場合
Yahoo!知恵袋が上位にいる場合も、参入するチャンスです。下記は「twitter dm フォロー外 拒否」と検索をしました。

5位に知恵袋がいますね。これは、読者の悩みを解決しているブログがあまりない為、検索エンジンが知恵袋を仕方なく上位にあげている可能性があるからです。
SEOの正解はGoogleしかわからないので、これが正しいとはいいきれません。ただ僕の経験上、知恵袋が上位にいるパターンで参入したら、上位が取れることが多かったです。10位以内に知恵袋がいて、さらに検索需要のあるキーワードなら、参入しても良いですね。
キーワード選定の具体的なやり方に関しては、下記記事を参考にどうぞ。

その3:競合分析ツールRankTrackerを使う
競合分析をする際は、ツールを使うのも一つの手段です。僕やその他のトップブロガーもよく使っているのが、キーワード順位チェックもできる「RankTracker」というツールです。
RankTrackerは、競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのかが分かります。自身のブログで狙っている全記事分のキーワードの順位が、一目でわかるメリットもあります。
詳しくは下記記事で紹介しておりますので、参考にしてみてください。

ブログ初心者が知っておくべき前提知識
競合分析の方法について解説してきました。ここでひとつお伝えしたいのが、競合分析をしたからといって、すぐに上位が取れるわけではありません。
以下の2点は、前提として知っておくと良いです。
- ブログは開設から間もない場合、すぐに上位表示はできない
- ドメインパワーが強くても、上位表示されない場合がある
ブログ開設から間もない場合はすぐに上位表示はできない
ブログ開設から4~6ヶ月未満の場合は、ドメインパワーが弱いので、上位表示されるのに時間がかかります。ポケモンで例えるなら、開設したての1ヶ月目はまだヒトカゲで、6ヶ月~1年くらいしてリザードンになる感じです。
そしてこのドメインパワーというのは、主に下記が関係しています。
- PV数
- 運営期間
- コンテンツの質
- 被リンク(他サイトからのリンク)
ただ、これはあくまで目安なので、ドメインパワーが弱くても記事の質が良ければ上位表示される場合もあります。
またPV数や運営期間は、自分でコントロールできません。今すぐにできることは、「コンテンツの質をあげること」のみです。
上位表示にはリライトが必要
先ほどとは反対に、ドメインパワーが強くても、上位表示されない場合もあります。ころころと上位ブログの順位が変わってたら、読者も混乱しますよね。そのため、ある程度上位表示には時間がかかります。
とはいえ、一度記事を書いて公開しただけでは、上位表示することは難しいです。目安として、記事公開後から1ヶ月しても上位に上がってこなければ、リライトを検討しましょう。
リライトのやり方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ブログのSEO競合分析(ライバルチェック)を駆使して上位表示を狙おう
- 上位10サイトを確認
- 企業サイトで独占されていないか
- タイトルに狙うキーワードが全て含まれているか
- 内容は読者の悩みを解決できているか
- 足りない情報や無駄な情報はないか
- 内容はわかりやすく解説されているか
- ラッコキーワードを使う
- 無料ブログが上位にいる場合はチャンス
- Yahoo!知恵袋が上位にいる場合もチャンス
- ブログ開設から間もない場合はすぐに上位表示はできない
- ドメインパワーが強くてもすぐに上位表示されない場合がある
覚えることが多いかもしれませんが、繰り返しこの記事を見返して、少しずつやってみてくださいね。
SEOに強いブログ記事構成の作り方については、以下の記事で解説しています。あわせて読んでみてください。
