20代後半のエンジニアだけど、いまからフリーランスエンジニアになるメリットって何があるのかな?若いうちはもっと正社員で経験を積んだ方が良い?
こんなお悩みにお答えします。
この記事で解説する「20代後半でフリーランスエンジニアになるメリット8選と独立の仕方」を読めば、若いうちにフリーランスエンジニアになるメリットが明確になり、具体的な独立の仕方も知ることができますよ。
実際、僕は28歳の時に未経験からエンジニアになり、29歳でフリーランスエンジニアになりました。実体験をもとにどこよりも詳しく解説しますね。
ではみていきましょう!
前提:20代後半のフリーランスエンジニアの割合と平均年収
そもそもフリーランスエンジニアは20代後半でどのくらいの割合いるのか気になりますよね。また、平均年収はどれくらいなのかも。
というわけで、まずは20代後半のフリーランスエンジニアの割合と平均年収を見てみましょう。
- フリーランスエンジニアの割合
- フリーランスエンジニア平均年収
割合
20代後半のフリーランスエンジニアの割合は以下の通り。
フリーランス登録者数No.1のレバテックのデータを見ると、フリーランスエンジニアが最も多いのは20代後半です。登録者数が多い年代トップ3を紹介します。
25~29歳…22.0%
引用元:レバテックフリーランス
20~24歳…16.6%
30~34歳…15.3%
上記はフリーランスエンジニア登録者数NO.1の「レバテックフリーランス」のデータによるものです。
ご覧の通り、20代は38%もいますね。20代後半だけでみても22%もいます。意外と20代後半が多いようです。
平均年収
20代後半のフリーランスエンジニアの平均年収を見てみましょう。
年齢 | フリーランス平均年収 | 正社員平均年収 |
25〜29歳 | 約700万円 | 約400万円 |
30〜34歳 | 約800万円 | 約500万円 |
35〜39歳 | 約800万円 | 約600万円 |
40〜44歳 | 約850万円 | 約650万円 |
45〜49歳 | 約900万円 | 約700万円 |
50〜54歳 | 約650万円 | 約700万円 |
55〜59歳 | 約600万円 | 約700万円 |
上記はフリーランスエージェントの「テクフリ」のデータを引用しています。
20代後半のフリーランスの平均年収を見ると、約700万円という結果が出ていますね。20代後半で平均年収700万は、控えめに言っても多いですよね。ちなみに僕自身は31歳で年収600万円を超えました。
上記のデータから見ても僕の体験をもとにしても、やはりフリーランスエンジニアは稼ぎやすい職業ということがわかります。
20代後半でフリーランスエンジニアに独立するメリット8選
では20代後半でフリーランスエンジニアになるメリットをご紹介します。
下記の8つが20代後半でフリーランスエンジニアに独立するメリットです。
- 若いうちに収入を最大化できる
- 若さを武器にできるのでライバルが少ない
- 働き方の自由度が高まる
- 年上エンジニアと同じ目線で会話できる
- 体力があり時間を作りやすいので副業に専念できる
- 若くて経済力を上げられるのでモテる
- 早い段階で日本の平均年収を上回れる可能性が高い
- 万が一うまくいかなくても会社員に戻りやすい
1.若いうちに収入を最大化できる
若いうちに収入を最大化できるのは、大きなメリットですね。
先述した通り、フリーランスエンジニアは20代後半の平均年収が約700万円という結果が出ています。
ではなぜ若いうちに収入をたくさん得ることがメリットなのでしょうか?答えは、早い段階でいろいろなことに自己投資できるからです。自己投資は早くすればするほど、残りの人生に好影響をあたえます。
たとえば僕は、フリーランスエンジニアになって以下のことに自己投資しました。
- 脱毛→髭剃りの頻度を減らし、時間の節約ができる
- 歯列矯正→見た目をよくして自己肯定感を高められる
- 都会の駅近に引越し→時間の節約ができる
- スキルアップのための投資→エンジニアとしてのスキルを磨き、より単価の高い案件に入れる
- ブログツールへの投資→ブログ収益を最大化できる
上記に投資した結果、時間や収入が増え、エンジニアとして効率よくスキルアップすることもできています。
僕は会社員エンジニア時代、月の給料が手取り17万円ほどでした。もしあのまま会社員を続けていたら、貯金が足りなくて上記のような投資はできなかったでしょう。
20代後半でフリーランスエンジニアになれば、収入を大幅にあげやすくなるので、自己投資もしやすくなるんです。
2.若さを武器にできるのでライバルが少ない
20代のフリーランスエンジニアの割合は、先述したレバテックフリーランスのデータによると、全体の38%ほどでしたよね。
ということは、残りの約62%は30歳以上ということになります。何が言いたいかというと、「20代後半なら若さを武器にできる」ため、フリーランス案件の面談にも受かりやすくなります。
たとえば、40代のエンジニアと20代後半のエンジニアなら、20代後半のエンジニアの方が面談においては有利です。
なぜなら20代後半の方が若くてエネルギーがありますし、企業から見たら将来性がありますよね。企業としてはフリーランスといえども、長期的に雇いたいケースは多々あります。
また、若い方が頭が柔らかい傾向にあり、人の意見も聞き入れやすいというメリットもあります。
そういった意味でも、20代後半の方が30代以上にくらべて差別化できるので、競合が少ないです。競合が少ない分、案件をみつけやすいです。
3.働き方の自由度が高まる
フリーランスエンジニアになれば働き方の自由度が高まります。
フリーランスは自分で案件を選べるので、働き方の自由度が高い案件を選ぶことができるからですね。
たとえば、20代後半で会社員として働いているとします。その会社は毎日残業があり、帰宅時間は20時や21時頃とします。そんな感じで毎日残業をしていては、趣味やプライベート、副業やその他にも何かチャレンジしたいことに時間がつかえませんよね。
でもフリーランスになって残業の少ない案件や、リモートワークができる案件を選ぶことで、時間が作れます。その空いた時間で自分のやりたいことに挑戦した方が、歳をとってから「あの時もっと遊んでおけばよかった」とか「働きすぎたな…」といった後悔をしなくてすみます。
4.年上エンジニアに偉そうにされにくい
20代後半の会社員エンジニアは、若さゆえにベテランエンジニアたちに偉そうにされるケースが多いです。
ですが、フリーランスエンジニアになれば、現場のベテランエンジニアに偉そうにされる度合いが下がります。
なぜなら、フリーランスは外部の人間だからですね。外部の人に偉そうにする人は体感だと少ないです。
もちろん中には外部だろうと関係なく偉そうに接してくるエンジニアはいます。でもそういったエンジニアは、僕が知る限りでは、年代関係なく誰に対してもそんな感じで偉そうに接しているような気がします。
5.体力があり時間を作りやすいので副業に専念できる
20代のフリーランスエンジニアなら、体力があって時間も作りやすいので、その分副業に専念できます。
副業をやるかどうかは個人の自由ですが、僕はすべてのフリーランスエンジニアは副業をやるべきだと思っています。
なぜなら収入源を1つ増やしておくことで、心が安定しますし、経済的にもより自由になりやすいからです。
フリーランスエンジニアになって残業の少ない案件に入り、空いた時間を副業に費やすことで、より稼げますよね。実際、僕はブログを運営しており、月に5万円ほどの広告収入を得られています。
フリーランスエンジニアで副業している人は他にもいます。僕のようにブログを運営していたり、とある人は案件を掛け持ちしたり。
このように、若いうちにフリーランスになることで、時間とお金を生み出しやすくなります。今頑張って収入を最大化しておけば、将来も安心できますからね。
6.若くて経済力を上げられるのでモテやすい
20代後半でフリーランスエンジニアになって収入を最大化すれば、異性からモテやすくなります。
理由としては、若さと経済力がある人の方が、恋愛市場では比較的に有利だからです。
たとえば、20代で年収600万円稼ぐのと40代で年収600万円稼ぐのとでは、明らかに20代で年収600万円稼いでいる人の方がモテるのはイメージできますよね。
少しだけ僕の例をだします。
僕は25歳くらいの時にマッチングアプリをやっていたのですが、その時は年収400万円のサラリーマンで、たしか1ヶ月で3人くらいからしか「いいね」は来ませんでした。
しかし、31歳でフリーランスエンジニアとして年収600万円になり、そこでもう一度マッチングアプリを始めた結果、開始から1ヶ月で150人ほどの女性から「いいね」をもらうことができました。
25歳で年収400万円よりも、31歳で年収600万円の時の方が、いいねの数が50倍くらい増えたんですよね。
このように、20代後半から30代前半など、ある程度若くて経済力があればマッチングアプリでもそこそこ人気になれる可能性が上がります。
できるだけ若いうちに収入を最大化しておくことで、恋愛面でも有利になりやすいです。
7.早い段階で日本の平均年収を上回れる可能性が高い
20代後半でフリーランスエンジニアになれば、早い段階で日本の平均年収を上回れる可能性が上がります。
国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年(令和4年)の平均年収は458万円で、対前年比2.7%増となっています。
引用元:オリックス銀行
上記の通りで、日本の令和4年度の平均年収は、458万円という結果が出ています。
早いうちにフリーランスエンジニアになって平均年収を上回っていた方が、自信もつきますし、単純に収入が多い方が生活面でも豊かになりますからね。
8.万が一うまくいかなくても会社員に戻りやすい
20代後半でフリーランスエンジニアに独立後、万が一仕事がうまくいかなかったとしても、正社員に戻りやすいメリットがあります。
なぜなら正社員は若い方が採用されやすいからですね。20代ではなくとも、エンジニアの時点で需要があるので、別に40代からでも実務経験さえあればおそらく正社員には戻れる可能性は全然あると思います。
ただ20代の方が戻りやすいのは明らかなので、若いうちに独立を経験しておく方が、リスクが少なくて済みます。
20代後半でフリーランスエンジニアになる際に抱えやすい不安
20代後半でフリーランスエンジニアになるにあたり、抱えやすい不安についても解説していきますね。
- 将来性はあるのか
- 健康保険や年金手続きはどうすればよいのか
- ポートフォリオがなくても独立できるのか
- 経験が浅くてもついていけるのか
- 退職の意向はいつどう伝えれば良いのか
順に見ていきましょう。
1.将来性はあるのか
フリーランスエンジニアに将来性はあるのかどうか、これはフリーランスエンジニアを目指す人は誰もが思うことではないでしょうか?
まず、未来のことは誰にもわからないので、この章でお伝えする内容はあくまで僕個人の見解にはなります。その上で、僕はフリーランスエンジニアは将来性があるとみています。
その理由は、IT市場は伸びていっていますし、いまのフリーランスエンジニアの平均年収から見ても、いきなり需要がなくなることは考えにくいからです。
AIによってエンジニアは将来オワコンになるのか
よく「AIが登場したことでエンジニアがオワコンになる」と主張する方がいますが、僕はそうは思いません。
確かにAIによってエンジニアの数は減るかもしれません。でも現状、AIが生成したプログラムのソースコードを使うには、結局のところ生身の人がコードを理解していなければ採用できません。
つまり、AIがいくら精度の高いソースコードを生成したとしても、プログラミング未経験の一般人では扱えないということです。このような状況ですので、エンジニアが完全にオワコンになるのはあまり考えにくいとみています。
仮にフリーランスエンジニアの需要がなくなる時代が来るのであれば、おそらく他の職業も需要がなくなっている可能性は高いのではないでしょうか。
まぁそんな予測できない未来に対して不安になる暇があるのなら、独立して早いうちに稼ぎ切った方がよくないですかね。
2.健康保険や年金手続きはどうすればよいのか
そもそもフリーランスになると健康保険や年金手続きはどうすれば良いのか疑問の方もいると思います。
結論として、役所に行けば国民健康保険と国民年金に切り替えてくれます。
なので、会社員を退職した後は、役所に行って切り替えの手続きをしてください。
3.ポートフォリオがなくても独立できるのか
フリーランスエンジニアになるために、ポートフォリオは不要です。
フリーランスエンジニアの企業面談では、スキルシートをもとに面談するからですね。
実際、僕は会社員エンジニアからフリーランスエンジニアに独立した際は、ポートフォリオはなかったです。それでもフリーランスに普通に独立できましたし、そもそもフリーランスエンジニアでポートフォリオ持っている人の方が少ない印象ですね。
もちろんポートフォリオはないよりはあった方が有利だと思いますが、現時点でない方は急いでまで作る必要はないかなと。
4.経験年数が浅くてもついていけるのか
世の中には、実務経験年数が浅いうちにフリーランスエンジニアになろうとする方がいます。過去の僕もエンジニア経験1年5ヶ月でフリーランスになったので、お気持ちはわかります。
結論として、実務経験は2年以上ないと、ついていけない可能性が高いので厳しいです。もちろん人によっては実務経験1年でもバリバリプログラミングができてフリーランスも余裕!って方もいると思います。
僕の場合、独立した手の頃はスキル不足だったので、当時の現場のエンジニアには迷惑をかけました。その時はプライベートの時間を削って必死にプログラミングの勉強をしていたので、独立後から6ヶ月くらいして徐々についていけるようにはなっていきました。
もし自身が経験年数が浅く、一人称で実務がこなせないスキルレベルである場合、まずは正社員エンジニアとして実務経験2年くらい積んでから独立した方が安定的です。
下記の記事で、フリーランスエンジニアになるために必要な経験年数とタイミングについて、より詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
5.退職の意向はいつどう伝えれば良いのか
現在会社員エンジニアの方で、フリーランスエンジニアなる際に会社に退職の意向をいつどういう風に伝えたらいいのかわからない方も多いと思います。
退職の意向はなるべく早めが良いのですが、早すぎてもその後気まずい状況になるので、ベストなタイミングをお伝えします。
タイミングとしては、「フリーランス案件が見つかりそう」まずはここが重要です。退職後に案件が見つからなかった場合、収入が止まりますからね。
フリーランスの案件探しは、基本的にフリーランスエージェントに相談すれば案件を紹介してくれるので、2〜3社ほど登録しておくと良いかと。
そして案件が見つかりそうな見込みがたったあとは、会社を辞める1〜2ヶ月前に上司に伝えておけばOKです。僕自身も2ヶ月前に上司に辞めると伝えました。
以下記事で僕が実際に使ってみてよかったフリーランスエージェントをまとめています。ぜひ活用してみてください。
20代後半でフリーランスエンジニアになる4STEP
さいごに20代後半でフリーランスエンジニアになるための手順をご紹介して終わります。
下記の4STEPでフリーランスエンジニアになれますよ。
- 実務経験を2年以上積み上げる
- フリーランスエージェントに相談する
- 企業と面談する
- 退職後に案件に参画する
STEP1.実務経験を2年以上積み上げる
まずは会社員エンジニアとして実務経験を2年以上積み上げましょう。
すでに2年以上の実務経験がある方は次に進んでください。もしまだ実務経験が2年ない方は、本業に打ち込んでスキルを磨くことをお勧めします。
そもそもエンジニア未経験の方は、まずは会社員エンジニアになることを目標にしてくださいね。
下記で未経験からフリーランスエンジニアになる方法をまとめているので、現在エンジニア未経験の方は参考にしてください。
STEP2.フリーランスエージェントに相談する
実務経験が2年以上ある方は、フリーランスエンジニア向けのエージェントに相談してみてください。
フリーランスエージェントは、エンジニアの代わりに案件を探してくれるのと、営業代行してくれます。
僕自身、エンジニア経験1年5ヶ月でフリーランスエージェントのレバテックフリーランスに相談した結果、1ヶ月で15社くらい紹介してもらうことができました。実際にレバテック経由でフリーランスエンジニアデビューができたので、レバテックフリーランスには感謝しています。
下記で優良エージェントをまとめているので、2〜3社ほど登録して相談してみてください。
STEP3.企業と面談する
フリーランスエージェントに相談した後は、エージェントから案件を紹介してもらえるので、自分がいいと思う案件にどんどん応募していきましょう。
応募した中から、企業から面談依頼が来たら、企業と面談していきます。その後は面談結果を待ち、オファーが出たらフリーランスエンジニアになることができます。
下記では、フリーランスエンジニアの面談対策をまとめているので、一度目を通しておいてください。
STEP4.フリーランスエンジニアになる
フリーランス案件で企業と面談した後にオファーが出た場合、承諾すればフリーランスエンジニアとして参画することができるようになります。
承諾後、いまの会社を退職し、いよいよフリーランスエンジニアとして独立します。
フリーランスエンジニアの初日の流れについては、以下の記事で解説しているので、初日はどんな感じの流れなのか事前に知っておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ:フリーランスエンジニアを手段にして人生を豊かにしよう
本記事で解説した「20代後半でフリーランスエンジニアになるメリット」を理解して独立すれば、フリーランスエンジニアという職業を手段にし、より人生を豊かにできる可能性が上がりますよ。
さいごに本記事の内容をまとめます。
- 若いうちに収入を最大化できる
- 若さを武器にできるのでライバルが少ない
- 働き方の自由度が高まる
- 年上エンジニアに偉そうにされにくい
- 体力があり時間を作りやすいので副業に専念できる
- 若くて経済力を上げられるのでモテやすい
- 早い段階で日本の平均年収を上回れる可能性が高い
- 万が一うまくいかなくても会社員に戻りやすい
これからフリーランスエンジニアになってみたい方は、下記記事で紹介しているエージェントに自身が希望する案件を紹介してもらってくださいね!