未経験からエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ

将来性のあるエンジニアになって手に職をつけたいなぁ。実務未経験からでも転職できるのかな?具体的な手順を教えて欲しい。
こんなお悩みにお答えします。
この記事の著者

名前 / Name
シン
実績 / Achievements
現役フリーランスエンジニア。保有資格:Java Programmer Gold SE11/ITパスポート/全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト/SEO検定全級(1〜4級)
この記事で解説する「未経験からエンジニアになる方法」を実践すれば、IT未経験からエンジニアになれるだけでなく、専門スキルを身につけて市場価値を高められますよ。

実際に僕は本記事でお伝えする方法を実践した結果、未経験からエンジニアに転職できました。現在はフリーランスエンジニアになりリモートワークで快適に働いています。実体験をもとにエンジニアになるためのロードマップを解説していきます。
主な実績
・プログラミングスクール TECH CAMP卒業生
・元販売員、未経験からエンジニアに転職
・実務経験1年でフリーランスエンジニアに転身
・実務経験2年で月収50万円
ロードマップは全13STEPで解説します。少し長いのでブックマークしつつ、適度に休憩しながら読んでみてください!

ITエンジニア(プログラマー)とは
まずITエンジニアとは、IT企業で働く技術者全般を指しています。たとえば、プログラマーやシステムエンジニア、インフラエンジニアやセキュリティエンジニアなどの総称です。
その中でもプログラマーはシステムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラミングでシステムを開発します。たとえばWebサイトやWebアプリ、モバイルアプリなど。

世の中のあらゆるアプリやシステムはエンジニア達によって開発されています!
未経験でもエンジニア(プログラマー)になれる理由
未経験からでもエンジニアになれる理由を3つ解説します。
- 正しい努力をすれば可能
- IT業界は売り手市場
- 転職までの目安期間は3~6ヶ月
理由1:正しい努力をすれば可能
未経験からエンジニアになるには、正しい方向性で努力すればOKです。誤った努力をしていてもエンジニアにはなれません。たとえば学習の手順を間違えたり、面接対策を自己流で行ったりする人は失敗しやすいです。
僕自身、学習手順を間違えたことがあり、時間を無駄にしてしまった経験があります。面接対策を自己流で行っていたこともありますが、内定をもらえたことはありませんでした。

しかし、これからお伝えするロードマップを実践していただければ、過去の僕のように無駄な遠回りをせずに、最短でITエンジニアになれますよ!
理由2:IT業界は売り手市場
IT業界は売り手市場です。多くの企業がエンジニアを求めています。いまエンジニアが有利な立場にあります。なぜエンジニアは売り手市場なのかというと、以下をご覧ください。

IT業界は深刻な人手不足です。経済産業省の調査によると、2030年には約79万人もの人材不足になると予想されています。IT化はどんどん進んでおり、人手不足は加速していくとみられています。
とはいえ、人手不足と言っても、企業は全くの未経験者を求めているわけではありません。未経験者といっても、何のスキルもない人を雇っても足手まといになります。なので、企業は書類選考や面接で事前に選別しているのです。

未経験からでもエンジニアにはなれます。でも面接に受かるには一定水準以上のスキルが必要です。なので本記事でその一定水準までスキルをあげていく方法を解説します!
理由3:転職までの期間は3~6ヵ月
未経験からエンジニアになるまでの期間は大体3~6ヵ月程度が目安です。なぜならエンジニアになるには、プログラミング学習を行い、転職活動をする必要があるからです。
まず、未経験からエンジニアになるにはITの基礎知識が必要です。約300時間〜600時間のプログラミング学習と、転職活動をしなければなりません。
僕は未経験からエンジニアになる時、2ヵ月半で600時間の学習をしました。その後は3ヶ月間転職活動をしています。5ヵ月半でエンジニアになれたということです。

個人差はあるので、3ヵ月でなる人もいれば、6〜8ヶ月ほどかかる方もいます。転職までに大体3~6ヵ月程度を目安に見ていただければ良いですね!
未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ【準備編】
エンジニアになるためのロードマップを解説していきます。準備編として以下の5STEPを解説していきます。
- なりたいエンジニア像を決めよう
- 3つのIT業界について理解しよう
- ITエンジニアになるために必要なスキル
- パソコンとネット環境を準備しよう
- 学習時間を確保しよう
STEP1:なりたいエンジニア像を決めよう
まずは自身がなりたいエンジニア(プログラマー)像を決めましょう。
名称 | 仕事内容 | 主な使用言語 |
Webプログラマー | Web上で動作するアプリ制作がメイン。 企業の業務Webシステム等を開発。 Webサイトの制作なども該当。 | HTML/CSS/JavaScript/Java/Ruby/ Python/PHP/SQL |
アプリケーションプログラマー | PCやスマホで動作するアプリを制作。 近年スマホが普及しているため、 今後もさらに需要が高まると予想。 | Java/C/Ruby/PHP/Swift/ Kotlin/SQL |
ゲームプログラマー | パソコンやスマートフォン、 テレビゲーム機等のゲームを開発。 デザイナーやクリエイターとの 連携が必要。 | C++/C#/SQL |
組み込み系プログラマー | 電子機器を制御するシステムを開発。 電子レンジや冷蔵庫、洗濯機など。 機器には様々な動作を制御する為の 小型コンピューターが入っている。 | C/C++/C#/SQL |
汎用系プログラマー | 1つの汎用機(大型コンピュータ)で 色々な開発をする。 銀行のシステムやクレジットカードの 顧客データベースの構築など。 昔主流だったCOBOLの使用が多い。 | C/COBOL/FORTAN/Java/ RPG/SQL |
オープン系プログラマー | PCを主軸に色々な業務システムを開発。 汎用機ではなくPCを使用するため、 WindowsなどのOSを使用できる。 プログラミング言語もいろいろ使える。 柔軟にシステム開発ができる。 | Java/JavaScript/PHP/Ruby/Python/ C++/C#/VB.net |
通信系プログラマー | ネットワーク機器を実装するための ソフトウェア、 アクセスプログラムを開発。 Wi-Fiルーターやモデム、 テレビ会議システム IP電話使用時の通話システムなど。 | C/C++/Java |
上記の通りで、エンジニアといっても、さまざまな種類があります。なので、まずはどんなエンジニアになりたいのかを決めていきましょう。目標を定めることで、どこに向かっていくべきかが明確になり、戦略を組み立てやすくなります。
Web系がいいのかゲーム開発がしたいのかなど。もし、なりたいエンジニア像がわからない方は、ひとまず「Web系」がお勧めです。Web系は人気ですし案件が多いので、転職活動を有利に進められます。将来フリーランスになる際も案件が見つかりやすいですよ!
STEP2:3つのIT業界を理解しよう
IT業界は大きく分けて3つあります。
3つのIT業界 | 企業の特徴 | メリット | デメリット | 未経験者の入社難易度 |
Web系(自社開発企業) | 自社サービスを開発している企業 | 納期が緩く、比較的ゆったり開発ができる。私服出勤やリモートワークがしやすい。 | 即戦力を求めている企業が多い | 高 |
SIer(受託開発企業) | 他社のサービスを自社で開発している企業 | さまざまな案件を経験できる。企業によってリモートワークができる。 | 基本的に男性はスーツ出勤。納期が厳しい。 | 中 |
SES(SES企業) | 他社に自社のエンジニアを派遣する企業 | 納期がある。さまざまな案件を経験できる。企業によってリモートワークができる。 | 基本的に男性はスーツ出勤。納期が厳しい。案件によって現場の当たり外れがある。 | 低 |
1社目に転職する業界はどこでもOKです。エンジニアとして市場価値を高めていくなら、業界よりも「実務経験」が重要だからです。とはいえ、SES企業は案件ガチャなので案件によってはプログラミングのテストやデータ整備などの雑用ばかりさせられるケースがあります。
SESでも開発経験を積ませてもらえるケースもありますが運の要素が強いですね。僕は1社目はSIerでプログラミング言語のJavaで開発をしていました。
エンジニアとして価値を高めていくなら、SIer(エスアイヤー)かWeb系自社開発企業へ入社するのが良いでしょう。具体的な企業の選び方や応募の仕方に関しては、後述しますね。
STEP3:ITエンジニア(プログラマー)に必要な基本スキル
ITエンジニア(プログラマー)になるために必要なスキルは以下の通り。
- PCの基礎:例)タイピング、基本操作
- Webの基礎:例)Httpとは、Web画面が動く仕組み
- プログラミングの基礎:例)文法、変数、条件分岐、繰り返し処理、クラス、メソッドなど
上記は必要最低限の項目です。未経験とはいえ、全くの未経験者を求めている企業は少ないです。上記の項目は押さえていきましょう。
STEP4:パソコンとネット環境を準備しよう
自宅にパソコンとネット環境がない方は用意しましょう。プログラミングを学習するにはネット環境とパソコンは必須です。このあたりの自己投資を避けているようでは、エンジニアになることは困難です。
エンジニアになった後も、自身のパソコンで学習することになります。なので、今のうちに準備しておいた方が良いですね。
パソコンはMac bookがおすすめです。僕もmacを使っていますが、Windowsよりも操作が簡単です。
ネット回線は基本的にスマートフォンと同じ会社に統一すると良いですよ。スマートフォンの料金からセット割引が入る場合があります。
- SoftBank Air
:面倒な回線工事不要。ソフトバンクユーザーならスマホに割引もできる。コンセントに指すだけで即日Wi-Fiが繋がる。
- Softbank光
:回線速度最大1GMbps。ソフトバンクユーザーならスマホに割引もできる。
- auひかり
:回線速度最大10GMbps。auユーザーならスマホに割引もできる。
- ドコモ光
:回線速度最大1GMbps。ドコモユーザーならスマホに割引もできる。
STEP5:学習時間を確保しよう
STEP5は「学習時間を確保しよう」です。3~6ヶ月でエンジニアになるには、最低でも平日2~3時間、休日は5~8時間の学習が必要です。
- 平日:2時間×22日×3ヶ月=132時間
- 休日:7時間×8日×3ヶ月=168時間
- 合計:300時間
まずは今のあなたの1日の行動時間を捻出しましょう。以下を参考にしてみてください。
- 1日の行動を全て洗い出す
- 無駄な行動を全て辞める
- 空いた時間を学習に投下する
たとえば僕は、以下のことを辞めて空いた時間を学習に費やしました。
- スマホゲーム(全てアンインストール)
- ネットサーフィン(スマホを封印)
- 友人との遊び
- YouTube視聴
- 無駄な飲み会
- 無意味な人付き合い
- 夜更かし
どんなに忙しい人でも1日の中で無駄な時間を過ごしているはず。1日の行動をスマホのメモアプリか紙に書き出し、徹底的に無駄を省いてみるとよいです。今は遊びたい気持ちは我慢して、エンジニアになった後に思う存分遊べばOKです!
未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ【学習編】
未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ「学習編」を解説します。以下のステップで解説していきますね!
- STEP6:プログラミングを学習しよう
- STEP7:ポートフォリオを作成しよう
STEP6:プログラミングを学習しよう
STEP6はプログラミングの学習をしましょう。学習時間は大体300~600時間ほどが目安です。プログラミングは独学するか、転職支援付きのプログラミングスクールを受講するかが良いですね。
学習方法その1:プログラミングを独学する
プログラミングを独学するならプログラミング学習サイトを活用すると良いですよ。学習サイトは色々ありますが、ひとまず初心者向きの「ドットインストール」でOKです。
HTML/CSS/JavaScriptを学び、簡単なWebサイトを作るところから始めましょう。具体的なプログラミング独学の始め方は、以下で解説しています。

学習方法その2:転職支援付きのプログラミングスクールを受講する
転職支援付きのプログラミングスクールを受講するのも効果的です。
- プロの講師に質問し放題
- 挫折しにくい環境で学べる
- エンジニア転職支援を受けられる
- 非公開の求人を紹介してもらえる
- エンジニアの仲間ができる
- ポートフォリオが作れるようになる
- 実践に近い形式で学習できる
実際に僕はプログラミングの独学でモチベーションが続かず、挫折してしまったので、プログラミングスクールを受講しました。受講したスクールはTECH CAMPの短期集中コースです。
TECH CAMP受講後は、転職支援を受けつつ転職活動を行いました。受講してから約5ヶ月でエンジニアに転職できています。
プログラミングは独学だとエラーで詰まったり、わからないところがでてきた際に、質問できる人がいないと挫折しやすいです。プログラミングスクールは講師に質問し放題なのと、転職支援がついているところもあります。

スクールによっては、エンジニア転職成功率が98%以上あったり、転職できなければ受講料金全額返金制度などもあったりしますよ!
以下の記事では、おすすめのプログラミングスクールを厳選していますので、最短距離でエンジニアになりたい方はぜひ活用してみてください。

STEP7:オリジナルポートフォリオを作成しよう
プログラミングのスキルを身につけたあとは、ポートフォリオを作りましょう。ポートフォリオとは、実績の証明物のことです。
なぜポートフォリオが必要かというと、たとえば面接では「自分はプログラミングをたくさん勉強しました!」と口ではなんとでも言えますが、証拠がないですよね。
ポートフォリオがあれば、その人がどのくらい学習したのかがわかるため、信頼性が高まるのです。なのでプログラミングを学習したあとは、ポートフォリオを作成してみてください。
ポートフォリオの例1:Webアプリケーション
ポートフォリオといっても何を作ればいいかわからない方が大半だと思います。なので、例をあげてみます。
- 掲示板サイト
- メモアプリ
- ブログアプリ
- SNSアプリ
- 電卓
上記の通り。ちなみに僕は初心者の頃に学習サポートアプリを作成しました。

HTMLとCSSでコーディングをし、サーバーサイドはRubyを使用しています。

もし作りたいものがなければ、既存である何かのWebサイトを真似して作ってみるのもありです。そもそもポートフォリオの作り方が全くわからない方は、プログラミングスクールでポートフォリオ作成をやっているところもありますので、活用してみるといいですよ!

ポートフォリオの例2:技術ブログ
技術ブログも面接時に評価されやすいです。技術ブログとは、当サイトのように技術系の記事を書いてあるブログのことです。
たとえば当ブログは【Java】変数とは?宣言方法や使い方まとめ【現役エンジニアが解説】という記事を書いているのですが、これはプログラミング言語Javaの解説記事です。
学習内容をブログにアウトプットすることで、面接官に「この人は日常でも積極的に学習するタイプの人だな」と評価されやすくなります。
技術ブログがあれば面接に受かりやすくなります。今後エンジニアになったとしても、日々学んだことをブログにアウトプットすることで、知識が定着しやすくなりますよ。
技術ブログは10分で開設できます。ポートフォリオに使えますし、学んだことをブログにアウトプットすることで知識が定着しやすいです。ブログから副収入も得られます。以下記事を参考にぜひ開設してみてください!

未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ【面接対策編】
未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップ「面接対策編」を解説していきます。
- STEP8:履歴書・職務経歴書を準備しよう
- STEP9:転職サイトに複数登録しよう
- STEP10:会社選びのポイントを押さえよう
- STEP11:面接で聞かれる質問の対策をしよう
- STEP12:企業に50~100社ほど応募しよう
- STEP13:面接で良質な企業を見分けよう
順番にみていきましょう。
STEP8:履歴書・職務経歴書を準備しよう
STEP8は「履歴書と職務経歴書を準備しよう」です。履歴書と職務経歴書はしっかり記入してください。面接を受けるには書類選考を通過する必要があるからです。
自己PRのポイントは以下の通り。
- 2~3つ書く
- 結論から書く
- ポジティブに
- 具体的に
- 数字を使う
自己PRは企業の採用担当者が面接したいと思うような魅力的なPRを書きましょう。履歴書と職務経歴書は他人に見てもらい、指摘してもらうと改善点が見えやすいです。
STEP9:転職サイトを複数登録しよう
複数の転職サイトに登録していきましょう。複数登録すべき理由は、以下の通り。
- サイトによって案件が異なる
- 案件の保有数が異なる
- 転職エージェントは当たり外れがある
おすすめの無料転職サイトは下記記事でご紹介しています。5~10社ほど登録しておきましょう。

STEP10:会社選びのポイントを押さえよう
エンジニアになるには会社選びが重要です。入社する会社によってその後の技術の習得度合いが変わってくるからですね。会社選びのポイントは以下の通り。
- 言語研修の制度はあるか
- みなし残業ではないか
- 開発経験が詰めそうか
言語の研修制度はなくてもよいですが、できればあった方が良いです。研修があるということは、新人エンジニアを育てていく方針があるからですね。
たとえば研修がないところは、以下の3パターンに分かれます。
- 即戦力を求めている:未経験者は即戦力にならないので面接に受かりにくい。
- 実践で学んで欲しいと思っている:未経験でも採用される可能性はあるが、実務についていけなくなる可能性もあるため、食らいついていく姿勢が必要。
- 誰にでもできる雑用をさせられる可能性がある:開発経験が詰めないので、これは悪質なケース。
上記の通り。なるべく言語研修がある会社の方が、比較的に安心かなと!

STEP11:面接で聞かれる質問の対策をしよう
面接時に聞かれる質問の対策を、事前にしておきましょう。以下は実際に僕がエンジニア転職活動の際に、面接で聞かれた質問集です。
- 経歴
- 前職の入社理由
- 退職理由
- エンジニアの志望理由
- 応募企業への志望理由
- 将来なりたいエンジニア像
- 仕事でストレスを感じることは何か
- 今独自で何か学習をしていることはあるか
- 実際にプログラミングを学習してみた感想は
- SQLは学習したことはあるか
- ポートフォリオの制作背景
- 過去の失敗経験とその対処方法
- 逆質問
詳しくは下記記事で解説していますので、あわせでどうぞ。

STEP12:企業に50~100社ほど応募しよう
プログラミングを学んで面接対策もできた方は、企業に応募していきましょう。応募数の目安は50〜100社ほどですね。エンジニアは技術職なので、一般職と違い、比較的に難易度が高いです。
書類選考になかなか通らないというケースが大半です。とにかく数を打つ必要があります。参考までに、僕の応募数と面接数を以下に載せておきます。
- 転職活動期間:2ヶ月半
- 応募数:約70社
- 面接回数:8回
- 内定獲得数:4社
- 内定獲得企業:受託開発1社、SES3社
上記の通りです。転職活動の時は書類選考に落ちまくって結構なえていたのですが、応募しまくったら8社は面接してくれました。
そして4社から内定をもらうことができ、結果的に受託開発企業に就職をしました。とにかく応募を増やすことがポイントです。
STEP13:面接で良質な企業を見分けよう
面接時に良質な企業かどうかを見分けましょう。特にSES企業やSIer企業と面接する時には、以下の確認が必要です。
- 面接時間が30分以内など短い:人柄を見ていない、誰でも採用したいのでブラックの可能性大
- 逆質問で初めに行う業務内容を確認:1年間プログラミングのテストしかできないなど判明することがある
- 業務内容が「テレアポ・営業・製造」:エンジニアとしてのスキルが伸びないので避けるべき
同じIT業界でも、実務経験が積めない会社があります。良質な会社は、面接時間は1時間くらいあります。ぜひ面接時に良質な企業かどうかを見分けてみてください
未経験からエンジニアになるためのロードマップは以上です。

ここまで読んでくださった方は、もうエンジニアになるためのノウハウは熟知しているはず。あとはとにかく行動するのみです!
未経験からITエンジニア/プログラマー入社後に押さえるべきポイント
ここからは、実際に未経験からITエンジニアに転職した後に、押さえるべきポイントを解説していきます。
- 入社後の業務イメージを把握しよう
- お金をもらいつつ実務経験を積もう
- 質問力を身につけておこう
- プログラミング言語の資格を取得しよう
- 最初の1年はプライベートも勉強しよう
- キャリアアップするなら1年で転職はあり
- フリーランスエンジニアになるなら実務経験1~2年積もう
入社後の業務イメージを把握しよう
入社後にどんな業務をするのか気になる方は多いと思います。企業形態や職場によって、どんな業務や開発案件をするのかは、変わってきます。
参考までに、僕が入社した時の1年目の業務イメージを載せておきます。
- 入社1〜4ヵ月:研修・プログラミング・テスト
- 5〜8ヵ月:プログラミング改修・テスト
- 9〜12ヵ月:設計・プログラミング・テスト
上記の通り。言語は主にJavaでした。
就職先企業が何の言語を扱うのかは、求人をみたり面接のときに聞いたりすればわかります。事前に対策しておくと良いでしょう。

給料をもらいつつ実務経験を積もう
エンジニアに転職できたということは、給料をもらいながら学べる環境に身を置けたということです。
未経験からエンジニアになるにはハードルが高いですが、一度業界に潜り込みさえできれば、あとは実務経験を積み上げるだけで市場価値が上がっていきます。
現に僕はJavaの実務経験を2年積み、フリーランスエンジニアに転身した結果、月収50万円になりました。給料をもらいながら実務経験をコツコツ積み上げてみてください!

質問力を身につけておこう
質問力は早めに身につけておきましょう。新人エンジニアは上司に質問する機会が多いので、質問力があれば評価されやすくなります。
たとえば、質問力がある人とない人の違いは以下の通り。
悪い例では、上司に質問を丸投げしてしまっているので、上司が考える負担が増えてしまいます。新人がやりがちなのですが、これでは上司から良い評価をもらうことができません。
なので、
- 結論、どうしたいのか?
- その問題は何をしている時に起きたのか?
- 何を調べたのか?
- どんな仮説を立てたのか?
- 仮説の根拠は何か?
- 結果どうなったのか?
こんな感じで質問の仕方を考えることで、上司から質問力のある新人と良い評価を受けやすくなります。
実際に質問を考えている最中に、問題解決につながるケースもあります。質問力は日頃から鍛える意識を持っておきましょう。
以下では、質問力の上げ方についてまとめていますので、1度目を通しおいてください。

プログラミング言語の資格を取得しよう
プログラミング言語の資格を取得することを、検討してみてください。
言語の資格を取得することで、プログラミングの知識が向上したり、キャリアアップ時に面接を有利に進められるから。
僕はプログラミング言語Javaの資格を取得しましたが、おかげでフリーランスエンジニアになる際に面談で評価してもらえました。

資格を取得する過程で勉強した内容も、実務で役立っています。
基本情報技術者やITパスポートといった資格もありますが、それよりも言語の資格を先に取った方がいいです。
基本情報やITパスポートは取得者が多いので、周りと差別化しにくいんですよね。自分がメインで扱う言語の資格を取得してみてください。
最初の1年はプライベートも勉強しよう
最初の1年間は、プライベートも勉強しましょう。新人エンジニアは覚えることが多く、復習や予習をしないとなかなか実務でついていけないからですね。

僕自身、最初の半年間は勉強を怠ったせいで、実務でついていけずに上司に迷惑をかけたことが多々ありました。
いまとなっては、サボってしまったのは失敗だったなと思います。初めの1年間は、毎日30分でもいいので、勉強しておいた方が自分のためになります。

キャリアアップするなら1年で転職はあり
キャリアアップするなら、1年で転職はありです。理由は以下の通り。
- 1社目は給料が上がりにくい
- エンジニアは1年で市場価値が上がる
例えば新人エンジニアは、上司から「新人で仕事ができない」という印象をもたれています。1年で転職すれば人間関係や職場の評価をリセットできます。
もちろん会社で適正な評価を受けられている方は、無理に1年で転職する必要はないです。
ある程度業務ができるようになってきたにもかかわらず、給料が上がらないのであれば、転職した方が年収があがりやすいです。
フリーランスエンジニアになるなら実務経験1~2年積もう
フリーランスエンジニアになりたい方は、実務経験を1年〜2年は積みましょう。フリーランスエンジニアは即戦力が求められるので、経験が浅いと案件が決まらないからですね。
僕自身、Javaの実務経験を1年積んだ結果、2ヶ月で案件を40社ほど紹介してもらえました。
フリーランスエンジニアになれば年収が上がるので、新人エンジニアの方は、頑張って実務経験を積み上げてみてください。

未経験からITエンジニア(プログラマー)になる最大のメリット2つ
未経験からエンジニアになる最大のメリットを2つご紹介します。
- 収入が伸びる可能性が高まる
- 会社が倒産してもスキルは無くならない
順に見ていきましょう。
収入が伸びる可能性が高まる
エンジニアになれば、収入が伸びる可能性が高まります。エンジニアは1年〜2年の経験を積むだけでも、圧倒的に時給が上がるから。
僕は新卒で入社したブラック企業は手取り16万円でした。その後販売員に転職し、7年勤めましたが、給料は手取りたったの23万円。
でもエンジニアに転職したら、たった2年半で月50万円稼げるフリーランスエンジニアになれたんですよね。

僕は高卒で学歴も資格もない凡人ですが、フリーランスエンジニアになったことで、収入を大きく伸ばせました。
会社が倒産してもスキルは無くならない
会社が倒産しても、スキルはなくなりません。エンジニアのスキルがあれば、会社がつぶれても、別の会社でスキルを活かすことができます。
たとえば40代で接客業で働いているとします。その勤めている会社が倒産したとします。その後転職活動をしても、40代から正社員として雇ってくれる一般企業は、少なそうですよね。
しかし、エンジニア業界は先述したように圧倒的な人手不足です。実務経験があれば、40代でも雇ってくれる企業はたくさんあります。エンジニアになって手に職をつければ将来安泰でしょう。
未経験からITエンジニア(プログラマー)になる際の質問集【Q&A】
Q1.30代からでもITエンジニアになれますか?
A.30代からでもエンジニアになることは可能です。実際に僕の知り合いで、30代後半からエンジニアに転職した方もいます。
Q2.SESやSler企業からフリーランスエンジニアになれますか?
A.実務経験さえ積むことができれば、フリーランスエンジニアになることは可能です。僕自身、SIerで1年経験を積んだ結果、フリーランスエンジニアになれました。
Q3.ポートフォリオは必須ですか?
A.Web系自社開発企業は、未経験者でもある程度の戦力を求めているケースがあるため、ポートフォリオはほぼ必須です。SIerやSES企業であれば、研修制度があるため、即戦力を求めていない場合が多いです。そのため、ポートフォリオはなくても受かるケースがあります。
Q4.独学とプログラミングスクールどちらが良いですか?
A.最短でエンジニアを目指したい方や、挫折したくない方はスクール。マイペースに行きたい方は独学でいいでしょう。

Q5.スクールに行くなら、働きながらか仕事をやめるか、どちらが良いですか?
A.安定にいくなら働きながら。確実にエンジニアになる覚悟がある方は、仕事を辞めてからの方が良いでしょう。


Q7.英語や数学ができなくてもエンジニアになれますか?
A.中学生レベルの英語力と、足し算や引き算程度の算数ができればOKです。実務で数学を扱うことは、一部の案件を除いてあまりないです。英語は翻訳すればOKですからね。

Q8.作りたいものがないのですが、エンジニアになれますか?
A.作りたいものがなくても、スキルを身につける手段はたくさんあるので、エンジニアになることは可能です。

将来性のあるエンジニアになって理想のライフスタイルを手に入れよう
未経験からITエンジニア(プログラマー)になるためのロードマップを解説しました。
ひとつずつSTEPを踏んでいただければ、未経験からでも市場価値の高いエンジニアになれます。エンジニアは将来性があって手に職がつく職業です。需要があって高収入も実現可能です。

もしあなたがエンジニアになって市場価値を高めたいのであれば、あとは行動するのみですよ!
以下ではエンジニア転職に最もおすすめのプログラミングスクールを紹介していますので、ぜひ活用してみてください!
