「プログラマーのメリットとデメリットって何があるのだろう。興味はあるけれど、未経験でも転職できるのかなぁ」
こんな疑問に答えます。
本記事をお読みいただければ、「プログラマーになるメリットとデメリット」について知ることができますよ。
実際に僕は現役のプログラマーで、大阪のIT企業でプログラミング開発をしています。実体験をもとに解説しますね。
結論から言うと、プログラマーは「給料をもらいながら手に職をつけられる素晴らしい職」です。正しいルートを辿れば、未経験からでも転職が可能です。
記事の後半では、プログラマーの平均年収と、未経験から転職する方法についても解説しました。
ぜひ最後までご覧ください。
プログラマーの仕事は何をするの?【前提】
そもそもプログラマーとはどんな仕事なのでしょうか?
以下2点を解説します。
- 設計書をもとにプログラムを書く
- プログラミングのテストを行う
その①:設計書をもとにプログラムを書く
プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書をもとにプログラミングを行なっていきます。

上記の画像の通り、あらかじめ用意された設計書をもとにコーディングを行います。
たとえば、設計書には以下の2点が書かれています。
- 何を実現したいか
- どんなルールでコードを書くか
プログラマーは上記の規則に従い、プログラミングを実施するのです。
仮に設計書がないと、考える時間が長くなりますし、乱雑にコーディングをしてしまうことになります。
そうなると、後々プログラムを修正しづらくなり、セキュリティ面の悪化や保守性が悪くなってしまうのです。
なので、基本的には設計書をもとに、ルールに沿ってプログラミングを行います。
その②:プログラミングのテストを行う
プログラマーは、プログラミングのテストも行います。
どんなにベテランのエンジニアが開発したとしても、プログラムは一度書いただけで正常に動作することは少ないです。
そのため、バグがないかを事前にテストするのです。
より具体的な仕事内容は、以下の記事で解説していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
プログラマーのメリットは7つ!
プログラマーのメリットを、以下7つご紹介します。
- 給料をもらいながら技術力を高められる
- 将来性がある
- 会社がなくなってもスキルはなくならない
- 実務経験を積めば市場価値がすぐに上がる
- 高度なコミュ力がなくてもOK
- 考えを実体化させることができる
- リモートワークで引きこもれる
メリット①:給料をもらいながら技術力を高められる
1つ目のメリットは、給料をもらいながら技術力を高められるところです。

誰にでもできる単純作業をする仕事だと、給料はもらえてもスキルは身につきません。
しかし、プログラマーは会社から給料をもらいつつ、実務で専門知識を必要とする開発を行います。そのため、同時にスキルアップすることができます。
スキルを身につけることで、
- 将来フリーランスとして独立することができる
- 実務経験1年も積めば、時給2,000円超えなど。すぐに市場価値があがる
- 圧倒的に需要がある職業なので、職に困らなくなる。
上記のメリットがあります。
給料をもらいながら技術力も高められるのは、かなりお得です。
メリット②:将来性がある
2つ目のメリットは、将来性があるところです。
世の中のWebアプリケーションやWebサイト、スマホアプリや家電製品など、大半はプログラマーによって開発されています。
「将来的に仕事がAIに奪われるのではないか」と心配される時代になりましたが、そのAIを開発しているのもプログラマーです。
つまり、世の中のありとあらゆる便利なサービスを開発するプログラマーは、将来性があるといえます。
ただこういうと、「プログラマーという職自体がなくなるのではないか?」と心配される方もいます。
しかし僕の予想では、もしそんな時代がくるならば、その前に他の職業の大半が先に無くなっていると思います。
なので、プログラマーは将来性のある技術職です。
メリット③:会社がなくなってもスキルはなくならない
3つ目のメリットは、会社がなくなってもスキルは無くならないところです。
仮に会社が倒産したとしても、身につけたスキルは一生ものなので、スキルがなくなることはありません。
たとえば会社が倒産したとしても、プログラマーは人材不足で需要があるため、経験者であればすぐに次の仕事が見つかります。
他の職であれば、転職するたびに業務を1から覚えなおしたりしなければならないです。
しかしプログラミング言語のほとんどは世界共通なので、プログラマーは転職したとしても、業務を1から覚え直す必要がありません。
なので、たとえ会社がなくなっても、スキルは無くならないのです。
メリット④:実務経験を積めば市場価値がすぐに上がる
4つ目のメリットは、実務経験を積めば、すぐに市場価値が上がるところです。
IT業界は人材不足が続いており、プログラミングができる人は圧倒的に需要があります。
たとえば、レバテックフリーランスによると、実務経験が2年あるフリーランスプログラマーの月収は50万円前後の収入見込みがあるとのことです。

実際、僕は実務経験1年でレバテックフリーランスから月単価50万円前後の案件を多数ご紹介いただきました。
なので、プログラマーになって実務経験を積めば、すぐに市場価値が上がります。
メリット⑤:高度なコミュ力がなくてもOK
5つ目のメリットは、高度なコミュ力がなくてもOKなところです。
プログラマーは黙々とパソコンと向き合っていることが多いので、コミュニケーションを取る機会が少ないです。
コミュニケーションが苦手な内向的なタイプの方でも、プログラマーにはなれると思います。
実際、僕もコミュニケーション力はそこまでありません。
もちろん全くコミュニケーションを取らないのかというと、そうではありません。上司に質問したり朝会や夕会で進捗報告をしたりなど、最低限の会話はあります。ただ営業職や接客業と比べると、やはり人と喋る機会は少ないです。
なので喋るのが苦手な方は、プログラマーになれば少しは気楽になれるかなと。
メリット⑥:考えを実体化させることができる
6つ目のメリットは、考えを実体化させられるところです。
プログラミングのスキルがあれば、イメージしているものを形にすることができます。
たとえば、SNSのアプリを開発したいとします。そこでプログラミングのスキルがあれば、
- 自分で好きなデザインにしたり
- 課金機能を追加したり
なんてこともできます。
一般人だと、何かを開発したいとなった場合、数十万円から数千万円のコストをかけてプログラマーに開発を依頼しなければなりません。
しかし、プログラマーは自分で作ることができるのです。
なので、考えを実体化させることができるのは、大きなメリットだといえます。
メリット⑦:リモートワークで引きこもれる
7つ目のメリットは、リモートワークで引きこもれるところです。
プログラマーはパソコン作業になるので、リモートワークに向いている職業です。
僕の友人もプログラマーですが、フルリモートワークをしています。会社によってはリモートワークを実施していないところもありますが、もししたいならリモートワークしている会社にいけばOKです。
リモートワークであれば、通勤時間の削減や満員電車からも解放されるので、ストレスが減ります。
その他のプログラマーのやりがいについては、以下記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
プログラマーのデメリットは4つ
プログラマーのデメリットを、4つご紹介します。
- コミュニケーションを取る機会が少ない
- 運動不足になりがち
- 納期に追われることがある
- 最初の1~2年は勉強漬け
順番に解説していきます。
デメリット①:コミュニケーションを取る機会が少ない
1つ目のデメリットは、コミュニケーションを取る機会が少ない点です。
人と会話をする方が好きな方は、向いていないかもしれません。
たとえば僕は1日中プログラミングをすることが多く、1日のほとんど会話がないこともあります。システムエンジニアであれば、お客との打ち合わせが多いため、比較的コミュニケーションを取る機会も多いです。
なので、人と会話をしたい方は、プログラマーではなくシステムエンジニアが向いているかもです。
デメリット②:運動不足になりがち
2つ目のデメリットは、運動不足になりがちなところです。
プログラマーは椅子に座って黙々と作業をするため、体を動かす機会が少ないです。
僕の会社の先輩は、リモートワークが導入されてから2ヶ月ほどで7キロ太ったという方もいます。
椅子に座りっぱなしなだけでも運動不足なのに、さらにリモートワークになると運動不足が加速するため、余計に太りやすくなります。
自宅で筋トレをしたり、休日はジムに行くなどをして対策を取ると良いでしょう。
デメリット③:納期に追われることがある
3つ目のデメリットは、納期に追われることがある点です。
特に、お客から依頼されて開発をしている受託開発のプログラマーは、納期が存在します。
僕自身も納期に追われており、遅れると上司から注意されたりせかされたりすることもあります。
とはいえ、だらだらと開発をするよりも、期限が決まっていた方が時間管理能力も身につきます。
なので、納期があるのはメリットでもあると思っています。
デメリット④:最初の1年間は勉強漬け
4つ目のデメリットは、最初の1年間は勉強漬けなところです。
プログラマーは覚えることが多いため、新人がついていくには、プライベートもある程度削る覚悟は必要です。
僕自身、1年目はプライベートではほとんど勉強しなかったため、他の同期と比べて成長が遅れました。今は土日も平日もプログラミング学習をしてなんとかなっていますが、最初の1年間をさぼってしまったのは、とても後悔しています。
なのでプライベートは遊びたい方や、プログラミングが好きではない方には、向いていないかもです。
プログラマーの平均年収と未経験から転職する方法
プログラマーの平均年収と、未経験から転職する方法をご紹介します。
- 平均年収
- 未経験から転職する方法
順番に解説していきます。
プログラマーの平均年収
プログラマーの平均年収は、いったいどのくらいなのでしょうか?
下記、求人ボックスのサイトによると、プログラマーの平均年収は、約438万円と発表があります。
プログラマーの仕事の平均年収は約438万円。 日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。 月給で換算すると36万円、初任給は20万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ2,200円、1,176円となっています。
引用元:求人ボックス
派遣社員は時給が2,200円とありますが、1日8時間労働だと1日で1,7万円ほど、年収で420万円くらいですね。
ちなみに僕は実務経験1年2ヶ月ほどで、レバテックフリーランスから月単価50万円前後のの案件を紹介いただきました。
未経験からプログラマーになる方法
未経験からプログラマーになる方法についてご紹介します。
結論をいうと、以下のステップで、プログラマーになることができます。
- なりたいプログラマー像を決める
- プログラミングを学習する(独学orプログラミングスクール)
- ポートフォリオ(実績証明物)を作る
- 就職活動をする
現に僕は上記の手順を踏んだ結果、高卒未経験から半年でプログラマーに転職することができました。
詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
プログラマーはお金とスキルが同時に手に入る職:まとめ
プログラマーのメリットとデメリットについて解説しました。
本記事の内容をまとめます。
メリット
- 給料をお金をもらいながら技術力を高められる
- 会社がなくなってもスキルはなくならない
- 実務経験を積めば市場価値がすぐに上がる
- 高度なコミュ力がなくてもOK
- 考えを実体化させることができる
- リモートワークで引きこもれる
デメリット
- コミュニケーションを取る機会が少ない
- 運動不足になりがち
- 納期に追われることがある
- 最初の1年間は勉強漬け
上記の通り。
プログラマーになれば手に職がついて市場価値も上がります。給料をもらいながらスキルが身につけるのは、控えめに言ってもお得です。
下記記事では、転職支援付きのプログラミングスクールをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。