「プログラマーって何をするの?どんな仕事内容なのか、詳しく教えて欲しい。」
こんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、「プログラマーの仕事内容」について、どこよりもわかりやすく解説いたします。

記事の後半では、「プログラマーの平均年収や将来性、未経験からプログラマーになる方法」についてもまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
プログラマーの仕事内容とは
プログラマーの仕事内容について、以下3点を解説していきますね。
- 設計書をもとにプログラミングを行う
- プログラミングのテストを行う
- システムエンジニアとの仕事内容の違い
順に見ていきましょう。
仕事内容①:設計書をもとにプログラミングを行う
プログラマーは主に、システムエンジニアが作成した「設計書」をもとにプログラミングを行います。
プログラミングとは、コンピューターが理解できる言語でコードを書き、コンピューターに指示出しをすることを言います。
たとえば僕たち日本人は、日本語を理解できますが、コンピューターは日本語を理解することができません。
コンピューターが理解できる言語、つまりプログラミング言語を人間が書くことで、コンピューターに指示出しが行えるのです。
またプログラミングはいきなり書き始めるのではなく、設計書に書かれている通りにプログラムを書いていきます。
プログラミングはプログラマーによって書き方が変わるため、書き方に絶対的な正解はありません。
ですが、なるべく無駄なコードを書かないようにしたり、後で修正しやすいように工夫するなどの保守性が大切です。
仕事内容②:プログラミングのテストを行う
プログラマーは自分で書いたコード、またはチームメンバーが書いたコードのプログラミングテストを行います。
プログラムは一度書いただけで正常に動作することはほぼありません。
たとえばテストでは主に以下の作業を実施します。
- 実際に画面操作しながら正常に動作するのかを確認する
- スクリーンショットなどで証拠画像を取り、エクセルにまとめる
- バグがあればプログラムの修正を行う
テストは単純作業ではあるものの、プログラムのバグがないかをチェックするための重要な工程です。
仕事内容③:システムエンジニアとの仕事内容の違い
プログラマーは主に、プログラミングとテストがメインです。
システムエンジニアは、顧客とどんなものを作るのかを決める「要件定義」や、プログラマーに指示出しを行うために「設計書」を作成するのがメインです。
とはいえ、なかにはプログラマーとシステムエンジニアを、兼任している人もいます。
プログラミングができるシステムエンジニアは、年収が高い傾向にあります。
各種プログラマーの仕事内容
プログラマーには色々な種類があります。
以下に各種プログラマーの仕事内容と、使用言語をまとめてみました。
名称 | 仕事内容 | 主な使用言語 |
Webプログラマー | Web上で動作するアプリケーションの制作がメイン。 他にも企業の業務Webシステム等の開発や、Webサイトの制作なども該当する。 | HTML/CSS/JavaScript/Java/Ruby/ Python/PHP/SQL |
アプリケーションプログラマー | PCやスマホで動作するアプリを制作するプログラマー。たとえば、Twitterやメルカリ、LINEなどのアプリ制作など。 近年スマホが普及しているため、今後もさらに需要が高まると予想される。 | Java/C/Ruby/PHP/Swift/ Kotlin/SQL |
ゲームプログラマー | パソコンやスマートフォン、テレビゲーム機などのゲーム開発を行うプログラマー。 デザイナーやクリエイターとの連携が必要。 | C++/C#/SQL |
組み込み系プログラマー | 家電製品や電子機器を制御するシステムを開発するプログラマー。 電子レンジや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品の中には、組み込み系プログラマーによって開発された、 あらゆる動作を制御するための小型のコンピューターが入っている。 | C/C++/C#/SQL |
汎用系プログラマー | 1つの汎用機(大型コンピュータ)で色々な開発をするプログラマー。 たとえば、銀行のシステムやクレジットカードの顧客データベースの構築など。 昔主流だった。COBOLを使用することが多い。 | C/COBOL/FORTAN/Java/ RPG/SQL |
オープン系プログラマー | パソコンを主軸に色々な業務システムの開発を行うプログラマー。 汎用機ではなく、パソコンを使用するため、WindowsなどのOSを使用することが可能。 またプログラミング言語もいろいろ使えるため、柔軟にシステム開発を行うことができます。 現在はこのオープン系が主流。 | Java/JavaScript/PHP/Ruby/Python/ C++/C#/VB.net |
通信系プログラマー | ネットワーク機器を実装するためのソフトウェアの開発、アクセスプログラムの開発を行うプログラマー。 たとえば、Wi-Fiルーターやモデム、テレビ会議システムやIP電話使用時の通話システムなど。 JavaやC言語が使われることが多い。 | C/C++/Java |
プログラマーのワークスタイル
プログラマーの働き方について、以下3つをご紹介します。
- 雇用形態
- 自社開発・受託開発・SESがある
- 年間休日と勤務時間
順番に見ていきましょう。
その①:雇用形態
プログラマーの雇用形態は、以下の通り。
- 正社員
- アルバイト
- 派遣
- フリーランス
プログラマーであれば上記のどの雇用形態だったとしても、開発の経験さえ詰めればスキルと市場価値は上がっていきます。アルバイトでもOKです。
また派遣は一般的にあまり良いイメージを持たれていませんが、派遣プログラマーの場合は時給が高く、開発に専念できるなどのメリットがあります。
フリーランスは不景気になると真っ先に切られる可能性があるリスクがありますが、リスクがある分収入も月50万円〜100万円と高収入です。
その②:自社開発・受託開発・SESがある
IT企業は、主に以下3つの形態があります。
- 自社開発:自社サービスを開発している会社
- 受託開発:顧客から仕事を受注して自社内で開発している会社
- SES:自社のプログラマーを他社に派遣する会社
よくネットでは「WEB系自社開発が良い」と言われています。
これは自社で開発するので納期が緩かったりして、ゆっくりスキルアップできるからというのが大きいですね。
とはいえ、未経験から自社開発のプログラマーになるハードルは高いです。なのでこれから目指す方は、初めは受託開発やSES企業に入社をし、徐々にスキルアップしていくというやり方もありです。
プログラマーのメリットとデメリットについては、以下の記事で紹介していますので、1度目を通してみてください。
その③:年間休日と勤務時間
求人を見ればわかりますが、IT企業の年間休日は大体120日前後ですね。基本的に土日祝、年末年始は休みです。
ちなみに僕は以前販売員だったのですが、土日出勤年末年始もゴールデンウィークも出勤でした。年間休日は110日くらいでしたね。それに比べるとIT業界は休みが多い方かなと。
プログラマーの勤務時間は、9:00~18:00が大半でしょう。プロジェクトによって残業時間が変わってきます。
プログラマーの平均年収と将来生
プログラマーの平均年収と将来生について解説します。
- 平均年収(目安)
- 将来性
順番に見ていきましょう。
プログラマーの平均年収(目安)
プログラマーの平均年収について、大手転職サイト「doda」にて調査結果がありましたので引用します。
詳細は以下の通り。
- 一般的なサラリーマンの平均年収:20代(341万円)、30代(437万円)、40代(502万円)
- SE・プログラマーの平均年収:20代(383万円)、30代(482万円)、40代(570万円)
SE(システムエンジニア)、プログラマーの平均年収は、一般的なサラリーマンの平均年収に比べて40万円〜70万円ほどの差がありますね。
ちなみにフリーランスのプログラマーであれば、2〜3年の実務経験で年収600万円以上というのも珍しくありません。

上記画像はレバテックフリーランスという、フリーランスエージェント向けのサイトですが、実務経験1年〜2年で予想収入が55万円と出ております。
個人プログラマーとして年収をあげるなら、実務経験2~3年ほど積み、フリーランスになるのが王道でかつ最短ルートです。
将来性
結論からいうと、プログラマーは将来生があり、現在も需要が高い職業です。
僕たちが使用しているスマートフォンや、インターネットのホームページなど、全てプログラミングで開発されています。
世の中のあらゆるサービスはプログラマーによって開発されているのです。
さらに経済産業省の調査によると、今後のIT業界の人手不足は以下のように増えていくと予想されています。

人手不足ということは、その分将来的に需要も増え続けます。
そしてプログラマーを目指そうと思っても、途中で挫折する方が多いので、ライバルが少ないです。
このように、プログラマーは将来生がある職業なので、今からでも目指す価値がありますよ。
下記記事では、実際に僕が半年でプログラマーになった方法を解説していますので、よければ参考にしてください。
未経験からプログラマーになり時給をあげる方法
未経験からプログラマーになり、時給を上げる方法について解説していきます。
主に以下のステップを踏んでいただければ、プログラミング実務未経験の方でもプログラマーになり、時給を上げることができます。
- プログラミングを学習する
- エンジニアに転職する
- 実務経験を積み上げる
順番に見ていきましょう。
STEP1:プログラミングを学習する
STEP1はプログラミングを学習しましょう。
プログラマーになるのであれば、プログラミングのスキルは必須です。
プログラマーはプログラミング以外にも、プログラミングのテストをしたり、エクセルにデータをまとめる作業などもあります。
しかし最も専門知識が必要になるのは、プログラミングです。
未経験とはいえ、面接に受かるためにも、プログラミングの基礎知識くらいは身に付けておく必要があります。
実際に僕はプログラミングを独学したり、プログラミングスクールのTECH CAMPを受講してプログラマーになりました。
なので、まずはプログラミングを独学するか、プログラミングスクールに行くかして学習していきましょう。
STEP2:プログラマーに転職する
STEP2はプログラマーに転職をしましょう。
プログラマーとして市場価値を上げるには、実務経験を積むのが最短ルートです。
プログラミングを学習したあとは、就職活動をしましょう。まずは企業に50社ほど応募をすれば、多分5社から10社くらいは面接にたどり着けると思います。
あとは面接対策を万全にして面接に挑みましょう。面接で質問されることに関しては、「未経験エンジニア転職の面接で質問されること」でまとめていますので、参考にしてみてください。
ちなみに無料で転職支援を行っているプログラミングスクールもありますので、そちらもぜひ活用してみてください。
STEP3:実務経験を積み上げよう
STEP3は、「実務経験を積み上げよう」です。まずは2年〜3年本業に打ち込みましょう。
1年の実務経験があれば少なくとも時給2000円くらいには到達できるかなと思います。もちろん人によって異なりますが。
僕は実務経験1年でそこまでスキルが高くない状態で、レバテックフリーランスさんから月収45万円〜60万円前後の開発案件を紹介してもらえました。
なので2〜3年ほど本業に打ち込めば、手に職がつく上、年収を底上げすることができます。
プログラマーの仕事内容:まとめ
プログラマーの仕事内容について解説しました。本記事の内容を要約します。
- プログラマーの仕事内容は、「設計書をもとにプログラミングを行う」「プログラミングのテストを行う」
- プログラマーの雇用形態は、「自社開発・受託開発・SES」
- プログラマーは、「年間休日が120日前後」「勤務時間は9:00~18:00前後」が多い
- プログラマーの平均年収は「20代(383万円)、30代(482万円)、40代(570万円)」
- 未経験からプログラマーになり時給をあげる方法「STEP1:プログラミングを学習する」「STEP2:プログラマーに転職する」「STEP3:実務経験を積み上げる」
プログラマーは今後も需要が増え続ける職業です。
プログラマーは学歴も資格もいらず、継続さえすれば、凡人でも確実に年収を上げることができる再現性の高い職種かなと。
僕の知り合いは、2020年に30代未経験からプログラマーに転職をしましたし、僕自身も半年で転職できました。
年齢や経験の有無は関係ありませんので、プログラマーに興味がある方は、ぜひ目指してみてくださいね。
今回は以上です。