Javaのmainメソッドとは?書き方や使い方を徹底解説!

2021年12月12日

プログラミング
shin

シン

フリーランスエンジニア。Java(SpringBoot)。Oracle認定Java Gold保有。全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト。SEO検定全級保有。プログラミング、エンジニア、SEO情報を発信。大阪在住

本記事の内容

  • Javaのmainメソッドの基本概要
  • mainメソッドで知っておきたい4つのこと
  • mainメソッドの使い方

プログラミング言語のJavaでは、mainメソッドが使われます。mainメソッドとは一体どのような役割があるのでしょうか?

今回はJavaのmainメソッドについて、わかりやすく解説していきます。

僕自身は現役のエンジニアで主に業務でJavaを扱っていますので、情報の信ぴょう性はあるかと思います。

先に結論を言うと、mainメソッドはmJavaプログラムの起点となるメソッドです。

本記事をお読みいただければ、Javaのmainメソッドの意味や書き方の基礎を身につけることができます。

ぜひ最後までご覧ください。

Javaのmainメソッドの基本概要

まず、mainメソッドの基本についてみていきましょう。

  • mainメソッドとは
  • mainメソッドの書き方

mainメソッドとは

mainメソッドとは、Javaプログラムのエントリーポイント(起点)となるメソッドのことをいいます。

Javaプログラムが動くとき、最初にmainメソッドが実行されます。

mainメソッドがないとエラーが発生するため、必ず記述しなければなりません。

mainメソッドの構文

mainメソッドの書き方は以下の通りです。

public static void main (String[] args){

}

修飾子はpublicとstaticをつけ、戻り値はvoidにします。

メソッド名はmainとし、引数にはString[] argsをつけます。

もし上記以外の修飾子や引数をつけると、mainメソッドとして認識されなくなってしまいます。

Javaのmainメソッドで知っておきたい4つのこと

Javaのmainメソッドで押さえておきたい4つのことを解説していきます。

  • mainメソッドの決まり事
  • mainメソッドのクラス名
  • mainメソッドなしの場合はどうなるか
  • mainメソッドは複数あるとどうなるのか

順番に見ていきましょう。

その①:mainメソッドの決まり事

mainメソッドはpublic static void main(String[] args)と記載します。

「なぜpublicでstaticなのか」と気になる点はあると思います。中にはおまじないと教えられた方も多いでしょう。

しかしこれは仕様で決まっているものですので、こういうものなんだなという理解で問題ありません。

なので暗記してしまいましょう。

Javaでは通常のメソッドと、mainメソッドがあります。

mainメソッドと認識してもらうためには、仕様で決められた記述をしなければなりません。

おさらいですがmainメソッドは以下のように書きます。

public static void main (String[] args){

}

例えば、下記のようにするとmainメソッドではなく、通常のメソッドとして扱われます。

static void main (String[] args){

}

上記2つの違いは、後者がアクセス修飾子であるpublicの記述がありません。

そのためmainメソッドと認識されず、通常のメソッド扱いとなります。

mainメソッドは決まった書き方をする必要があります。

その②:mainメソッドのクラス名

mainメソッドのクラス名は、何にすれば良いでしょうか。

結論、クラス名は特に決まりはありません。

mainメソッドといっても、通常のメソッドの一種です。

クラスの中に定義しておく必要があるだけで、クラス名の指定をする必要はないです。

その③:mainメソッドなしの場合はどうなるか

mainメソッドとは、Javaプログラムのエントリーポイントです。

仮にmainメソッドがないと、エラーが発生します。

たとえば下記のメソッド名はmainという名前がついていますが、修飾子のstaticがないため、通常のメソッド扱いとなりエラーが出ます。

class Test1 {
  
  public void main(String[] args) {
    test(30);
  }

  public static void test(int num) {
    System.out.println(num);
  }

}

実行結果:

>java Test1      
エラー: メイン・メソッドがクラスTest1のstaticではありません。次のようにメイン・メソッドを定義してください。
   public static void main(String[] args)

mainメソッドと認識されるためには、public static void main(String[] args){}と記述する必要があります。

class Test1 {
  
  public static void main(String[] args) {
    test(30);
  }

  public static void test(int num) {
    System.out.println(num);
  }

}

実行結果:

30

その④:mainメソッドは複数あるとどうなるのか

mainメソッドは複数あるとどうなるのでしょうか?

例えば下記の様なコードです。

class Test1 {
  
  public static void main(String[] args) {
    test(30);
  }

  public static void test(int num) {
    System.out.println(num);
  }

}

class Test2 {
  public static void main(String[] args) {
    test2(40);
  }

  public static void test2(int num2) {
    System.out.println(num2);
  }
}

実行結果:

30
40

結論としてmainメソッドは複数あっても特に問題はありません。

Javaのmainメソッドの使い方

ではここまでの基本を抑えた上で、実際にmainメソッドを使ってみましょう。

メソッドの呼び出し方

まずはメソッドの呼び出し方です。

mainメソッドは通常のメソッドと同様に、インスタンス化することでメソッドを呼び出すことが可能です。

class Test1 {
  
  public static void main(String[] args) {
    test();
  }

  public static void test() {
    System.out.println("呼び出されました");
  }
}

実行結果:

呼び出されました

引数の渡し方

mainメソッドから他のメソッドを呼び出す際に、引数を渡すやり方です。

class Test1 {
  
  public static void main(String[] args) {
    test(30);
  }

  public static void test(int num) {
    System.out.println(num);
  }
}

実行結果:

30

Javaのmainメソッド:まとめ

Javaのmainメソッドについて解説してきました。

mainメソッドはJavaプログラムのエントリーポイントとなるメソッドです。

mainメソッドは必ずpublic static void main(String[] args){}とし、通常のメソッドと同様にクラスの中に定義していきます。

mainメソッドはJavaでは欠かせない存在なので、ぜひ本記事を繰り返し読んで、理解を深めてみてください。

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