「プログラミングスクールにいきたいのだけど、どうやって選べばいいの?選び方を教えて欲しい」
こんなお悩みにお答えします。
本記事をお読みいただければ、最適なスクールの選び方がわかりますよ。
実際に僕はプログラミングスクールを卒業し、現在は大阪の受託開発会社でエンジニアをやっているので、お伝えする情報の信ぴょう性はあるかと思います。
記事の後半では、プログラミングスクールの特徴や、スクールを受講して失敗しない方法についても解説しております。
ぜひ最後までご覧ください。
プログラミングスクールの選び方
まずはプログラミングスクールの選び方についてみていきましょう。
選び方①:希望の受講スタイルがあるか
希望の受講スタイルがあるかを確認しましょう。
たとえばオンラインなのか通学なのかですね。なかには「家だと集中出来ないので通学がいい」という方もいると思います。
反対に通学だと時間がもったいないのでオンラインでしたい方もいるでしょう。
プログラミングスクールによっては完全オンラインのところもあれば、オンラインと通学両方のところもあります。
なので、自分に合った受講スタイルがあるか確認してみてください。
選び方②:目的の言語を学習できるか
目的の言語が学べるかどうかも見ておきましょう。
たとえばRubyを学習したいなら、Rubyが学べるスクールを選びましょう。
現時点でどのプログラミング言語が良いかわからない方は、まずは自身がなりたいエンジニア像を決め、そこから逆算してみてください。
たとえばweb制作をしたいならPHPやJavaScriptがいいですし、iPhoneアプリを作りたいならSwiftがいいです。
とはいえ特にこだわりはなく、ひとまずプログラマーになりたいという方は、初めの言語はRubyが比較的簡単なのでお勧めですよ。
僕自身、プログラミングスクールでRubyを学びました。ただ今は実務でJavaを扱っています。
初めに学習した言語と、仕事で使う言語が異なるのはよくある話です。
ひとまずエンジニアになりたいというだけなら、最初の言語はなんでもOKです。
選び方③:口コミや評判はいいか
口コミや評判も選ぶポイントとなります。
仮に口コミや評判が一切見当たらないということは、カリキュラムの質や卒業後の進路がどうかるのか想像しにくいですよね。
なので良い口コミや良い評判のあるプログラミングスクールを探してみてください。
選び方④:転職保証はあるか
エンジニアに転職を目指している方は、転職保証があるところを選ぶと良いです。
転職保証があると、転職できなかった時に受講料金を全額返金してくれるところもあります。
とはいえプログラミングスクールの転職率は、90%を超えているところが大半です。
きちんと学習して転職活動を行えば、転職できないということはあまり考えにくいです。
選び方⑤:受講期間は十分にあるか
受講期間は希望通りかどうかもチェックしておきましょう。
たとえばゆっくり長期間学びたい場合や、短期集中でエンジニアになりたい場合とでは、希望の期間も変わってくると思います。
プログラミングスクールの受講期間は短いところで4週間ほど、長いところで14週間ほどあったりもします。
エンジニア転職を目指している方であれば、300〜600時間ほど学習時間は必要なので、その辺りも考慮してみてください。
選び方⑥:働きながら学べるか
現在仕事をしている方で、働きながらプログラミングスクールで学びたい場合は、働きながらでも受講ができるかどうかを確認しておきましょう。
大半のスクールは働きながらでも受講ができるとは思いますが、中には夜勤をされていて日中の受講が厳しい方もいるかと思います。
自身のライフスタイルにあった時間帯で受講ができるかどうかチェックしましょう。
選び方⑦:費用は支払える範囲内か
プログラミングスクールは無料のところから有料で70万円ほどするところまで、受講料金が幅広いです。
受講したいスクールの料金は、自身が支払える範囲内かどうかは入念にチェックしましょう。
たとえば退職をして受講する場合は、特に数ヶ月間の生活費なども考慮した上で、受講料金が支払える範囲かどうかを計算してみて下さい。
選び方⑧:講師は現役エンジニアか
これは好みの問題にはなりますが、プログラミングスクールの講師は現役エンジニアかどうかもポイントとなります。
現役エンジニアが講師の方が、より実践向きで的確なアドバイスをしてもらえることが多いからですね。
とはいえ現役ではなくても、特に大きな問題はありません。なぜなら未経験者が質問することは大半は基本的なことばかりだからですね。
現に僕が受講したTECH CAMPの講師も、現役ではありませんでした。
ただ何もわからない状態の僕に、とても理解しやすいようにアドバイスをしてくれましたので、特に不満はなかったです。
選び方⑨:卒業生のその後は良い方向に向かっているか
プログラミングスクールを卒業した方の、その後を調査するのもポイントです。
SNSやインターネットで調べたら出てくるところはすぐに出てくると思います。
卒業生が良い方向に向かっているのであれば、そのプログラミングスクールは良質という判断材料にもなりますからね。
入念にチェックしておきましょう。
プログラミングスクールを選ぶ基準
プログラミングスクールを選ぶ基準についても解説していきます。
選ぶ基準①:なりたいエンジニア像になれそうか
自身がなりたいエンジニアになれそうかどうかは選ぶ基準となります。
たとえばWebエンジニアになりたいならRubyが学べるところで、かつ卒業生も実際にWebエンジニアになっているかがポイントですね。
プログラマーやシステムエンジニアとして勤務したい方は、RubyまたはJavaを学べるスクールを選ぶといいですよ。
特にJavaは多くの企業で扱われており、たくさんの案件があります。
なので身につけておけば需要の高いエンジニアになることができます。
選ぶ基準②:希望の働き方ができる企業に転職ができるか
希望の働き方ができる企業に転職ができるかどうかも選ぶ基準となります。
たとえば自社開発企業で私服でエンジニアをしたいという方は、自社開発企業への転職率が高いスクールにいくべきですよね。
一方で受託開発企業で様々な案件をこなし、経験値を貯めたいという方は、ひとまずなんでもいいので1つの言語を集中的に学べるスクールが良いかなと思います。
選ぶ基準③:無料か有料か
無料のスクールか有料のスクールなのかも、選ぶ基準になります。
無料のプログラミングスクールでも、いまは転職率が90%を超えているところも多いです。
一方で有料だからといって良い企業に就職できるかというと、実はそうでもないです。
結局のところ誰よりも努力して学習をしたり、転職活動をする必要があり、自分の頑張り次第です。
プログラミングスクールの特徴を比較
プログラミングスクールの特徴を比較してみましたのでご覧ください。
比較①:無料と有料のメリットとデメリット
プログラミングスクールには無料と有料がありますが、どちらが良いのか気になりますよね。
結論、無料と有料のメリットデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット | |
無料のプログラミングスクール | 費用が無料・リスクが少ない | 指定の紹介先企業に入社しないと別途費用がかかる場合がある ・違約金が発生する場合がある・入校条件が厳しい |
有料のプログラミングスクール | カリキュラムの質が良い・転職サポートが手厚い | 受講費用がかかる・学習に遅れると追加費用が発生する場合がある |
無料のスクールは何といっても費用が「タダ」なところが大きいですよね。ちなみに無料のスクールは企業から支援を受けているので無料で運営できています。
有料のスクールはやはり優良な分、カリキュラムや講師の質が良かったりします。
ただ個人的には、とりあえずエンジニアに転職したいというだけであれば、無料でも十分学習経験は積めるので問題ないと思っています。
フリーランスになりたい方は有料でガッツリ経験値貯めた方がよいかなと。
比較②:オンラインと教室のメリットとデメリット
プログラミングスクールにはオンラインまたは教室で学べるスタイルのところもあります。
それぞれのメリットデメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット | |
オンライン | 通学時間がない・自宅で気軽に受講できる | 自宅の環境によっては誘惑物が多く集中しにくい・質問してもすぐに回答が得られない場合がある |
教室 | 集中しやすい・仲間がいるのでモチベーションを保ちやすい・講師に対面で質問ができる | 通学の手間がかかる |
やはり教室の方が周りに人がいて集中できる環境ではあります。
とはいえオンラインなら交通の手間が省けます。どちらを取るかは自分に合った方を選ぶと良いですね。
比較③:退職後に通うメリットとデメリット
プログラミングスクールに行く際に、仕事を退職してから行く方もいます。
実際、スクールによっては退職している方に向けた短期集中型の受講プランもあります。
退職後に受講するメリットは、学習に専念できるところですね。
ただし退職すると収入が途絶えるというリスクもありますので、安定を求めるなら働きながら受講する方が良いでしょう。
この辺りは下記記事で詳しく解説しておりますので、興味のある方は参考にしてみてください。
比較④:転職支援付きのメリットとデメリット
転職支援付きのプログラミングスクールに行く、メリットとデメリットを挙げてみます。
メリット | デメリット | |
転職支援あり | 履歴書や職務経歴書の添削をしてくれる・面接練習をしてくれる・就活のモチベーションが保ちやすい | 特になし |
転職支援なし | 自分の思うように就活することができる | ひとりなので就活のモチベーションが保ちにくい |
エンジニアに転職を目指している方で、少しでも就活に不安がある方は、転職支援付きのプログラミングスクールに行くことをお勧めします。
プログラミングスクールを選ぶ際の注意点
プログラミングスクールを選ぶ際の注意点についてもみておきましょう。
注意点①:途中でやめると違約金がかかるところもある
無料のプログラミングスクールでよくあるのが、途中でスクールを退会すると違約金がかかるという条件です。
また違約金はかからないとしても、スクール側で紹介した企業に就職しなかった場合も、別途費用が発生するところもあります。
なので受講条件はよく読んでおきましょう。
注意点②:無料のスクールは紹介先の企業が限られているケースが多い
無料のプログラミングスクールでは、受講料金は無料であっても、紹介先の企業が限られている場合があります。
もし紹介先の企業に就職しなかった場合は費用が発生するところもあります。
自分が希望する企業がある場合は要注意です。
注意点③:転職保証付きでも自力で就活が必要
プログラミングスクールでは、転職保証付きのところもあります。ただ転職保証といっても、手取り足取りサポートしてくれるわけではありません。
転職サポートでサポートしてくれるのは大半は「履歴書・職務経歴書の添削」「求人紹介」「面接日程管理」「面接練習」などです。
つまり自分でも別で就職活動をして企業に応募をし、面接練習をしていかなければなりません。
ただスクールによっては、スクールからの紹介以外の企業に就職した場合、別途費用がかかる場合があります。
プログラミングスクールで失敗しない方法
プログラミングスクールに行くなら失敗はしたくないですよね。
結論、下記がスクールに行って失敗を防ぐための方法です。
- プログラミングの無料体験を受けてみる
- 気になるプログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてみる
- 完全無料のプログラミングスクールに行く
順番に解説していきます。
その①:プログラミングの無料体験を受けてみる
プログラミングスクールでは無料体験を実施しているところもあります。
いきなり本格的に受講するよりも、まずは無料体験でプログラミングの適正があるかどうかチェックするのも良いですね。
ぼくはテックアカデミーの無料体験にいきましたが、1週間無料でHTML/CSS/JavaScriptの基本を学ぶことができました。
無料体験を受けてみたい方は気軽に受けてみてください。テックアカデミーに関しては下記記事で紹介しております。
その②:気になるスクールの無料カウンセリングを受けてみる
無料カウンセリングを受けてみるのもありですよ。
無料カウンセリングはほとんどのプログラミングスクールが実施しています。
カウンセリングでは自身がエンジニアやプログラミングで気になっていることや、スクールについての疑問点などを質問することができます。
僕もテックキャンプの無料カウンセリングを受け、エンジニアの転職方法やプログラミングについての質問をたくさんし、疑問を解消することができました。
気になるプログラミングスクールがあるなら、何社かピックアップをし、実際に無料カウンセリングを受けてみてください。
その③:完全無料のプログラミングスクールに行く
無料のプログラミングスクールではなく「完全無料」のプログラミングスクールに行くのもありですね。
本記事で何度か説明していますが、無料といっても、紹介先の企業に就職しないといけなかったり、受講条件があります。
ただそういった条件なしに、途中解約金もいらないスクールも中にはあります。
もちろん完全無料だからといってカリキュラムや講師の質が悪いかと言うとそんなこともありません。
完全無料のスクールはリスクがほぼないので良いですね。
プログラミングスクールの選び方:まとめ
プログラミングスクールの選び方についてご紹介してまいりました。
スクールに行くなら失敗は避けたいところ。自身のなりたいエンジニア像から逆算し、最適なスクールを選んでみてください。
下記記事では、プログラミングスクール20社を比較しておりますので、参考にしてみてくださいね。