「プログラミングスクールの選び方を教えて欲しい。スクールはたくさんあるので、どこが良いのかがわからない」
こんなお悩みにお答えします。
本記事をお読みいただければ、最適なスクールの選び方がわかりますよ。
僕はプログラミングスクールを卒業し、エンジニアに転職しています。その後は実務経験を1年積み、月50万稼ぐフリーランスエンジニアにもなれました。これらの知見を基に、失敗しないプログラミングスクールの選び方をご紹介します。
記事の後半では、プログラミングスクールの特徴やスクールを受講して失敗しない方法についても解説しました。
自分に合ったスクールを見つけたい方は、ぜひ読み進めてみてください。
プログラミングスクールの選び方

プログラミングスクールの選び方をみていきましょう。
- 希望の受講スタイルがあるか
- 目的の言語を学習できるか
- 口コミや評判はいいか
- 転職保証はあるか
- 受講時間は十分にあるか
- 費用は支払える範囲内か
- 講師は現役エンジニアか
- 卒業生は良い方向に向かっているか
希望の受講スタイルがあるか
希望の受講スタイルがあるか確認しましょう。たとえば、オンラインなのか、通学かですね。
なかには「家だと集中出来ないので通学がいい」という方はいると思います。とはいえ、逆に通学だと時間がもったいないので、オンラインでしたい方もいるでしょう。
プログラミングスクールによっては、完全オンラインのところもあれば、オンラインと通学両方のところもありますよ。
自宅でゆっくり受講したい方はオンライン。通学の方が良い方は、通学で受講できるスクールを選びましょう。
目的の言語を学習できるか
目的の言語が学べるかどうかは見ておきましょう。たとえばRubyを学習したいなら、Rubyが学べるスクールを選ぶなどです。
現時点でどのプログラミング言語が良いかわからない方は、まずは自身がなりたいエンジニア像を決め、そこから逆算してみてください。
あなたがWeb制作をしたいなら、PHPやJavaScriptがいいですし、iPhoneアプリを作りたいならSwiftがいいです。
特にこだわりはなく、ひとまずプログラマーになりたい方は、初めの言語はRubyが比較的簡単なのでお勧めです。僕もプログラミングスクールでRubyを学びました。
ちなみに初めに学習した言語と、仕事で使う言語が異なるのはよくある話です。僕自身、最初はRubyを学びましたが、転職先の会社ではJavaを使うことになりましたからね。
ひとまずエンジニアになりたいのなら、最初の言語はなんでもOKです。
口コミや評判はいいか
プログラミングスクールの口コミや評判も、選ぶポイントです。
もし口コミや評判が一切見当たらない場合、カリキュラムの質が良いのか悪いのかなど、わからないですよね。受講生の卒業後の進路がどうなっているのかも、想像しにくいです。
良い口コミのあるプログラミングスクールは、カリキュラムやサービスの質が高い傾向にあります。
以下では、僕も受講したプログラミングスクール「テックキャンプ」の口コミをまとめていますので、参考にしてみてください。
転職保証はあるか
エンジニアに転職を目指している方は、転職保証があるところを選ぶと良いですよ。
転職保証があると、転職できなかった時に受講料金を全額返金してくれるところもあります。
とはいえ、プログラミングスクールの転職率は、90%を超えているところが大半です。きちんと学習して転職活動を行えば、転職できないということは、あまり考えにくいです。
ただ念の為、転職保証はあった方が、安心感はありますよね。
受講時間は十分にあるか
受講時間は十分あるかどうかもチェックしておきましょう。
受講時間が少なすぎると不十分ですし、反対に多すぎてもエンジニアに転職するまでの道のりが長くなります。
たとえば、エンジニアになりたい場合は、300〜600時間ほどあれば十分でしょう。
プログラミングスクールの受講期間は短いところで4週間ほど、長いところで14週間ほどあったりもします。
転職するなら300〜600時間あれば十分です。僕自身、テックキャンプの短期集中コースでで600時間学習しました。
費用は支払える範囲内か
プログラミングスクールは、無料もあれば有料で70万円するところもあり、受講料金が幅広いです。
希望のスクールの料金は、自身が支払える範囲内かどうかはチェックしておきましょう。
もし仕事を退職して受講する場合は、生活費なども考慮した上で、受講料金が支払える範囲内かどうかも計算してみて下さい。
とはいえ、今のスクールは大体が分割払いができますので、金銭的に余裕がない場合は分割払いができるところが良いでしょう。
講師は現役エンジニアか
これは好みの問題ですが、プログラミングスクールの講師は、現役エンジニアかどうかもポイントです。
現役エンジニアが講師の方が、実践向きで的確なアドバイスをしてもらえることが多いからですね。
とはいえ、現役ではなくても、特に大きな問題はありません。未経験者が質問することは、大半は基本的なことが多いからですね。
現に僕が受講したTECH CAMPの講師も、現役ではありませんでした。
ただ何もわからない状態の僕に、とても理解しやすいようにアドバイスをしてくれました。なので特に現役ではなくても不満はなかったです。
卒業生のその後は良い方向に向かっているか
プログラミングスクール卒業生のその後を調査するのもポイントです。
卒業生が良い方向に向かっているのであれば、「そのプログラミングスクールは良質」という判断材料にもなりますからね。
SNSやインターネットで調べたら、出てくるところはすぐに出てくると思います。
一つ注意点としては、有名なスクールであれば受講者数もその分多いので、良い口コミもあれば悪い口コミもあります。
良い口コミと悪い口コミの、どちらか片方の意見をうのみにするのではなく、両方の意見を見た上で受講を検討すると良いですよ。
受講したいスクールの卒業生のその後を、リサーチしてみてくださいね。
プログラミングスクールを選ぶ基準

プログラミングスクールを選ぶ基準も解説していきます。
- なりたいエンジニア像になれそうか
- 希望の働き方ができる企業に転職ができるか
- 無料か有料か
なりたいエンジニアになれそうか
自身がなりたいエンジニアになれそうかどうかは、選ぶ基準として考えると良いです。
たとえばWebエンジニアになりたいなら、Rubyが学べるところや、卒業生も実際にWebエンジニアになっているか等がポイントですね。
プログラマーやシステムエンジニアとして勤務したい方は、RubyかJavaを学べるスクールを選ぶといいですよ。
特にJavaは多くの企業で扱われており、たくさんの案件があります。
Javaを身につけておけば、需要の高いエンジニアになることができます。
希望の働き方ができる企業に転職ができるか
希望の働き方ができる企業に転職ができるかどうかも、選ぶ基準にしましょう。
たとえば自社開発企業で私服でエンジニアをしたい方は、自社開発企業への転職率が高いスクールにいくべきですよね。
一方で受託開発企業で様々な案件をこなし、経験値を貯めたいという方は、ひとまず1つの言語を集中的に学べるスクールが良いかと。
ちなみに自社開発企業への転職率が高いスクールは、ダントツでポテパンキャンプです。以下で口コミをまとめていますので、参考にしてみてください。
無料か有料か
無料のスクールか有料のスクールなのかも、選ぶ基準になります。
無料のプログラミングスクールでも、いまは転職率が90%を超えているところも多いです。
一方で有料だからといって、良い企業に就職できるかというと、実はそうでもないです。
たしかに有料スクールの方がサービスの質が高い傾向にあるので、挫折しにくいなどのメリットはあります。
とはいえ、無料でも有料でも、結局のところ誰よりも努力して学習をする必要はあります。
以下では、無料と有料のプログラミングスクールを厳選しているので、ぜひチェックしてみてください。
プログラミングスクールの特徴を比較

プログラミングスクールの特徴を比較してみましたので、ご覧ください。
- 無料と有料のメリットとデメリット
- オンラインと教室のメリットとデメリット
- 転職支援付きのメリットとデメリット
無料と有料のメリットとデメリット
プログラミングスクールは無料と有料がありますが、どちらが良いのか気になりますよね。
結論として、無料と有料のメリットデメリットは、下記の通りです。
メリット | デメリット | |
無料プログラミングスクール | ・費用が無料 ・リスクが少ない | ・指定の紹介先企業に入社しないと別途費用がかかる場合がある ・違約金が発生する場合がある ・入校条件が厳しい |
有料プログラミングスクール | ・カリキュラムの質が良い ・転職サポートが手厚い | ・受講費用がかかる ・学習に遅れると追加費用が発生する場合がある |
無料のスクールは何といっても費用が「タダ」なところが大きいですよね。
ちなみに無料のスクールは企業から支援を受けているので無料で運営できています。
有料のスクールはやはり費用がかかる分、カリキュラムや講師の質が良かったりします。
個人的には、とりあえずエンジニアに転職したいだけであれば、無料でも十分学習経験は積めるので問題ないと思っています。
以下では、「無料のスクールはなぜ無料なのか?」について解説していますので、あわせて読んでみてください。
オンラインと教室のメリットとデメリット
プログラミングスクールは、オンラインまたは教室で学べるところもあります。
それぞれのメリットデメリットを、見てみましょう。
メリット | デメリット | |
オンライン | ・通学時間がない ・自宅で気軽に受講できる | ・自宅の環境によっては誘惑物が多く集中しにくい ・質問してもすぐに回答が得られない場合がある |
教室 | ・集中しやすい ・仲間がいるのでモチベーションを保ちやすい ・講師に対面で質問ができる | ・通学の手間がかかる |
教室の方が周りに人がいて集中できる環境ではあります。
とはいえ、オンラインなら交通の手間が省けます。
どちらを取るかは自分に合った方を選ぶと良いですね。
退職後に通うメリットとデメリット
プログラミングスクールに行く際に、仕事を退職してから行く方もいます。実際、スクールによっては退職している方に向けた短期集中型の受講プランもあります。
退職後に受講するメリットは、学習に専念できるところですね。
ただし、退職すると収入が途絶えるというリスクもありますので、安定を求めるなら働きながら受講する方が良いでしょう。
この辺りは下記で詳しく解説しておりますので、興味のある方は参考にしてみてください。
転職支援付きのメリットとデメリット
転職支援付きのプログラミングスクールに行く、メリットとデメリットを挙げてみます。
メリット | デメリット | |
転職支援あり | ・履歴書や職務経歴書の添削をしてくれる ・面接練習をしてくれる ・就活のモチベーションが保ちやすい | ・特になし |
転職支援なし | ・自分の思うように就活することができる | ・ひとりなので就活のモチベーションが保ちにくい |
エンジニアに転職を目指している方で、ひとりで就活をするのが不安な方は、転職支援付きのプログラミングスクールがお勧めです。
転職支援付きであれば、面接対策や履歴書の添削などを、キャリアアドバイザーが行ってくれますよ。
プログラミングスクールを選ぶ際の注意点

プログラミングスクールを選ぶ際の、注意点についてもみておきましょう。
- 途中でやめると違約金がかかるところもある
- 無料スクールは紹介先の企業が限られているケースが多い
- 転職保証付きでも自力で就活が必要
途中でやめると違約金がかかるところもある
無料のプログラミングスクールでよくあるのが、途中でスクールを退会すると違約金がかかるという条件です。
また違約金はかからないとしても、スクール側で紹介した企業に就職しなかった場合も、別途費用が発生するところもあります。
なので、受講条件はよく読んでおきましょう。
無料のスクールは紹介先の企業が限られているケースが多い
無料のプログラミングスクールでは、受講料金は無料であっても、紹介先の企業が限られている場合があります。
もし紹介先の企業に就職しなかった場合は費用が発生するところもあります。
自分が希望する企業がある場合は要注意です。
転職保証付きでも自力で就活が必要
プログラミングスクールでは、転職保証付きのところもあります。ただ転職保証といっても、手取り足取りサポートしてくれるわけではありません。
転職サポートでサポートしてくれるのは、大半のスクールは主に以下の通り。
- 「履歴書・職務経歴書の添削」
- 「求人紹介」
- 「面接日程管理」
- 「面接練習」
などなど。
つまり、自分でも別で就職活動をして企業に応募をし、面接練習をしていかなければなりません。
ただスクールによっては、スクールからの紹介以外の企業に就職した場合、別途費用がかかる場合があります。
プログラミングスクールで失敗しない方法

プログラミングスクールに行くなら失敗はしたくないですよね。
結論として、下記がスクールに行って失敗を防ぐための方法です。
- プログラミングの無料体験を受けてみる
- プログラミングスクールの無料カウンセリングを受ける
順番に解説していきます。
プログラミングの無料体験を受けてみる
プログラミングスクールでは、無料体験を実施しているところもあります。
いきなり本格的に受講するよりも、まずは無料体験でプログラミングの適正があるかどうかチェックするのも良いですね。
ぼくはテックアカデミーの無料体験にいきましたが、1週間無料でHTML/CSS/JavaScriptの基本を学ぶことができました。
無料体験を受けてみたい方は、気軽に受けてみてください。テックアカデミーに関しては、下記記事で紹介しております。
気になるスクールの無料カウンセリングを受けてみる
無料カウンセリングを受けてみるのも、ありですよ。無料カウンセリングは、ほとんどのプログラミングスクールが実施しています。
カウンセリングでは、自身がエンジニアやプログラミングで気になっていることや、スクールについての疑問点などを質問することができます。
僕もテックキャンプの無料カウンセリングを受け、エンジニアの転職方法やプログラミングについての質問をたくさんしました。おかげで疑問を解消することができました。
気になるプログラミングスクールがあるなら、何社かピックアップをし、実際に無料カウンセリングを受けてみてください。
プログラミングスクールは浪費ではなく投資
プログラミングスクールの選び方について、ご紹介しました。
プログラミングスクールは高額なところが多いですが、スクール代は浪費ではなく自己投資です。
僕自身、テックキャンプに70万円支払って受講しました。でも1年半で月収50万円稼ぐフリーランスエンジニアになれたので、受講費をはるかに上回るリターンを得られました。
とりあえず早くエンジニアになって稼ぎたいという方は、短期のスクールを選ぶと良いですよ。
下記では、最もおすすめのプログラミングスクールを比較しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。