「プログラミングスクールは無駄だからやめとけという意見を見たのだけど、本当なのかな?」
こんな疑問に答えます。
これからプログラミングスクールを受講しようか迷っている方は、「スクールは無駄」という意見を見ると、受講すべきか迷いますよね。
本当にプログラミングスクールは無駄だからやめておくべきなのでしょうか?それはスクールを経験した人にしかわかりません。
そこで本記事では、現役エンジニアで、プログラミングスクールを卒業した僕が、「プログラミングスクールは無駄だからやめとけ」の真相を解説します。
結論から言うと、プログラミングスクールには、行くべき人とそうでない人がいます。
未経験からエンジニアになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングスクールは無駄だからやめとけと言われる理由
なぜ、プログラミングスクールは無駄だからやめとけと言われるのでしょうか?
それは以下が主な理由だと考えられます
- 独学成功者の結果論
- 既エンジニアの想像論
- 挫折してしまった人の意見
順番に見ていきましょう。
理由①:独学成功者の結果論
独学でエンジニアなれた一部の方で、「プログラミングスクールは無駄だからやめとけ」主張されているケースがあります。SNSを見ていると、ときどき見かけますね。
自分がプログラミングスクールを利用せずにエンジニアになれたので、スクールは必要ないと主張しているのでしょう。
ただこれは、その方が独学で成功できただけであり、万人に当てはまるわけではないですからね。
理由②:既エンジニアの想像論
既に長いことエンジニアをやっている方の、想像論であるケースもあります。
未経験でもエンジニアになれば、実務で給料をもらいながら学習することができるため、わざわざ費用をかけてまでプログラミングスクールに行く必要はないと主張しているのでしょう。
確かにひと昔前は、未経験からでも、スクールなどを活用せずいきなりエンジニアになれたかもしれません。ただ、今の時代は未経験からエンジニアになりたい方はたくさんいるので、その分採用ハードルは上がっています。
僕が勤めている会社にも、毎日たくさんの応募が来ています。僕も未経験からエンジニアになるときは、70社ほど応募をしたので、未経験からの転職の大変さはとてもわかります。
理由③:挫折してしまった人の意見
実際にプログラミングスクールを受講したにもかかわらず、エンジニアになれなかった方が、「プログラミングスクールは無駄」と主張しているケースもあります。
たしかに、スクールを受講したのにエンジニアになれなかったら、「プログラミングスクールなんて無駄」と言いたい気持ちは、わからなくもないです。
とはいえ、プログラミングスクールは転職成功率が9割を超えているところがほとんどです。きちんと学習をして転職活動をすれば、エンジニアになれるはずです。
プログラミングスクールに行く必要のない人の特徴
プログラミングスクールは、効率よくプログラミングを学習するためには、非常に効果的です。
とはいえ、スクールを活用しなくても良い人もいますので、そんな方の特徴をあげていきますね。
- 独学でプログラミングができる
- 実務で学べる環境にいる
- 時間が取れない
行く必要のない人①:独学でプログラミングができる
プログラミングを挫折せずに独学できる方は、スクールを活用しなくてもOKです。
- エラーに詰まっても自力で解決できる
- 周りに質問できる人がいる
- 一人でもモチベーションが保てる
上記に当てはまる方は、一人でも前に進めるので、スクールは必要ないかもしれません。
プログラミングスクールは、独学が困難な方や、時短で学びたい方におすすめです。
行く必要のない人②:実務で学べる環境にいる
既にエンジニアの方で、実務で学べる環境にいるのであれば、わざわざプログラミングスクールに行く必要はないと思います。
「実務経験」に勝るものはないですからね。
とはいえ、そもそも未経験からエンジニアになること自体が難しいです。
未経験の方は、まずはエンジニアになるための必要最低限のスキルを、スクールで身につけるのが得策です。
行く必要のない人③:時間が取れない
時間がない方は、プログラミングスクールの受講はおすすめしません。
大抵のスクールは学習期間が決まっているので、時間が取れないと学習進捗が追いつかないからですね。
なので、エンジニアになりたいけど時間がない方は、まず時間を作るところから始めてみると良いでしょう。またはマイペースに独学するのもありかと。
プログラミングスクールに行くべき人の特徴
プログラミングスクールに行くべき人の特徴についてもあげていきます。
僕が思うに、以下に当てはまる方は、プログラミングスクールでの学習がお勧めです。
- 独学で挫折しそう
- プログラミングの基礎を身につけたい
- 質問できる環境で学習したい
- 実務に近い学習をしたい
- 転職支援をしてもらいたい
- 早くエンジニアに転職したい
上記に当てはまる方は、スクールを活用するとよいですよ。
プログラミングスクールは働きながらでも学べます。詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
プログラミングスクールの効果はどのくらいあるの?
プログラミングスクールは実際にどのくらい効果があるのか、気になりますよね。
ここからは、僕の体験を基に、スクールの受講効果について解説していきます。
- 実際にエンジニアになれた
- エンジニアになれなかった人もいた
- 費用が高額すぎるスクールもある
効果①:実際にエンジニアになれた
僕は2020年にプログラミングスクール「テックキャンプ」を受講しました。テックキャンプ卒業後は3ヶ月ほど転職活動をし、エンジニアになれました。
僕はプログラミングスクールに行く前は独学していました。そして一人で転職活動もしていましたが、結局面接に受からず、エンジニアになることを一度諦めたんですよね。
プログラミングの独学の挫折率は90%といわれているくらい挫折する方が多いのですが、僕もそのうちの1人だったんです。
ですが結果的にいまエンジニアになれているのは、スクールを受講したからだと思っています。
あの時決断してなければ、今頃全く違う職種で、変わらない日常を送っていたと思います。未経験からエンジニアになるために、スクールを活用することは、とても効果的です。
以下では、スクールを受講するなら仕事を辞めるべきかどうかについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
効果②:エンジニアになれなかった人もいる
プログラミングスクールに行ったものの、エンジニアになれなかった人もいました。
ただエンジニアになれなかったといっても、大半の方がスクールでの学習期間中に挫折してしまったパターンです。
卒業した方は、僕の知っている範囲では、大体エンジニアに転職できていました。
プログラミングは向き不向きは多少はあるので、もし自分にプログラミングの適性があるか不安な方は、返金保証があるところを選べばOKです。
効果③:費用が高額すぎるスクールもある
「プログラミングスクールは高い」という印象がある方もいると思います。
プログラミングスクールは無料のところもあれば、高額なところまであるので、料金は幅広いです。
もちろん高額なスクールはその分、サポートが厚くてサービスが良いのは間違いないです。
とはいえ、結局エンジニアになれるかどうかは「自分の頑張り次第」です。なので、あえて高額なところを選ぶ必要もありません。
下記ではプログラミングスクールを11社を比較しておりますので、興味のある方は自分に合ったスクールを探してみてください。
プログラミングスクールは行くべきなのか
僕はプログラミングスクールには、行ける人は行くべきだと思っています
以下が主な理由です。
- やり切る環境が整っている
- 時間を変える
- 人生が変わるきっかけになる
- そもそも無料で学べる
行くべき理由①:やり切る環境が整っている
プログラミングスクールは、学習で挫折しないための工夫が徹底されています。
僕が受講していたテックキャンプは、毎朝チームで集まってZoomで朝礼を受けていました。朝礼後は数時間学習をし、受講生同士でZoomで集まって学習内容をアウトプットしあっていました。
オンラインだったので自宅で受講をしましたが、受講生同士でZoomで集まるので、サボることができません。学習の遅れがでないように進捗管理シートも用意されており、自分の進捗がみんなに見えるようにもなっていました。
テックキャンプの例を挙げましたが、他のスクールも似たようなところはあります。
スクール側もせっかく受けに来てくれた受講生を辞めさせたくはないので、挫折しにくい仕組みづくりがされているところがほとんどです。
効率よく学習してエンジニアになりたい方は、プログラミングスクールを活用してみると良いですよ。
行くべき理由②:時間を買える
プログラミングは独学でやると、1つのエラーを解消するために平気で1日費やすこともあります。
プログラミングスクールに通えば、メンターに質問ができるので、1人で24時間かかっても解けないようなエラーも、「たった5分で解決」なんてこともありえます。
有料のスクールの場合は、金銭的負担がかかるというデメリットはありますが、今の時代は無料で学べるスクールもあります。
独学だとエンジニアになるのに1年かかるとすれば、プログラミングスクールを受講すれば半年でエンジニアに転職できるというくらい、時短になるはず。
時間は有限なので、使えるものは使ってショートカットしていくとよいですよ。
行くべき理由③:人生が変わるきっかけになる
プログラミングスクールを受講することで、簡単には挫折できなくなります。
「プログラミングスクールを受講する」と決めた時点で、エンジニアになる覚悟を決めているはずだからです。
プログラミングスクールは、学習するためだけではありません。
- 「絶対にエンジニアになりたい」
- 「副業で稼ぎたい」
という人にとって、自分を追い込むのに最適な環境です。
行くべき理由④:そもそも無料でも学べる
最近は無料で学べるプログラミングスクールも増えてきています。
高額なスクールに行けばエンジニアになりやすいかというと、実はそうでもありません。結局は「自分次第」なので、やる気があるなら無料でも十分です。
無料のプログラミングスクールでも転職率90%超えているところも多いです。無料だからといって、ブラック企業を進められるなんてことはめったにありません。
無料といっても、スクール側は企業から協賛金という支援を受けているケースが多いです。実際、ビジネスとして成り立っているから無料で運営できているのです。
この辺りは、以下の記事でまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
プログラミングスクールを受講してからエンジニアになるまでの道のり
プログラミングスクールに行くなら、どんな手順でエンジニアになるのが良いのかを解説します。
- プログラミングスクールに申し込む
- プログラミングの学習をする
- スクール卒業後に就職活動をする
- エンジニアに転職をする
プログラミングスクールに申し込む
まずはプログラミングスクールに申し込みをします。
エンジニアに転職したい方は、「転職保証付き」のコースがあるスクールを選んだほうが良いです。
スクールにもよりますが、転職保証があると、転職できなかった場合に全額返金される場合があります。キャリアアドバイザーの方に、履歴書や職務経歴書の添削、求人の紹介をしてもらえたりもします。
キャリアアドバイザーに面接の練習を手伝ってもらえることもあるので、スクールを受講するなら、なるべく転職保証があるところを選びましょう。
プログラミングの学習をする
スクールでの受講が始まったら、ひたすらプログラミングやWebの学習をしましょう。
プログラミングは学校の勉強と違い、暗記するものではなく、実際に手を動かしながら学んでいきます。
わからないところが出てきた場合は、まずは自分でネットで調べてみてください。調べてもわからない場合は、メンターに質問をすると良いですよ。
スクール卒業後に就職活動をする
スクールを卒業したら、いよいよ転職活動を初めていきます。
転職保証付きのスクールであれば、キャリアアドバイザーの指示に従って就職活動を進めていきます。
スクールから求人の紹介があると思いますが、それだけだと求人数が足りないので、個人でも転職サイトに登録をして企業に応募していきます。
転職サイトはとりあえず下記のサイトに登録をしておけばいいでしょう。
- リクナビnext
- doda
- Indeed
- GREEN
- Wantedly
- ワークポート
ちなみに人にもよりますが、僕は70社ほど応募をして、4社から内定をもらいました。なかなか苦戦しました。
エンジニアに転職をする
晴れてエンジニアになることができたら、ひとまず目的達成となります。とはいえ、ここからが「ようやくスタート地点」です。
エンジニアとしてコツコツ実務経験を積み上げていけば、手に職がついて市場価値があがっていきます。
時短するならプログラミングスクールがおすすめ:まとめ
「プログラミングスクールは無駄だからやめとけ」の真相について解説しました。
僕はプログラミングスクールのおかげでエンジニアになれたので、個人的にはおすすめしたいところです。とはいえ、独学でできるならそれでOKです。
プログラミングスクールを受講することで、ほぼ確実に時短はできると思います。効率よくプログラミングのスキルを身につけたい方や、独学で挫折しそうな方は、受講してみると良いかと。
以下記事では、プログラミングスクールのメリットとデメリットについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。