本記事の内容
- SEOとは
- SEO対策が必要な理由
- SEO対策まとめ(基礎・応用)
SEOをすると、狙ったキーワードで検索上位をとり、PVや収益を伸ばすことができます。
でも、ブログを始めたばかりの初心者は、「SEOって何?具体的にどうすればいいの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
そこで本記事では、ブログ初心者の方から中級者の方に向けて、「SEOの基本と応用」を解説していきます。
僕自身、現役でフリーランスブロガー兼プログラマーをやっています。Webの資格でSEO検定を保有していますので、それらの知見をもとに、わかりやすく解説しますね。
記事の後半では、SEOの基礎を学んだ上で、「実践で上位表示するにはどうすれば良いのか」についてもお伝えします。
4分ほどでお読みいただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
SEO対策で事前に知っておきたいこと
SEO対策で事前に知っておきたいことを解説します。
- SEOとは
- SEO対策が必要な理由
- SEO関連の用語集
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。
「検索エンジン最適化」とは、インターネットの検索結果で上位表示するための対策のことです。
ブログやアフィリエイトでアクセス数や収益を効率よく上げるには、SEO対策が必要不可欠ですね。
SEO対策が必要な理由
SEO対策が必要な理由は、記事を検索結果の上位に表示させるためです。
なぜ検索結果で上位表示させる必要があるのかと言うと、ユーザーは検索結果の1ページ目を見る割合が多いからです。つまり、上位表示すればアクセス数が増えて、収益にもつなげやすいということ。
下記は「SISTRIX社」が調査した、2020年7月の検索順位別のクリック率です。
Google検索順位 | Google検索順位別のクリック率 |
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
引用元:SISTRIX公式サイト
上記のクリック率を見る限り、1位~3位が圧倒的にアクセスが多いことがわかります。4位以下になるにつれてクリック率も大幅に下がっていっていますね。
上位1〜3位に入るのが理想ですが、最低でも1ページ目であればアクセス数は期待できます。
SEO関連の用語集
本記事では、SEOに関連する専門用語が何度か出てきますので、事前にまとめておきますね。
用語名 | 意味 |
上位表示 | 一般的に検索結果の1位〜20位までが上位表示と言われることが多い(明確な基準はない) |
クロール | クローラがWebページを巡回し、情報収集すること |
クローラ | Webサイトを巡回して情報収集するプログラム(ロボット) |
検索エンジン | GoogleやYahooなどの検索窓にキーワードを入れて検索するシステム |
Googlebot | Googleのクローラの名前 |
インデックス | クローラがWebページを検索エンジンのデータベースに登録すること |
URL | uniform resource locator の略で、Webページを一意のものと認識するためのもの。例:https://shin-memo.com←これがURL |
https | Hyper Text Transfer Protoco Secureの略で、URLの頭の部分。通信内容が暗号化されている。「http」よりもセキュリティが強い |
被リンク | 外部のサイトから自サイトのリンクが張られていること。優良サイトから被リンクをもらうと自サイトの評価が上がる |
ちなみに世の中には、複数の検索エンジンがあります。
ただYahoo!に関しては、Googleと同じ検索エンジンを使っています。検索エンジンはいくつかありますが、実際はGoogle検索を使う人が大半です。
つまり僕たちは、「Google検索で上位を取る」ことを意識していけばOKです。
3つのSEO対策【コンテンツ・内部・外部SEO】
3つのSEO対策について解説していきます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーが求める答えを、どのサイトよりもわかりやすく提供することをいいます。
Googleはユーザーファーストを第一に考えているので、コンテンツSEOは「もっとも重要」と言っても過言ではありません。
ではコンテンツSEOの具体例を上げてみます。
たとえば、「ブログ アクセス 伸ばす」で検索するユーザーは、ブログでアクセスを伸ばしたい人ということが考えられますよね。
この場合は「ブログでアクセスを伸ばす方法」を、どのサイトよりもわかりやすく書くということです。
情報は日々更新されていくため、定期的に過去記事の修正(リライト)をして、記事の質を保つのも大切です。
内部SEO対策
内部SEO対策とは、クローラとユーザーが理解しやすいように、サイト内で対策するSEOのことをいいます。
内部SEO対策
- タイトルタグ(title)
- メタディスクリプション(meta)
- 見出しタグ(h)
- 画像alt属性
- リンクの設置
- XMLサイトマップ
主に上記の項目を、クローラとユーザーにわかりやすく伝えるために、最適化する必要があります。
各項目の意味や最適化の方法については、後述していきますね。
外部SEO対策
外部SEO対策とは、外部のサイトから「被リンク」をもらうためにする対策のことをいいます。
SNSでシェアされるように対策することも、外部SEO対策といわれております。
外部SEO
- サイト内にSNSのシェアボタンを設置する
- 記事を書いたらTwitterなどのSNSで投稿する
- 有益でシェアしたいと思ってもらえる記事を書く
外部SEOは、先述した「コンテンツSEO」「内部SEO」を実践していれば、自然と対策できていることが多いです。
SNSをするなら、拡散力の強いTwitterがおすすめです。
SEO対策|上位表示する為にやるべき事【基礎編】
SEOで上位表示するための、基礎を解説していきます。
記事タイトルは適切に付ける
ブログ記事のタイトルは、適切につけましょう。
では、記事タイトルの悪い例と良い例をみてみましょう。
悪い例
- 他の記事と同じタイトル名
- 極端に長いタイトル
- キーワードの乱用
- 読んでいて不自然
- キーワードが入っていない
良い例
- シンプルでわかりやすい
- 1ページ1固有のタイトル
- 日本語として自然
- 30文字前後
- キーワードが入っている
タイトルはお店で例えるなら、看板と同じです。
その記事のテーマを、端的に説明するようにつけてみてください。
ユーザーが思わずクリックしたくなるような、魅力的なタイトルをつけましょう。
メタディスクリプションを活用する
メタディスクリプションとは、ページの内容を120文字以内に要約したものです。

検索結果に表示されることもあるため、メタディスクリプションはクリック率にも影響が出てきます。
ディスクリプションは下記の通りに設定すると効果的です。
メタディスクリプション設定例
- 120文字以内でキーワードを入れる
- ユーザーが興味を引く文面にする
- 記事内容を要約する
メタディスクリプションは、ワードプレスであればテーマにもよりますが、大体は投稿編集画面の下の方にある場合が多いです。
アクセスアップにも繋がりますので、忘れずに設定しておきましょう。
見出しタグを適切に使う
見出しタグとは、「h2,h3タグ」等のことを言います。
見出しは「ユーザーにとって意味のある見出しをつける」のがポイントです!
悪い例
- 文字数が多過ぎる(25文字以内推奨)
- 見た目を整えるために使用している
- 見出しが多すぎてわかりにくい
良い例
- 意味のある場所で使用
- キーワードが入っている
- 目次を見て内容がわかる
- H2→H3→H4の順で使用している
見出しはh2タグにキーワードを入れつつ、h3で補足していけば基本的にOKです。
パーマリンクは簡潔に
パーマリンクとは、URLの末尾のことです。
例)https://shin-memo.com/sample/←「sample」の部分がパーマリンク
パーマリンクは下記に気をつけると良いです。
- 長過ぎるのはNG
- 英単語を使用する
- 単語間はハイフン(ー)を使用
- WordPressはあらかじめ簡潔になるよう設定しておく
悪い例
https://shin-memo.com/blog-seo-measures-summary-top-display/
良い例
https://shin-memo.com/blog-seo-measures/
悪い例は「長すぎる」ので読者にもクローラにも理解されにくそうです。良い例はシンプルでわかりやすいですよね。
パーマリンクは基本的にそのページのキーワードをつけると良いです。
僕はいつもGoogle翻訳で翻訳してパーマリンクの設定をしています。
画像はalt属性を付ける
画像は「alt属性」をつけましょう。

画像alt属性はワードプレスであれば、画像を選択したときに「代替テキスト」という項目欄があるので、そちらに入力します。
画像が表示できなかった際に、ユーザーに何の画像があったのかわかるようにつけましょう。
サイト速度を高速化する
ユーザーが検索結果から記事をクリックした時に、ページの表示速度が遅いと、離脱原因につながります。
サイト速度は、PageSpeed Insights(ページ速度チェック)でチェックすることができます。
サイト速度は、特にモバイルの速度を意識しましょう。
- 不要なプラグインは全て削除
- 画像圧縮プラグインを導入
- サイドバーにウィジェットを増やしすぎない
- Twitterの埋め込みは程々に
- 動画の埋め込みも程々に
WordPressなら画像圧縮プラグイン導入や、サイドバーの無駄なウィジェットを削除するだけでも改善できます。
SEO対策|上位表示する為にやるべきこと【実践編】
SEO対策の基礎を理解した上で、「実践すべき点」について解説していきます。
口コミが発生するコンテンツを作成
口コミが発生する記事を作成すると、PVの底上げや被リンクを獲得することができます。
Googleもクチコミによる自然な評判は、サイトの評価を高めるのに役立つといっています。
良い口コミがSNS等で拡散されると、検索以外からもアクセスの増加や被リンク獲得にもつながりますよ。
口コミを発生させるには、ユーザーにとって「有益な情報」を書く必要があります。
ユーザーの検索意図を考える
ユーザーを満足させるには、なぜそのキーワードで検索をしてきたのかを考えましょう。
キーワードは実際にGoogleの検索窓に打ち込み、そこに出てくる候補から選ぶと良いです。

上記は「おすすめ映画 あ」と入力した結果、「おすすめ映画 アニメ」などの関連キーワードの候補が表示されました。
候補に出るということは、誰かが実際に検索しているということです。
では仮に「おすすめ映画 アニメ」で記事を書くとなると、ユーザーが求めているのは「おすすめのアニメ映画は何か」ということが予想できますよね。
あとは「おすすめのアニメ映画」をまとめた記事を書けば良いということになります。
キーワード選定は他にも無料のツールを使ってすることもできますし、月間どれくらい検索されているのか回数を調べることもできます。
E-A-Tを意識したサイト作りをする
E-A-Tを意識したサイトを作りましょう。
「専門性と権威性がサイトの質を向上させる」と、Googleもいってます。
E-A-Tとは以下の通りです。
名称 | 意味 |
Expertise(専門性) | 十分な知識量があること。問題解決できる情報を提供していること等 |
Authoritativeness(権威性) | SNSなどで言及されている等。知名度がある人のこと |
Trustworthiness(信頼性) | 情報が正しいか。サイトがhttps(SSL化)されているか。運営者情報の記載が明確にあるか等 |
要は有名な専門家が書く記事は信頼できるということです。
とはいえ、最初はだれでも無名ですし、そもそも執筆ジャンルによっては知識量がすくないこともあるでしょう。
その場合は書籍を3冊ほど買って読んだり、上位のサイトを分析したりして知識をつけると良いですね。
まずは専門知識を身につけ、SNS等で認知度もあげていけば、権威性を出していくこともできます。
各カテゴリーに十分な記事を用意する
専門性を高めるには1カテゴリーあたりの記事数も多く必要になってきます。
たとえば、映画のカテゴリーがあるにもかかわらず、1記事しかなかったら専門性が高いとは言えませんよね。
先程のE-A-Tであげた通り、専門性は重要ですので、各カテゴリーは充実させていきましょう。
内部リンクを有効活用する
内部リンクとは、自サイト内の記事同士を繋ぐリンクのことです。
内部リンクはユーザーの疑問を解決するために使うと効果的です。
たとえば、記事を読んでいて「これってどういう意味?」と感じた経験はあるかとおもいます。
その疑問を感じるポイントに、疑問を解決する記事のリンクを貼っておくとクリックされやすくなります。
外部リンクを有効活用しよう
外部リンクとは、自サイトから他サイトへリンクを張るのことの名称です。
外部リンクは他サイトから情報を引用する時には張る必要がありますね。
反対に自サイトが他サイトからリンク(被リンク)をもらうと、自サイトの評価がアップします。
有益な記事を書き、良質な被リンクをもらうことでブログが強くなっていきます。
本質はユーザーに焦点をあてること
SEO対策は、アクセスや収益を伸ばすためには必須です。
とはいえ、テクニックよりも意識すべきは「ユーザーにとって有益かどうか」です。Googleは「ユーザーファースト」を第一に考えております。
ユーザーにとって有益だと感じてもらえれば、検索を使う人が増える=広告利益がでます。
なので、僕たちブロガーやアフィリエイターは、「ユーザーを第一に考えることで結果としてアクセスや収益がもらえる」ということです。
以下記事では、上位表示が狙えるブログ記事の作成方法を解説していますので、あわせて読んでみてください。