フリーランスエンジニア

SIerからフリーランスになる方法は?実際に独立した僕が解説

2022年7月9日

フリーランスエンジニア

シン

フリーランスエンジニア|プログラミング資格 Oracle認定Java Silver| Web資格 全日本SEO協会認定 SEO検定3級4級|大阪在住

「SIerからフリーランスエンジニアになれるのかな?フリーランスになって収入を増やしたい。あと自由な働き方もしてみたいなぁ」

こんなお悩みにお答えします。

フリーランスエンジニアは自由度が高くて高収入です。そして人間関係で悩まされにくいというメリットがあります。

しかし、SIerのエンジニアから即戦力が必要とされるフリーランスになることは、果たしてできるのか気になりますよね。

特にSIerは古い技術を扱うことが多く、設計書の作成やテストを担当することも多いので、開発の経験がそこまでないという方もいるでしょう。

僕も元々SIerで働いていたので、SIerに所属されているエンジニアの方のお気持ちはとてもわかります。

先に結論から言うと、SIerからフリーランスになることは、十分可能です。

そこで本記事では、SIerからフリーランスになる具体的な方法をご紹介します。

実際に僕はSIer1年5ヶ月でフリーランスエンジニアに転身しましたので、実体験をもとにお伝えしますね。

記事の後半では、SIerからフリーランスになるメリットとデメリットについても解説しました。

4分ほどでお読みいただけますので、ぜひ最後までご覧ください。

SIerからフリーランスは実務経験があればなれる

SIerからフリーランスには、実務経験があればなれます。

フリーランスには即戦力が求められるので、SIerやSES、アルバイトや派遣でも実務経験さえあれば問題ないですよ。

とはいえ、認識しておかなければならないことが、IT業界歴=実務経験ではないということ。

たとえば、以下の項目は実務経験とは言い難いです。

  • テスター
  • エクセルでデータ整備
  • 単純作業

要するに、「誰にでもできる業務」は技術を必要としないので、フリーランスに求められる実務経験にカウントされないんですよね。

実際に僕がフリーランスエージェントの方から聞いた話では、「IT業界歴は5年あるけど、ずっと運用保守をしてきたので開発経験がなく、なかなか案件が決まらない方もいます」とのことです。

なので、プログラマーであればプログラミングの開発経験。システムエンジニアであれば、開発経験もしくは要件定義や設計書の作成などの上流経験があれば良いかなと。

SIerからフリーランスになる方法を3STEPで解説

それでは、SIerからフリーランスになる具体的な方法をご紹介していきます。

結論からいうと、以下の方法でSIerからフリーランスになることは可能です。

  • 実務経験2年以上積む
  • エージェントに相談する
  • 独立する

では順に解説していきます。

STEP1:実務経験2年以上積む

SIerからフリーランスエンジニアになるなら、実務経験は2年以上あれば問題ないです。

フリーランスには即戦力が求められるので、経験が浅いと案件が決まりにくいです。なので、2年の経験があれば案件が決まりやすいんですよね。

僕の場合、IT業界歴1年5ヶ月(開発実務経験は1年)でフリーランスになりましたが、案件が決まるまでに40社ほど応募しました。

最低でも実務経験1年以上あれば、フリーランスにはなれます。ただ1年程度だとスキル不足なので、なったあとについていくのが大変なんですよね。

僕のようににチャレンジャーな方は経験1年でもいいですが、安定的にいくなら、2年以上の経験はあった方が良いですね。

もし今、実務経験が積めていないなら

現在SIerだけど、テストばかりさせられていたり、雑用ばかりさせられていて実務経験が積めていないという方は、自社で経験が積める案件に参画できないかを、上司に交渉してみると良いですよ。

もし交渉しても無理なら、実務経験が積める会社に転職してしまうのが良いと思います。

ちなみにSIerに所属しながらプログラミングスクールや独学をして、フリーランスになりましょうとおすすめしているサイトがありますが、スクールや独学での経験は実務経験にはカウントされません。

Web制作などの比較的に低スキルなコーダー案件なら、プログラミングスクールを受講してフリーランスになることは可能です。しかし、コーダーは単価が低いので、費用対効果が悪くあまりおすすめではないです。

なので現状の会社に交渉するか、転職するかして、まずはエンジニアとしての実務経験を2年ほど積み上げてみてください。

そもそも現在、エンジニア未経験の場合

そもそも今エンジニア未経験の方もいるかと思います。

未経験の方はSIerでも自社開発でもいいので、まずは実務経験が積めそうな会社を探して転職しましょう。

とはいえ、未経験から転職するなら、ある程度の水準まで技術力は高めておいた方がポテンシャルが評価されやすくて面接突破しやすいです。

そのある程度の水準まで技術力を高めるなら、プログラミングを独学するか、転職支援付きのプログラミングスクールを活用してみると良いですよ。

以下の記事で、プログラミングの独学方法とプログラミングスクールをご紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

STEP2:フリーランスエージェントに相談する

実務経験が1~2年以上積めたなら、次はフリーランスエージェントに相談します。

エージェントは案件を紹介してくれるので、エンジニアが自分で営業をかけたりする必要が一切ないんですよね。

僕もエージェントに相談した結果、1ヶ月半で40社ほど案件紹介してくれましたし、実際に案件に参画できています。

ちなみにフリーランスエージェントは、SIerに所属しながらでも登録しておいて問題ないですよ。

自分の所属会社の名前を伝えておけば、所属会社に自分の情報が漏れないようにしてくれます。

なので、実務経験積めた方は、フリーランスエージェントに相談してみると良いですよ。

エージェントはこの2つでOKです

フリーランスエージェントといっても、たくさんあるので、どこが良いのか迷いますよね。

僕は7社ほど活用したことがあるのでわかるのですが、エージェントによって保有している案件数とか対応の良さとか変わってきます。

たくさんあるエージェントの中で最もおすすめなのが、「レバテックフリーランス」と「ギークスジョブ」の2社です。

この2社はなんといっても案件数が多い。そして担当者の対応がめちゃくちゃ親切なんですよね。

こちらの希望条件にあった案件を紹介してくれますし、今後のキャリアアップの相談にも乗ってくれたんです。

他の一部エージェントは、とりあえず案件を早く確定させようと、スキルアップにつながらない簡単な案件ばかり紹介してくるところもあったので。

エージェントは、あれこれ登録して並行をかけても時間がもったいないので、レバテックフリーランスとギークスジョブの2社でOKです。

直営業はおすすめしません

フリーランスエンジニアになるために、直営業はしなくても良いですよ。

よくコネがないとフリーランス案件は見つからないと思われている方がいますが、先述した通りエージェントを使えばOKです。

直営業できるならしてもいいですが、デメリットもあります。

  • 自分で営業をかけないといけない
  • 営業力やコミュ力がないときつい
  • 企業と直接やりとりするので手間がかかる
  • 参画後に気軽に相談できる人がいない

上記の通り。

フリーランスエージェントを使えば、これらのデメリットは全て回避できますので、ぜひ利用してみてください。

STEP3:独立する

企業との面談を終えた後に、無事オファーが届きましたら、いよいよ独立です。

エージェントを利用している方は、エージェント経由でオファーが届いたかどうか教えてくれますよ。

あとは独立に向けての事前準備をしていけばOKです。

独立に必要な事前準備とは

事前にすべきことは、主に以下の通り。

  • 所属のSIer会社に退職の意向を伝える
  • 退職届を提出する
  • クレジットカードを作っておく

まず、所属会社には、おそくても1ヶ月前には退職することを伝えておきましょう。

またクレジットカードを持っていない方は、正社員のうちにクレジットカードをつくっておくことをおすすめします。

フリーランスは企業に属さないので、正社員よりも信用度が低いです。なので正社員の方が、クレジットカードなどの審査が通りやすいんですよね。

その他にもフリーランスの独立に必要な事前準備については、以下記事でも解説していますので、一度読んでみてください。

フリーランスとしてスキルアップしていくには

SIerからフリーランスになれるのはいいとして、肝心なのが、フリーランスになった後にスキルアップができるのかどうかですよね。

結論から言うと、フリーランスになった後でもスキルアップは全然できます。

フリーランスエンジニアとしてスキルアップしていくなら、

  • 少し背伸びするくらいの案件を選ぶ
  • プライベートでも独学する

最低でもこの2点を押さえることで、スキルアップはできます。

現に僕は、SIer時代にフレームワークの経験がありませんでしたが、フリーランスになってから実務でJavaのフレームワークを習得できました。

ちょっと背伸びすれば届きそうな案件に繰り返し入っていく。そして独学でも技術を磨いていけば、フリーランスでもスキルアップすることは十分可能です。

以下記事では、フリーランスエンジニアがスキルアップできる理由をより詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

SIerからフリーランスになるメリット3つ

SIerからフリーランスになるメリットは、主に以下の3つです。

  • 自由度があがるのでストレスが減る
  • 高収入なので気持ちに余裕がもてる
  • 案件を選べるのでスキルアップしやすい

上記は、実際に僕がフリーランスになってみて感じたことです。

では順番に解説していきますね。

メリット1:自由度があがるのでストレスが減る

1つ目は、自由度が上がるのでストレスが減ることですね。

フリーランスは契約上、業務内容が大体決まっているので、契約外のことはしなくてもいいんです。

たとえば、正社員エンジニア特有の

  • 突発的な雑用
  • 社内清掃
  • 電話対応
  • 強制参加の飲み会や忘年会

といったことが、フリーランスになると、なくなるんですよ。

僕はSIerで働いていた頃、毎日苦手な電話対応をさせられ、かなり消耗していました。

でも、フリーランスになった途端にきっぱりなくなったので、ストレスが激減したんですよね。

他にも労働日数を週4日とかに減らしたり、次月1ヶ月まるまる休んで旅行に行くとかも可能です。

ですので、フリーランスになると自由度が上がり、ストレスが減ります。

メリット2:高収入なので気持ちに余裕がもてる

フリーランスエンジニアは基本的に高収入なので、気持ちに余裕が持てます。

フリーランスは不景気の際に切られやすかったり、スキル不足だと退場させられたりするリスクはあります。しかし、収入面は正社員よりも高い傾向にあるんですよね。

たとえば僕は、SIerでエンジニアを1年5ヶ月やっていましたが、当時の時給は1,200円でした。でもフリーランスになった途端に時給2,500円を超えたんです。

収入が上がると貯金も増えて、気持ちにゆとりが持てるので、さらに「もっと頑張って稼ごう!」という意思も芽生えてきやすいです。

メリット3:案件を選べるのでスキルアップしやすい

フリーランスは案件を選べるので、スキルアップしやすいです。

SIerは基本的には上司から決められた案件にしか入れませんが、フリーランスは自分で案件を選ぶことができるのです。

なので、難易度が少し高い案件を選び、自らの技術力を高めていくことも可能なんですよね。

僕自身、SIerでJavaの開発をしていましたが、微妙な改修作業が多く、あまりスキルアップができませんでした。

でもフリーランスとして規模の大きな開発案件に参画したことで、今まで1人称でコードの読み書きができなかった状態から、できるくらい技術力を向上させることができました。

案件を自由に選べるのは、フリーランスの大きな強みだと思います。

SIerからフリーランスになるデメリット3つ

SIerからフリーランスになるデメリットもみていきましょう。

以下の3つは、デメリットだと感じました。

  • 正社員のような安心感はない
  • 向上心がないと生き残りにくい
  • 人間関係が浅くなりがち

デメリット1:正社員のような安心感はない

フリーランスは不安定と言われていますが、これはその通りだと思います。

正社員はクビになるリスクがないですが、フリーランスにはありますからね。

たとえば、

  • スキル不足
  • 参画先の人と人間関係が合わない
  • 不景気の際に真っ先に切られやすい

上記の通りです。

ただ仮に契約を切られたとしても、案件は大量にあるので、また探せばいいかなと。

スキルさえ磨いておけば、そう簡単には切られないです。

デメリット2:向上心がないと生き残りにくい

フリーランスは向上心がないときついですね。

なぜなら、フリーランスは良くも悪くも全て自己責任なので、向上心がないとスキルアップが難しいから。

スキルアップしないとどうなるかというと、万が一単価に見合っていないと相手先に判断された場合、退場させられます。

向上心がある人は新しい技術を扱うとなった場合でも、多少なりともプライベートを犠牲にし、数週間で技術を習得したりします。もちろんプライベートを優先するのは大切ですが、ある程度は勉強時間を確保することも大切です。

なので、フリーランスは向上心があればどんな案件でもやっていけると思うので、生き残りやすいです。

デメリット3:人間関係が浅くなりがち

フリーランスは外部の人間なので、正社員と違い、社内の人たちとの信頼関係の構築が比較的に難しいです。

社員同士なら、同じ組織に属しているという仲間意識が芽生えてきます。

なので、積極的に自分からコミュニケーションを取ったりすれば、仲良くなれると思います。そうしなければ、人間関係が浅くなりがち。

とはいえ、個人的には無理して参画先の人たち仲良くなろうとしなくても、いいかなと。

基本的な挨拶。そして、業務をやる上で大切な報連相、納期に間に合わせるといったことができていれば、特に問題ないです。

SIerからフリーランスになる際の注意点2つ

ここまでで、SIerからフリーランスになるなら、「実務経験があればOK」という話をしてきました。

しかし、ただ実務経験があれば良いというわけでもありません。

ここからはフリーランスになる際の注意点を2つご紹介します。

  • プログラミング言語は一点突破
  • 独学でスキルの底上げをしておく

順番に見ていきましょう。

開発エンジニアならプログラミング言語は一点突破する

もし開発のフリーランスエンジニア志望であれば、プログラミング言語は1つに集中して経験を積むと良いですよ。

なぜならフリーランスの案件は、特定の言語開発経験の年数が問われることが大半だから。

たとえば、以下はレバテックフリーランスの案件の画像です。

レバテックフリーランス求人
レバテックフリーランスの案件

上記の画像をよくみると、求めるスキルの欄に「Javaを用いた開発経験1年以上」と記載があります。

たとえば、「Ruby3ヵ月、PHP2ヵ月、Python6ヵ月」よりも「Ruby1年」とかの方が、案件が決まりやすいということです。

フリーランスになった後でも、より単価を上げていくのであれば、特定の言語で2年3年と積み上げていった方があがりやすいです。

もし、今SIerに所属しているのであれば、上司に交渉して「特定の言語を伸ばしたい」という意思を伝えておくのも一つの手段です。

実務経験が浅いなら独学でスキルの底上げをしておく

フリーランスになりたいけど、実務経験が1年ほどしかない方は、独学でスキルの底上げをしておいた方が良いです。

たとえフリーランスになれたとしても、その後スキル不足でついていけなくて、つらい思いをする可能性が高いから。

自分が伸ばしたいメインの技術を、独学で底上げしておくと良いかなと。

あとはフリーランスとしての参画先が決まっているなら、その案件で使用する技術を独学しておくとかですね。

以下の記事では、プログラミングの独学方法をご紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

SIerからフリーランスへの転身は、実務経験があれば十分可能:まとめ

SIerからフリーランスエンジニアになる方法について、解説してまいりました。

フリーランスになるには、実務経験が最低でも1年、安定的にいくなら2年以上あれば十分可能です。

現に僕は、SIer1年5ヶ月で独立しました。

今の時点で実務経験がある方は、あとはフリーランスになるという決意があれば、転身できます。

もしフリーランスになってうまくいかなかったとしても、実務経験があれば正社員に戻ることもできますからね。

一度フリーランスになった人が、正社員エンジニアに戻ったという話は、あまり聞きませんが。まぁ最悪の手段として知っておくだけでも、不安要素は減ると思いますので。

それでは今回は以上です。

  • この記事を書いた人

シン

フリーランスエンジニア|プログラミング資格 Oracle認定Java Silver| Web資格 全日本SEO協会認定 SEO検定3級4級|大阪在住