- プログラミングの基本構文ってどんなコード?
- まずは基本をしっかりみにつけたい
- 実践で使えるコーディングスキルを身に付けたい
こんな疑問にお答えします。
今回は「実際の開発現場でもよく使われる、プログラミングの基本構文」についてご紹介します。
シン筆者はエンジニア歴5年ほど。現在はフリーランスエンジニアとして大阪の開発企業で働いており、日々プログラミングをしています。
それらの経験をもとに解説しますね。
プログラミングの基本構文とは、簡単に言うと、「コンピュータに何をどうやってやらせるかを決めるための文法ルール」です。プログラムは正しい文法で書かないと実行できず、エラーが出ます。
プログラミングでは、基本構文の理解がとても重要です。理解が不十分なまま学習を進めると、コードの書き方がわからないので、その都度調べたり頻繁にエラーが発生したりして作業効率が悪くなるからですね。
この記事を読むことで、実務で使えるプログラミングの基本文法の全体像がわかります。
プログラミングスキルを高めて、実践力を身に付けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では、実際のシステム開発現場でも人気のプログラミング言語「Java・Python・JavaScript」の3つのコード例をもとに、基本構文を解説します。
プログラミングの基本構文まとめ


プログラミングの基本構文を解説していきます。
プログラミングの基本構文まとめ
- 変数と定数(データの箱)
- データ型(データの種類)
- 演算子(計算・比較・論理)
- 制御構文(処理の流れを変える)
- 関数・メソッド(処理の部品化)
- データ構造(複数データの管理)
- クラスとオブジェクト(設計図と実体)
- エラー処理(例外処理)
- その他(コメント・インポート)
上記は実際の開発現場でもよく使われる基本構文です。
つまり、これらを押さえることで実践で役立つ基礎力が向上します。
順番にみていきましょう。
変数と定数(データの箱)
最初はプログラミングの変数と定数についてです。
変数
変数とは、「値を自由に出し入れできる名前付きの箱」のようなものです。
プログラミングのさまざまな処理に欠かせない基本要素です。
たとえばゲームでプレイヤーのスコアを管理する場合、変数にスコアを入れておけば、いつでもスコアを取り出したり変更したりできます。
int score = 10;
score = score + 5; // score は 15 になるscore = 10
score = score + 5 # score は 15let score = 10;
score += 5; // score は 15上記が変数の基本構文です。言語によって書き方は多少異なります。
一方でどの言語にも共通しているポイントは、「右辺で計算した結果を、左辺の変数に代入する」という考え方です。”箱の中身を入れ替える” という感覚に近いですね。
また、変数は一度入れた値を後から参照したり書き換えたりできるため、「状態を持ちながら処理を進める」ことも可能になります。
変数はどの言語でも必ず登場する基本構文です。
仕組みをしっかり理解しておくことで、より複雑なコードもスムーズに書けるようになります。
定数(Constant)
定数とは、「プログラムの処理の途中で、絶対に変えてはいけない値を安全に保管するための“金庫”」のようなものです。
定数は、プログラムの信頼性を高めるために欠かせません。プログラムには、処理の途中で勝手に変わると困る値が存在するからです。
例を挙げるなら
- 最大HP
- 税率
- アプリのバージョン番号
など、「固定されているべきルールや設定値」ですね。
もしこれらが誤って書き換えられると、バグや予期せぬ動作につながります。そこで、値を固定して守るために定数を使う必要があるのです。
たとえばゲームのキャラクターの最大HPを管理する場合、最大HPは途中で変わるものではないため、定数として扱います。
final int MAX_HP = 100;MAX_HP = 100const MAX_HP = 100;定数の基本構文は上記の通り。
共通のポイントは、「定数は一度決めた値を二度と変えない」というルールです。
変数が「出し入れ自由な箱」だとすれば、定数は 「鍵をかけて封印した箱」 のようなイメージですね。
値を後から変えたいなら変数、変えてはいけないなら定数。この使い分けをすることで、安全で予測可能なコードが書けるようになります。
定数は小さな工夫ですが、プログラム全体の品質を底上げしてくれます。
データ型(データの種類)
プログラミングでは、データ型と呼ばれる構文があります。
データ型とは、主に以下の種類があります。
- 数値型(整数・小数)
- 文字列型(String)
- 論理型(Boolean)
数値型(整数・小数)
数値型は、あらゆる計算処理の基盤となるデータ型で、整数と小数を正しく扱うために欠かせません。
プログラムでは、年齢や金額のような“数”を正しく扱わないと、計算結果が狂ったり、画面表示が誤ったりしてしまいます。
特に整数と小数を区別しなければならない理由は、桁数や精度の違いが大きく影響するからです。
int age = 20; // 整数
double price = 3.14; // 小数age = 20
price = 3.14let age = 20;
let price = 3.14; // JSは全てNumber型で扱う数値型の構文は、数字をそのまま変数にセットします。
- 年齢(整数)
- 身長 / 体重(小数を含む)
- 商品の金額(小数の計算に注意)
- 経過時間・残り時間
これらすべては「数として正確に扱う」必要があるため、数値型が欠かせません。
どんなアプリでも必ず登場するため、しっかり理解しておきましょう。
文字列型(String)
文字列型は、名前・文章・メッセージといったテキスト情報を扱うためのデータ型です。
- 画面表示
- ログ出力
- ユーザー情報入力
ほとんどのアプリはテキストのやり取りで成り立っています。
文字列型は、ユーザーとのコミュニケーションを司る存在と言えますね。
String name = "Taro";name = "Taro"let name = "Taro";文字列の基本構文は、値をダブルクォーテーションで囲んで変数にセットします。
- ユーザー名
- メール文面
- ボタンのラベル
- エラーメッセージ
- ログ出力
文字列はアプリが“何かを伝える”場面で登場します。
3. 論理型(Boolean)
論理型とは、True(真)か False(偽)の2択で処理を判断するためのデータ型です。
アプリは常に「○○なら実行」「××ならスキップ」といった判断を繰り返しています。この判断の源となるのが 論理型です。
boolean isLogin = true;
boolean loginFlag = false;is_login = True
login_flag = Falselet isLogin = true;
let loginFlag = false;上記のとおりで、論理型は真(true)か偽(false)を変数にセットします。
- ログインしているか?(例:ログイン中はtrue/そうでない場合はfalse)
- エラーが起きたか?(例:エラーが起きた場合はtrue/そうでない場合はfalse)
- 在庫はあるか?(例:在庫がある場合はtrue/そうでない場合はfalse)
- 期限を過ぎているか?(例:期限を過ぎている場合はtrue/そうでない場合はfalse)
たとえば、「値が true のときだけ処理を実行する。」というように、Boolean は“条件の判定をする役割を果たします。
論理型は、すべての判断処理を支える重要なデータ型です。
演算子(計算・比較・論理)
演算子(計算・比較・論理)についてもみていきましょう。
算術演算子(Arithmetic Operators)
算術演算子は、数値の計算を行うための基本となる演算子です。
金額計算からゲームのステータス計算まで、あらゆる場面で使われます。
プログラムには、足し算・引き算・掛け算・割り算といった計算処理が必ず登場します。算術演算子があることで、計算式をコードの中で表現でき、数値を自由に扱えるようになるんです。
特に、
- 合計値の計算
- 割合の算出
- 残り時間
など、数値操作が多いアプリでは必須の存在です。
| 演算子 | 説明 |
|---|---|
+ | 足し算(例:10 + 3) |
- | 引き算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算(整数型では小数切り捨てのこともある) |
% | 剰余(割ったあとの余り) |
以下は算術演算子を用いた基本構文です。
int num1 = 10;
int num2 = 3;
int sumResult = num1 + num2;
int subResult = num1 - num2;
int mulResult = num1 * num2;
int divResult = num1 / num2;
int modResult = num1 % num2;num1 = 10
num2 = 3
sum_result = num1 + num2
sub_result = num1 - num2
mul_result = num1 * num2
div_result = num1 / num2
mod_result = num1 % num2let num1 = 10;
let num2 = 3;
let sumResult = num1 + num2;
let subResult = num1 - num2;
let mulResult = num1 * num2;
let divResult = num1 / num2;
let modResult = num1 % num2;- 消費税の計算
- 商品の合計金額
- ゲームのHPや経験値の増減
- 時間や距離の計算
算術演算子は、数値処理を行うための最も基本的なツールです。
どんなアプリでも必要になるため、確実に理解しておきましょう。
比較演算子(Comparison Operators)
比較演算子は、値と値を比べて「どちらが大きいか」「同じか」 を判断するための演算子で、条件分岐の基礎となります。
プログラムは常に何かの判断を行いながら進みます。
- 「条件を満たしているか」
- 「数値が一定以上か」
- 「ログインしているか」
など、判断の結果によって処理を切り替えるため、比較演算子は欠かせません。
比較の結果は True / False の論理値で返ってきます。
| 演算子 | 意味 | 例(10, 5) |
|---|---|---|
== | 等しい | False |
!= | 等しくない | True |
> | より大きい | True |
< | より小さい | False |
>= | 以上 | True |
<= | 以下 | False |
int a = 10;
int b = 5;
System.out.println(a == b);
System.out.println(a > b);
if(a > b) System.out.println("a は b より大きい");a, b = 10, 5
print(a == b)
print(a > b)
if a > b:
print("a は b より大きい")let a = 10;
let b = 5;
console.log(a == b);
console.log(a > b);
if(a > b) console.log("a は b より大きい");上記のとおり。比較演算は、左辺と右辺を比較します。
- 値段が予算を超えているか比較したい
- 入力した値が空かどうか比較したい
- スコアが基準を満たしているか比較したい
比較演算子は、「判断する力」をプログラムに与える重要な構文です。
条件分岐の基礎となるので、押さえておきましょう。
論理演算子(Logical Operators)
論理演算子は、複数の条件を組み合わせて、複雑な判断を行うための演算子です。
実際の開発現場では、「A かつ B」や「A または B」のように、複数の条件を組み合わせて判断する場面がほとんどです。
論理演算子を使うことで、プログラムが“複雑な意思決定”を行えるようになります。
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
and / && | 両方の条件が True |
or / ` | |
not / ! | True/False を反転 |
int a = 10, b = 5;
System.out.println(a > 0 && b > 0);
System.out.println(a > 0 || b < 0);
System.out.println(!(a > b));
if(a > 0 && b > 0) System.out.println("a と b は両方正");a, b = 10, 5
print(a > 0 and b > 0)
print(a > 0 or b < 0)
print(not(a > b))
if a > 0 and b > 0:
print("a と b は両方正")let a = 10, b = 5;
console.log(a > 0 && b > 0);
console.log(a > 0 || b < 0);
console.log(!(a > b));
if(a > 0 && b > 0) console.log("a と b は両方正");覚え方のコツとしては、
- and(&&):両方とも正
- or(||):どちらか正
と考えると覚えやすいです。
- ユーザーがログインしていて、なおかつ管理者権限がある場合だけ表示する
- ボタンが押される、またはタイマーが終了したら処理を実行する
- 体重が50以上 AND BMIが基準値以下のときに合格とする など
論理演算子は、複数の条件を組み合わせて真偽を判定するための構文です。
プログラムの判断力あげる基盤となるため、覚えておきましょう。
制御構文(処理の流れを変える)
制御構文は、処理の流れを変える役割があります。
- 条件分岐(if文)
- switch文(Pythonは match文)
- for文(回数ループ)
- while文(条件ループ)
- break
上記は実際の開発現場でもほぼ使われるので、ここで基本を押さえていきましょう。
if 文(単一条件の分岐)
if文は 「特定の条件を満たしたときだけ処理を実行する」ための基本構文 です。
プログラムでは「条件が true(真)なら実行したい」という場面が頻繁にあります。
- スコアが一定以上か
- ログインしているか
- 入力が正しいか
こういった判断をするために使われます。
if (score > 50) {
System.out.println("OK");
}if score > 50:
print("OK")if (score > 50) {
console.log("OK");
}上記がif文の基本構文です。if文を日本語にすると、「もし、スコアが50より大きい場合、OKと出力する」という感じです。
「if = 条件が真なら処理を実行」 と覚えるとよいですね。
if文は条件分岐の基本で、実務でも常に使われる構文です。
else if 文(複数条件を順番に評価する)
else if は 「最初の if が false だったとき、別の条件を追加で判断する」ための構文 です。
現実の処理は「Aでもない、Bでもない、じゃあCかもしれない」のように複数の条件が存在します。この「段階的な判断」をきれいに書けるのが else if です。
if (score > 50) {
System.out.println("OK");
} else if (score == 50) {
System.out.println("Just 50!");
}if score > 50:
print("OK")
elif score == 50:
print("Just 50!")if (score > 50) {
console.log("OK");
} else if (score === 50) {
console.log("Just 50!");
}上記の基本構文を解説すると、「もしスコアが50より大きくなかった場合、else ifを判定する」→「もしスコアが50ちょうどだった場合、Jus 50!と出力する」というイメージです。
else if を使うことで、条件が複数ある場合の分岐を読みやすく構造化できます。
実務では頻繁に登場するパターンのひとつです。
else 文(どの条件にも当てはまらなかった最後の受け皿)
else は 「if と else if のどれにも該当しなかった最後のケースを処理する」 ための構文です。
条件をすべて書き切る必要はありません。「それ以外のすべて」を一括処理したい場合、else を使うとコードがシンプルになります。
if (score > 50) {
System.out.println("OK");
} else if (score == 50) {
System.out.println("Just 50!");
} else {
System.out.println("NG");
}if score > 50:
print("OK")
elif score == 50:
print("Just 50!")
else:
print("NG")if (score > 50) {
console.log("OK");
} else if (score === 50) {
console.log("Just 50!");
} else {
console.log("NG");
}else は「どれにも当てはまらない場合」の最終的な処理です。
不要な条件を書かずに済むので、分岐をすっきりまとめるのに役立ちます。
複数の条件を整理する(switch 文 / match 文)
switch(Python の場合は match)は、「決まった値のときにだけ特定の処理を実行する」ための分岐構文です。
複数の値パターンを扱う場合、if を連続させると長くなり可読性が下がります。
switch を使うと、値ごとの処理が一覧になり、条件分岐が明確で整理されるというメリットがあります。
switch (status) {
case 1: System.out.println("Start"); break;
case 2: System.out.println("Stop"); break;
}match status:
case 1: print("Start")
case 2: print("Stop")switch (status) {
case 1: console.log("Start"); break;
case 2: console.log("Stop"); break;
}Java / JS の switch はbreakを書き忘れると次の処理も実行されてしまう(フォールスルー)ため、思わぬバグの元になります。breakを記載するのを忘れないよう意識しましょう。
switch は「値が確定している条件」を扱うのに最適です。
複数の条件を整理し、コードを読みやすくするために使える構文です。
for 文(回数ループ)
for 文は、「決まった回数だけ処理を繰り返す」ための構文で、反復処理の基本です。
同じ処理を手動で何行も書くのは、効率が悪いだけでなく、ミスの原因にもなります。
for 文を使うことで、指定した回数を自動でループでき、コードが短く保守性も高くなります。
for (int i = 0; i < 3; i++) {
System.out.println(i);
}for i in range(3):
print(i)for (let i = 0; i < 3; i++) {
console.log(i);
}- 3回だけ処理する
- 配列を順番に処理する
- 回数制のアニメーション更新
- 複数レコードの処理
for 文はループ処理の基礎であり、現場で必ず使う構文です。
「回数ループ」として覚えておくと理解しやすくなります。
while 文(条件ループ)
while 文は、「条件が続く限り処理を繰り返す」ループ構文です。
for が回数指定なのに対し、while は 状況が変化し続ける間だけ処理を繰り返すために使います。
たとえば、「ゲームの HP が 0 になるまで処理が続く」など、「終わりが条件で決まる」ケースに向いています。
while (hp > 0) {
hp--;
}while hp > 0:
hp -= 1while (hp > 0) {
hp--;
}- HP がなくなるまで攻撃
- 入力が正しくなるまで再入力
- 一定条件になるまで待機
while は「条件が続く限り繰り返す」ループです。
for と使い分けることで、処理の意図がより明確になります。
関数・メソッド(処理の部品化)
関数・メソッドとは、処理をひとまとめにして再利用するための仕組みです。
同じ処理を何度も書くとコードが重複し、保守性が下がります。同じ処理は関数として共通化することで、コードが簡潔になり、変更にも強くなります。
int add(int a, int b) {
return a + b;
}def add(a, b):
return a + bfunction add(a, b) {
return a + b;
}たとえば、上記のadd関数は、aとbを計算した結果を返します。このaとbの計算結果が欲しい場面は、複数の箇所にあるとしましょう。
その場合、計算結果が欲しいタイミングでadd関数を呼び出すことで、いつでもaとbの計算結果を取得することができるというわけです。これが関数の基本的な使い方です。
関数化はどの現場でも頻繁に使われるため、必ず押さえておくべき概念です。
データ構造(複数データの管理)
データ構造とは、複数のデータを整理して扱うための器です。開発現場では「配列」と呼ばれていますね。
1つの値では表現できない情報を配列にまとめることで、管理しやすくなります。
配列は繰り返し処理や検索の基礎にもなる重要要素です。
配列(順序を持つデータ)
配列は大量のデータを扱う際に、よく使われます。
int[] scores = {10, 20, 30};scores = [10, 20, 30]let scores = [10, 20, 30];変数は1つしか値を持てないのに対し、配列は複数のデータを保持できます。
配列はループ処理と非常に相性が良いです。
たとえば、ループで回りながら配列に値を詰めていったり、逆に値を取り出したりします。
連想配列(キーと値のペア)
連想配列とは、キーと値をペアで持つ配列です。
Map<String, String> user = new HashMap<>();
user.put("name", "Taro");user = {"name": "Taro", "age": 20}let user = { name: "Taro", age: 20 };連想配列は、キーを指定すると、「指定したキーの値をピンポイントで取り出すことができる」メリットがあります。
クラスとオブジェクト(設計図と実体)
クラスは設計図、オブジェクト(インスタンス)は、その実体を表します。
クラスやオブジェクトは、プログラミングのオブジェクト指向の概念です。データと処理を1つのまとまりとして扱えるようになります。
class User {
String name;
User(String name) { this.name = name; }
}
User u = new User("Taro");class User:
def __init__(self, name):
self.name = name
u = User("Taro")class User {
constructor(name) {
this.name = name;
}
}
let u = new User("Taro");上記のとおり。Userクラスには、nameをセットする処理が書かれています。そして、Userクラスをnewすることで、実体化(オブジェクト)させることができるのです。
もし今の時点でこの概念が理解できなくても、後々理解できるようになってくるので、いまは「そういうものなんだな」という程度の理解で大丈夫です。
エラー処理(例外処理)
try / catch は、エラーが起きたときにエラーをキャッチして、プログラムの暴走や停止を防ぐための仕組みです。
システムは、予期せぬ入力や外部要因によるエラーが発生することがあります。そこで、例外処理を適切に行うことで、システムを止めることなく安全に継続させられます。
try {
int x = 10 / 0;
} catch (Exception e) {
System.out.println("Error");
}try:
x = 10 / 0
except:
print("Error")try {
let x = 10 / 0;
} catch (e) {
console.log("Error");
}上記の基本構文を解説すると、まず、tryの中に処理を書きます。tryの中の処理で何かのエラーが発生した場合、catchの処理が実行されます。
もしtry catchを書いていない場合、エラーが起きるとシステムが止まったり、予期しない動きをしたりします。なので、システムを止めたくない箇所や特定の処理を実行したい箇所に、try catchを書いておくというイメージですね。
try catchは保守性が高く、安定したプログラムを作るために必須の仕組みです。
その他(コメント・インポート)
プログラムを書く上で、コメントとインポートも必須で使います。
こちらも合わせてチェックしていきましょう。
コメント
コメントは「コードの意図や背景を説明するためのメモ」であり、プログラムの動作には影響しません。
コメントは、読み手(未来の自分やチームメンバー)がコードを理解しやすくなるように補助する役割があります。
コードは時間が経てば必ず「なぜこう書いたのか?」がわからなくなります。そこでコメントを書いておくことで、将来的にも修正や機能追加がしやすくなり、保守性が向上するのです。
// ユーザーの年齢を計算し、18歳以上なら利用可能判定を行う# 配列の中から最大値を取得する処理// API通信が失敗した場合の再試行回数コメントを書くコツは以下2点です。
- 大きな処理に1つ書く(クラスや関数単位)
- 複雑な処理に書く
- シンプルでわかりやすいコメントを書く
適切でわかりやすいコメントは「読む人への優しさ」です。
読みやすさ=品質と言われるほど重要な要素なので、必要な箇所には積極的にコメントを残す習慣をつけましょう。
インポート
インポートとは、「外部のライブラリ・機能を読み込み、アプリの能力を拡張するための構文」です。
開発効率を上げるうえで欠かせない要素です。プログラミング言語に標準で備わっている機能だけでは、実務レベルの開発には不十分なことが多くあります。
- ファイル操作
- 日付処理
- データ解析
- API通信
便利な機能をゼロから自作するのは非効率です。
そこで、多くの言語では必要な機能を外部から読み込み再利用できる仕組み(ライブラリ)が用意されています。インポートはその入口となる、重要な構文です。
import java.util.ArrayList; // Javaのリスト機能を利用import math # 数学計算ライブラリimport fs from "fs"; // Node.jsのファイル操作インポートを使いこなすほど、作れるアプリの幅は一気に広がります。
「車輪の再発明をしない」のがプロの開発スタイルなので、必要なライブラリはimportして積極的に取り入れましょう。
プログラミング基本構文を覚えた後にすべきこと


プログラミング基本構文を覚えた後にすべきことをご紹介します。
- コードを書いて実践力を身につける
- 他人のコードを読んで応用力を高める
- 個人アプリ開発に挑戦してスキルを定着させる
コードを書いて実践力を身につける
基本構文を覚えたら、まずは自分でコードを書いて実践力を身につけることが大切です。
覚えただけでは知識が定着せず、実際のプログラムでは使いこなせないためです。
- 基本構文を使って簡単なツールやゲームを作る
- 学習メモや課題を実際にコード化してみる
- 手を動かすことで理解を定着させる
僕自身、プログラミングが全然できなかった頃は、コードを書く習慣がありませんでした。でもそこからプログラミングができるようになっていった理由は、コードを書いて実践力をあげたからです。
コードを書きながら学ぶことで、基本構文が自然に身につき、実践力が向上していきます。
他人のコードを読んで応用力を高める
他人のコードを読むことも重要で、プログラミングの応用力や新しい書き方を学べる手段です。
自分だけでは気づかない書き方や効率的な処理方法を学べます。
- GitHubなどで他人のコードをチェックする
- コメントや処理の流れを分析して自分のコードに活かす
- 構文の使い方や書き方のバリエーションを学ぶ
たとえば僕は、実務でベテランエンジニアのコードを読み、「こんな効率のいい書き方があるのか」といった気づきを得ることがあります。
他人のコードを読むなら、現場のシステムのコードで読むか、GitHubで公開されているコードを読むといいかなと。これらはネットで掲載されているコードよりも、信頼性が高いからですね。
以下記事で他人が書いたコードを読むコツを解説しているので、ぜひチェックしてみてください。


個人アプリ開発に挑戦してスキルを定着させる
個人アプリ開発に挑戦してスキルを定着させることが効果的です。
実践課題で構文を組み合わせることで、応用力が身につき、理解が深まるからです。
- 小さなアプリや自作ツールを作成してみる
- コードレビューを受けて改善点を学ぶ
- 基本構文を組み合わせて複雑な処理に挑戦する
開発したアプリはポートフォリオとして、転職面接などでアピールすることもできますよ。
僕自身、自分でポートフォリオアプリを作って、プログラミングの知識を定着させてきました。
個人アプリ開発に挑戦することで、プログラミング力が格段に向上します。
まとめ:プログラミングは基本構文が全ての土台


プログラミングの基本構文は、プログラムを書く上で必須の知識です。
どんなに高度なフレームワークやライブラリを使う場合でも、基本構文が理解できていなければ、バグになりやすいコードや効率の悪いコードを書いてしまう原因になります。
基本構文を理解することで、
- 処理の流れやデータの扱い方がわかる
- 条件判断やループの仕組みを把握できる
- 新しい言語を学ぶときも応用が効く
- 学習効率が圧倒的に上がる
- 基本構文について都度調べる労力が減る
こういったメリットがあります。
今回解説した内容を振り返ると次の通りです。
- 変数・定数:値の管理方法を整理し、意図しないデータの変更を防ぐ
- データ型(数値・文字列・論理):計算や表示、条件判断の正確性を担保
- 演算子(算術・比較・論理):処理の判断や計算を効率化
- 条件分岐(if / else if / else / switch / match):状況に応じた処理の切り替え
- ループ(for / while):繰り返し処理を簡潔に記述
- 関数・メソッド:処理を部品化し再利用、保守性向上
- データ構造(配列・リスト・辞書・連想配列):複数データを効率的に管理
- クラスとオブジェクト:オブジェクト指向で設計の再利用性を確保
- エラー処理(try / catch):予期せぬ停止を防ぎ安全性を確保
- コメント・インポート:読みやすさと機能拡張の基礎
基本構文は頻繁に登場するため、覚える価値はありますよ。
手を動かしながら何度も使い、処理の流れを体で覚えることが重要です。
本記事で解説した内容を繰り返し読んで実践すれば、プログラミングの土台作りができ、応用力も身につきます。
プログラミングスキルを効率よく手に入れたい方や、未経験から最短でエンジニアになりたい方は、プログラミングスクールを活用するのも手段の一つです。
以下記事でおすすめのスクールをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。


今回は以上です。
