プログラミングでできることって何があるの?身近な例でわかりやすく教えて欲しい。
こんな疑問にお答えします。
ご紹介する「プログラミングでできること」をお読みいただければ、プログラミングで何ができるのかがわかりますよ。
僕は現役プログラマーで、プログラミングで生活しています。プログラミングの資格も保有しているので、それらの知見をもとに、わかりやすく解説しますね。
記事の後半では「プログラミング言語別でできること」「プログラミングのメリット」についても解説しました。
ぜひ最後までお読みいただき、プログラミングについての理解を深めてみてください!
プログラミングの基本
まずはプログラミングの基本から解説しますね。
- プログラミング言語とは
- プログラマーとは
- プログラミングでできること
プログラミング言語とは
プログラミング言語とは、コンピューターに指示出しを行うための言語です。なぜ「言語」と呼ばれているのかというと、日本語や英語と同じ言語だからですね。
たとえば日本人は日本語を理解できますし、中国人なら中国語を理解できますよね。コンピューターは日本語や中国語などの人の言語は理解できません。
なのでプログラミング言語を使うというわけです。
プログラマーとは
プログラマーとは、プログラミングでシステム開発をする職業です。世の中のシステムやアプリケーションは、プログラマーによって作られています。
たとえばスマホのアプリやWebサイト、ロボットやカーナビのシステムなど。他にも電子レンジのプログラムやエアコンのリモコン、身近にあるさまざまなものがプログラミングで作られています。
これからIT化が進む上で、プログラマーの需要はよりあがっていくことが予想されるので、プログラマーは将来性があります。
以下では、プログラマーの仕事内容を解説していますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
プログラミングでできる3つの処理
プログラミングは大きく分けて以下3つの処理を行えます。
- 「自動処理」ある特定の処理を決まった回数や時間で処理ができる
- 「高速処理」1秒間に約1000万回もの処理ができる
- 「正確処理」一度正確にコードを記述すれば、ミスが起きることなく処理できる
上記の通りです。
人間が作業をするとミスが発生することがありますが、プログラムは正しく書けば間違えることがありません。
なので単純作業はプログラムに任せると効率が良いです。
プログラミングでできること一覧【目的別】
プログラミングでできることを一覧にしました。
わかりやすいように身近な例で解説しますね。
- Webサイト制作
- Webアプリケーション開発
- スマートフォンアプリ開発
- 業務システム開発
- 組み込みプログラム開発
- ゲーム開発
- AI(人工知能)の開発
その1:Webサイト制作
1つ目はWebサイト制作です。私たちがいつも検索して何気なく見みているWebサイトは、全てプログラムによって作られています。
文字を表示させるには「HTML」という言語を使い、サイトのデザインを作るには「CSS」という言語が使われています。
Webサイト制作はプログラミングの世界では比較的簡単に作れる方です。最近は副業でWeb制作をして稼いでいる人たちが増えてきていますね。
その2:Webアプリケーションの開発
2つ目はWebアプリケーション開発です。Webアプリケーションとは、Web画面上で動くアプリケーションのことをいいます。
たとえば身近にある例で言うと、
- LINE
- メルカリ
- Youtube
上記の通りです。
Web上で動くアプリケーションは、プログラミングで作られています。
その3:スマートフォンアプリの開発
3つ目は「スマートフォンアプリの開発」です。iPhoneなら「AppStore」で、Androidなら「GooglePlayStore」に存在するアプリですね。
たとえば、LINEのツムツムやポケモンGO、パズドラやソシャゲなど、スマホアプリは全てプログラミングでできています。
プログラミングを知らない人でも、無意識のうちにプログラミングで作られたサービスを利用しているのです。
プログラミングを学ぶことで、AppStoreやGooglePlayStoreで自分で好きなサービスを公開することも可能です。
その4:ゲーム開発
4つ目は「ゲーム開発」です。RPGやオンラインゲーム、レーシングゲームなど、プログラミングでできています。ゲームセンターにあるゲーム。テレビゲーム機やポータルゲーム機など。
ゲーム開発は主に、ゲームクリエイターたちがプログラミングを行い、開発しています。
その5:業務システム開発
プログラミングでできることの5つ目は、「システム開発」です。プログラミングは業務効率化のために使われることが多いです。
たとえば手作業で行うと5時間かかる作業が、10分で終わるツールを作成するなど。身近な例で言うと、LINEのチャットbotとかです。今の時代は配達の依頼をチャットで行うことができますよね。
チャットbotによって、企業側は人件費削減につながるし、利用者側も電話で待たされることなく、スムーズに配達の依頼ができます。
プログラミングは仕事を効率化し、人の負担を少なくできるのです。
その6:組み込みプログラム開発
6つ目は組み込みプログラムの開発です。組み込みプログラムとは、エアコンやテレビのリモコン、家電製品のプログラムなどです。
ボタンを押せば冷房がついて、チャンネル番号を押せば見たいチャンネルが表示されますよね。「ボタンが押されたら、冷房を入れる」というように、プログラミングされているのです。
リモコンや家電製品が正しく動くのは、プログラミングによって作られたシステムが組み込まれているため、動作します。
その7:AI(人工知能)の開発
プログラミングでできることの7つ目は「AI(人工知能)の開発」です。最近はロボット開発が盛んに行われており、将来AIによってたくさんのものが自動化されることが予想できます。
身近にあるAIでいうと、
- ソフトバンクのペッパー君
- お掃除ロボットのルンバ
- 車の自動運転
- 検索エンジン(Googleなど)
上記の通りですね。
AIの開発は主にプログラミング言語の「Python(パイソン)」によって開発されているケースが多いです。AIによってどんな未来になるのか楽しみですね。
これからプログラミングを学び、プログラマーに転職したい方は、以下で転職支援付きのスクールをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングでできること一覧【言語別】
プログラミングでできることを一覧にしてみました。言語別で紹介していきますね。
Python(パイソン)言語でできること
Pythonは1991年にリリースされた、インタープリタ型の高水準汎用プログラミング言語です。Pythonは、主にAIの開発で使われることが多いです。
たとえば、YoutubeやDropBox、InstagramなどもPythonで作られています。他にもWebサイト制作やゲーム制作、データ分析などもできますね。
今後はAI化が進んでいくことが予想されるため、今のうちにPythonを習得しておけば、市場価値の高いエンジニアになれます。
VBAでできること
VBAは1993年にマイクロソフトによってリリースされたプログラミング言語です。VBAは主に書類の自動作成や自動計算処理、データ抽出などを行うことができます。他にも社員名簿を管理できる業務システムの開発や、メールの自動送信もできます。
JavaScript(ジャヴァスクリプト)言語でできること
JavaScriptは1995年に登場した、オブジェクト指向スクリプト言語です。JavaScriptは、主にWebサイトのポップアップウインドウの表示や、ボタンクリック時のイベント処理などができます。
たとえば、Webサイトをスクロールすると背景や色が変わったり、Webサイトのメニューボタンを押すとメニューが表示されたり。
JavaScriptはWebページに動きをつけるための言語と覚えると良いでしょう。
Swift(スウィフト)言語でできること
Swiftは2014年にApple社クリス・ラトナーによって開発されたプログラミング言語です。Swiftは主に、iPhoneアプリの開発で使われています。
AppStoreにあるアプリケーションの多くはSwiftで作られています。他には、Webアプリケーションの開発ができます。
Swiftは2014年にでたばかりなので、まだ歴史が浅いですが、iPhone利用者は圧倒的に多いです。Swiftができるプログラマーは需要があります。
Ruby(ルビー)言語でできること
Rubyは1995年に日本のまつもとゆきひろ氏によって開発された、オブジェクト指向スクリプト言語です。Rubyは主にWebアプリケーションの開発で使われることが多いです。
身近にある例で言うと、Twitter(現在はJava)やクックパッド、食べログのサイトなどもRubyでできています。他にもWebAPIの開発やスクレイピング、スマホアプリの作成など、色々作れます。
Rust(ラスト)言語でできること
Rustは2010年に登場したプログラミング言語です。Rustは主に、Webアプリケーションの開発やコマンドラインツールの開発に使用されることが多いです。たとえばAWSやGoogle、Dropboxなども一部Rustを使用しているようです。
Perl(パール)言語でできること
Perlは1987年に、アメリカ人のラリーフォール氏によって開発リリースされたプログラミング言語です。主な特徴は、スクリプト言語なのでコンパイルが不要なところ。また、テキストの高速処理が可能です。
Perlでできることは、Webアプリケーションの開発やシステム開発ですね。身近なサービス例でいうと、GitやVmwareToolsなどでPerlが使われているようです。
HTML(エイチティーエムエル)言語でできること
HTMLは、1987年にイギリスの計算機科学社であるティムバーナーズリー氏を中心に開発された、マークアップ言語です。HTMLは、テキストの作成やリンクの作成、文字装飾などができます。僕たちが見ているWebページの多くがHTMLでできています。
CSS(シーエスエス)言語でできること
CSSは1994年にホーコンウィウムリー氏によって提唱された、Webサイトのデザインを作るためのスタイルシート言語です。
CSSは主に、Webサイトのレイアウト(見た目)を作る際に使われています。HTMLでコーディングしたものをCSSで装飾していくようなイメージですね。身近なものでいうと、僕たちが見ているWebページの大半がCSSによって装飾されています。
C#(シーシャープ)言語でできること
C#はデンマークのアンダースヘルスバーグ氏(マイクロソフト)によって開発され、2000年に登場したプログラミング言語です。
C#はWebアプリケーション開発やゲーム開発など、さまざまな開発ができます。マイクロソフトのサービスや、検索エンジンのBingに使われています。
C(シー)言語でできること
Cは1972年にアメリカの計算機科学者であるデニスリッチーが中心となって開発された、汎用プログラミング言語です。
Cでできることは、Webアプリケーションやスマホアプリの開発、OSや組み込み系の開発に使われるなどです。とても汎用性が高いですね。身近なものでいうと、MacOSやLinux、電子レンジや炊飯器などもCで作られたものが多いです。
Java(ジャヴァ)言語でできること
Javaは1996年にサンマイクロシステムズによって開発リリースされた、オブジェクト指向プログラミング言語です。
Javaでできることは、WebアプリケーションやAndroidアプリの開発、他にも組み込み系の開発もできます。Twitterや楽天、マインクラフトなどはJavaで作られています。
Go(ゴー)言語でできること
Goは2009年にGoogleのRobert Griesemer、ロブ・パイク、ケン・トンプソンらによって設計されたプログラミング言語です。
Goでできることは主に、Webアプリケーションやスマホアプリの開発、Webサーバの構築ができます。身近なものでいうと、メルカリやグノシー、ぐるなびなどはGoが使われています。
プログラミングスキルを習得するメリット
プログラミングスキルを身につけると市場価値が高くなります。IT業界は人材不足が激しく、プログラマーは需要が高いからですね。
僕はプログラマー歴1年5ヶ月でフリーランスになった結果、月50万稼げるようになりました。プログラミングのスキルを身につけると、手に職がつくので市場価値の高い人材になれます。
プログラミングは人々の生活を豊かにできる
プログラミングでできることについて解説しました。
- プログラミング言語とは:コンピューターに指示出しを行う言語
- プログラマーとは:プログラムを作る職業
- プログラミングでできること:Webアプリケーション、スマホアプリ、ゲーム、システム、AI(人工知能)の開発
プログラミングがあることで世の中は成り立っています。ぜひあなたも「作る側」になってみてはいかがでしょうか。
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