「フリーランスエンジニアはスキルの切り売りだからスキルアップしづらい」と聞いたけど本当かな?それならフリーランスはみんなどうやってスキルアップしているの?
本記事で解説する「フリーランスエンジニアがスキルアップする方法11選」を読めば、フリーランスが効率よくスキルアップする方法がわかりますよ。
実際に上記の方法を実践した結果、実務経験2年でフリーランスエンジニアとして月収50万を超えました。また、プログラミング言語の資格「JavaGold」も保有しているので、それらの知見をもとに解説しますね。
記事の後半では、「フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程」についてもまとめました。
ぜひ最後までお読みいただき、フリーランスエンジニアとして市場価値を高める知識を身につけてみてください。
フリーランスエンジニアはスキルアップしやすい【前提】
前提として、フリーランスエンジニアはスキルアップしやすい理由をお伝えします。
理由は以下3つです。
- 開発に専念できるから
- 時間的余裕が生まれるから
- 金銭的余裕が生まれるから
理由1:開発に専念できるから
1つ目は「開発に専念できるから」ですね。なぜなら、フリーランスエンジニアはあらかじめ決められた契約に沿った業務を行うからです。
たとえば僕は、JavaのWebアプリ開発の案件に参画しましたが、契約内容が「プログラミング」〜「テスト」の工程でした。文字通り、プログラミング〜テストまでを担当できました。
正社員だとスキルアップがしづらい「誰にでもできる雑用」などがありますけど、フリーランスエンジニアは契約が決まっているので、あまりそういったことがないです。開発に専念できる分、スキルアップしやすいです。
理由2:時間的余裕が生まれるから
2つ目は「時間的余裕が生まれるから」です。フリーランスは自分で案件を選べるので、残業の少ない定時で帰られる案件に入れば、時間的余裕が生まれます。また、案件によっては週4労働の案件などがあります。
時間的余裕が生まれたら、空いた時間でスキルアップするための勉強に時間を費やせますよね。そこでスキルアップしてさらに単価が高い案件に入ることが可能です。
フリーランスエンジニアは会社に縛られない分、働き方の自由度が高いため、スキルアップしやすいです。
理由3:金銭的余裕が生まれるから
3つ目の理由は、金銭的余裕が生まれるからです。金銭的余裕があれば、技術を身につけるための自己投資をできますよね。
たとえば、フリーランスエージェントの「テクフリ」を利用しているエンジニアの平均月収は、約81.2万円との結果が出ています。僕自身、フリーランスエンジニアになってからは正社員時代より収入が2倍以上になり、金銭的余裕が生まれました。
お金に余裕が生まれたら、自己投資できるので、身につけたいスキルの動画教材や参考書を購入できます。
他にも「駅近への引っ越し」「移動はタクシー」なんてことも実現できるので、そこで空いた時間を使ってさらにスキルアップのための学習に費やせます。
フリーランスエンジニアがスキルアップするコツ11選
フリーランスエンジニアがスキルアップするコツをご紹介します。
- 少し背伸びする程度の案件に参画
- プログラミング学習サイトを活用
- プログラミングスクールを受講する
- 自分でシステムやアプリを作る
- 身につけたいスキルの案件に参画
- 書籍で学ぶ
- 資格を取る
- 勉強会に参加する
- 案件参画前にキャッチアップする
- 参画後はキャッチアップに時間を費やす
- ブログでアウトプットする
1:少し背伸びする程度の案件に参画
フリーランスエンジニアがスキルアップするために一番重要といっても過言ではないこと、それは「少し背伸びするくらいの案件に参画すること」です。
少し背伸びするくらいですと、自分の実力的に頑張れば届く範囲ですし、ぬるい案件ではないので成長できますよね。
僕は独立したての時点では詳細設計の経験が浅かったのですが、あえて詳細設計の工程にある案件に参画した結果、設計スキルが身につきました。
注意点としては、案件の難易度を上げ過ぎたり下げ過ぎたりしないことです。案件の難易度を上げすぎると、ついていけずに迷惑をかけてしまいますし、反対に難易度を下げ過ぎると自身が成長できません。
少しだけ難しめの案件を選定することが、スキルアップのコツですね。
もし今の案件だと成長が見込めないようであれば、案件を変えるのもありですよ。僕自身、いま以上に成長が見込めなくなった際は、案件を変えています。
下記ではフリーランス案件探しの際に最もおすすめのエージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
2:プログラミング学習サイトを活用する
フリーランスエンジニアがスキルアップするには、プログラミング学習サイトを活用するのが効果的です。プログラミング学習サイトといえば、エンジニア初心者だけが使うイメージを持たれている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
現役エンジニアでもProgateやUdemyなどの学習サイトを活用しています。僕自身、Udemyやドットインストール、paizaをよく使っています。これらのサイトで学習しているおかげで、実務でも役立てられています。
プログラミング学習サイトの中でも、Udemyは神です。よくセールをやっていますので、セールの時に身につけたいスキルの動画を購入して学習してみてください。
3:プログラミングスクールを受講する
フリーランスエンジニアのなかにはプログラミングスクールを活用されている方もいます。プログラミングスクールであれば質問し放題ですし、挫折しづらい環境が整っているので、効率よくスキルアップできます。
僕は未経験からエンジニアになる際に、プログラミングスクールを受講しましたが、今でもスクールで学んだスキルや考え方は実務に役立っています。
以下ではおすすめのスクールをまとめていますので、興味のある方は参考にしてみてください。
4:自分でシステムやアプリを作る
フリーランスエンジニアがスキルアップするなら、自分で何かシステムやアプリを作ってみるのが良いでしょう。開発スキルをあげるには、実際に開発をするのが手っ取り早いです。
もし何を作ればいいかわからない方は、既存のシステムやアプリを真似してクローンを作ってみましょう。あくまでスキルアップするためだけであれば、自分で1から企画する必要もありません。
プログラミングだけではなく、設計力も鍛えたいなら、設計からやってみると良いですね。
5:身につけたいスキルの案件に参画する
身につけたいスキルの案件に参画することは得策です。フリーランスエンジニアは案件を自分で選ぶことができます。
たとえば、Rubyのスキルを身につけたいのであれば、Rubyの案件に参画すればOK。とはいえ、実務経験がないと参画することは難しいので、独学してポートフォリオを作っておくと良いでしょう。
僕の場合はJavaで1年の経験があったため、Javaの案件に参画できました。開発経験を積ませてもらうことができたので、Javaに関するスキルが向上しました。
フリーランスエンジニアは案件をある程度選べるため、スキルアップしやすいです。
6:書籍で学ぶ
書籍で学習するのも効果的です。テキストでの学習がしやすい方にはおすすめですね。
書籍で学ぶ際の注意点は、いきなり難易度の高い書籍でやらないこと。新しいスキルを習得する場合、初めは初心者向けの簡単な書籍から入ることをお勧めします。難しい内容だと継続しにくいからです。徐々に難易度を上げていくのが良いかなと。
また、書籍を購入する際は、なるべくレビュー数が多くて高評価の書籍を選ぶと良いです。レビュー数が多くて高評価ということは、良質な内容という判断になりますので。
7:資格を取る
資格を取ることもスキルアップにつながります。資格を取る過程で身につくスキルは実務でも役立てられます。それと、資格があればフリーランスとしてのスキルの証明にもなるので、一石二鳥です。
たとえば僕は、JavaGoldをとったのですが、おかげでJavaの基礎から応用まで学べました。
資格は受験費用がかかりますが、そこは自己投資として割り切りましょう。ちなみにフリーランスエージェントの「PE-BANK」であれば、対象の資格試験であれば受験費用を還元してくれるという神制度があるので、ぜひ活用してみてください。
8:勉強会に参加する
身につけたいスキルの勉強会に参加することは効果的です。勉強会はオンラインでやっているので、ネットで検索すればOKです。知人や友人でエンジニアがいる方は、勉強会を実施していないか聞いてみるのもいいですね。
僕の友人もエンジニアなのですが、勉強会に参加しないかと誘われたこともあります。技術を身につけるために、勉強会を活用するのはありですよ。
9:案件参画が決まったら事前にキャッチアップする
新しい案件への参画が決まったら、次扱う技術を事前にキャッチアップしておくと良いです。事前に次扱う技術をキャッチアップしておけば、いざ参画したときについていきやすくなるからですね。
実際に僕は新しい案件に参画する際は、1ヵ月ほど前から必要なスキルを洗い出し、1つずつキャッチアップしています。たとえば、TypeScriptの案件に参画することになった際は、TypeScriptに関しての動画教材を購入して独学しました。
事前に準備しておけば不安要素も減りますので、安心して当日を迎えられますよ。学校の勉強でたとえるなら予習ですね。
10:参画後もしばらくはキャッチアップに時間を費やす
案件に参画後は、1ヵ月から2ヵ月ほどはスキルアップに時間を費やした方が賢明です。今の自分のスキルでカバーできる案件であれば問題ないですが、大半の方は案件を変えるたびに何かしらの新しい技術に出くわすと思います。
業務中はもちろんのこと、土日や平日の仕事終わりの時間をある程度は使って、スキルアップに努めるのが良いでしょう。
具体的に何を学べば良いのかわからない方は、今実務で取り扱っている技術を全て洗い出し、自分が苦手と思うスキルを優先して学習していけばOKですよ。
11:実務で学んだことをブログでアウトプットする
実務で学んだことをブログでアウトプットするのも効果的です。エンジニアなら全員技術記事を書くべきだと思うのですが、意外とやっている方って少ないんですよね。
実際、僕はJavaやReact、SQLの技術記事を書いています。良い復習になっています。技術記事を書く=ネット上に自分の考えや学んだことを公開するので、適当なことは書けません。そのため、入念にリサーチすることになり、そのリサーチの作業もまたスキルアップにつながります。
ブログを書く=インプットとアウトプットを同時にできるので、知識が身に付きやすいです。
フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程
フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程についても解説します。フリーランスエンジニアがスキルアップするなら実務がメインになります。
そのメインでスキルアップしづらいと致命的なので、以下で解説することを案件選びの参考にしてみてください。
- 保守運用
- テスター
- 上流工程のみor下流工程のみ
その1:保守運用
1つ目は保守運用の工程です。保守運用とは、主にリリース後のシステムのバグを改修したり、調査したりする作業ですね。
バグ改修といっても簡単なバグからちょっと難しいバグまで様々ですが、基本的にあまりスキルアップにはつながりにくいです。
それよりも新規機能追加や新規開発の案件、システムをリニューアルするリプレース案件といった難易度の高い案件の方がスキルアップしやすいです。スキルアップしたい方は、案件選びの際に保守運用は避けた方が賢明でしょう。
その2:テスター
2つ目はテスター案件ですね。フリーランスエンジニアならテスターだけの案件に入ることは稀だと思いますが、念の為。テスターは開発スキルがなくても誰でもできる作業なので、基本的に専門スキルが身に付きにくいです。
もちろんテストも重要な工程の一つですが、あくまでスキルアップするという観点では、効率が悪いです。それよりもプログラミングなどの製造工程の案件にはいるのがスキルアップのコツです。
ちなみに製造工程であれば、製造後に流れでテストも実施させてもらえるケースが多いので、あえてテスターのみの案件に入る必要はないかなと。
その3:上流工程のみor下流工程のみ
フリーランスエンジニアとしてスキルアップするなら、上流工程のみや下流工程のみといった案件よりも、両方一貫して経験できる案件の方が良いですよ。
たとえば上流工程のみだと、下流工程のスキルが身につきません。反対に下流工程のみだと上流のスキルが身につきません。
ただし、1年間は上流工程を経験し、次の1年は下流工程を経験するみたいな感じならOKかなと。
フリーランスエンジニアはスキルアップしやすい
フリーランスエンジニアはスキルアップできないという情報が多いですけど、そんなことはありません。
たしかに、既に上流から下流までできるハイスキルなエンジニアだと、それ以上のスキルアップは難しいかもしれません。しかし、実務経験1~5年くらいの方であれば、フリーランスエンジニアの方がむしろ成長しやすいのではないかと。
現時点でフリーランスではない方で、すぐにでもフリーランスエンジニアになりたい方、現在フリーランスでそろそろ案件を変えたい方は下記のおすすめフリーランスエージェントを参考にしてみてくださいね。