ITエンジニアが成長しない現場の特徴6選【成長できる環境も解説】

ITエンジニアが成長しない現場の特徴と成長できる環境
Writer:シン
現役フリーランスITエンジニア
【メインスキル】TypeScript・Vue.js・Java【保有資格】Java Gold・ITパスポート・SEO検定全級・認定SEOスペシャリスト【経歴】配送業▶︎販売員▶︎プログラミングスクール受講▶︎プログラマー▶︎独立【発信内容】ITエンジニアとして市場価値を高めるために必要なマインドやノウハウを発信|大阪在住|32歳
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エンジニアが成長しない現場ってどんな特徴があるの?キャリア形成で失敗したくないので、成長できない現場は避けたいです。

こんなお悩みにお答えします。

この記事で解説する「エンジニアが成長しない現場の特徴と成長できる環境」を読めば、効率よく成長できる現場を見極める力が身につき、市場価値を高められますよ。

実際に上記の方法を実践した結果、エンジニア歴3年半で月単価60万円になり、エンジニアとして成長し続けることができています。また、身につけたスキルをもとに、個人でポートフォリオサイトやアプリも制作していますので、それらの知見を基に解説していきますね。

記事前半でエンジニアが成長しない現場にいるデメリットを解説し、後半で成長しない現場の特徴を紹介します。

ではみていきましょう!

目次

ITエンジニアが成長しない現場にいるデメリット

前提として、エンジニアが成長しない現場にいるデメリットは以下の通り。

  • デメリット1:雑用をさせられやすい
  • デメリット2:単価を上げにくい

デメリット1:雑用をさせられやすい

もし仮に自身のエンジニアスキルが不足しているのにも関わらず、成長できない現場にいつづけると、スキルが低いため上から延々と簡単な雑用を任せられるようになります。雑用ばかりだといつまでも成長できないですし、単純作業のためストレスが溜まっていきます。

そしてそのまま年をとっていき、40歳50歳になって低スキル低収入の状態で年齢的にも不利な状況になり、いざ転職しようにも会社探しに苦労します。フリーランスに独立しようにも同じ。案件探しに苦労するでしょう。

ちょっと脅しみたいになってしまいましたが、これは僕がこの業界でやってきて見てきたからこそいえることです。

デメリット2:単価を上げにくい

成長できない現場にいると、これ以上スキルアップができないので、単価も上がりにくいです。

単価を上げるにはもちろんスキルが全てではないです。しかし、スキルが高いほど単価は上げやすいですし、自信にも繋がります。

「別にこれ以上単価上げなくても、年収500万円くらいあるし、十分だよね」

このように思う方もいるかもしれませんが、将来もずっとこの職業がある保証はどこにもありません。なので稼げるうちに稼いでた方が良いですよね。お金は多いに越したことはないですし。

むしろ20代30代のうちに単価を上げて高収入を得た方が自己投資できるので、早いうちに次の一手を打てます。たとえば起業したり、稼いだお金でさらに自己投資してスキルを磨いたり。

だからこそエンジニアとして成長し続けるためにも、成長しない現場とはどのような現場なのか、そして成長できる現場はどんな環境なのかを見極める必要があります。

ITエンジニアが成長しない現場の特徴6選

結論として、エンジニアが成長しない現場の特徴は、以下の通り。

  • テスターばかりさせられる
  • 資料作成ばかりさせられる
  • ヘルプデスクが多い
  • 簡単なプログラミング改修が多い
  • 長年同じ技術を扱っている
  • 優秀なエンジニアがいない

1:テスターばかりさせられる

一つ目はテスターばかりさせられる現場です。テスターはひたすらテストをするだけなのでスキルが身につきづらいです。

といっても、開発とセットでテストも行う分にはまだ良いのですが、問題なのはテストだけさせられるケースです。テストはエンジニア業務の中でも誰にでもできる簡単な作業なので、テストだけしていては成長できないのは当然です。

もし今の現場で3ヶ月から6ヶ月以上テストばかりさせられているのであれば、今後も成長が見込めないと考えていいでしょう。

2:資料作成ばかりさせられる

2つ目は資料作成ばかりさせられる現場です。資料作成もテストと同様に単純作業が多いので、専門的なスキルが身につきづらいです。

ただ資料作成といっても、設計書や仕様書の作成に関しては実務経験になるので良いです。

たとえば、以下に当てはまる場合は、成長しない現場と言えます。

  • テスト結果のエビデンスを貼るのみ
  • お客様向けの説明資料を作成
  • 既存ドキュメントの修正

上記の作業は、たまにやるくらいならいいです。ですが半年一年と長期間にわたってこのような雑務が多い場合、危機感を持った方が良いでしょう。

3:ヘルプデスクが多い

ヘルプデスクが多いのも成長しない現場の特徴です。

ヘルプデスクとは、電話対応やテスター資料作成など作業をさせられる業務ですね。SESで働いていると遭遇する可能性があります。

僕自身、エンジニア未経験時代、SES企業の面接を何社か受けましたが「最初はヘルプデスクを担当してもらいます」と言われたことがあります。その会社からオファーは来たのですが、もちろん断りました。

僕の友人でもエンジニアがいるのですが、その友人もヘルプデスクをしていて、全く開発をさせてもらえていませんでした。

このように、ヘルプデスクが多いと、実務経験が積めないのでエンジニアとして成長は見込みづらいでしょう。

4:簡単なプログラミング改修が多い

プログラミングができているからといって成長する現場とは限りません。たとえば、保守運用や、簡単な改修などが多いと成長しないでしょう。

例えば一行修正するだけとか、コメントを修正するだけとかですね。
新人エンジニアであればこのような業務でも最初の方は業務に慣れるという意味でやってもいいと思います。

しかし、半年や一年以上経過しているのに、いつまでもこのような簡単な業務ばかりしていては成長速度は遅いです。

実際、僕が過去に携わった現場でも、エンジニア歴は6年以上ですが保守運用メインのエンジニアがいました。エンジニア歴3年で開発メインにやってきた僕なら4日で終わるような機能追加を、そのエンジニアは2週間ほどかけて実装していたので、やはりエンジニア歴よりもこれまでどんな業務をこなしてきたかの方が重要なのだと思います。

5:長年同じ技術を扱っている

長年同じ技術を扱っている現場も成長しにくいです。ここでいう長年とは、だいたい5年以上ですね。

シンプルに考えて、ずっと同じ技術を使っていても、その技術に関してはスペシャリストになれますが他の技術の経験がないので知識の幅が狭いですよね。

たとえばその技術が枯れ果てて需要がなくなったら、そのエンジニアの需要も無くなります。そこからスキルチェンジしようにも、時間と労力がかかりますし、若ければまだ良いですが歳をとっていたら年齢的にもインプットしにくくなるので不利ですよね。

だからこそ、特定の技術のスペシャリストになるよりも、ある程度幅広くスキルを習得していた方がエンジニアとして生き残りやすいです。

6:優秀なエンジニアがいない

現場に優秀なエンジニアがいないのと、なかなか成長しにくいです。優秀なエンジニアがいることで、効率の良い仕事の進め方や、技術を盗めるのでとても成長できるのですが、優秀なエンジニアがいないということはこれができないのです。

僕自身、過去に6現場ほど経験してきましたが、なかには優秀なエンジニアがいた現場もあります。具体的にはプログラミングの開発でバグが少なくて開発スピードが早い優秀なエンジニアがいたんですよね。

そして僕はそのエンジニアはなぜバグが少なくて開発スピードが早いのかを分析していたのですが、分析結果として以下二点がわかったんですよね。

  • 開発中に単体テストケースをこまめに追加しテストを実施している
  • 朝散歩するなど規則正しい生活をして日々のパフォーマンスをあげている
  • プライベートでも自己学習をしている

上記の通り。僕もこれに見習って上記を実践した結果、割と多かった不具合がかなり減ったんですよね。ここは統計をとっていないので、具体的にどのくらい減ったのかまでは数字で出せませんが。

まぁこのように優秀なエンジニアがいることで参考にできる部分があるので、あとはそれを取り入れることで自己成長できるというわけです。

エンジニアが成長できる環境の特徴

ではエンジニアが成長できる現場は一体どんな現場なのか?これは正解はないので僕個人の見解にはなりますが、以下の特徴がある現場は成長しやすいです。

  • 自分のレベルより少し上の難易度の案件
  • 専門スキルを扱う現場
  • 優秀なエンジニアが在籍している

自分のレベルより少し上の難易度の案件

自分のスキルより少し難易度の高い案件はかなり成長しやすいです。なぜなら、背伸びすれば届く範囲なので、現状維持にはならないから。

たとえば筋トレと同じで、腕立て伏せを10回できるようになってから、次は11回12回と回数を増やしていきますよね。それと同じです。

案件の難易度は募集要項などを見てイメージするしかないのですが、ここはエージェントと相談しながら選んでいけば良いかなと。

専門スキルを扱う現場

専門スキルを扱う現場も成長できるでしょう。ここでいう専門スキルとは単純作業ではない業務です。

たとえば、要件定義や設計、プログラミングなどは頭を使わないとできない業務ですよね。開発エンジニアを目指すのであればこれらの工程を担当できる案件である必要があります。

優秀なエンジニアが在籍している

優秀なエンジニアがいる現場で一緒に働くと、学びが多いので非常に成長できます。

僕自身、過去に6つの現場で働いてきましたが、そのうち4つの現場で優秀なエンジニアがいました。

何をもって優秀というのかは人によるかもしれませんが、自分の中で「この人は優秀だな」と感じたらそのエンジニアはあなたにとっては優秀なのに変わりありません。つまり、学べるポイントがあるということ。

優秀なエンジニアは現場に入ってみないと在籍しているかどうかは見極めにくいので、運の要素もありますが、1年や2年単位で現場を変えていけば大体出会えます。

エンジニアとして成長できる環境に身を置く方法

エンジニアとして成長できる環境に身を置く方法は以下の通り。

  • なりたいエンジニア像を定義する
  • 「①」を基に希望条件をエージェントに伝える
  • スキルアップし続ける

1.なりたいエンジニア像を定義する

もしなりたいエンジニア像が決まっていない方は、まずは自身がどんなエンジニアになりたいのかを決めましょう。なぜなら成長できる現場に行くためには、どんなエンジニアになりたいのかを決め、自身が目指すエンジニア像に合った現場を探す必要があるから。

たとえば僕は、以下のようなエンジニア像を定義しています。

  • 月単価80万円以上
  • フリーランス
  • フルスタックエンジニア
  • リモート多め
  • 開発メイン
  • 設計もある程度できる
  • 顧客とのやり取りは最小限

上記の通り。

こんな感じで自分がどういうエンジニアになりたいのかを決めたら、あとは逆算してそのエンジニアになるためにどんな案件に入れば良いのかがわかりますよね。

たとえば上記の例で言うと、フルスタックエンジニアなのでもちろんフロントとバックエンド両方できる案件が良いですよね。さらにリモートワークで開発をメインにできる案件が良いというのもわかります。

実際、僕は上記の例で単価以外の面では全て満たせている現場に入れています。なのでこの調子で実務経験を積み上げていけば、単価についても徐々にあげていけると見ています。

こんな感じで成長できる環境に身を置くためには、まず自身が目標とするエンジニア像を設定してみてください。

2.「1」をもとに希望条件をエージェントに伝える

なりたいエンジニア像を定めたら、希望条件をエージェントに伝えましょう。正社員なら転職エージェント、フリーランスならフリーランスエージェントですね。

希望条件を伝えたら、エージェントが条件に合う案件を紹介してくれるので、そのなかから希望条件に一番近い案件に参画しましょう。

ちなみに正社員エンジニアの方はこれを機にフリーランスになるのもありかなと。というのも、フリーランスの方が収入が高い傾向にあるのと、もしまた案件を変えたくなったらエージェントに頼めば比較的簡単に案件を変えられるからです。

実際に僕はもともと正社員エンジニアで月の給料が手取り16万円でしたが、フリーランスになってからいまでは月収60万円になりました。

正社員からフリーランスになるだけで収入が大きく伸ばせる可能性が高いので、収入を伸ばしたい方は独立もありかなと。

以下で僕が実際に使ってみてよかったフリーランスエージェントをまとめています。キャリア相談だけでも無料でしてくれるので、興味のある方は2〜3社登録して相談してみてください。

3.スキルアップし続ける

もし成長できる環境に身を置くことができたとしても、しばらくの間はスキルアップし続けましょう。プライベートでもスキルを磨き続けることで、より現場で活躍できる人材になれます。

現場で活躍できる人材になれば、現場からの評価が上がり、単価アップやモチベーションアップにも繋がります。そこそこ単価があがって落ち着いてきてから、趣味や他に自分がやりたいことにチャレンジしてみると良いかなと。まずはエンジニア業務に集中することが大事です。

以下でエンジニアがスキルアップする方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ITエンジニアが成長できない現場と、成長できる環境の特徴について解説しました。

エンジニアに限らず人は環境に左右される生き物です。そのため、効率よく成長するには現場の環境が最も重要です。

いまの現場でこれ以上成長ができない方は、現場を変えてみるのも成長するためには効果的です。

ぜひ本記事で解説した「成長できる現場の特徴」に当てはまっている現場を探してみてください。

フリーランス案件を探したい方は、下記で僕が使ってみてよかったおすすめエージェントをまとめているので、活用してみてくださいね。

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