フリーランスエンジニアがスキルアップする方法11選

フリーランスエンジニアってスキルの切り売りだからスキルが身に付きにくいと聞いたけど、本当かな?みんなどうやってスキルアップしているのだろう。
ご紹介する「フリーランスエンジニアがスキルアップする方法」を読めば、具体的にどのようにすればスキルアップできるかがわかりますよ。

僕は現役のフリーランスエンジニアで、大阪のIT企業で開発しています。実体験をもとにお伝えするので、情報の信頼性はあるかと。
記事の後半では、「フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程」についても解説しました。
ではみていきましょう!
フリーランスエンジニアはスキルアップしやすい【前提】
前提として、フリーランスエンジニアはスキルが身に付かないという意見がありますが、全くの逆です。
その理由は以下3つです。
- 開発に専念できるから
- 時間的余裕が生まれるから
- 金銭的余裕が生まれるから
理由①:開発に専念できるから
1つ目の理由は、開発に専念できるからですね。なぜなら、フリーランスエンジニアはあらかじめ決められた契約に沿った業務を行うからです。
たとえば僕は、JavaのWebアプリ開発の案件に参画しましたが、契約内容が「プログラミング」〜「テスト」の工程でしたので、文字通りプログラミング〜テストまでを担当できました。
正社員だとスキルアップがしづらい「誰にでもできる雑用」とかありますけど、フリーランスエンジニアは契約が決まっているので、あまりそういったことがないです。
開発に専念することができるので、むしろスキルアップできます。
理由②:時間的余裕が生まれるから
2つ目の理由は、時間的余裕が生まれるからです。時間的余裕があれば、技術を身につけるための勉強ができますよね。
フリーランスエンジニアは働く日数を下げられるので、週3,4稼働を実現可能です。
たとえば週3稼働にして、空いた日を新しいスキルを身につけるための時間に使うとかですね。
たしかにフリーランスエンジニアになりたてのころは、スキル的に週4稼働の案件に参画するのはきびしいです。しかし、ある程度技術が身に付いたら、稼働日数は減らせます。
フリーランスエンジニアは、時間的余裕を生み出すことができるので、空いた時間で新しい技術を身につけられます。
理由③:金銭的余裕が生まれるから
3つ目の理由は、金銭的余裕が生まれるからです。金銭的余裕があれば、技術を身につけるための自己投資をできますよね。
たとえば、フリーランスエージェントの「テクフリ」を利用しているエンジニアの平均月収は、約81.2万円との結果が出ています。
僕自身、フリーランスエンジニアになってからは正社員時代より収入が2倍以上になり、金銭的余裕が生まれました。
お金に余裕が生まれたら、自己投資できるので、身につけたいスキルの動画教材や参考書を購入できます。
以下では、フリーランスエンジニアになるためのロードマップをまとめていますので、フリーランスになりたい方は参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアがスキルアップする方法
フリーランスエンジニアがスキルアップする方法をご紹介します。
- 少し背伸びする程度の案件に参画
- プログラミング学習サイトを活用
- プログラミングスクールを受講する
- 自分でシステムやアプリを作る
- 身につけたいスキルの案件に参画
- 書籍で学ぶ
- 資格を取る
- 勉強会に参加する
- 案件参画前にキャッチアップする
- 参画後はキャッチアップに時間を費やす
- ブログでアウトプットする
1:少し背伸びする程度の案件に参画
フリーランスエンジニアがスキルアップするために一番重要といっても過言ではないこと、それは「少し背伸びするくらいの案件に参画すること」です。
少し背伸びするくらいですと、自分の実力的に頑張れば届く範囲ですし、ぬるい案件ではないので成長できますよね。
実際に僕は詳細設計書を作成する経験が浅かったのですが、あえて詳細設計書が工程にある案件に参画した結果、作成スキルが身につきました。
一つ注意点としては、あまり案件の難易度を上げ過ぎたり下げ過ぎたりしないことです。案件の難易度を上げすぎると、ついていけずに迷惑をかけてしまいますし、反対に難易度を下げ過ぎても自身が成長できません。
なので、少しだけ難しめの案件を選定することが、スキルアップのコツですね。

もし今の案件だと成長が見込めないようであれば、案件を変えるのもありですよ。僕自身、いま以上に成長が見込めなくなった際は、案件を変えています。
下記ではおすすめのエージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

2:プログラミング学習サイトを活用する
フリーランスエンジニアがスキルアップするには、プログラミング学習サイトを活用するのは効果的です。
プログラミング学習サイトといえば、エンジニア初心者だけが使うイメージを持たれている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
実際に現役エンジニアも、ProgateやUdemyなどの学習サイトを活用しています。僕自身、Udemyやドットインストール、paizaをよく使っています。これらのサイトで学習しているおかげで、実務でも役立てられています。
プログラミング学習サイトの中でも、Udemyは神です。よくセールをやっていますので、セールの時に身につけたいスキルの動画を購入して学習してみてください。
3:プログラミングスクールを受講する
フリーランスエンジニアのなかにはプログラミングスクールを活用されている方もいます。
プログラミングスクールであれば質問し放題ですし、挫折しづらい環境が整っているので、効率よくスキルアップできます。
僕は未経験からエンジニアになる際に、プログラミングスクールを受講しましたが、今でもスクールで学んだスキルや考え方は実務に役立っています。
以下ではおすすめのスクールをまとめていますので、興味のある方は参考にしてみてください。

4:自分でシステムやアプリを作る
フリーランスエンジニアがスキルアップするなら、自分で何かシステムやアプリを作ってみるのが良いでしょう。
開発スキルをあげるには、実際に開発をするのが手っ取り早いです。
もし何を作ればいいかわからない方は、既存のシステムやアプリを真似してクローンを作ってみましょう。
あくまでスキルアップするためだけであれば、自分で1から企画する必要もありません。
プログラミングだけではなく、設計力も鍛えたいなら、設計からやってみると良いですね。
5:身につけたいスキルの案件に参画する
身につけたいスキルの案件に参画することも大事です。フリーランスエンジニアは、事前にどんな案件に参画するのかを決めることができます。
たとえば、Rubyのスキルを身につけたいのであれば、Rubyの案件に参画すればOK。
とはいえ、実務経験がないと参画することは難しいので、独学してポートフォリオを作っておくと良いでしょう。
僕の場合はJavaで1年の経験があったため、Javaの案件に参画することができました。開発経験を積ませてもらうことができたので、Javaに関するスキルが向上しました。
フリーランスエンジニアは身につけたいスキルの案件をある程度選べるため、スキルアップしやすいです。
6:書籍で学ぶ
書籍や技術書での学習も効果的です。
動画よりもテキストの方が学習しやすい方はおすすめですね。
僕は動画もテキストも両方大丈夫な人間なので、両方活用しています。
7:資格を取る
資格を取ることもスキルアップにつながります。
資格を取る過程で身につくスキルは実務でも役立てられます。それと、資格があればフリーランスとしてのスキルの証明にもなるので、一石二鳥です。
たとえば僕は、JavaGoldをとったのですが、おかげでJavaの基礎から応用まで学べました。
資格は受験費用がかかりますが、そこは自己投資として割り切りましょう。
ちなみにフリーランスエージェントの「PE-BANK」であれば、対象の資格試験であれば受験費用を還元してくれるという神制度があるので、ぜひ活用してみてください。
8:勉強会に参加する
3つ目は、身につけたいスキルの勉強会に参加することですね。勉強会はオンラインでやっていますので、ネットで検索すればOKです。
知人や友人でエンジニアがいる方は、勉強会を実施していないか聞いてみるのもいいですね。
僕の友人もエンジニアなのですが、勉強会に参加しないかと誘われたこともあります(当時は諸事情により断った)
フリーランスエンジニアは自ら技術を身につけるために、勉強会を活用するのは効果的です。
9:案件参画が決まったら事前にキャッチアップする
4つ目は、新しい案件への参画が決まったら、次扱う技術を事前にキャッチアップしておくことです。
事前に次扱う技術をキャッチアップしておけば、いざ参画したときについていきやすくなるからですね。
実際に僕は新しい案件に参画する際は、1ヵ月ほど前から必要なスキルを洗い出し、1つずつキャッチアップしています。
たとえば、TypeScriptの案件に参画することになった際は、TypeScriptに関しての動画教材を購入して独学しました。
事前に準備しておけば不安要素も減りますので、安心して当日を迎えられますよ。
学校の勉強でたとえるなら予習ですね。
10:参画後もしばらくはキャッチアップに時間を費やす
案件に参画後は、1ヵ月から2ヵ月ほどはスキルアップに時間を費やした方が賢明です。
今の自分のスキルでカバーできる案件であれば問題ないですが、大半の方は案件を変えるたびに何かしらの新しい技術に出くわすと思います。
業務中はもちろんのこと、土日や平日の仕事終わりの時間をある程度は使って、スキルアップに努めるのが良いでしょう。
具体的に何を学べば良いのかわからない方は、今実務で取り扱っている技術を全て洗い出し、自分が苦手と思うスキルを優先して学習していけばOKですよ。
11:実務で学んだことをブログでアウトプットする
実務で学んだことをブログでアウトプットするのも非常に効果的です。
エンジニアなら全員技術記事を書くべきだと思うのですが、意外とやっている方って少ないんですよね。
実際、僕はJavaやSQLの技術記事を当サイトで書いていますが、良い復習になりました。
技術記事を書く=ネット上に自分の考えや学んだことを公開するということなので、適当なことは書けません。そのため、入念にリサーチすることになります。
記事を書く=アウトプットや復習になるので、結果的に知識が身に付きやすいのです。
以下で技術ブログを10分程度で開設する方法をまとめていますので、この際にぜひ技術ブログを始めてみてください!

フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程
フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程についても解説します。
やはりフリーランスエンジニアがスキルアップするなら実務がメインになります。
そのメインでスキルアップしづらいというのは、致命的なので、ぜひ以下で解説することを案件選びの参考にしてみてください。
- 保守運用
- テスター
- 上流工程のみor下流工程のみ
その①:保守運用
1つ目は保守運用の工程です。
保守運用とは、主にリリース後のシステムのバグを改修したり、調査したりする作業ですね。
バグ改修といっても簡単なバグからちょっと難しいバグまで様々ですが、基本的にあまりスキルアップにはつながりにくいです。
それよりも新規機能追加や新規開発の案件、システムをリニューアルするリプレース案件といった難易度の高い案件の方がスキルアップしやすいです。
なので、スキルアップしたい方は、案件選びの際に保守運用は避けた方が、賢明でしょう。
その②:テスター
2つ目はテスター業務ですね。
フリーランスエンジニアならテスター案件に入ることは稀だと思いますが、念の為。
テスターは開発スキルがなくても誰でもできる作業なので、基本的に専門スキルが身に付きにくいです。
もちろんテストも重要な工程の一つですが、あくまでスキルアップするという観点では、効率が悪いです。
その②:上流工程のみor下流工程のみ
フリーランスエンジニアとしてスキルアップするなら、上流工程のみや下流工程のみといった案件よりも、両方一貫して経験できる案件の方が良いですよ。
たとえば上流工程のみだと、下流工程のスキルが身につきません。反対に下流工程のみだと上流のスキルが身につきません。
シンプルですが、案件探しの際についわすれがちなので、意識しておきましょう。
フリーランスエンジニアはむしろスキルアップしやすい
フリーランスエンジニアはスキルアップできないという情報が多いですけど、そんなことはありません。
たしかに、既に上流から下流までできるハイスキルなエンジニアだと、それ以上のスキルアップは難しいかもしれません。
しかし、実務経験1~5年くらいの方であれば、フリーランスエンジニアの方がむしろ成長しやすいのではないかと。
以下では、フリーランスエンジニアに独立するタイミングについて解説していますので、参考にしてみてください。

すぐにでもフリーランスエンジニアになりたい方や、現在フリーランスでそろそろ案件を変えたい方は、下記のおすすめエージェントを参考にしてみてください。
