こんなお悩みにお答えします。
本記事では、「フリーランスエンジニアはスキルアップしやすい」というテーマで解説します。
僕は現役のフリーランスエンジニアで、いまも大阪のIT企業で開発していますので、お伝えする情報の信ぴょう性はあるかと。
記事の後半では、「フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程」についても解説しました。ぜひ最後までご覧ください。
フリーランスエンジニアはむしろスキルアップできる
フリーランスエンジニアはむしろスキルアップできます。理由は以下3つです。
- 開発に専念できるから
- 時間的余裕が生まれるから
- 金銭的余裕が生まれるから
理由①:開発に専念できるから
1つ目の理由は、開発に専念できるからですね。なぜなら、フリーランスエンジニアはあらかじめ決められた契約に沿った業務を行うからです。
たとえば僕は、JavaのWebアプリ開発の案件に参画しましたが、契約内容が「プログラミング〜テスト」の工程でしたので、文字通りプログラミング〜テストまでを担当できました。
正社員だとスキルアップがしづらい「誰にでもできる雑用」とかありますけど、フリーランスエンジニアは契約が決まっているので、あまりそういったことがないです。
開発に専念することができるので、むしろスキルアップできます。
理由②:時間的余裕が生まれるから
2つ目の理由は、時間的余裕が生まれるからです。時間的余裕があれば、技術を身につけるための勉強ができますよね。
フリーランスエンジニアは働く日数を下げられるので、週3,4稼働を実現可能です。
たとえば週3稼働にして、空いた日を新しいスキルを身につけるための時間に使うとかですね。
たしかにフリーランスエンジニアになりたてのころは、スキル的に週4稼働の案件に参画するのはきびしいです。しかし、ある程度技術が身に付いたら、稼働日数は減らせます。
フリーランスエンジニアは、時間的余裕を生み出すことができるので、空いた時間で新しい技術を身につけられます。
理由③:金銭的余裕が生まれるから
3つ目の理由は、金銭的余裕が生まれるからです。金銭的余裕があれば、技術を身につけるための自己投資をできますよね。
たとえば、フリーランスエンジニアの平均年収は、レバテックフリーランスによると、約826万円あるとの結果が出ています。
フリーランスエンジニアの年収は、働き方によって個人差があります。2018年7月時点でレバテックフリーランスが取り扱っている週5日稼働の案件単価を年収に換算すると、約826万円です。
引用元:レバテックフリーランス
僕自身、フリーランスエンジニアになってからは正社員時代より収入が2倍以上になり、金銭的余裕が生まれました。
お金に余裕が生まれたら、自己投資できるので、身につけたいスキルの動画教材や参考書を購入できます。
以下では、フリーランスエンジニアになるためのロードマップをまとめていますので、フリーランスになりたい方は参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアがスキルアップする方法
フリーランスエンジニアがスキルアップする方法をご紹介します。
- 身につけたいスキルの案件に参画する
- ちょっと背伸びするくらいの案件に参画する
- 新しいスキルを身につけるなら稼働日数を減らす
- 同じ現場でスライドできないか交渉する
- 勉強会に参加する
方法①:身につけたいスキルの案件に参画する
スキルアップする1つ目の方法は、身につけたいスキルの案件に参画することです。フリーランスエンジニアは、事前にどんな案件に参画するのかを決めることができます。
たとえば、Rubyのスキルを身につけたいのであれば、Rubyの案件に参画すればOK。もちろん経験がないと参画することは難しいです。
僕の場合はJavaで1年の経験があったため、Javaの案件に参画することができました。開発経験を積ませてもらうことができたので、Javaに関するスキルが向上しました。
フリーランスエンジニアは、極めたいスキルの案件を選ぶことができるため、スキルアップしやすいです。
方法②:ちょっと背伸びするくらいの案件に参画する
2つ目は、ちょっと背伸びするくらいの案件に参画することです。少し背伸びするくらいですと、届く範囲ではあるものの、ぬるい案件ではないので成長することができますよね。
実際に僕は詳細設計書を作成する経験が浅かったのですが、あえて詳細設計書が工程にある案件に参画した結果、作成スキルが身につきました。
少し背伸びすれば届くくらいの案件に参画し、徐々にスキルアップができます。
方法③:新しいスキルを身につけるなら稼働日数を減らす
新しいスキルを身につけるために、あえて現状の稼働日数を減らして学習時間を確保するという方法もありです。
たとえば、週5で稼働しているところを週4にし、空いた日に新しい技術を身につけるために学習するといった感じです。
あとは面談時に、身につけたスキルで作ったポートフォリオを見せてアピールすれば、新たな技術の案件に参画可能です。
方法④:同じ現場で別案件にスライドできないか交渉する
4つ目の方法は、「同じ現場で別案件にスライドできないか交渉すること」です。
フリーランスエンジニアによくあるのは、契約終了後に別案件にそのままスライドすることです。
同じ参画先の企業で別案件に移ることができれば、そこで新しい技術を身につけられます。
別の案件で自分が身につけたい技術を取り扱っているのであれば、フリーランスエージェントか現場責任者に、その案件に参画できないか交渉すると良いです。
いまの現場で良い成果物を残して信頼を得ていれば、「この人ならなんとかやってくれそうだな」と思ってくれやすいので、他の案件も任せられやすいです。
方法⑤:勉強会に参加する
5つ目は、身につけたいスキルの勉強会に参加することですね。勉強会はオンラインでやっていますので、ネットで検索すればOKです。
知人や友人でエンジニアがいる方は、勉強会を実施していないか聞いてみるのもいいですね。
僕の友人もエンジニアなのですが、勉強会に参加しないか誘われたこともあります(当時は断った)
フリーランスエンジニアは自ら技術を身につけるために、勉強会を活用するのは効果的です。
フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程
フリーランスエンジニアがスキルアップしづらい工程を解説します。
- 上流工程
- マネジメント
その①:上流工程
フリーランスエンジニアは、上流工程のスキルは比較的身につきにくいかなと。
というのも、上流工程の経験がないと、フリーランスエンジニアになってから上流工程を任せられるケースが少ないからですね。
たとえば僕も上流工程である「要件定義」「基本設計」の経験がないため、フリーランスエンジニアのエージェントからそういった案件は紹介されませんでした。
仮に応募しても、おそらく受かりにくいとは思います。
なので、上流工程のスキルは身に付きにくい傾向にあります。
その②:マネジメント
フリーランスエンジニアは、現場のリーダー的ポジションを任せられにくく、部下を教育する能力などが身に付きにくいです。
そのため、マネジメント能力はあまり身につかない傾向にあります。
もちろん全てのフリーランスエンジニアがそうではないですが、やはり責任が思い仕事は企業側も自社の正社員に任せたがりますからね。
自社の正社員に任せた方が、社員の能力が上がるので将来的に会社に利益をもたらしてくれそうですからね。
なので、マネジメント能力はみにつきにくいです。
フリーランスエンジニアはスキルアップできる
フリーランスエンジニアはスキルアップできないという情報が多いですけど、そんなことはありません。
たしかに、既に上流から下流までできるハイスキルなフリーランスだと、それ以上のスキルアップは難しいかもしれません。
しかし、実務経験1~5年くらいの方であれば、フリーランスエンジニアの方がむしろ成長しやすいのではないかと。
以下では、フリーランスエンジニアに独立するタイミングについて解説していますので、参考にしてみてください。