フリーランスエンジニアの面談で落ちる理由は?受かるコツも解説

フリーランスエンジニアの面談対策・落ちる理由と受かるコツ
Writer:シン
現役フリーランスITエンジニア
【メインスキル】TypeScript・Vue.js・Java【保有資格】Java Gold・ITパスポート・SEO検定全級・認定SEOスペシャリスト【経歴】配送業▶︎販売員▶︎プログラミングスクール受講▶︎プログラマー▶︎独立【発信内容】ITエンジニアとして市場価値を高めるために必要なマインドやノウハウを発信|大阪在住|32歳
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フリーランスエンジニアの面談のコツとかってあるのかな?落ちる理由とかも事前にしっておきたいなぁ。

こんなお悩みにお答えします。

本記事で解説する「フリーランスエンジニアの面談で落ちる理由と受かるコツ」を読めば、希望の案件に参画できる確率を伸ばすことができますよ。

実際に僕は現役のフリーランスエンジニアで、これまで15社以上の企業と面談してきました。どんなことが原因で落ちるのか、また受かりやすいポイントも把握しています。

記事の後半では、面談でよく聞かれる質問についてもまとめました。

フリーランスエンジニアの面談はコツさえわかれば、難しくはありません。希望の案件獲得に向けて面談対策をしていきましょう!

目次

フリーランスエンジニアの面談で落ちる4つの理由

結論として、フリーランスエンジニアの面談で落ちる理由は以下のポイントが挙げられます。

  • 話がしどろもどろ
  • 質問の意味を理解しないまま答える
  • 事実をありのままに話している
  • スキルシートと乖離がありすぎている

話がしどろもどろ

面談で落ちる1つ目の理由は、「話がしどろもどろ」だからです。話が伝わらないと、エンジニアとして必要な「仕事におけるコミュニケーション能力が低い」と見られます。

いくらスキルはあっても、そう思われては面談には受かりません。いかにストレスなくコミュニケーションを取り、仕事を進めていけるかが重要です。

とはいえ、あまり難しく考える必要はありません。

ひとまず「結論から話す」ということだけを意識してみてください。それだけで印象は変わりますよ!

質問の意味を理解しないまま答える

企業の担当者の質問が曖昧だったりすると、理解できなかったりしますよね。僕もたまに相手の質問の意味がわからないことあります。

その際に的外れな回答をすると、たとえ相手の質問の仕方が悪かったとしても、相手からするとあなたの話し方が悪いと思われてしまいます。すると、ネガティブな印象をもたれてしまいます。

まぁ曖昧な質問をする方が悪いんですけど、そういう質問をする方は、自分の質問力の低さを理解していないので仕方ないんですよね。

なので、よくわからない質問をされたら、はっきりと「〇〇とはどういうことでしょうか?」と聞き返すようにしましょう。質問の意味を理解してから、回答するように心がけてみてください。

事実をありのままに話している

スキルシートに書いてあることを、ただ読み上げるパターンはよくないです。なぜなら、企業の担当者は、スキルシートは事前に見ているので大体は知っているからです。

事実をありのままに話すのではなく、スキルシートには書いていない、「あなたの強みや現場で活かせること」をアピールしましょう。

たとえば、以下のようなことをアピールするとよいです。

  • どんなシステムを開発したのか
  • どんなフェーズを担当したのか
  • どんなことで力になれるのか

採用する側に少しでもメリットを感じてもらえれば、プラスの評価が得られます。

スキルシートと乖離がありすぎている

スキルシートを盛りすぎて、面談時に乖離がありすぎているパターンですね。スキルシートは盛りすぎない方が良いですよ。自分を偽って参画できたとしても、期待外れとなるとフリーランスはすぐに契約を切られます。

できることとできないことは明確に伝え、できないことは、意欲的に取り組む姿勢をアピールすればOKです。

たとえば、「〇〇の経験はありますか?」という、経験のないことに関する質問に対して、

良い回答例:「〇〇の経験はありませんが、自分自身新しい技術もどんどん経験してみたいので、積極的に取り組んでいきたいと考えています」

という感じで答えると好印象ですね。

フリーランスエンジニアの面談に受かるコツ

フリーランスエンジニアの面談に受かるコツをご紹介します。

以下の流れでみていきましょう。

  • スキルシートは具体的に書く
  • 経歴説明は関連箇所を端的に話す
  • 結論から話す
  • H・T・Sを意識する
  • 相手の目を見過ぎない
  • 意欲を見せる
  • 応募数を増やす

スキルシートは具体的に書く

1つ目は、スキルシートは具体的に書くことです。企業側は応募者のスキルシートを見て、面談するかどうかを選別しています。

たとえば同じスキルでも、

  • Aさん「RubyでWebアプリケーションの開発経験あり」
  • Bさん「RubyでWebアプリケーションの開発経験があり、5画面分の詳細設計書の作成から結合テストまでを経験」

どちらを面談に進めたいかというと、明らかに後者ですよね。

なので、スキルシートは具体的に書きましょう。

経歴説明は関連する箇所を端的に話す

面談の時に、経歴の説明をする際は、「関連箇所のみ」を手短に話しましょう。

なぜなら、企業側は事前にスキルシートを見て、大体把握しているからです。知っていることを長々と説明されても、時間の無駄ですからね。

自身が経験してきた中で、応募する案件と関連性のある部分を絞りつつ、端的に話しましょう。

また、どのようなシステムを開発していたのかや、どの部分を担当していたのかなどは詳細に伝えてください。

結論から話す

面談時は、「結論から話す」ことがとても重要です。なぜなら、結論から話さないと、話が頭に入りづらいからです。

たとえば、「結合テストはやったことありますか?」という質問に対して、こんな回答はNGです。

悪い回答例:「私は今までにRubyで開発をしてきましたが、多くの案件に携わってきた中で、製造からテストまで一通り経験してきました。テストは単体テストから結合テストまで経験があります。」

上記の質問だと、最終的に「結合テストまで経験があります」と言っているので話は伝わります。しかし、答えが話の最後なので、序盤だけを聞くとなんの話?ってなりますよね。

なのでこの場合は、以下のように結論から回答するとよいです。

良い回答例「はい、結合テストの経験はあります。私は今までのRubyで開発をしてきましたが〜…」

結論の後に、具体的な説明を入れることで、相手に伝わりやすくなりますよ。

H・T・Sを意識する

H(ハキハキと)・T(丁寧に)・S(時折スマイルで)を意識しましょう(ちなみにH・T・Sは僕が作った造語です)

H・T・Sはとても重要で、基本的ではあるものの、面談となると緊張したりして意識が薄れがちなんですよね。

たとえば、元気がなくてムスッとした表情の人と、一緒に働きたくないですよね。相手も人間ですし、そもそも自信がなさそうな人を、雇いたいと思わないです。

自分だったらどんな人を雇いたいのかを考えると、わかりやすいですね。

なのでH・T・Sはぜひ意識してみてください。

相手の目を見過ぎない

よく話をする際は「相手の目を見て話しましょう」と言う方がいますが、半分は間違っていると思います。日本人はシャイで警戒心が強く、目をみすぎると、かえって不快に感じる方が多いからです。

なので、話す時は3秒目を見てそらし、また3秒目を見て話すくらいが丁度良いです。(対面の場合)

この方法は別に研究結果が出てるとかではなくて、実際に僕が昔販売員時代に働いていた時、当時の優秀なリーダーがやっていたことです。

僕はそのリーダーに対して何故か不快感を感じなかったので、動きを分析していたのですが、視線の動きが相手の目を3秒ほどみてそらすということをしていたんですよね。

相手の目を全く見ないのもNGですが、見過ぎもよくないので、ぜひ「3秒目を見てそらす」ということを心がけてみてください。

意欲を見せる

これは当たり前の話ですが、「その現場で働きたい」という意欲をアピールしましょう。企業側は意欲のある人を採用したいはずだからですね。あと意欲というのは、出そうと思って出すのではなく、勝手に出るものだと思います。

ではどうすればいいのかというと、「その現場で働いた先に得られるものをイメージする」と良いです。

たとえば僕は、フレームワークの実務経験が少なかったので、次の現場でフレームワークを学べばエンジニアとしての価値があがると考えました。

将来的に単価を上げるためなら、なんとしてでも受かりたいですし、そう思えば勝手に意欲はでてくるはず。

後は上手く言語化して、「自分の今のスキルはこうで〜、こんな部分でお力になれると考えています。」という風に答えられるとOKです。

応募数を増やす

フリーランスエンジニアのエージェントは1社ではなく、複数に登録しましょう。なぜなら、エージェントの会社によって、保有している案件数や営業力が大きく異なるからです。

たとえば、A社は1ヶ月で20社紹介してくれるのに対して、B社はたったの2社などということはよくあります。

B社だけに頼っていては、そもそも案件数が少ないため、なかなかフリーランスエンジニアになることができません。

下記で実際に僕も使ったことのある、おすすめのフリーランスエージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアの面談でよく聞かれる質問集

フリーランスエンジニアの面談でよく聞かれる質問をまとめました。参考にどうぞ!

  • ソースコードのレビュー経験はあるか?
  • レビューする際は何を意識していたか?
  • 開発は要件定義から設計・開発からテストまで一通りの経験はあるか?
  • Gitを用いたチーム開発の経験はあるか?
  • フロントとバックエンドどちらに興味がありますか?
  • 他のエンジニアやデザイナーと、どうコミュニケーションを取り開発を進めていたか?
  • 今まで業務で苦労したことはなにか?またそれをどのように解決したか?
  • なぜフリーランスになろうと思ったのか?
  • なぜこの技術を選択したのですか?
  • コードを書く時に1番重要視しているポイントは何か?
  • テスト仕様書を作成する時に品質向上のために気をつけていることは?
  • 何をもってテスト完了としているか?
  • MVCとは何か?
  • 本番環境へのデプロイ経験はありますか?
  • 将来どんなキャリアプランを考えていますか?
  • オブジェクト指向とは何か?
  • 最近気になったニュースはありますか?
  • 残業はできますか?

フリーランスエンジニアの面談の流れ

現在会社員エンジニアの方に向けて、フリーランスエンジニアの面談の流れについて解説しますね。

  • フリーランスエージェントに無料登録し面談を受ける
  • スキルシートをエージェントに提出し企業へ応募する
  • 実際の面談の流れ

その1:フリーランスエージェントに無料登録し面談を受ける

フリーランスエンジニアになる場合、まずはフリーランスエージェントのサイトに無料で登録します。

フリーランスエージェント会社はたくさんありますが、僕が色々試してみて良かったのは、「レバテックフリーランス」「テクフリ」「PE-BANK」の3社です。

僕は実務経験2年の状態で、この3社から月単価50万円前後の案件を紹介してもらえました。

各フリーランスエージェントの概要は、以下でまとめていますので、ぜひ活用してみてください。

その2:スキルシートをエージェントに提出し企業へ応募する

フリーランスエージェントのサイトに登録後、実際に担当者との面談を受けます。その後にスキルシートを書いて、担当の方にメールで提出します。

大まかな流れとしては、以下の通り。

  • スキルシートをエージェントに提出
  • エージェントが応募企業にスキルシートを提出
  • 企業がスキルシートを見て面談するか決める

上記の通り。

ちなみにスキルシートはエージェントサイトに登録をすれば、フォーマットがもらえますので、そちらを活用すればOKです。

その3:実際に企業と面談する

エージェントサイトに登録後は、担当者から求人を紹介してもらえるので、いい求人があれば応募していきます。

企業から面談依頼が来たら、後は日程を決めて面談を受けるという流れになります。

エージェントサイトを使わずに、自分で企業に営業をかけている方は、日程調整などは自分でやらないといけません。しかし、エージェントを経由すれば、エージェントが面倒な手続きを代行でやってくれるので楽です。

あとは企業と面談を受けて、面談の結果を待ちます。オファーがあれば、同意した上で参画するといった流れです。

フリーランスエンジニアの面談は正社員の面接より楽:まとめ

フリーランスエンジニアの面談は、正社員エンジニアの面接と比べると圧倒的に楽です。「なぜ弊社を応募したのですか?」という面倒な志望動機とかは聞かれません。

また、フリーランスエンジニアの面談では、自分を売り込みすぎる必要はありません。

スキルシートを見てスキルレベルは把握されているので、基本的なコミュニケーションをとることや、身だしなみを整えておけばOKです。

マイナスな印象を与えず、意欲があることをアピールしてみてください。そうすれば面談には受かります。

以下では、案件数の多いフリーランスエージェントを3社まとめていますので、ぜひ活用してみてください。

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