フリーランスエンジニア面談対策|落ちる理由と受かるコツを徹底解説

フリーランスエンジニアの面談対策【落ちる原因・受かるコツ・質問集】
Writer - シン -
フリーランスエンジニア|Oracle認定JavaGold保有|全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト|IT企業でフルスタックエンジニアとして参画中
  • フリーランスエンジニアの面談は転職面接とどう違う?
  • 面談ではどんな質問をされることが多いの?
  • 面談に受かるコツや落ちる原因とかも知りたい。

こんな疑問にお答えします。

本記事で解説する「フリーランスエンジニアの面談対策」を読めば、面談の流れやよくある質問、どう対策すれば受かりやすいのかがわかりますよ。

実際に僕は、過去15社以上と面談を受けた経験があります。よくある質問や受かるポイントなども把握しています。それらの知見をもとに解説しますね。

記事前半で「面談と転職面接の違いやよくある質問」を解説し、後半で受かるコツや落ちる原因について解説します。

面談の通過率を上げるためにも、ぜひ参考にしてみてください!

目次

フリーランスエンジニアの面談と転職面接の違い

フリーランスエンジニアの面談と転職面接の違い

フリーランスエンジニアの面談は、転職面接とは明確に違う点がいくつかあります。

転職面接のようなガチガチの質問攻めみたいなのは、基本的にないです。

僕は転職面接もフリーランスの面談もどちらも受けたことがあるのでわかります。

では具体的な違いについて、以下2点を順にみていきましょう。

  • 面談は採用ではなくマッチングが目的
  • 企業が面談で確認したいポイント

面談は採用ではなくマッチングが目的

フリーランスエンジニアの面談は、採用ではなくマッチングが目的です。

というのも、フリーランスは契約になるからですね。なので、転職面接みたいに「前職なにをやっていたのか」「趣味や特技は何か」とかは基本聞かれないことが多いです。

面接のようにガチガチの空気感ではないので、気楽なイメージですね。もちろん面談する企業にもよりますが、僕が受けてきた約15社くらいの企業はほとんどラフな感じでした。

企業が面談で確認したいポイント

企業が確認したいポイントは、以下の通り。

  • エンジニアとしてどんな経験をしてきたか
  • 得意な技術や工程は何か
  • 案件概要を説明した上で、それでも参画を希望するか

フリーランスは即戦力の枠なので、企業側はエンジニアが会社に入って即戦力となるかどうかを見極めたいのです。

もちろん即戦力と言っても、参画して初日からいきなりバリバリ開発してもらうようなことは、企業側も期待していないでしょう。

僕の経験上、エンジニアにある程度のスキルがあれば、2週間から1ヶ月くらいで現場に慣れてくることが多いかなと。

フリーランスエンジニアの面談の流れ

フリーランスエンジニアの面談の流れ

フリーランスエンジニアの面談の流れについて解説しますね。

  1. フリーランス案件を探す
  2. 企業へ応募する
  3. 面談する(実際の流れ)

その1:フリーランスエンジニアの案件を探す

まずはフリーランスエンジニアの案件を探していきます。

案件を探す方法は以下のとおり。

  • 友人や知人に紹介してもらう
  • 自力で企業に営業する
  • フリーランスエージェントに紹介してもらう

おすすめはフリーランスエージェントに相談ですね。エージェントなら希望条件に合った案件を紹介してくれますし、面倒な手続きを代行してくれます。

フリーランスエージェント会社はたくさんありますが、僕が色々試してみて良かったのは、「レバテックフリーランス」「テクフリ」「PE-BANK」の3社です。親身な対応でしたし、営業力の強さが段違いです。

以下で各エージェントをまとめているので、フリーランス案件を探してみたい方は参考にしてみてください。

その2:企業へ応募する

フリーランスエンジニアの案件で、希望の案件が見つかったら、企業に応募します。

応募の際には、スキルシートもあわせて提出します。

ちなみにエージェントを使っている場合は、エージェント経由でスキルシートの提出と応募をしてくれますよ。

  • スキルシートをエージェントに提出
  • エージェントが応募企業にスキルシートを提出
  • 企業がスキルシートを見て面談するか決める

大まかな流れとしては、上記のとおり。

スキルシートはエージェントサイトに登録すれば、フォーマットがもらえます。そちらを活用すればOKです。

その3:企業と面談する(実際の流れ)

応募した企業から面談依頼が来たら、面談日程を決めていきます。

エージェントを経由していれば、企業との面談日程の調整もエージェントが代行してくれます。

あとは企業担当者との面談を受けていく流れですね。

面談時のよくある進行パターン

面談時でよくある進行パターンは以下のとおり。

  1. 面談開始
  2. 企業担当者からエンジニアへ案件概要の説明
  3. 案件概要についての質疑応答タイム
  4. エンジニアから企業担当者へ経歴を説明
  5. 経歴についての質疑応答タイム
  6. 全体を通しての質疑応答タイム
  7. 終了
  8. 後日、合否通知

15社くらい受けてきましたが、だいたいこんな流れです。

早いと30分くらいで終わりますが、だいたい1時間くらいですかね。

フリーランスエンジニアの面談は、他の応募者もあわせて複数人で行う場合もあります。人数が多ければ多いほど面談時間も増えていくという感じです。

フリーランスエンジニアの面談でよく聞かれる質問集

フリーランスエンジニアの面談でよく聞かれる質問集

フリーランスエンジニアの面談でよく聞かれる質問をまとめました。参考にどうぞ!

  • ソースコードのレビュー経験はあるか?
  • レビューする際は何を意識していたか?
  • 開発は要件定義から設計・開発からテストまで一通りの経験はあるか?
  • Gitを用いたチーム開発の経験はあるか?
  • フロントとバックエンドどちらに興味がありますか?
  • 他のエンジニアやデザイナーと、どうコミュニケーションを取り開発を進めていたか?
  • 今まで業務で苦労したことはなにか?またそれをどのように解決したか?
  • なぜフリーランスになろうと思ったのか?
  • なぜこの技術を選択したのですか?
  • コードを書く時に1番重要視しているポイントは何か?
  • テスト仕様書を作成する時に品質向上のために気をつけていることは?
  • 何をもってテスト完了としているか?
  • MVCとは何か?
  • 本番環境へのデプロイ経験はありますか?
  • 将来どんなキャリアプランを考えていますか?
  • オブジェクト指向とは何か?
  • 最近気になったニュースはありますか?
  • 残業はできますか?

フリーランスエンジニアの面談に受かるコツ

フリーランスエンジニアの面談に受かるコツ

フリーランスエンジニアの面談に受かるコツをご紹介します。

以下の流れでみていきましょう。

  1. スキルシートは具体的に書く
  2. 経歴説明は関連箇所を端的に話す
  3. 結論から話す
  4. H・T・Sを意識する
  5. 相手の目を見過ぎない
  6. 意欲を見せる
  7. 応募数を増やす

スキルシートは具体的に書く

1つ目は、スキルシートは具体的に書くことです。

企業側は応募者のスキルシートを見て、面談するかどうかを選別します。

  • Aさん「RubyでWebアプリケーションの開発経験あり」
  • Bさん「RubyでWebアプリケーションの開発経験があり、5画面分の詳細設計書の作成から結合テストまでを経験」

たとえば、企業側は上記どちらのエンジニアと面談をしたいかというと、後者ですよね。

なので、スキルシートは具体的に書きましょう。

経歴説明は関連する箇所を端的に話す

面談で経歴の説明をする際は「関連箇所のみ」を手短に話しましょう。

なぜなら、企業側は事前にスキルシートを見て、大体エンジニアの経歴を把握しているからです。知っていることを長々と説明されても、時間の無駄ですからね。

応募する案件と関連性のある部分を端的に話すといいでしょう。

また、どのようなシステムを開発してきたのかや、どの部分を担当していたのか等は詳細に伝えると良いです。

結論から話す

面談時は、「結論から話す」ことがとても重要です。

結論から話さないと、話が頭に入りづらいからですね。

たとえば、「結合テストはやったことありますか?」という質問に対して、こんな回答はNGです。

悪い回答例:「私は今までにRubyで開発をしてきましたが、多くの案件に携わってきた中で、製造からテストまで一通り経験してきました。テストは単体テストから結合テストまで経験があります。」

上記の質問だと、最終的に「結合テストまで経験があります」と言っているので話は伝わります。しかし、答えが話の最後にあるので、序盤だけ聞くと「なんの話?」ってなりますよね。

なのでこの場合は、以下のように結論から回答するとよいです。

良い回答例「はい、結合テストの経験はあります。私は今までのRubyで開発をしてきましたが〜…」

結論の後に、具体的な説明を入れることで、相手に伝わりやすくなります。

H・T・Sを意識する

H(ハキハキと)・T(丁寧に)・S(時折スマイルで)を意識するといいです。

ちなみにH・T・Sは僕が作った造語です。

H・T・Sはとても重要で、基本ではあるものの、面談になると緊張して意識が薄れがちなんですよね。

たとえば、元気がなくてムスッとした表情の人と、一緒に働きたくないですよね。自信がなさそうな人を、雇いたいと思わないでしょう。

「自分ならどんな人を雇いたいのか」を考えるのもコツですね。

ぜひ、フリーランスの面談を受ける際には、H・T・Sを意識してみてください。

相手の目を見過ぎない

よく話をする際は「相手の目を見て話しましょう」という方がいますが、半分間違っていると思います。

日本人はシャイで警戒心が強く、目をみすぎると、かえって不快に感じる方が多いからですね。

話す時は3秒目を見てそらし、また3秒目を見て話すくらいが丁度良いです。(対面の場合)

この方法は、僕が昔働いていた会社の、優秀なリーダーがやっていたことです。

僕はそのリーダーに対して何故か不快感を感じなかったので、動きを分析していたのですが、視線の動きが相手の目を3秒ほどみてそらすということをしていたんですよね。

相手の目を全く見ないのもNGですが、見過ぎもよくないですね。

ぜひ「3秒目を見てそらす」ということを心がけてみてください。

意欲を見せる

当たり前の話ですが、「その現場で働きたい」という意欲をアピールすると良いです。

企業側は意欲のある人を採用したいはずだからですね。

あと意欲というのは、出そうと思って出すのではなく、勝手に出るものだと思います。どうすればいいかというと、「その現場で働いた先に得られるものをイメージする」とOKです。

たとえば僕は、フレームワークの実務経験が少なかったので、次の現場でフレームワークを学べばエンジニアとしての価値があがると考えました。

将来的に単価を上げるためなら、なんとしてでも受かりたいです。そう思えば、勝手に意欲はでてきます。

後は上手く言語化して、「自分の今のスキルはこうで〜、こんな部分でお力になれると考えています。」という風に答えられるとOKです。

応募数を増やす

フリーランスエンジニアのエージェントは1社ではなく、複数に登録しましょう。

理由としては、エージェントの会社によって、保有している案件数や営業力が異なるからです。

例をあげるなら、A社は1ヶ月で20社紹介してくれるのに対して、B社はたった2社みたいなことはよくあります。

B社だけに頼っていては、そもそも案件数が少ないため、なかなかフリーランスエンジニアになることができませんからね。

案件の母数は多い方が、より希望の案件をみつけやすくなります。

フリーランスエンジニアの面談で落ちる4つの理由

フリーランスエンジニアの面談で落ちる4つの理由

続いて、フリーランスエンジニアの面談で落ちる理由についてみていきましょう。

事前に対策しておけば、通過率を高められますよ。

面談で落ちる主な理由は以下の4つ。

  1. 話がしどろもどろ
  2. 質問の意味を理解しないまま答える
  3. 事実をありのままに話している
  4. スキルシートと乖離がありすぎている

話がしどろもどろ

1つ目は「話がしどろもどろ」だからです。

話が伝わらないと、エンジニアとして必要な「仕事におけるコミュニケーション能力が低い」と見られます。

技術力はあっても、コミュ力が低いと思われては、面談には受かりにくいです。エンジニアの業務はいかにストレスなくコミュニケーションを取り、仕事を進めていけるかが重要だからですね。

とはいえ、そこまで高度なコミュ力が必要かというと、そうではないです。

ひとまず「結論から話す」ということだけを意識してみるとOK。それだけで印象は変わります!

質問の意味を理解しないまま答える

企業担当者の質問が曖昧だと、理解しづらいこともあるでしょう。

ですが、相手の言っていることを理解しないまま回答をすると、的外れな回答をしがちです。

相手の質問の仕方が悪かったとしても、的外れな回答をすると、逆に自身の話し方が悪いと思われてしまいます。その結果、ネガティブな印象をもたれるんですよね。

なので、よくわからない質問をされたら、はっきりと「〇〇とはどういうことでしょうか?」とわからなかった部分を聞き返すようにしましょう。

ぜひ質問の意味を理解してから、回答するように心がけてみてください。

事実をありのままに話している

スキルシートに書いてあることだけを、ただ読み上げるパターンはよくないです。

企業の担当者は、スキルシートは事前に見ているので、大体は把握しているからです。

スキルシートには書いていることは説明しつつ、書いていない部分もセットで説明するといいでしょう。

たとえば、以下のようなことをアピールするとよいです。

  • どんなシステムを開発したのか
  • どんなフェーズを担当したのか
  • どんなスキルが身についたのか

採用する側に少しでもメリットを感じてもらえれば、プラスの評価が得られます。

スキルシートと乖離がありすぎている

スキルシートを盛りすぎて、面談時に見抜かれてしまうパターンですね。

面談に受かりたいからと言って、スキルシートは盛りすぎない方が良いです。自分を偽って参画しても、期待外れとなるとフリーランスはすぐ契約を切られます。

スキルシートに明らかな偽りの内容を書かないと面談に受からないということは、スキル不足なので、真面目に経験を積んでから独立すべきなんですよね。

なので、スキルシートには事実を書くこと。そして面談時には、「できることとできないことを明確に伝えること」がポイントです。できないことに関しては、意欲的に取り組む姿勢をアピールすればOKです。

質問:「〇〇の経験はありますか?」

回答例:「〇〇の経験はありませんが、自分自身新しい技術もどんどん経験してみたいので、もし参画させていただくとなった場合、積極的に取り組んでいきたいと考えています」

というふうに答えるといいでしょう。

前向きな回答をすると、マイナス評価をもらいにくくなりますよ!

まとめ:フリーランスエンジニアの面談は正社員の面接より楽

まとめ:フリーランスエンジニアの面談は正社員の面接より楽

フリーランスエンジニアの面談は、正社員エンジニアの面接と比べると気楽な方ですね。

「なぜ弊社を応募したのですか?」という志望動機とかはあまり聞かれません笑

また、フリーランスエンジニアの面談では、自分を売り込みすぎる必要はありません。事実をポジティブに伝えることを意識すれば良いかなと。

スキルシートを見てスキルレベルは把握されているので、基本的なコミュニケーションをとることや、身だしなみを整えておけばOKです。

面談を受ける際には、マイナスな印象を与えず、意欲があることをアピールしてみてください。

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