プログラミングをやっていますが、一人だとなかなかエラーを解決できません。解決するためのコツがあれば教えて欲しい。
こんなお悩みにお答えします。
ご紹介する「プログラミングのエラーの解決方法」を読めば、具体的にどういう手順でエラーを解決すれば良いのかが明確になりますよ。
僕は現役のフリーランスエンジニアで、本業では毎日プログラミングをしつつ、月収60万稼いでます。また、プログラミング言語の資格「JavaGold」を保有しています。それらの知見をもとにお伝えしますね。
記事前半でエラーの解決方法を解説し、後半でコツをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただき、実践で使える「プログラミングのエラー解決スキル」を高めてみてください。
基本的にプログラミングはエラーばかり
前提として、下記2点を解説しますね。
- プログラムは一発で動くことは少ない
- エラーが辛いのは最初だけ
プログラムは一発で動くことは少ない
まず、プログラムは一発で動くことは少ないです。ベテランエンジニアがプログラミングをしても、1回や2回はエラーが出るものです。「プログラマーはエラーを解決するのが仕事」といっても過言ではありません。
もちろん簡単な処理であれば、最初からスムーズに動くこともあります。でも処理が複雑になればなるほど、エラーはよく出ます。なので、エラーが出ても特に焦らなくてOKです。
エラーが辛いのは最初だけ
プログラミングをしていると、あまりのエラーの多さに嫌気がさすときもあるでしょう。また、初心者は1つのエラーを解決するのに数時間かかることはよくあります。
僕は初心者の頃、1日かけてもエラーを解決できなかったことがあります。当時は「1日かけても解決できないなんて、全然前に進んでないな」と思い、「自分は才能がないんじゃないか?」と疑っていたくらいです。
でも辛いのは最初だけです。人は、思考した分だけ成長できます。僕は今では一人で解決できないエラーはほとんどなくなり、日々プログラミングが楽しいと感じられています。これはプログラミングの量をこなしてきたからです。
人は慣れてくる生き物です。最初はエラーがなかなか解決できずに挫折しそうになるかもしれません。それでも量をこなせば、半年後1年後には、大体のエラーは一人で解消できるようになっているでしょう。
プログラミングのエラーの解決方法【4STEP】
結論として、以下4つがエラーの解決手順です。
- エラー文をよく読む
- なぜエラーが出たのかを考える
- 原因がわからなければ検索する
- 仮説をもとに検証する
エラーの解決手順1:エラー文をよく読む
1つ目は、エラー文をよく読むことです。エラー文は答えを教えてくれていることがよくあります。そうでなくても、解決のためのヒントをくれています。
エラー文が英語で書いていてわからなければ、翻訳すればOKです。エラー文をよく読むことは、当たり前のことと感じるかもしれません。しかし、なかには頭で理解していても、実際にしっかり文字を読めていない人は多いです。
たとえば、いざエラーに遭遇すると、エラー文を読まずに、「どうしよう…」と焦っているだけの人もいます(過去の僕)。だからこそ、エラー文はよく読むことを常に意識づけておく必要があります。
エラーの解決手順2:なぜエラーが出たのかを考える
2つ目のポイントは、「なぜエラーが出たのかを考えること」です。エラー文を的確に読み取るなら、以下のポイントを確認してみてください。
- なにをしたらエラーが出たのか
- どのファイルでエラーが出ているのか
- 何行目でエラーが出ているのか
たとえば、考える前に検索するパターンは、あまりよくないです。
もちろん検索に頼ることも大事ですが、あなたが根本的にエンジニアとして成長するには、まずは「自分の頭で考えること」が大事ですね。その上でわからないことを検索するのが効果的です。
エラーの解決方法3:原因がわからなければ検索する
エラー文を読んでもわからなければ検索しましょう。検索すれば自分と同じエラーで悩んでいた人が、情報をWebサイトに残してくれている場合があります。
ただ、検索するといっても少しコツがあります。
- エラー文でそのまま検索する
- 上位サイトを見る
- 新しい情報か確認する
- 公式リファレンスは目を通しておく
- 英語サイトはGoogle翻訳してでも読む
上記の通りです。
基本的には公式リファレンスをまず読むのが確実です。公式リファレンスを見てもわからなければ、個人ブログを見ると良いですね。
エラーの解決方法4:仮説を立てて検証する
エラー文の内容をもとに仮説を立てましょう。はっきりとした原因がわからなくても、まず仮説を立てることで解決策が見えてきます。
仮説を立てたら検証をし、検証しても解決できなかった場合、仮説を立て直す。これの繰り返しです。そして仮説を立てる際は、なぜその仮説なのか、ある程度の根拠は持たせておきましょう。
仮説検証を繰り返すことで、段々とエラーの解決能力が向上していきますよ。
プログラミングのエラーの解決方法【番外編】
プログラミングのエラーの解決方法【番外編】についてもご紹介しますね。
以下の4つをみていきましょう。
- ChatGPTを使う
- 質問サイトを活用する
- 一旦PCから離れてみる
- プロに直接質問する
1:ChatGPTを使う
1つ目はChatGPTを使うことです。ChatGPTにプログラミングのエラーの解決方法や、具体的な実装手順などの質問をすれば、答えを教えてくれます。
僕自身、実務でChatGPTはよく使っています。AIなので人間よりも精度が高いため、情報の信頼性も高いです。
ChatGPTは無料で使えますし、月額課金すれば無料版よりもグレードの高い有料版が使えます。とはいえ、無料でも十分使えるので、こだわりがなければ無料で良いかなと。
2:質問サイトを活用する
プログラミングのエラーで詰まった時は、質問サイトを活用してみるのも良いですね。質問サイトに投稿すれば、同じエラーで詰まったことのある人や、現役エンジニアから回答がもらえます。
たとえば、以下の質問サイトは有名ですね。
上記はどちらも無料ですので、ぜひ活用してみて下さい。
質問時の注意点
質問をする際は、下記を記載しておくと相手に伝わりやすいですよ。
- エラーログをそのまま記述する
- エラー発生に至るまでの手順
- 開発環境は何か
- 使用言語は何か
ほしい回答を得るためにも、上記ポイントをおさえ精度の高い質問を投げてみてください。
3:一旦PCから離れてみる
エラーで煮詰まった時は、一旦PCから離れてみると良いです。人は1つのことに集中しすぎると、「本来見えたものが見えない」なんてことが起きうるからですね。
僕はエラーで詰まった時は、トイレに行ったり、気分転換に飲み物を買いに行ったりします。そして再度PCに座ると、あっという間にエラーが解決できる、なんてことはよくあります。
たとえるなら、パソコンが重たい時やフリーズした時に再起動すると、リフレッシュして動作が軽くなることってありますよね。それと同じで、人間も煮詰まった時は、一旦席を離れて気分転換してみるのがポイントです。
4:プロに直接質問する
どうしてもエラーが解決できないなら、プロに直接聞いてみるのもありですね。
今の時代、ネットが普及しているので、オンラインでもプロに聞く手段はたくさんあります。
- MENTAでメンターに聞く
- プログラミングスクールでメンターに聞く
- 職場のベテランエンジニアに聞く
僕自身、未経験時代はプログラミングスクールを受講し、エラーが出た際は何度も質問していました。
以下では、実際に僕が受講したことのあるスクールを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングのエラーを解決するコツ3つ
さいごにプログラミングのエラーを解決するコツを3つご紹介します。
- コツ1:思考体力を身につける
- コツ2:ロジカルに考える
- コツ3:解決脳になる
どれも重要なので、ぜひ意識してみて下さい。
コツ1:思考体力を身につける
1つ目のコツは、思考体力を身につけることです。思考体力とは、「考え続けられる時間」のことを指しています。
たとえば、5分考えただけで投げ出したり全く関係のないことを考え出したりするようでは、思考体力があるとは言えません。それは陸上の中距離選手でたとえるなら、1500mを走らなければならないにも関わらず、たった100mほどでバテているのと同じです。
「6分間考え続ける→次は10分間考え続ける」といったように、思考を継続すれば、思考体力は徐々に身についていきます。睡眠をしっかり取ったり運動をこころがけたりするのも体調が安定するので、思考体力が持続しやすいですよ。
コツ2:ロジカルに考える
ロジカルに考えることも、エラー解決のためのコツです。ロジカルとは、論理的に考えることです。
- なぜエラーが起きたのか?
- どんなエラーが出たのか?
- どうすれば解決できるのか?
「エラーの原因から解決手段まで一貫して考えること」が大事です。
コツ3:解決脳になる
3つ目のコツは、「解決脳になる」ことです。解決脳になることで、問題解決能力が向上し、あらゆる問題に対処できるようになります。
たとえばエラーが出た時に、「うわぁ…またエラーだ。なんでこんなエラーばっかりなの?」と思うのではなく、「エラーが出た原因はなんだろう?どうすれば解決できるのだろう?」と解決策を考えることがポイントです。
エラーが出ても感情的にならず、理性を働かせ、「どうすれば解決できるのか?」これだけを考えていきましょう。
まとめ:プログラミングは量をこなせばできるようになる
「プログラミングのエラーの解決方法」について紹介しました。
プログラミングのエラーの原因は案外単純なことだったりします。エラーは難しいと思えば思うほど複雑に考えてしまい、余計に難しくなります。
プログラミングは量をこなせばスキルが上がっていき、上達していきます。あきらめず、学習しつづけてみてください。
独学で挫折しそうな方や、もっと効率よくプログラミングを学びたい方は、以下でご紹介しているプログラミングスクールを活用してみてください。