「プログラミングをやっていますが、なかなか一人でエラーを解決できません。解決するためのコツがあれば、教えて欲しい」
こんなお悩みにお答えします。
プログラミングの初学者は、エラーの多さに頭を抱えてしまうこともあるでしょう。
僕はプログラミングを始めたばかりの頃、なかなかエラーを解決できず、苦戦していました。
しかし、本記事でお伝えする内容を実践した結果、いまでは一人称でエラーを解決できるようになりました。
そこで今回は、プログラミングのエラーの解決方法と3つのコツを、現役フリーランスエンジニアの僕が解説いたします。
この記事を読み終える頃には、エラーを解決するための具体的な方法について知ることができているでしょう。
ぜひ最後までお読みいただき、実践してみて下さい。
基本的にプログラミングはエラーばっかりです【前提】
まずは基本的に「プログラミングはエラーばっかり」ということを頭に入れておきましょう。
エラーが出ることは、決して悪いことではありません。
- プログラムは一発で動くことは少ない
- エラーが辛いのは最初だけ
プログラムは一発で動くことは少ない
プログラムは一発で動くことは少ないです。どんなにベテランエンジニアが書いたとしても、1回や2回はエラーが出るものなんです。
「プログラマーはエラーを解決するのが仕事」といっても過言ではありません。
もちろん簡単な処理であれば、スムーズにプログラムが動くこともあります。しかし、処理が複雑になればなるほど、エラーはよく出てきます。
最終的に読みやすくて保守性の高いコードが書けたら、OKです。
エラーが辛いのは最初だけ
プログラミングでエラーばっかり出てくると、辛いと感じてしまう時もあるでしょう。学習し始めの初心者は、1つのエラーを解決するのに4時間や5時間かかることもよくあります。
僕は初心者の時、1日かかってもエラーが解決できなかったことがあります。当時は「1日かけても解決できないなんて、ちっとも前に進んでないじゃないか」と思い、正直辛かったです。
でも辛いのは最初だけ。思考した分だけ成長できるものです。
僕は今では一人で解決できないエラーはほとんどなくなり、プログラミングが楽しいと感じています。これはプログラミングの量をこなしたからです。人は慣れてくる生き物です。
最初はエラーがなかなか解決できずに辛いかもしれません。
それでも量をこなせば、半年後1年後には、大体のエラーは一人称で解消できるようになっているでしょう。
プログラミングのエラーの解決方法を現役エンジニアが解説!
プログラミングのエラーの解決方法をご紹介します。
エラーは「解決するための手順」を決めておくことで、スムーズに解決できるようになります。
結論から言うと、以下の4つがエラー解決のための手順となります。
- エラー文をよく読む
- なぜエラーが出たのかを考える
- 原因がわからなければ検索する
- 仮説をもとに検証する
エラーの解決手順1:エラー文をよく読む
1つ目は「エラー文をよく読もう」ですね。エラー文は直接答えを教えてくれていることもよくあります。そうでなくても、解決のためのヒントをくれています。
もしエラー文が英語で書いていてわからなければ、翻訳すればOKです。
エラー文をよく読むことは、当たり前のことと感じるかもしれません。しかし、なかには頭で理解していても、実際にできない人は多いです。
たとえば、いざエラーに遭遇すると、エラー文を読まずにただ焦っているだけな人もいます(過去の僕)
だからこそ、「エラー文はよく読む」と常に意識づけておく必要があります。
エラーの解決手順2:なぜエラーが出たのかを考える
2つ目のポイントは、「なぜエラーが出たのかを考えること」です。エラー文をよく読んだ上で、
- そもそもなぜエラーが出たのか
- どのファイルなのか
- 何行目のコードでエラーが出ているのか
上記を、エラー文から読み取ることが大事です。
たとえば、考える前に検索するパターンは、あまりよくないです。
検索に頼ることももちろん大事です。でも根本的にあなたが成長するためには、「自分の頭で考えること」が何よりも大事です。
エラーの解決方法3:原因がわからなければ検索する
エラー文を読んでもわからなければ、検索しましょう。検索すれば、自分と同じエラーで悩んでいた人が、情報をWebサイトに残してくれている場合があります。
ただ検索をするといっても、コツがあります。
- エラー文でそのまま検索する
- 上位サイトを見る
- 新しい情報か確認する
- 公式リファレンスは目を通しておく
- 英語サイトはGoogle翻訳してでも読む
上記の通り。
技術ブログを見るなら、プログラミングスクールが運営しているブログや現役エンジニアが解説しているブログもおすすめです。
以下の記事では、具体的な検索のやり方を解説していますので、よければご参考ください。
エラーの解決方法4:仮説を立てて検証する
エラー文の内容をもとに、仮説を立てましょう。仮説をもとに検証をしていきます。
たとえば僕は、よくJavaを使った開発をするのですが、仮説を立てる際は文章化することが多いです。
以下の型に当てはめて考えてみると、スムーズに仮説検証ができますよ。
- エラーの内容
- エラーの原因
- エラーの解決案
もし検証しても解決できなければ、エラーの原因を考えるところからやり直します。
仮説検証を繰り返すことで、段々とエラーの解決能力が向上していきます。
どうしてもプログラミングのエラーが解決できない時の対処法
どうしてもエラーが解決できない時の手法についてもご紹介しますね。
結論から言うと、以下の3つがポイントです。
- 無料の質問サイトで質問する
- 煮詰まった時は一旦PCから離れてみる
- プロに直接質問する
順番に解説していきます。
対処法1:無料の質問サイトで質問する
自力でエラーが解決できないなら、無料の質問サイトを活用してみると良いです。
質問サイトに投稿すれば、同じエラーで詰まったことのある人や、現役エンジニアから回答がもらえたりします。
たとえば以下の質問サイトなどがあります。
上記はどちらも無料ですので、ぜひ活用してみて下さい。
そして質問をする際は、
- エラー文
- エラー発生に至るまで手順
- 開発環境
- 使用言語
なども一緒に書いておくと、相手も答えやすくなるので、おすすめです。
対処法2:煮詰まった時は一旦PCから離れてみる
エラーで煮詰まった時は、一旦PCから離れてみると良いです。人は1つのことに集中しすぎると、「本来見えたものが見えない」なんてことも起きうるからですね。
僕はよくエラーで詰まった時は、一度トイレに行ったり、気分転換に飲み物を買いに行ったりします。そして再度PCに座ると、あっという間にエラーが解決することは、よくあります。
たとえばパソコンも重たい時とかフリーズした時は、再起動してリフレッシュすると、動作が軽くなることもありますよね。
それと同じで、煮詰まった時ときは、一旦席を離れて気分転換してみるのがポイントです。
対処法3:プロに直接質問する
どうしてもエラーが解決できないなら、プロに直接聞いてみるのもありですね。
今の時代、ネットが普及しているので、オンラインでもプロに聞く手段はたくさんあります。
- MENTAでメンターに聞く
- プログラミングスクールでメンターに聞く
- 職場のベテランエンジニアに聞く
もし人に聞くのが苦手という方は、エラーが解決できないなら「一旦別の方法を試してみる」というのもありですね。
プログラミングのエラーを解決するコツ3つ!
さいごにプログラミングのエラーを解決するコツを3つご紹介します。
どれも重要なポイントなので、ぜひ意識してみて下さいね。
- コツ1:思考体力を身につける
- コツ2:ロジカルに考える
- コツ3:解決脳になる
コツ1:思考体力を身につける
1つ目のコツは、思考体力を身につけることです。思考体力とは、「考え続けられる時間」のことを指しています。
たとえば、5分考えただけで投げ出したり全く関係のないことを考え出したりするようでは、思考体力があるとは言えません。
それは陸上の長距離選手でたとえるなら、1500mを走らなければならないにも関わらず、たった100mほどでバテているのと同じです。
「6分間考え続ける→次は10分間考え続ける」といったように思考を継続すれば、思考体力は徐々に身についていきます。
前日に睡眠をしっかり取るなどもすれば、体調が安定するので、思考体力も持続しやすいです。
コツ2:ロジカルに考える
ロジカルに考えることも、エラー解決のためのコツです。ロジカルとは、論理的に考えることです。
- なぜエラーが起きたのか?
- どんなエラーが出たのか?
- どうすれば解決できるのか?
こんな感じで「エラーの原因から解決手段まで一貫して考えること」が大事です。
コツ3:解決脳になる
3つ目のコツは、「解決脳になる」ことです。解決脳になることで、問題解決能力が向上し、あらゆる問題に対処できるようになります。
たとえばエラーが出た時に、
「うわぁ...またエラーだ。なんでこんなエラーばっかりなの?」
と思うのではなく、
「エラーが出た原因はなんだろう?どうすれば解決できるのだろう?」
と解決策を考えることがポイントです。
プログラミングのエラーは難しくない:まとめ
「プログラミングのエラーの解決方法」について、ご紹介しました。
エラーは難しいと思えば思うほど、複雑に考えてしまい、余計に難しくなります。エラーの原因は案外単純なことだったりします。
ぜひ本記事で解説した、エラーの解決方法やコツを実践してみて下さいね。
以下の記事では、プログラミングの勉強を続けるコツについてとりあげていますので、あわせてご覧ください。