プログラミングをやりたいのだけど、作りたいものがない。みんなどうやって作りたいものを決めているの?
こんなお悩みにお答えします。
この記事で解説する「プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の解決策」を読めば、プログラミングで作りたいものを決める具体的な方法だけでなく、作りたいものがない時の学習方法も知ることができますよ。
僕は現役エンジニアです。プログラミング歴は3年ほど。過去に作りたいものがなくて、悩んでいた時期があります。実体験をもとに解決策を紹介しますね。
プログラミングで作りたいものがなくても、エンジニアにはなれます。とはいえ、プログラミング学習はやはり制作物を決めて実際に作ってみるのが効率が良いです。
3分ほどでお読みいただけますので、ぜひ最後までご覧ください!
プログラミングで作りたいものがないのは普通です【前提】
前提として、下記2点を解説しますね。
- 作りたいものがないのは普通です
- 作りたいものがなくてもエンジニアになれます
前提1:作りたいものがないのは普通です
まず、プログラミングで作りたいものがないのは普通のことです。むしろ作りたいものがある方がめずらしいですよ。
僕は過去にプログラミングスクールのTECH CAMP受講していたのですが、僕の知る限り同期のメンバーの半数くらいの人は作りたいものがない感じでしたからね。
プログラミングを始めたきっかけって必ずしもみんな「何か作りたいものがあるから」というわけではないんですよね。作りたいものがないのは別に普通のことなので、そこは安心してくださいね。
前提2:作りたいものがなくてもエンジニアになれます
プログラミングで作りたいものがなくてもエンジニアになれます。作りたいものがなくても、プログラミングを学習する手段はたくさんあるからです。
たとえば、
- 公式サイトのチュートリアル
- 無料の学習サイトや書籍
- 簡単なTodoアプリや掲示板サイト作成
- 他のアプリを真似て作ってみる
などなど。
エンジニアになるなら、プログラミングのスキルを磨いて面接対策をすればなれるので、作りたいものがなくても良いです。
プログラミングをするなら「作りたいものを決めろ」といわれる理由
なぜ「プログラミングは作りたいものを決めろ」と言われるのかについて解説していきますね。
- プログラミングスキルを身につけるため
- エンジニア転職をするため
- 副業で案件を獲得するため
プログラミングスキルを身につけるため
プログラミングのスキルを身につけるなら、プログラミングを行うのが一番早いです。しかし、作りたいものがないと、プログラミングを効率よく習得できません。
そのため、世の中のエンジニアたちは、「まずは作りたいものを決めろ!」と言っているわけですね。
エンジニア転職をするため
プログラミングで作りたいものを決めた方が良いのは、エンジニア転職を成功させるためでもあります。
ポートフォリオ(実績証明物)がないと、面接すら受けさせてくれない企業もあるからですね。ポートフォリオがあることで、技術力がどのくらいあるのかがわかりやすいのです。
とはいえ、世の中にはポートフォリオがなくても受かる企業もあります。その多くは、受託開発会社やSESと呼ばれる企業ですね。自社開発企業に行くならポートフォリオは必須かもしれませんが、受託開発やSES企業ならポートフォリオはなくても受かったりします。現に僕が勤めていた会社の同僚も、未経験でポートフォリオなしで受かってます。
受託開発企業やSES企業でも、エンジニアとしての実務経験は積めます。まずはそういった会社に転職し、給料をもらいながら経験を積むのもありですよ。
経験を積んでから自社開発企業に転職したり、フリーランスにステップアップしていくという手段もあります。
副業で案件を獲得するため
プログラミングの副業案件を獲得するために「ポートフォリオを作れ」と言われるケースもあります。もしあなたがプログラミングで副業をしたいなら、ポートフォリオは必須です。
発注者側の視点に立ってみるとわかりやすいのですが、見ず知らずのどんな技術力があるかわからない方に、仕事をお願いするのって不安ですよね。
なので副業案件にチャレンジしたい方は、ポートフォリオが必要です。
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の対処法
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時に、作りたいものを決める手順をお伝えします。
結論として、以下の3点を実施していただければOKです。
- 身の回りにある問題を洗い出す
- 問題解決するために必要な技術を学ぶ
- 実装する
手順1:身の回りにある問題を洗い出す
プログラミングで作りたいものを決めるなら、身の回りにある問題を洗い出してみましょう。プログラミングは問題解決するために用いられるので、まずは身近にある問題を見つける必要があります。
たとえば毎日のタスク管理をしたいならTodoアプリもいいですし、資格勉強をしたいなら勉強用のタイマーアプリを作るのでもいいでしょう。
もし自分のことで身の回りに特に問題が見つからない方は、家族や友人に何か困っていることはないか聞いてみるのもありですね。
手順2:問題解決するために必要な技術を学ぶ
問題が見つかったら、それを解決するために必要な技術を学んでいきましょう。
たとえば以下のようなイメージですね。
- 問題:効率よく学習をしたいのでTodoアプリがほしい
- 必要な技術:HTML/CSS/JavaScript/Java
Todoアプリを作成するなら、上記の技術を習得すればOKです。Javaの部分は、他にのサーバーサイド言語にも代用は可能です。習得したい言語を使うのがポイントです。
手順3:実装する
問題提起をし必要な技術を学習したら、あとは作りたいものを実装していきましょう。
事前学習に関しては、ある程度でいいですよ。実装しながらでも、調べながら制作すれば勉強にはなりますからね。
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の学習方法
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の学習方法を解説します。
以下の方法であれば、作りたいものがなくてもプログラミングの学習が行えます。
- Udemyで学習する
- 技術ブログでアウトプット
- プログラミングスクールを受講
- 習得したい言語の資格を取得
- 学びたい言語で簡易アプリを作成する
順に見ていきましょう。
その1:Udemyで学習する
Udemyは作りたいものがない人にもおすすめのプログラミング学習サイトです。
Udemyは動画形式の講義でプログラミングを学べます。動画によっては何かアプリを作れるものもあります。
実際、僕はUdemyでJavaのSpringを使って簡単なTodoアプリを作りました。
Udemyは現役エンジニア達が学習用の動画を作成してくれています。ぜひ活用してみてください。
その2:技術ブログでアウトプットする
プログラミングで作りたいものがないなら、技術ブログでアウトプットすると良いです。
ブログに書くということは、正しい知識を身につけた上で、相手に伝わる文章やコードを記述する必要があります。
そのため、徹底的に調べないといけないので、効率よく知識を身につけることができます。コードと解説を文章にまとめるのって意外と難しいので、やれば効率よく知識を身につけることができます。
技術ブログはポートフォリオにもなります。ブログで日々の学習内容をアウトプットしておけば、面接時に「この人は日頃から勉強する習慣があるんだな」と評価されやすいですよ。
その3:プログラミングスクールを活用する
プログラミングで作りたいものが思い浮かばないなら、プログラミングスクールを活用するのもありです。
スクールに行くメリットは以下の通り。
- 不明点は質問し放題
- ポートフォリオ制作ができる
- 圧倒的に挫折しにくい
- エンジニア転職支援がある
- 副業案件獲得サポートもある
以下記事で僕も受講したことのあるスクールをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
その3:習得したいプログラミングの資格を取得する
習得したいプログラミング言語の資格を取得するのも良いですね。
言語資格を取るには勉強しないといけないので、基礎力が身につきます。
僕はJavaを習得したかったので、Javaの資格を取得しました。資格は勉強する過程で知識が身につくので、おすすめです。
Rubyを習得したいならRubyの資格。PHPを習得したいならPHPの資格を。言語の資格があれば転職時にも有利になるので、取っておいて損はないです。
とはいえ、もしあなたがいま未経験なら、まず資格を取るより、ポートフォリオを作って転職することを優先した方が良いですよ。
その4:学習したい言語で簡易アプリを作成する
身につけたい言語を使い、簡易アプリを作成するのもいいでしょう。特に作りたいものがなくてもOKです。
- Todoアプリ
- 掲示板サイト
- 電卓
などなど。何でもいいので簡単なアプリを1つ作って、それをポートフォリオにするのもありですよ。
プログラミングで作りたいものがなくてもエンジニアにはなれる
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の、解決策をご紹介しました。
- プログラミングで作りたいものがないのは普通です:エンジニア転職は可能
- 作りたいものを決める手順:身の回りにある問題を洗い出す→問題解決するために必要な技術を学ぶ→実装する
- 作りたいものが思い浮かばない時の学習方法:Udemyを活用、技術ブログでアウトプット、スクールを活用、習得したい言語の資格を取得
もし作りたいものがなくても、エンジニアにはなれます。
プログラミングを学ぶ方法はたくさんありますからね。
とはいえポートフォリオはあった方が、採用面接で有利ですし、副業案件も獲得しやすいです。
ですので、できれば簡単なTodoアプリやポートフォリオサイトなどを1つでも良いので作っておくと良いですね。