【自由or安定】ITエンジニアはフリーランスか会社員どっちが良いか【違いを比較】

【自由or安定】ITエンジニアはフリーランスか会社員どっちが良いか【違いを比較】
Writer - シン -
フリーランスエンジニア|Oracle認定JavaGold保有|全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト|IT企業でフルスタックエンジニアとして参画中
  • ITエンジニアはフリーランスと会社員で何が違うの?
  • フリーランスエンジニアのデメリットは何がある?
  • 自分はどっちの働き方が向いているのか知りたい。

こんな疑問にお答えします。

本記事で解説する「フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い」を読めば、それぞれの働き方や収入の違い、どちらに向いているのかを把握できますよ。

僕自身、エンジニア歴は5年ほど。2022年に会社員エンジニアからフリーランスエンジニアに転向しました。会社員とフリーランス両方の経験を持つ僕が、両方の違いについて、フラットな目線で解説します。

記事後半では、「会社員エンジニアに向いている人の特徴」「フリーランスエンジニアに向いている人の特徴」もまとめました。

エンジニアは「会社員」が良いか「フリーランス」が良いかは、人によって異なります。それぞれの違いやメリットデメリットを知ることで、どちらが自分に向いているのかが見えてきます。

自分に合った働き方を見つけて、理想のキャリアを実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違いについて解説していきます。

以下は早見表です。

項目フリーランスエンジニア会社員エンジニア
雇用形態の違い準委任契約または請負契約で案件を受注正社員として企業に雇用される
収入の違い実力・契約次第で高単価を狙える(600〜1000万円超も)安定しているが上限が決まりやすい(400〜600万円前後)
福利厚生の違い社会保険・賞与・退職金・有給なし(すべて自己負担)社会保険・ボーナス・有給・退職金などが充実
規則の違い副業・起業など自由。会社の規則に縛られない副業や兼業が制限されることが多い
業務内容の違い実務中心で雑務が少ない。開発に専念しやすい開発以外に会議・資料作成・教育なども多い
自己管理の違い契約・税金・スケジュールなどを自分で管理税務や労務は会社がサポートしてくれる
モチベーションの違い成果が報酬に直結するため高くなりやすい給与が固定でやる気を維持しづらいこともある
人間関係の違い案件ごとに人間関係がリセットされやすい同じ職場で長期的な人間関係を築くことが多い

では詳細を1つずつ解説していきますね。

雇用形態の違い

まずは雇用形態の違いです。

会社員は正規雇用、フリーランスは準委任契約(業務委託)または請負契約で仕事を受注します。

  • 会社員:正規雇用
  • フリーランス:準委任契約または請負契約

会社員は安定の正規雇用

会社員は正規雇用なので、安定して業務を行うことができ、毎月安定した収入が入ってきます。

たとえ納期に遅れても、パフォーマンスが悪くても、そう簡単にリストラされることはありません。

フリーランスは契約ベースで働く

一方でフリーランスは、契約ベースで働きます。

そしてフリーランスの契約は基本的に2種類あります。それが、準委任契約と請負契約です。

まず準委任契約とは、決まった期間、業務を行うことを約束する契約です。準委任契約であれば数ヶ月単位での契約が多く、契約を更新し続けることで、長期間同じ現場で働けます。

基本的に会社員からフリーランスエンジニアになる場合、準委任契約になることが多いです。実際、僕もフリーランスになってからは準委任契約の案件のみ受注しています。

次に請負案件についてです。請負契約とは、成果物の完成がゴールの契約です。なので、継続案件ではないところが特徴です。

クラウドソーシングなどで受注するWeb制作案件などは、請負契約が多いですね。

収入の違い

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアは、収入面でも違いがあります。

実際にフリーランスエンジニアと会社員エンジニアの年収の違いを見てみましょう。

フリーランスエンジニアの年収層で一番多いのは600~700万円。次いで、700万~800万円の年収層が多くなっているほか、1,000万円超えも少数ですが存在します。

会社員エンジニアで一番多い年収層は500~600万円。次に多いのが400~500万円の年収層となっています。フリーランスのような、1,000万円以上の年収層はほとんど見られません。

引用元:PE-BANK

上記のとおり。

収入はフリーランスの方が高い傾向にある

会社員エンジニアよりもフリーランスエンジニアの方が年収が高い傾向にあります。

会社員は会社に仲介手数料を抜かれるので、自分の手元に入ってくる報酬が減るイメージですね。

一方で、フリーランスエンジニアは会社に属していないので、単価がそのまま自分に入ってくるイメージです。また、フリーランスは契約ベースなので、いつでも契約を切られるリスクがある反面、報酬が高い傾向にあります。

実際、僕は会社員からフリーランスエンジニアになってからは、収入が倍以上に増えました。

なので、収入面に関しては、会社員よりもフリーランスの方が高い傾向にあります。

福利厚生の違い

会社員エンジニアとフリーランスエンジニアは、福利厚生の違いも大きいです。

具体的な違いは以下の通り。

福利厚生会社員エンジニアフリーランスエンジニア
社会保険×
賞与×
退職金×
有給休暇×
研修制度×
育児休暇×

福利厚生は会社員の方が有利

会社員は社会保険に加入できるところや、ボーナスがあるところが大きなメリットですね。

フリーランスは社会保険はないため、健康保険料や国民年金の料金は全て自己負担です。

フリーランスは節税ができるメリットもある

とはいえ、フリーランスは先述した通り、年収が会社員よりも大幅に高い傾向にあります。

税金自己負担だとしても利益は多いです。さらに経費を使えるので、支払う税金の負担を下げられるメリットもあります。

総評すると、会社員の方が福利厚生面では有利です。

ただフリーランスは収入が高い傾向にあることや、経費が使える点を考慮するなら、そこまで損はないかなと。

規則の違い

会社員エンジニアとフリーランスエンジニアでは、規則が異なります。

会社員は副業や起業を禁止しているところがあります。一方で、フリーランスエンジニアは会社に所属していないので、副業や起業など自由にできます。

会社員だと規則に縛られがちですが、フリーランスは基本的に自由なので色々なことに挑戦しやすいですね。

たとえば僕の知人は、週5日フリーランスエンジニアとして本業を行いつつ、土日でWeb制作の副業をしている方がいます。他にも、フリーランスエンジニアとして働きつつ、会社を作っている人もいます。

なので、規則の面でいうと、フリーランスの方が自由度は高いです。

業務内容の違い

業務内容については、会社員とフリーランスで大きな違いはありません。

ただし、会社員の方が業務の範囲は広い傾向にあります。

  • 責任ある業務を任されやすい
  • 新人教育を任されることもある
  • 突発的な社内業務を任されやすい

会社員の方が責任が重い傾向にあり、また新人教育もあるのでマネジメント力が向上しやすい印象ですね。なので将来的に管理職に就きたい方は会社員がいいかなと。

ただ、会社員は以下のような社内業務を任されることも多いです。

  • 電話対応
  • 来客対応
  • 資料作成
  • 社内清掃
  • ヘルプデスク

上記のとおり。

実際、僕も会社員時代は上記のような社内業務を行っていました。

一方でフリーランスは契約なので、上記の社内業務を任されることはほぼありません。契約で決まった業務を基本的には行います。

そのため、責任感やマネジメント能力が向上しやすいと言う意味では会社員が有利です。実務に専念して効率よくスキルアップをするといった意味では、フリーランスの方が有利という感じですね。

自己管理の違い

続いては、自己管理の違いです。

一般的には、会社員エンジニアよりもフリーランスエンジニアの方が、自己管理能力が求められると言われています。

理由としては、フリーランスは会社に属していないので、様々なことを自分で管理しないといけないからです。

  • 案件探し
  • 仕事のスケジュール管理
  • 経理業務や確定申告

上記のイメージです。

フリーランスと会社員の自己管理能力に大差はない

フリーランスは案件探しをする際、エージェントを使えば案件を紹介してくれますし、その後の契約手続きもやってくれます。

また準委任契約型のフリーランスエンジニアの場合、会社員と同じように決まった時間に働くケースが多いです。なので、スケジュール管理をするほどのことは少ないです。

経理業務や確定申告についても、確定申告は税理士にお願いすればほぼ全て準備してくれるので、そこまでの負担はないですね。

まとめると、会社員とフリーランスで求められる自己管理能力に、大差はないです。どちらも同じように自己管理能力は必要です。

モチベーションの違い

会社員エンジニアとフリーランスエンジニアは、仕事に対するモチベーションの違いがあります。

会社員の場合、社内での評価の向上、「そもそもITが好き」という方はモチベーションが高い傾向にあります。

とはいえ、僕個人の見解をお伝えするなら、どちらかというと「会社員よりもフリーランスエンジニアの方がモチベーションが上がりやすい」と感じています。

フリーランスのモチベーションが上がりやすい理由

フリーランスは収入が高い傾向にあるのと、契約ベースだからですね。

フリーランスは収入が高い分、それに見合った仕事をしようと思えます。

またフリーランスは会社に所属していないので、スキル不足だと評価されないため、契約終了になる可能性があります。そのため、積極的にスキルアップをしようと自己学習ができます。

さらに経験を積み重ねるほど単価を向上できます。

実際、僕もフリーランスになってから収入は増えていってます。より単価を上げるために「スキルアップしたい」と思えるようにもなったので、高いモチベーションを維持できています。

これらの理由により、モチベーションに関しては、会社員よりもフリーランスの方が上がりやすいかなと考えています。

人間関係の違い

会社員エンジニアとフリーランスエンジニアは、人間関係の違いがあります。

会社員エンジニアは、基本的に現場は固定なので、人間関係も固定されます。周囲の人と長期的な関係を築きやすいので、人見知りの方にとってはストレスは少ないのかなと。

ただし、人間関係で相性が合わない人が居ても、会社や現場をすぐに変えることは難しいですよね。

一方で、フリーランスエンジニアは1つの現場に居続けることはあまりなく、6ヶ月から1年くらいで現場を変える方が多い印象です。なので、人間関係もリセットされやすいんですよね。

また、現場に参画してどうしても人間関係で相性が合わない人がいた場合、エージェントにお願いすれば別の案件を紹介してくれます。そのため、案件を変えるハードルは会社員ほど高くはないです。

人間関係についての違いを要約

要約すると、

  • 会社員は人間関係が固定化されやすい→長期的な関係を築きやすい反面、人間関係で合わない人がいても、すぐに会社や現場を変えることは難しい
  • フリーランスは人間関係がリセットされやすい→長期的な関係を築きにくいが、人間関係で合わない人がいても、案件を変えるハードルは会社員ほど高くない

こんなイメージかなと。

以上が、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違いについてでした。

次以降で、会社員とフリーランスそれぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアのメリットデメリット

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアのメリットデメリット

続いて、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアのメリットとデメリットを解説しますね。

それぞれのメリットとデメリットを比較検討してみてください。

フリーランスエンジニアのメリットとデメリット

フリーランスエンジニアのメリットとデメリットは以下のとおり。

メリットデメリット
案件を選べる収入が不安定
実務に専念できるスキルチェンジが難しい
収入が高い傾向にある契約や納期のプレッシャー
時間をコントロールしやすい組織との一体感を持ちにくい
人間関係のストレスが少ない健康保険や年金の負担が大きい
自己投資や自分磨きをしやすいマネジメント経験を積みにくい
リモートワークで柔軟に働ける正社員のような福利厚生がない
自力で生きていける自信がつく将来への漠然とした不安がある
複数案件・副業など自由にできる確定申告や経理の手続きが負担になる

さらに詳しいメリットデメリットについては以下記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

会社員エンジニアのメリットとデメリット

会社員エンジニアのメリットとデメリットは以下のとおり。

メリットデメリット
安定した収入と雇用が保証されている収入の上限が決まっている
社会保険や福利厚生が充実している税金や手当を自分でコントロールできない
教育・研修制度でスキルアップしやすい業務内容や案件を自分で選べない
チームで働きながら成長できる人間関係のストレスが発生しやすい
マネジメント経験を積みやすい評価や昇進が上司に左右される
キャリアパスが明確で昇進制度がある自分のペースで働きづらい
転職市場での信頼性が高いスキルが会社依存になりやすい
開発環境やサポート体制が整っている副業や兼業が制限されることが多い
仕事とプライベートの線引きがしやすい異動や転勤のリスクがある

フリーランスエンジニアと会社員はどっちが良いのか

フリーランスエンジニアと会社員はどっちが良いのか

「結局のところ、会社員エンジニアとフリーランスエンジニアはどちらが良いのか」について、それぞれ向いている方の特徴を解説します。

  • 会社員エンジニアに向いている人
  • フリーランスエンジニアに向いている人

会社員エンジニアに向いている人

まずは会社員エンジニアが向いている方の特徴をあげていきます。

安定思考の方

安定思考の方は会社員エンジニアに向いているといえます。

会社員のメリットは、なんといっても安定しているところ。

そう簡単にリストラになるリスクも低いですし、毎月安定的に給料はもらえます。福利厚生も充実していますね。あとは定年まで働けますし、会社によっては退職金もでます。

安定思考の方は会社員が向いています。

役職に就きたい

役職に就きたい方は会社員が向いています。

中小企業でもエンジニアで課長や部長クラスになれば、わりと良い給料がもらえます。役職者になれば、世間的にも信頼性が高いでしょう。

とはいえ、IT企業で役職者になるには、社内評価を高めたり高い成果を出し続けなければいけません。並大抵の努力では難しいです。

どんなに技術力が高くても、実績を出したとしても、そもそも席が空いてなければなかなか役職につくことはできません。極端な話、役職者になるには、上司の評価次第なので、運に左右される部分も大きいかなと。

それでも役職者を目指したい強い意思をお持ちの方は、会社員が向いているといえます。

人間関係を固定したい

人間関係を固定化したい方は、会社員エンジニアが向いています。

会社員エンジニアは、客先常駐の場合を除けば、基本的に自社内で仕事をします。なので、人間関係がリセットされることはあまりありません。

コミュニケーションが苦手な方や、人間関係がリセットされるのが面倒と感じる方は、会社員エンジニアが良いですね。

フリーランスエンジニアに向いている人

続いて、フリーランスエンジニアに向いている方の特徴を3つあげていきます。

なお、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴については、以下記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

収入を伸ばしたい

収入を大きく伸ばしたい方は、フリーランスエンジニアに向いています。

先述した通り、会社員エンジニアよりも、フリーランスエンジニア方が収入が上がりやすい傾向にあるからです。

会社員エンジニアの方で、経験があるにも関わらず、なかなか給料が上がらないと悩んでいる方は多い印象です。

そういった方は、フリーランスになることで、わりと簡単に収入が伸びるというケースはよく見かけます。

一般的には、エンジニアの実務経験が2年以上ある方は、フリーランスとして通用するスキルは十分あるといわれています。

なので、経験があるけど低い給料で悩んでいる方は、高収入を実現しやすいフリーランスエンジニアが向いています。

スキルを効率よく伸ばしたい

スキルを効率よく伸ばしたい方は、フリーランスエンジニアがおすすめです。

フリーランスエンジニアは会社員のような社内業務が少なく、実務に専念しやすいからですね。

僕自身、会社員エンジニア時代は「電話対応・来客対応・お茶出し・社内清掃・毎日のゴミだし・ホワイトボードのスケジュール表の更新・その他ヘルプデスク」などの社内業務を任されていました。

一方でフリーランスエンジニアになった瞬間から、上記の雑用は無くなり、今は開発に専念できています。独立後の方がスキルアップできていますし、月収は倍以上になりました。

なので、効率よくスキルを伸ばしたい方は、フリーランスエンジニアが向いています。

自由度を高めたい

自由度を高めたい方もフリーランスエンジニアがおすすめです。

フリーランスエンジニアは案件を選べるので、希望条件に近い案件に入ることで理想のキャリアを実現しやすいから。

  • リモートワークしたいな→リモートワークの案件に参画
  • 週4日労働がいいな→週4の案件に入る
  • 残業したくないな→残業が少なめの案件に入る

上記のイメージです。

他にも、フリーランスエンジニアは会社の縛りがないため、副業したり会社を立ち上げたりするのも自由です。フリーランスエンジニアなら全て自分で決められます。

何か挑戦したいことがある方や、会社に縛られたくない方は、フリーランスエンジニアが向いています。

会社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるステップ

会社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるステップ

さいごに、会社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるステップをご紹介しますね。

  • 実務経験を2年以上積む
  • フリーランスの案件を探す
  • 会社に退職の意向を伝える
  • フリーランスに独立する

上記の4ステップでOKです。

なお「フリーランスエンジニアになるために必要な準備32項目」については、以下記事で解説しています。あわせてチェックしてみてください。

では1つずつみていきましょう。

STEP1.実務経験を2年以上積む

フリーランスエンジニアになる場合、実務経験は2年以上は積んでおくと安定的です。

フリーランスと会社員は、業務内容の違いに大きな差はないですが、フリーランスはある程度即戦力が求められます。

僕の場合は早くフリーランスになりたかったので、Javaの実務経験1年で独立しました。もし経験がまだ浅い方は、まずは実務経験を積むことに集中してみてください。

下記記事で「フリーランスエンジニアになるタイミング」について解説しているので、独立に必要な経験年数の目安をより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

STEP2.フリーランスの案件を探す

エンジニアの実務経験を積めた方は、フリーランスの案件を探しましょう。

案件を獲得する方法はいろいろあります。

  • 知人や友人に紹介してもらう
  • 自力で企業に営業する
  • フリーランスエージェントに紹介してもらう
  • クラウドソーシングで受注する

上記のとおり。

フリーランスエンジニアの案件を探すなら、エージェント経由の方が色々メリットがあります。

エージェントを使えば自分で案件を探す手間が省けますし、早ければエージェントと面談した翌日から、案件を紹介してくれます。

「エージェントから案件紹介してもらう→案件に応募→企業から面談依頼が来る→企業面談を受ける→受かったら参画」という流れですね。

以下記事では、おすすめのフリーランスエージェントを紹介していますので、案件探しの際に活用してみてください。

STEP3.会社に退職の意向を伝える

フリーランスの初回案件を獲得できそうな見込みが立った場合、会社に退職の意向を伝えましょう。

おそくても会社を退職する1ヶ月前には伝えておくと良いですね。この辺りは社内規則などもあるのでそれに従ってください。

会社に退職の意向を伝えた後に、本格的に案件を探していきましょう。

STEP4.独立する

最終ステップは、フリーランスに独立です。

フリーランスエージェントを利用して案件を探す場合、紹介してもらった中で、希望の案件があれば応募していきましょう。

そして企業面談を受けて、受かった中で「自分の希望により近い案件」に参画を決めるといいですね。

以下記事では、「フリーランス初日の流れや注意事項」を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:それぞれを比較して自分に合った働き方を選択しよう

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアのメリットデメリット

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違いについて解説しました。

それぞれの違いについて、もう一度確認してみましょう。

項目フリーランスエンジニア会社員エンジニア
雇用形態の違い準委任契約または請負契約で案件を受注正社員として企業に雇用される
収入の違い実力・契約次第で高単価を狙える(600〜1000万円超も)安定しているが上限が決まりやすい(400〜600万円前後)
福利厚生の違い社会保険・賞与・退職金・有給なし(すべて自己負担)社会保険・ボーナス・有給・退職金などが充実
規則の違い副業・起業など自由。会社の規則に縛られない副業や兼業が制限されることが多い
業務内容の違い実務中心で雑務が少ない。開発に専念しやすい開発以外に会議・資料作成・教育なども多い
自己管理の違い契約・税金・スケジュールなどを自分で管理税務や労務は会社がサポートしてくれる
モチベーションの違い成果が報酬に直結するため高くなりやすい給与が固定でやる気を維持しづらいこともある
人間関係の違い案件ごとに人間関係がリセットされやすい同じ職場で長期的な人間関係を築くことが多い

また、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットは以下の通り。

フリーランスエンジニアのメリットフリーランスエンジニアのデメリット
案件を自由に選べる収入が不安定になりやすい
実務に専念できるスキルチェンジが難しい
収入が高い傾向にある契約や納期のプレッシャーがある
時間を自由にコントロールしやすい組織との一体感を持ちにくい
人間関係のストレスが少ない健康保険や年金の負担が大きい
自己投資やスキル磨きがしやすいマネジメント経験を積みにくい
リモートワークで柔軟に働ける正社員のような福利厚生がない
自力で生きていける自信がつく将来への漠然とした不安がある
複数案件・副業など自由な働き方ができる確定申告や経理の手続きが負担になる

続いて、会社員エンジニアのメリットとデメリットは以下です。

会社員エンジニアのメリット会社員エンジニアのデメリット
安定した収入と雇用が保証されている収入の上限が決まっている
社会保険や福利厚生が充実している税金や手当を自分でコントロールできない
教育・研修制度でスキルアップしやすい業務内容や案件を自分で選べない
チームで働きながら成長できる人間関係のストレスが発生しやすい
マネジメント経験を積みやすい評価や昇進が上司に左右される
キャリアパスが明確で昇進制度がある自分のペースで働きづらい
転職市場での信頼性が高いスキルが会社依存になりやすい
開発環境やサポート体制が整っている副業や兼業が制限されることが多い
仕事とプライベートの線引きがしやすい異動や転勤のリスクがある

まとめると、会社員エンジニアは「安定、福利厚生、マネジメントスキル向上」といった面ではフリーランスよりも有利です。

一方でフリーランスは「収入が高い傾向にある、スキルアップしやすい、ストレスが少ない、案件を選べる」といった点では会社員よりも有利ですね。

エンジニアは2〜3年の実務経験があれば、フリーランスとして十分案件を獲得できますよ。

一度フリーランスになってみて、「やっぱり会社員がいいな」と思ったら会社員に戻るという選択肢もありです。

以下記事でおすすめのフリーランスエージェントを紹介しています。「自分に合う案件があるのか」「単価相談」「キャリア相談」など無料でできるので、ぜひ活用してみてくださいね。

今回は以上です。

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