プログラミングをやっていると、エラーや問題が発生することはよくある話です。
世のエンジニアたちは日々、問題を解決するために試行錯誤をしたり、検索をして調べたりして解決しています。
プログラマーには検索力が求められますが、一体なぜ検索力が必要なのでしょうか?
今回は、「プログラマーには検索力が必要な理由」と、「おすすめのググり方」についてご紹介していきます。
本記事をお読みいただくことで、プログラミングで検索が重要な理由と、Google検索の効率的なやり方について知ることができます。
僕は現役でプログラマーをやっております。毎日プログラミングでエラーと戦っており、頻繁にググっています。
記事の後半では、プログラミングをしている際に「ググるべきタイミング」と調べてもわからない場合の対処法についても解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
プログラマーには検索力が必要な理由
プログラマーは検索力が必要です。理由は主に以下の通り。
- プログラミングを暗記するのはコスパが悪い
- 自己流でコードを書くのは非効率
- 優秀なエンジニアは自己解決能力が高い
順番に見ていきましょう。
検索力が必要な理由①:プログラミングを暗記するのはコスパが悪い
プログラミングは覚えることが多いので、コードを暗記するのはコスパが悪いです。
そのため、わからないことはその都度Googleで調べた方が効率が良いです。
僕自身、本業でプログラミングをしている際にエラーが発生した場合、わからなければその都度ググっています。
プログラミングでつまずくポイントは、Google検索すれば大体情報が見つかるので、暗記するよりも検索の仕方を身につける方が効率良いです。
検索力が必要な理由②:自己流でコードを書くのは非効率
プログラミングをやっていると、自己流でコードを一から書こうとするケースがあるのですが、これは非常に非効率です。
というのも、既にインターネット上に文法の書き方が載っているのにもかかわらず、自力で考えてコードを書こうとしているからです。
もちろん学習のためにあえて一から考えてコードを書きたいとか、そのような目的があるなら良いと思います。
そうでなければ、自分がやりたいロジックがあるなら、まずはどのような書き方が相応しいのかを考えググりましょう。
検索力が必要な理由③:優秀なエンジニアは自己解決能力が高い
できるエンジニアは問題発生した際に、自力で解決することができます。そしてほぼ全てのエンジニアは、日々ググっています。
反対にできないプログラミング初心者は、問題に遭遇したときに自分で調べようとせずにすぐに諦めるかすぐに誰かに質問しようとする傾向にあります。
プログラマーは日々問題発生だらけなので、自力で解決しようとする姿勢がとても大切です。
プログラマーにおすすめなググり方
プログラミングをする際におすすめのググり方をご紹介します。
ググり方①:単一キーワードで検索
まずは単一キーワードでの検索です。
単一キーワードとは、たとえば「if文」とかの、単語単体での検索ですね。通常の検索方法です。

IT用語や専門用語を調べるときに使えます。
ググり方②:複合キーワードで検索
2つ目は「複合キーワード」での検索です。
複合キーワードとは、たとえば「if文 書き方」「if文 書き方 Java」などの、2語以上のキーワードを組み合わせて検索する方法です。

複合キーワードはより詳細に調べたいときに使えます。
ググり方③:エラー名で検索
エラーが出たときに、エラー名をそのまま入力して検索する方法です。たとえば「java.lang.ClassCastException」など。

エラーが出たときに初心者はよく「どうしよう?」となるのですが、まずはエラー名でそのまま検索してみましょう。すると解決策が載っている記事が見つかると思います。
ググり方④:期間を指定して検索
古い情報だと解決できないこともあるので、期間を指定して検索する方法もあります。
やり方は「検索→ツール→期間指定」でできます。

ググり方⑤:完全一致で検索
キーワードを完全一致で検索する方法です。たとえば「"優秀なプログラマーになるには"」という風に、""(ダブルクォーテーション)でキーワードを囲います。

すると、「優秀なプログラマーになるには」のキーワードが含まれているWebサイトのみが検索結果に表示されます。
検索すると、ときどき自分が知りたいキーワードとは関係のない余計な記事が出てきたりする時があるので、その際に完全一致で検索すると便利です。
ググり方⑥:キーワードサジェスト検索
キーワードサジェストとは、Googleの検索窓に打ち込んだときにでてくるキーワードの候補のことをいいます。たとえば、「for文 書き方」と検索窓に入力したときに、for文の書き方に関連するキーワードが表示されます。

知りたい情報があるときに、何て検索すればいいのか言語化できないときありますよね。その際にキーワードサジェストをみると意外と知りたいキーワードが見つかったりします。
ググり方⑦:タイトル検索
「intitle:」を先頭につけて単語を入力し、検索をすると、記事タイトルにキーワードが入ったサイトのみが表示されるようになります。

「allintitle:」をつけると、複数のキーワードでの検索も可能です。

記事タイトルにキーワードが入っているサイトの方が、そのキーワードをメインに情報を記載していることが多いので、タイトル検索は詳しく知りたい情報がある時とかに使えます。
プログラミング初心者がググるべきタイミング
プログラミング初心者が、プログラミングでググるべきタイミングについて解説していきます。
結論、下記がググるタイミングです。
- エラーで詰まったとき
- 不明な用語が出てきたとき
- ロジックを考えるとき
順番に見ていきましょう。
ググるタイミング①:エラーで詰まったとき
プログラミングでエラーは頻繁に発生しますので、わからなければその都度即ググりましょう。エラー名でググれば大抵のことは出てきます。
そして何度もやっていくうちに「あれ?このエラー前もググったよな」となり、次第に覚えていきますよ。
ググるタイミング②:不明な用語が出てきたとき
プログラミングをやっているとIT用語がたくさんでてくるので、意味がわからなければその度にググりましょう。IT用語はめちゃくちゃ多いのでいちいちメモを取らなくてもOKです。
また一度ググっただけだと、意味が理解できないこともあります。そしてググってその時は理解した気になっても、数日経つと忘れてしまうことがあります。
なので「ググる→意味を少し理解する→忘れる→再度ググる→ようやく理解する」というようにすればOKです。
ググるタイミング③:コードを書くとき
プログラミングで機能追加や改修をする際に、ロジックを考える時があります。その際にコードの書き方や文法がわからないタイミングがでてきたら、ググるときです。
まずは実現したいことを頭で考え、書き出します。その次に実装をするタイミングで、何をどのようにして書けば良いのかを考え、それをググります。
たとえば、「もし、〇〇だったら、△△をする」といったことを実現したい場合、条件分岐が必要ですよね。
そしてこの条件分岐の書き方がわからないとなったときに「条件分岐 書き方」などとググって、解決するといった流れです。
プログラミングで調べてもわからない時の対処法
プログラミングで調べてもわからない時がありますが、その時の対処法についてもみていきましょう。
対処法①:15分悩んでもわからない時は質問する
結論、15分調べて悩んでもわからない時は質問しましょう。
質問できる環境であれば、誰かに聞くのが手っ取り早いです。質問することは悪ではないですし、むしろ「納期」とかがあるなら悩んでいる暇がなかったりします。
とはいえ質問するということは、相手の時間を奪うということも事実なので、質問する際は必ず聞きたいことをまとめてから質問するようにしましょう。
対処法②:質問できる環境に身を置く
そもそも質問できる環境にいない方は、質問できる環境に身を置くところから始めてみるのもありです。たとえば僕は独学で一度失敗しており、その後プログラミングスクールにいきました。
プログラミングスクールではメンターに質問し放題なので、わからないことがあればすぐに質問することができます。そして僕は最短でプログラミングスキルを身につけて転職活動をし、エンジニアになることもできました。
もし独学で限界を感じるようであれば、スクールに行ってみるのもありです。
対処法③:時には諦めも肝心
プログラミングで不明点が出てきた際に、質問できる環境にいない方は、自力で解決しなければなりません。
しかし時には諦めも肝心です。というのも、実は自分がやろうとしていることはプロのエンジニアでも実現が難しかったりすることがあるからです。
なので自分の中で時間制限を決めて、「この時間まで調べてもわからなければ、別のやり方を探そう」といったように、期限を決めると良いですね。
プログラマーは検索力を身につけよう:まとめ
プログラマーは必ずといっていいほど日々検索します。
とはいえググるのにテクニックはそこまで必要ありません。極端な話、ただググればいいだけです。
ポイントは、自分の頭で考えてもわからないときに、すぐにググれるかどうかです。
そしてこのググれるかどうかは、単に「意識の問題」と「慣れ」だと思います。
ぜひググる習慣をみにつけてみてください。
今回は以上です。