【検証】フリーランスエージェントは複数登録すべき?メリット・デメリットを解説

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【検証】フリーランスエージェントは複数登録すべき?メリット・デメリットを解説
Writer - シン -
フリーランスエンジニア|Oracle認定JavaGold保有|全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト|IT企業でフルスタックエンジニアとして参画中

フリーランスエンジニアの案件を探すなら、フリーランスエージェントは複数登録した方が良いの?正直、何社も登録するのは面倒だから、事前に複数登録するメリットやデメリットを知っておきたい。

こんなお悩みにお答えします。

本記事で解説する「フリーランスエージェントは複数登録するメリット・デメリット」を読めば、エージェントに複数登録すべき理由が明確になり、効率よくフリーランスの案件を探す方法がわかりますよ。

僕自身、現役でフリーランスエンジニアをやっています。実際にフリーランスエージェントを複数使った経験がありますので、実体験を基に複数登録すべき理由とメリットデメリットを解説しますね。

記事後半では「複数登録すべきフリーランスエージェント3つ」「複数登録時の注意点」もあわせて解説します。

フリーランス案件をお探しの方で、エージェント利用で失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

結論:フリーランスエージェントには複数登録すべき

結論:フリーランスエージェントには複数登録すべき

まず、フリーランスエージェントには複数登録した方が効率良いです。

理由としては、複数登録して案件母数を増やすことで、希望に合う案件を探しやすくなるから。

たとえば、多くのフリーランスが複数のエージェントに登録しているというデータもあります。

フリーランス白書エージェント利用数調査結果
引用元:フリーランス白書2023年

上記のデータでは、登録しているエージェント数で最も多かったのは「3社」という結果が出ています。

実際、僕もフリーランス案件を探す際は、毎回2〜3社のエージェントに相談しながら案件を探すことが多いです。

利用しているエージェントは下記でも紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

フリーランスエージェントに複数登録すべき理由

フリーランスエージェントには複数登録すべき理由

フリーランスエージェントに複数登録すべき理由は、以下のとおり。

  • エージェント毎に案件数が異なる
  • エージェントによって単価が異なる
  • 担当者との相性がある
  • 東京以外でも案件が見つかりやすい

エージェントによって案件数が異なる

1つ目は、フリーランスエージェントによって案件の数が異なるからです。

フリーランスエージェントによって案件の保有数が異なる

エージェントA社:5,000件
エージェントB社:500件

上記のイメージです。

仮にB社しか登録していない場合、少ない案件の中で探すことになります。そうなると選択肢が少ないですし、ライバルが多いと、競争が激しくなります。

1社しか登録しておらず、なかなか案件が決まらない場合、ひたすら案件を探し続けることになります。

東京以外でも案件が見つかりやすい

IT企業は東京に集中しているので、エージェントが保有している案件も東京が多い傾向にあります。

なので、複数のエージェントを活用することで、東京以外の案件が見つかりやすいです。

僕自身、大阪に住んでいます。複数のエージェントを活用したことで、大阪でも1ヶ月で約40社は紹介してもらえました。

エージェントによって単価が異なるから

複数登録すべき2つ目の理由は、エージェントによって単価が異なるからです、

なぜなら、エージェントによって手数料が異なるから。

  • A社から紹介してもらった案件は月単価50万円
  • B社から紹介してもらった案件は月単価47万円

このようなケースがあります。

エージェントが取っている手数料が、多いか少ないかによっても受け取れる報酬額は変わります。なので、複数のエージェントを比較した上で、より単価の高いところを選べば良いです。

エンド直案件は単価が高い傾向にある

エンド直の案件は単価が高い傾向にあります。

複数エージェントに登録することで、エンド直案件に入れる確率が高まります。

ちなみにエンド直案件とは、企業とエージェントとの間に仲介会社がなく、直接案件を受注するという意味です。

エンド直案件とは

上記の画像が、エンド直案件の例です。

画像の「よくあるSESの例」を見ると、常駐先からエンジニアまでの間に2社の仲介企業がありますよね。間に企業が入ると、その分手数料が発生するため、エンジニアが受け取れる報酬額が減るのです。

一方で「エンド直の案件」であれば、仲介会社を通さないため、エンジニアが受け取れる報酬額が増える傾向にあります。エンド直案件を保有しているかどうかは、エージェントによります。

なので、エージェントは複数登録した方がお得です。

エージェント担当者との相性があるから

フリーランスエージェントは担当者によって、相性が良かったり悪かったりすることがあります。

相手も人間なので、感情が伴うからですね。

あとはエージェントの担当者によって若干権力の差があるので、紹介してもらえる案件の数や種類が異なるケースもあります。

もし相性の悪いエージェントにあたってしまった場合、案件をあまり紹介してもらえなかったり、こちらの要望を聞き入れてくれないことがあります。

複数のエージェントに登録すれば、相性が良いエージェントを選べます。

実際にフリーランスエージェントに複数登録した結果

実際にフリーランスエージェントに複数登録した結果

僕が実際にフリーランスエージェントを複数利用した経験をもとに、以下2点をご紹介します。

  • 案件の紹介数が13倍増えた
  • スキルアップできる案件が見つかった

案件の紹介数が13倍増えた

結論からいうと、複数登録したことで、案件の紹介数が13倍増えました。

まず僕は、実務経験1年の頃にフリーランスエージェントに登録しました。

その時に初めて利用したエージェントから、1ヵ月で紹介してもらえた案件の数は、たったの3社。

なぜそんなに少なかったのかというと、「経験が浅い」「勤務地が大阪」「登録エージェントの案件保有数が少ない」が原因かと思います。

そこで応募する案件の数を増やすために、2社目3社目と複数のフリーランスエージェントに相談しました。すると1ヶ月で約40社ほど、案件を紹介してもらうことができたんですよね。

実際にフリーランスエンジニアとして案件に参画できたので、諦めずに複数登録して、案件を探し続けて良かったと思っています。

スキルアップできる案件が見つかった

フリーランスエンジニアは案件によって業務の難易度が変わります。

  • 簡単な保守開発
  • 難しいプログラミングの案件

などなど。

僕はエンジニアとしてスキルをガンガン磨いていきたかったので、開発案件に応募することが多かったです。

複数のエージェントを利用したことで選択肢が広がり、開発規模の大きい「リプレース案件」に参画できたんですよね。リプレースとは、古いシステムを新しいシステムに移行する開発案件のことです。

この案件に入れたおかげで、コードに触れる機会が増えて、プログラミングスキルを効率よく伸ばせています。

フリーランスエージェントに複数登録するメリット

フリーランスエージェントに複数登録するメリット

フリーランスエージェントに複数登録するメリットは4つあります。

  • 自分の市場価値がわかる
  • 短期間で案件が決まりやすい
  • 希望の案件が見つかりやすい
  • 単価を上げやすい

自分の市場価値がわかる

エージェントを複数使うことで、自分の市場価値がわかります。

各エージェントから紹介してもらえる案件の単価を比較できるからです。

1社しか登録していない場合、「月単価40万円くらいです」といわれると、あなたの市場価値は40万円という情報しかわかりません。

でも2社目に登録したエージェントからは「月単価50万円くらいです」と言われるケースがあります。

業界知識のないエージェント担当者にあたると、無駄に単価を低く見積もられたりするんですよね。

複数のエージェントに登録して、単価を比較することで「自分の単価はどのくらいなのか」を把握できます。

短期間で案件が決まりやすい

複数のフリーランスエージェントに登録することで、短期間で案件が見つかりやすいです。

繰り返しですが、エージェントによって案件保有数が変わってきますので、複数利用することで紹介案件の数が増えます。

複数のフリーランスエージェントを使うメリット
  • 3つのエージェントを利用しているAさんは、合計で30社紹介してもらえている
  • Bさんは1つのエージェントのみ利用しており、紹介してもらえた案件の数はたったの5社
  • AさんはBさんに比べて、紹介してもらえた案件数が6倍多い

僕自身、初めは1社のみ利用していました。そのエージェントからは2週間で3社しか紹介してもらえず、なかなか案件が決まらなかったことがあります。

しかし、そこから2社3社と利用するエージェントを増やしていったことで、1ヶ月で40社も紹介してもらえました。

フリーランスエージェントは複数利用する方が、幅広く案件を選べるようになり、案件探しの期間を短縮できます。

希望の案件が見つかりやすい

エージェントに複数登録することで、選択肢の幅が広がる為、希望の案件が見つかりやすくなります。

  • A社:簡単な改修やテスター、運用案件が多い
  • B社:改修だけでなく、新規開発や追加機能案件など幅広く保有

たとえば、簡単な改修をしたいのか、1から開発したいのかなど、人によってどんな案件に入りたいのか希望が異なります。

もし自身がプログラミングをガンガンやっていきたいのに、保守運用案件ばかり紹介されても困りますよね。

なので、複数のエージェントを利用することで、選択肢の幅が広がり希望の案件を見つけやすくなります。

単価を上げやすい

複数のフリーランスエージェントを比較することで、単価をあげやすいメリットがあります。

同じような業務難易度の案件でも、単価が変わるケースがあるからです。

たとえば、

  • エージェントによって手数料が変わる
  • お金をもっている企業ほど、報酬金額も高くなりやすい

上記のとおり。

なので複数のエージェントを活用し、幅広い案件のなかから探す方が、単価をあげやすいのです。

フリーランスエージェントに複数登録するデメリット

フリーランスエージェントに複数登録するデメリット

フリーランスエージェントに複数登録するデメリットも解説しますね。

以下3つをみていきましょう。

  • 連絡のやりとりで時間がかかる
  • スキルシートの書き直しが発生する場合がある
  • エージェントによっては案件の紹介がない場合がある

連絡の連絡で時間がかかる

1つ目のデメリットは、「連絡で時間がかかる」ところですね。

複数利用となると、その分担当者と連絡を取る回数が増えます。

  • エージェントとの面談
  • 案件の紹介連絡
  • 企業面談の日程調整

こういった連絡が増えてきます。

とはいえ、希望の案件を見つけるためなら、これは仕方のないことだと思えばいいかと。

そもそもエージェントとの連絡は、大抵メールやチャットで行うので、そんなに労力はかからないです。

スキルシートの書き直しが発生する場合がある

複数登録するデメリットの2つ目は、「スキルシートの書き直しが発生する場合がある」ところです。

なぜなら、エージェントによって良いスキルシートの書き方を知っている人もいるからです。なので「こういう風に書いた方がいいですよ」とアドバイスをくれることがあります。

そこでスキルシートの記載内容の修正を行う必要があるということ。しかし、スキルシートは面談に進むために重要な書類です。

多少の手間がかかってでも、入念にチェックしておいた方が書類選考を突破しやすくなります。

エージェントによっては案件の紹介がない場合がある

複数登録のデメリット3つ目は、フリーランスエージェントによっては、案件を紹介してくれないケースがあるところです。

これはエンジニアの実務経験が浅い場合に起きやすいです。

たとえば僕は、実務経験1年の時に複数のフリーランスエージェントに相談しました。結果的に、半数以上のエージェント会社から、「スキルに見合う案件はない」と言われました。

もし「紹介できる案件がない」となると、エージェントに会員登録する時間や、エージェントとの面談時間が無駄になります。

複数登録すべきフリーランスエージェントおすすめ一覧

複数登録すべきフリーランスエージェントを一覧にしました。

エージェント名特徴実務経験3年
以上の方向け
実務経験1年以上~
3年未満の方向け
マージン率
(仲介手数料)
テクフリ
テクフリ
エンド直案件9割以上
リモート案件4割以上
利用者の平均単価81.2万円
最短2日で参画可能
10%〜
レバテックフリーランストップ
レバテックフリーランス
業界認知度No. 1
登録者数20万人以上
エンド直案件を多数保有
税理士紹介サポートあり
幅広いエリアに対応
非公開
(推定10%~20%)
ギークスジョブ
ギークスジョブ
登録エンジニア数2.3万名以上
業界実績20年以上
契約継続率94%
リモート案件8割以上
非公開
pe-bank
PE-BANK
利用者の平均年収847万円
50,000件以上の案件を保有
IT資格費用支援制度あり
全国展開で案件を探しやすい
×8%~12%
midworks
Midworks
案件数3,000件以上
リモート案件多数保有
週2〜3案件多数保有
20%
potepanfreelance
ポテパンフリーランス
Web系中心に案件を保有
エンド直案件を多数保有
実務経験浅い方向けの案件有
×非公開
itプロパートナー
ITプロパートナーズ
週2日からの案件を多数保有
スタートアップ案件が多い
ベンチャー案件が多い
エンド直案件を多数保有
×非公開
フォスターフリーランス
フォスターフリーランス
業界20年の実績
非公開求人を多数保有
1.5万人以上をサポート
×非公開

もし、どのエージェントに登録しようか迷ってしまう方は、ひとまず以下3社は複数登録しておいて損はないです。

  • テクフリ:手数料が安い、高単価を狙える
  • レバテックフリーランス:業界認知度Noなので安心、高単価を狙える
  • ギークスジョブ:大手エージェント会社、案件保有数が段違い

上記3社が良い理由は、選べる案件母数を増やしつつも、高単価を狙っていけるからです。

また、なにより上記3社とも担当者の対応が親切丁寧なんですよね。実際、僕は3社とも面談経験がありますが、こちらの希望も聞き入れてくれやすかったです。

以下でもおすすめエージェントを詳しく紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

フリーランスエージェントに複数登録する場合の注意点

フリーランスエージェントに複数登録する場合の注意点

さいごに、フリーランスエージェントに複数登録する場合の注意点を解説します。

  • エージェントとの連絡はまめに取る
  • 希望条件は明確に伝えておく
  • 面談が被らないようスケジュール管理をする
  • 応募の際は案件が被らないようにする
  • エージェントに複数登録していることを伝えておく

エージェントとの連絡はこまめに取る

エージェントとの連絡はこまめに取るようにしましょう。

相手も人なので信頼関係の構築が必要です。

とはいえ、連絡が来たらなるべく早く返信するくらいで十分です。プライベートのことなどを送ったりする必要はありません。

基本的なビジネスマナーができていれば問題ないです。

希望条件は明確に伝えておく

希望条件ははっきりと伝えておきましょう。

曖昧に伝えると、希望に沿わない案件を紹介される可能性があるから。

たとえば僕は、以下の条件をエージェントに伝えた結果、希望通りの案件に入れました。

  • 言語はJava
  • フレームワークはSpring
  • 通勤時間1時間以内
  • 常駐可
  • 契約期間6ヶ月以上

特に「これだけは譲れない」という希望条件があれば、伝えておくと良いですよ。

面談が被らないようスケジュール管理する

他のエージェントから紹介してもらった案件の企業面談と、日程が被らないよう、スケジュール管理はしておきましょう。

エージェントによっては案件をガンガン紹介してくれるので、スケジュール管理が漏れてしまいがちです。

万が一、企業面談が被ってしまった場合、片方の面談をキャンセルしないといけません。

1度キャンセルするくらいならいいですが、2度や3度となると、エージェントとの信頼関係が悪くなります。

企業面談に日程が決まり次第、その場ですぐにスマホや手帳に記録して、日程が被らないよう注意しましょう。

応募の際は案件が被らないようにする

案件に応募する際は、他のエージェントですでに応募済みではないことを確認しましょう。

複数のエージェントから同じ案件に応募すると、企業から良い印象をもたれないからですね。

  • Aのエージェントから「T社」の会社に応募
  • Bのエージェントからも「T社」の会社に応募

このようにしてしまったとします。

これは「T社」の担当者からすると、「何で2つも応募してきてるの?」となりますよね。

なので、応募は被らないように、あらかじめエージェントに「応募除外する企業」を伝えておくと良いですよ。

エージェントに複数登録していることを伝えておく

利用するエージェントには、「他にも複数のエージェントに登録している」ことは伝えておきましょう。

理由としては、案件紹介の優先度を高めてもらうためです。

たとえば、Aエージェントに対して「Bエージェントにも登録しています」と伝えると、Aエージェントは「なるほど。それなら早く案件を紹介しないと、Bエージェントで案件が確定されてしまう」となるわけです。

利用するエージェントに、あらかじめ「他にもエージェントを複数登録している」と伝えることで、優先的に案件を紹介してもらいやすくなります。

まとめ:複数のエージェントに登録して希望の案件を見つけよう

まとめ:複数のエージェントに登録して希望の案件を見つけよう

フリーランスエージェントに複数登録すべき理由を解説しました。

フリーランスエンジニアの案件探しの際には、複数のエージェントに登録し、「より良い条件で契約できる案件」を探してみてくださいね。

以下ではおすすめのエージェントを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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