ITエンジニアだけど給料が上がらない。給料を上げるには技術力をあげたり資格を取ったりすれば良いの?それとも課長や部長クラスにならないとダメ?
こんなお悩みにお答えします。
ご紹介する「エンジニアの給料が上がらない原因と上げ方」をお読みいただければ、年収アップする方法だけでなく、効率よくスキルアップする方法も知ることができますよ。
実際に上記の方法を実践した結果、エンジニア歴1年5ヶ月で月収40万になり、その1年後には月収50万になりました。一般的に短期間で給料を上げられていると思うので、実体験をもとに収入アップのやり方を出し惜しみなく紹介します。
エンジニアが給料を上げるには技術力を上げることも大切ですが、それ以上に重要な考え方があります。これから解説することは僕個人の見解に過ぎませんが、参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みいただき、収入アップを実現してみてください!
ITエンジニアの平均年収と市場価値の診断方法
前提として、以下2つを解説しますね。
- ITエンジニアの平均年収
- 市場価値の診断方法
ITエンジニアの平均年収
まずは世の中のITエンジニアの平均年収をみてみましょう。以下は会社員エンジニアとフリーランスエンジニアの年齢別での平均年収です。
年齢 | フリーランス平均年収 | 正社員平均年収 |
25〜29歳 | 約700万円 | 約400万円 |
30〜34歳 | 約800万円 | 約500万円 |
35〜39歳 | 約800万円 | 約600万円 |
40〜44歳 | 約850万円 | 約650万円 |
45〜49歳 | 約900万円 | 約700万円 |
50〜54歳 | 約650万円 | 約700万円 |
55〜59歳 | 約600万円 | 約700万円 |
20代から40代まではフリーランスエンジニアの平均年収が正社員エンジニアに比べて高いですね。50代以降はフリーランスの平均年収を正社員が上回っています。
40代未満の方はフリーランスエンジニア、50代以降の方は正社員エンジニアが良さそうですね。とはいえ、あくまで平均年収なので、絶対に50代以降は正社員が良いというわけではないです。
市場価値の診断方法
そもそも自分の市場価値はいくらなのか気になりますよね。市場価値を知ることで、会社からもらっている給料が適正なのかがわかります。
市場価値を診断するなら、フリーランスエンジニア専門のエージェント「テクフリ」に相談すればOKです。僕自身、実務経験2年の時点でテクフリに相談しましたが、Javaの案件で「月単価50万円から70万円は狙えます」と電話でアドバイスいただけたんですよね。
下記でテクフリについて紹介しています。テクフリには30秒くらいで無料登録できるので、ぜひ市場価値について相談してみてください。
ITエンジニアの給料が上がらない原因
世の中のエンジニアは給料が上がらないと悩んでいる方は多いです。僕も2年目までは給料が上がらず悩んでいました。ではなぜ給料が上がらないのか、原因を解説していきますね。
- 実務経験が浅い
- スキル不足
- 多重請負構造
- 年功序列の会社
- 会社に資金がない
- 会社に評価されない
順に見ていきましょう。
実務経験が浅い
1つ目は、実務経験が浅いからです。もしあなたが入社3年未満であれば、給料が低いのも無理はありません。なぜならIT業界は実力主義の世界で、エンジニアとして一人前になるには3年以上かかる傾向にあるからです。
僕は入社2年目までは給料が手取り17万円でした。とはいえ、実務経験を積み上げ2年目の半ばにフリーランスに転向したら、月収40万円になりました。さらにその1年後には月収50万円になっています。これからもっと実務経験を積んでいけば60万70万とあげられると見ています。
実務経験が浅いうちは給料が少ないのも無理はありませんので、入社2年未満の方は、まずは本業に打ち込んで実務経験を積むことを優先すると良いかなと!
スキル不足だから
実務経験があってもスキル不足だと給料が低い傾向にあります。繰り返しですがIT業界は実力主義なので、技術力がなければ評価されないんですよね。
1つのシステムを作るには膨大な時間とお金がかかります。エンジニアの実力がなければ、余計な工数やコストがかかってしまいます。とはいえ、スキルはあるのに給料が低いエンジニアも多数います。これはその会社がきちんと評価する制度を設けていないことが考えられます。
まとめると、「スキル不足だと基本的に給料は低いですが、スキルがあっても会社が評価してくれなければ給料は上がらない」という感じです。
多重請負構造だから
多重請負構造の案件だと給料はなかなか上がりません。多重請負構造とは、1つの案件に複数の会社が何層にもなって絡んでいることをいいます。
上記のイメージです。実際、IT業界は多重請負構造になっているケースが多く、特にSES企業は典型的な例です。いくらスキルのあるエンジニアでも、多重請負構造のせいで還元率が低く、給料が上がらないのはよくあります。
年功序列の会社だから
年功序列の会社だと給料が上がりにくいです。年功序列だとスキルは関係なく、勤務年数や年齢に応じて給料が上がるからです。実際にIT業界で年功序列の企業は存在します。実力主義とみせかけて年功序列のパターンも。同僚や上司と自分の給料を比較すれば、その会社が年功序列かどうかがわかります。
会社に資金がないから
そもそも会社に資金がなければ給料は上がらないです。資金がなければエンジニアに還元する余裕がないからです。会社に資金があるかどうかは経営状況からわかります。腕があるエンジニアでも、会社にお金がなければ手元には入ってこないのです。
会社に評価されないから
会社に評価されず、給料が上がらないケースがあります。
たとえば、下記のパターンです。
- 技術力があるのに評価されない
- 資格を取っても評価されない
せめて技術力があるのなら、給料をあげてほしいですよね。しかし、会社は技術を評価対象としていなかったり、そもそも会社に資金がなくてエンジニアに還元できていない可能性があります。
以上が、給料が上がらない原因についてでした。
ITエンジニアの給料の上げ方【雇用形態別】
ここからは、エンジニアが給料を上げる具体的なやり方をご紹介します。雇用形態別で解説していきますね。
- 会社員エンジニア給料の上げ方
- 派遣エンジニアの給料の上げ方
- フリーランスエンジニアの給料の上げ方
会社員エンジニア給料の上げ方
会社員エンジニアの方が給料を上げるなら、以下の方法が効果的です。
- フリーランスになる
- 会社員のまま転職する
- エース社員になる
- 資格を取る
- 役職者になる
- PMになる
一番手っ取り早く給料を上げるなら、フリーランスになることですね。先述しましたが、フリーランスエンジニアは会社員エンジニアよりも平均年収が高い傾向にあります。
そしてフリーランスといっても、業務内容は正社員と大差ないです。それでも会社に属していない分、報酬の還元率が正社員よりも高い傾向にあります。
もし独立したくない方は、会社員のままエース社員になるか、役職者になるか。資格制度があれば資格を取って少しでも給料を上げるか、もしくは転職してしまうかが良いですね。
派遣エンジニアの給料の上げ方
派遣エンジニアの方が給料を上げるなら、以下の方法が効果的です。
- スキルアップして単価交渉する
- 別の案件にシフトする
- フリーランスになる
技術力を磨いて単価を交渉するのもいいですね。派遣会社のエージェントにお願いすれば代わりに交渉してくれると思います。もしくはさらに単価の高い案件にシフトするか、フリーランスになるのもありですね。
フリーランスエンジニアの給料の上げ方
現在フリーランスエンジニアの方が給料を上げるなら、以下の方法が効果的です。
- スキルアップして単価交渉する
- 別の案件にシフトする
- エージェント会社を変える
フリーランスエンジニアはスキルアップして単価交渉するか、単価の高い案件にシフトするのが良いです。フリーランスは案件によって単価は大きく異なります。古い技術は単価が低い傾向にありますし、新しい技術でも参画先の会社に資金がなければ単価は低い傾向にあります。
利用しているエージェントによっても単価は大きく異なります。エージェントによって手数料が異なるからですね。以下で手数料が安くて良質なエージェントを紹介しているので、ぜひ利用してみてください。
ITエンジニアは戦い方で給料が大きく左右される
エンジニアの給料が上がらない原因と上げ方をご紹介しました。
- エンジニアは50代未満ならフリーランス、50代以降は会社員が平均年収が高い傾向にある
- 給料が上がらない原因は「実務経験が浅い」「スキル不足「多重請負構造」「年功序列の会社」「会社に資金がない」「会社に評価されない」などが考えられる。
- エンジニアは雇用形態によって給料の上げ方が異なる。
上記の通りです。
給料を上げるにはスキルを高めることはもちろん、フリーランスになったりPMになったりすることも効果的です。給料は待っていても上がる場合と上がらない場合があるので、所属の会社がきちんと評価してくれるのかは調査しておくと良いですね。
今の会社だと給料が上がりそうにない方は、転職やフリーランスへの転身も視野に入れてみるとよいかと。以下で実際に僕が使ってみて良かったフリーランスエージェントを厳選しているので、フリーランスに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。