ITエンジニア実務経験1年の市場価値と年収は?検証結果を公開

「ITエンジニアは実務経験1年で市場価値はどのくらいになるのかな?年収も気になる」
こんな疑問に答えます。
今回は「ITエンジニアの実務経験1年の市場価値と年収」について解説していきます。

僕は未経験からITエンジニアに転職をしました。現在は、大阪の開発会社でフリーランスエンジニアとして勤務しています。お伝えする情報は全て実体験ですので、信ぴょう性はあるかと。
これからエンジニアを目指す方、現在エンジニアで実務経験が1年ほどある方は参考になる内容だと思います。
ではみていきましょう。
ITエンジニアの実務経験とは何か
本題に入る前に、世の中で言われているエンジニアの実務経験とは、いったい何なのか。
ここで定義しておきますね。
実務経験とは
結論からいうと、開発エンジニアの場合、「開発に携わった場合は実務経験」といっていいです。
ちなみに開発とは、
- 要件定義
- 設計書の作成
- プログラミング+テスト
上記の通り。
実務経験にはならない例
反対に、実務経験にはならない例もみていきましょう。
- プログラミングのテストをひたすらやる
- エクセルにひたすらデータをまとめる
- ヘルプデスクなどの業務
上記のような事務作業は、実務経験とは言えないです。なぜなら専門的な技術がなくてもできるから。
例えば未経験からエンジニアに転職をして1年とします。しかし、ほとんどテスターやエクセル業務ばかり行なっていた場合、「開発の実務経験」を積んでいるとはいえません。
以上を踏まえた上で、ITエンジニア実務経験1年の市場価値と年収をご紹介します。
ITエンジニアの実務経験1年の市場価値と年収【検証結果】
では本題に入っていきます。
まず、実務経験1年だったころの僕のスキルは以下の通り。
- IT業界歴は1年5ヶ月
- Javaの開発経験約1年
- 一人称で開発はできない
- バージョン管理はGit,SVN,CVS
- 開発環境はeclips,VisualStudio
ご覧の通り、スキルレベルはそこまで高くありません。
この状況下で、派遣サイト2つ、フリーランスエージェントのサイト1つに登録をして相談しました。
派遣エンジニアの時給
派遣サイトは「パーソルテクノロジースタッフ」と「スタッフサービス」に登録しました。
約2ヶ月間転職活動を行いましたが、結果は以下の通り。
- パーソルテクノロジースタッフ:時給2000円~2200円の案件を10社
- スタッフサービス:時給1850円以上を2社
派遣会社なら、パーソルテクノロジースタッフが案件数も多く、時給も高い傾向にありますね。
ひとまず、1年で時給2,000円を超えるなら、悪くはないんじゃないでしょうか?
ちなみに僕は、エンジニア1年目の時給は1200円でした。実務経験1年で、時給は800円あがるということになります。
たった1年でここまで時給が上がるのは、やはりITエンジニアは強いですね。
でも個人的には派遣エンジニアは、あまりおすすめではないです。理由は以下の記事で、詳しくまとめていますので、よければご覧ください。

フリーランスエンジニアの月収
次にフリーランスエンジニアの案件についても確認しましたので、みていきましょう。
今回はフリーランスエンジニア専門のエージェントを利用しました。
結論から言うと、月単価40万〜50万円の案件を1ヶ月半で15社ほど紹介していただきました。
実務経験1年でこれだけもらえるのは、控えめに言ってもフリーランスエンジニア最強ですね。
実際に僕は正社員エンジニアを辞めて、エージェント経由で、Javaの開発案件に参画しました。正社員時代は手取り17万円だったので、フリーランスになって収入が2倍以上になりました。
以下の記事では、僕が利用してよかったフリーランスエージェントをまとめていますので、フリーランスに興味のある方は参考にしてみてください。

未経験からエンジニアになって市場価値を上げる方法
これからエンジニアになって市場価値を高めたい方に向けて、市場価値を高める方法を解説します。
現在エンジニア1年目の方も、参考になる内容だと思います。
結論、下記の流れで市場価値をあげることができます。
- なりたいエンジニア像を決める
- 目標にあったプログラミング言語を学ぶ
- エンジニアに転職し実務経験を積み上げる
STEP①:なりたいエンジニア像を決める
まずは自身がなりたいエンジニア像を決めましょう。
目標を決めることで、どこに向かうべきかが明確になります。
- 自分でアプリ開発したい
- フルスタックエンジニアになりたい
- リモートワークしたい
- フリーランスエンジニアになりたい
もし具体的な目標が決まらないという方は、「ひとまず収入を上げたい」でも良いと思います。
重要なのは、モチベーションが維持しやすい「目標」があることです。
STEP②:目標にあったプログラミング言語を学ぶ
目標にあったプログラミング言語を学びましょう。
こちら例をあげてみます。
- Web制作がしたい:JavaScript、jQuery、PHP
- Webアプリを開発したい:Java、Ruby、PHP
- iPhoneアプリを開発したい:Swift
- Androidアプリを開発したい:Java、Kotolin
上記に加えてHTML/CSSは必須知識なので、あわせて習得しておくと良いでしょう。
特に希望の言語はないという方は、初心者でも比較的難易度の低いRubyから学ぶことをお勧めします。
STEP③:エンジニアに転職する
プログラミングの学習をしたら、エンジニアに転職をしましょう。
エンジニアとして市場価値を高めるなら、実際に現場で経験を積むのが最短ルートです。
正社員でもいいですが、アルバイトや派遣でも実務経験を積むことに変わりはないで、無理に正社員にこだわらなくても良いかなと。
大事なのは、とにかく経験を積むことです。
ITエンジニアは実務経験1年で市場価値は高まる:まとめ
ITエンジニアになって実務経験を積めば、時給はすぐにあがっていきます。
市場価値の高いエンジニアになるために必要なことは、実務経験を積み上げること。そしてなによりも、時給の高い働き方を「自ら選ぶ」ことがポイントです。
エンジニアはフリーランスになることが収入を伸ばしやすいので、おすすめです。
以下の記事では、僕が未経験からフリーランスエンジニアになるまでの過程を無料で公開していますので、あわせて読んでみて下さい。