【悲報】新人エンジニアは勉強しないと詰む理由と具体的な対策

ITエンジニアに転職できたのはいいけど、プライベートでも勉強しないとダメ?実務だけだと不十分なのかな?
こんなお悩みにお答えします。
ご紹介する「新人エンジニアは勉強しないと詰む理由と対策」を読めば、具体的にどうすればエンジニアとしての価値をあげられるかがわかりますよ。

僕は現役でフリーランスエンジニアをやっています。実務では日々Webアプリ開発をしています。
新人エンジニアの方で、「プライベートまで勉強したくない」という方は多いと思います。
僕自身、昔はプライベートは自分の時間を優先したい派でした。エンジニア1年目はプライベートで一切勉強をしなかったため、実務でついていけずに苦労した経験があります。
新人は業務時間外まで勉強する義務はありません。しかし、最初の2年間はプライベートでも勉強した方が、早く実務についていけるようになります。今遊んで長期間しんどい思いをするか、今頑張って後で楽をするかですね。
僕が新人の頃に知っておきたかったことをまとめていますので、新人エンジニアの方はぜひ最後までご覧ください!
新人エンジニアは勉強しないと損する理由4つ
新人エンジニアは勉強しないと損する理由を4つ解説しますね。
- 覚えることが多い
- 実務でついていけなくなる
- 技術は常に進化していく
- 開発ばかりできるとは限らない
理由①:覚えることが多いから
1つ目の理由は「覚えることが多いから」です。
無数にあるIT用語やプログラミングの技術など、覚えることが多いです。その中で勉強を怠ると、なかなか自身のレベルアップができません。
僕は入社してから最初の1年は、プライベートでは全く勉強をしませんでした。その結果、一向にIT用語やプログラミングを覚えることができず、実務で同じ質問をしたりミスを繰り返したりして、上司に怒られることが多々ありました。
勉強しないと自分のためにならないどころか、周囲の足を引っ張ってしまいます。
理由②:実務でついていけなくなるから
2つ目の理由は「実務でついていけなくなるから」です。
新人プログラマーは勉強しないと知識が身につかないので、なかなか実務についていけません。
未経験者を採用している企業の中には、最初の3ヶ月間は研修を行い、その後に現場に入るというケースは多いです。でも研修で学んだからといって、現場で即プログラミングがバリバリできるようになるわけではありません。
僕自身、入社前はプログラミングスクールでRubyを2ヶ月ほど学び、エンジニアに転職して1ヶ月間は研修でJavaを学びました。しかし、その後の実務で全くといっていいほどついていけませんでした。
例えるなら現場はサッカーの試合で、研修はリフティングをしているだけです。リフティングだけしていても、試合は上手くならないですからね。
研修で習ったことは自宅で復習をするとか、とにかく仕事を覚えようという意欲を持つことが大切ですね。
以下の記事では、新人エンジニアが気をつけるべきことをまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

理由③:技術は常に進化していくから
3つ目の理由は「技術は常に進化していくから」です。
習得した技術が、数年後には使い物にならないという話はよくあります。
ただ新人の方からすると、「いやいや、自分はまだまだだし、いまは先のことなんか考えなくてもいいや」と思うかもしれません。
しかし人生はあっという間なので、新人のうちから自ら技術を習得するという意識を癖づけておかないと、後で「あの時もっと勉強してたらよかったな…」と後悔しかねません。
理由④:開発ばかりできるとは限らないから
4つ目の理由は、「開発ばかりできるとは限らないからから」です。
エンジニアといっても、必ずしもフルタイムで実務経験が積めるわけではないからですね。
たとえば、以下の作業もプログラマーの仕事です。
- 打ち合わせ
- 突発的な業務
- エクセルにデータをまとめる
- プログラミングのテスト
- 会社独自の技術
自身のスキルアップにつながらない業務も多々あるということです。
スキルアップに繋がらない業務ということもわからないまま、「本業で実務経験つめてるからプライベートは勉強しなくても、まぁいけるだろう」という気持ちでいると、一向にスキルが身に付かず市場価値が上がりません。
世の中には「エンジニア歴5年」と名乗っている人でも、スキルが低いシステムエンジニアやプログラマーはいます。本業でプログラミングやその他の実務経験を積む機会がなく、自宅でも勉強をしてこなかったため、技術力が低いのです。
もしあなたが開発エンジニアとして市場価値を高めたいのに、一向に開発ができていないのであれば、最初の2年くらいはプライベートで勉強をして補うべきでしょう。

プライベートでも勉強しておけば、その意欲が上司に認められることで、良い仕事を任せてもらえたりしますよ。
プライベートでも勉強してスキルを身につけておけば、いざという時に転職もしやすいですからね。
以下記事では、SEでプログラミングができない原因と対策を解説していますので、参考にしてみてください。

新人エンジニアが効率よく勉強してスキルアップする方法
では解決策もご紹介しますね。
- 休日もプログラミングの学習をする
- 技術ブログを始める
- 睡眠時間は7時間以上とる
- 本業はスキルアップできる業務を取りに行く
- 勉強するなら外に出る(カフェかコワーキングスペース)
上記を実践すれば、プログラマーとしての市場価値が上がり、実務でついていけない問題を解決できます。
勉強が嫌いな方でも、これからお伝えする方法であれば、勉強をやらざるを得ない環境を作れますよ。
その①:休日にプログラミングの勉強をする
そもそも「本業が忙しくて勉強する時間がない」という新人エンジニアの方は多いと思います。じゃあどうすればいいかというと、時間を捻出するしかありません。
たとえば
- 「スマホゲームをアンインストールする」
- 「無駄な遊びや飲み会は断る」
- 「朝のダラダラしている時間をやめる」
- 「平日は1時間はプログラミングをやる」
- 「休日は5時間はプログラミングをやる」
などと決めておくと良いですよ。ちなみに上記は実際に僕がやっていることです。
とはいえ、時間を捻出したはいいけれど、何を勉強すればいいかわからない方はいると思います。もし何をすればいいかわからない方は、Udemyでひたすらプログラミングなどをやりましょう。

僕自身、よくUdemyでJavaを勉強しています。色々なプログラミング言語やフレームワークの解説動画があり、現役エンジニアでも現場で使える技術が学べる素晴らしい動画教材です。
新人向けにやさしく解説されている動画がたくさんあるので、実務で使える技術を身につけたい方は、ぜひ活用してみてください。
その②:技術ブログを始める
プログラミングの勉強をするために、技術ブログをやるのは得策です。
ブログに書くということは知識がないとかけません。知識をつけるには、ネットや書籍で調べ物をすることになります。
調べ物をする=インプットができ、ブログに書く=アウトプットができるのです。
たとえば僕は、下記の技術記事を書いた結果、Javaのクラスの基礎知識が身につきました。

自分が調べた情報をネット上に公開することで、他の技術者の役に立てます。何より自身のスキルアップにつながるので、一石二鳥です。
さらに広告を貼っておけば副収入を得られるので、一石三鳥。エンジニアなら全員技術ブログを始めるべきといっても過言ではありません。
「実務で学ぶ→ブログで復習する→知識が定着する→さらに実務でこなせるようになる」
こんな感じですね。

新人エンジニアで技術ブログやってる人は少ないので、今のうちに始めておけば周りと差別化できますよ。
技術ブログは10分程度で簡単に始められるので、下記を参考にぜひ始めてみてください。

その③:睡眠時間は7時間以上とる
睡眠時間は7時間以上は取った方がいいです。
よく「成功者は睡眠時間を削ってでもやる」と聞くかもしれません。しかし人は寝ないと、翌日のパフォーマンスが大幅に低下するので非効率です。
僕も実際に徹夜してた時期もありました。でも翌日眠過ぎてうとうとして全く仕事が進まなかったり、いくらカフェイン取っても睡魔に襲われたりした経験があります。
いまは睡眠時間は必ず7時間以上とっているので、翌日眠気に襲われることはほぼなくなりました。
おかげで本業に集中できていますし、結果的に早く仕事を片付けられたりして、残業を減らすことができています。

空いた時間で家ではプログラミングの資格勉強、またブログを書く時間を確保することができています。
徹夜は不要なので、とにかく睡眠はしっかり取った方がいいです。以下でプログラミング中に眠くなる時の対策をまとめていますので、睡魔がよく来る方は対策してみてください。

その④:本業はスキルアップできる業務を取りに行く
新人エンジニアでも、自らスキルアップができる仕事を取りに行った方が良いです。
言われたことをやるだけの指示待ち人間だと、雑用をさせられる確率が上がるからですね。
僕は面接の時に「Javaをやりたいです」「他のこともなんでもします」と、しっかりと自分の意思を伝えた結果、Javaで1年ほど経験を積ませてもらえました。
その後は実務経験を1年積んでからフリーランスエンジニアになり、実務経験2年で月収50万円稼げるようになりました。
とはいえ、過度に上司からの期待値をあげると、しんどい思いをするので、適度に向上心があることをアピールしてみるとよいですよ。
その⑤:勉強するなら外に出る(カフェかコワーキングスペース)
プログラミングの勉強をするなら外に出た方が良いです。
家だと誘惑に負けやすいので、なかなか集中力を保つことができないからですね。
僕自身、休日はほぼ外に出てブログを書いたり、プログラミングの勉強をしたりしています。集中できるところならどこでもいいのですが、僕のおすすめはカフェかコワーキングスペースです。
カフェなら多少なりともお金を払うことになるので、「せっかくお金を払ったんだから勉強しないともったいないよね」という気持ちになれます。
コワーキングスペースは月額料金がかかりますが、騒がしくないので集中できますよ。

おすすめは、全国に展開しているコワーキングスペース「ビズコンフォート」です。僕は大阪で毎週土日はここで作業していますが、集中できるので作業効率がかなり良いです。
外に一歩出れば「勉強するしかない」状態にできるので、外に出る習慣を作ってみるのがいいですよ。以下リンクからどうぞ。
本業でスキルアップが難しいなら転職するべきエンジニアの特徴
「エンジニアは本業以外でも勉強するべき」と主張してきましたが、一番重要なのは実務経験です。
ただ残念ながら、その本業でスキルアップが難しいという状態の方も中にはいるかなと。
- これ以上学べるものがない
- 事務作業や雑用が多い
- 正社員で給与が上がらない
- そもそも残業が多くて勉強時間がない
主に上記に当てはまる方に向けて、解決策を提示していきます。
特徴①:これ以上学べるものがない
シンプルに「もうこれ以上学ぶことがなくなった」という方は転職した方が良いでしょう。
エンジニアとして価値を高めるには、常に技術を磨いていかないといけないからですね。
IT市場は人材不足が続いているので、実務経験が1年以上あれば求人はたくさんありますし、フリーランスとして独立することもできます。
とはいえ、この記事を読んでいる方の大半はおそらく入社1年未満の新人エンジニアの方だと思います。ですので、現状の会社で実務経験が積めるなら、もちろん現状維持がいいです。
もし今後スキルアップが難しくなってきたら、転職を視野に入れてみてください。

特徴②:事務作業や雑用が多い
ITエンジニアとして転職したのにも関わらず、テストやエクセルにデータをまとめるような事務作業ばかりさせられるケースがあります。これは、SES企業によくある例ですね。
僕の友人もSES企業に転職していましたが、1年経っても全くプログラミングをさせてもらえていないようです。
自身が開発を希望しているのに、一向に開発ができないって問題ですよね。一生雑用をさせられて人生を終えるくらいなら、今すぐ転職すべきです。
半年経っても雑用ばかりなのに、なぜか「いつか実務経験を積ませてくれる」と、根拠もなく願っているだけの方って多いんですよね。
もちろん中には待ってたらいつか開発させてくれる会社もあります。しかし、仮に1年待っても実務経験を積ませてくれなかったら、その1年無駄にするということですからね。それなら早めに見切りをつけて転職した方が良いです。
世の中には新人でも、開発経験を積ませてくれる企業は探せばたくさんあります。エンジニアとして市場価値をあげるのであれば、実務経験が積めるかどうかが、もっとも重要です。
特徴③:正社員で給与が上がらない
1~2年ほど経験を積んだ正社員のプログラマーの方で、スキルがあるのに給与が上がらない方は多いです。
僕の友人は5年ほど正社員プログラマーとして働いていますが、手取り20万円前後です。
友人はSESで働いていて、月単価50万円の現場に入っているとのことですが、給与は手取り20万円ほど。つまり、会社に半分以上はもっていかれているのです。
実務経験が2年もあれば、派遣エンジニアなら年収は400万円~500万円はいきますし、フリーランスエンジニアなら年収500万〜600万円はいくかなと。
正社員は安泰というイメージがありますが、何かと搾取されやすいんですよね。
実務経験があるのに低賃金で給与アップが望めないのなら、転職かフリーランスエンジニアになった方が良いです。
特徴④:そもそも残業が多くて勉強する暇がない
そもそも残業が多過ぎて勉強する暇がないという方も転職すべきでしょう。
とはいえ中には良い残業の例もありまして、それは「実務経験が積める残業」ですね。
たとえばプログラミングや設計書の作成、要件定義など。このような実務経験が積める残業であれば、給料をもらいながら勉強できるという状態なので、むしろOKです。
逆に悪い残業とは、
- 「テスト」
- 「誰にでもできるような雑用」
ばかりさせられているケースですね。
「技術力が上がらないのに残業が多い→残業が多いと家で勉強もできない」という最悪の状態になってしまいます。
このような職場にいる方は、早めに見切りをつけるべきです。
エンジニアは勉強すればするほど市場価値が上がる
決して脅したいわけではないですが、新人エンジニアは勉強しないと詰むのは事実です。
ある程度実務経験を積んだ方であれば、勉強しなくても既にスキルがあるので、プライベートを割いて勉強する必要はないかもしれません。
でも入社1年未満の新人エンジニアは、勉強しないとなかなか実務についていけず、会社のお荷物になってしまいます。そうなると、一向に市場価値を上げることができませんし、自分がつらい思いをします。
エンジニアは転職するまでが難しいと聞きますが、転職してからが難しいです。実際、転職してからついていけず、辞める人も多いです。
もし僕が過去の自分に伝えるとしたら、「絶対に最初の2年間は勉強しろ」ですね。ブログでアウトプットでもいいですし、プログラミング言語の資格を取るための勉強でもいいでしょう。

時にはプライベートを優先するのも大切ですが、最初に勉強しておいた方がその分早く市場価値が上がるので、結果的に後で楽できますよ。
以下の記事では、新人エンジニアがミスをして怒られないための事前対策をまとめていますので、1度目を通しておいて下さい。
