プログラマーの仕事のやりがいって何だろう?興味があるので、現役の方の感想が聞きたい。
こんな疑問にお答えします。
この記事で解説する「プログラマーやりがい5選」をお読みいただければ、プログラマーがどんな時にやりがいを感じるのか、またプログラマーに向いている人と向いていない人の特徴についても知ることができますよ。
僕はプログラマー歴3年で、現在は大阪のIT企業に勤めています。実体験をもとにお伝えしますね。
記事の後半では、「プログラマーに向いている人と向いていない人の特徴」についてもまとめました。ぜひ最後までご覧ください!
プログラマーのやりがい5選【3年働いてわかった】
プログラマーを3年やってきた中で「こういうところがやりがいだな」と感じるポイントを5つ挙げていきます。
- 仕事するほどスキルが身に付いている
- 自力でプログラムのエラーを解決できた時
- 実務経験を積み重ね市場価値が上がっていると実感する時
- 仮説が当たった時
- 思考を現実化できた時
やりがいと魅力1:仕事するほどスキルが身に付いている
1つ目のやりがいは、仕事を進めるほど自分のスキルが向上していると実感できる時です。理由としては、手に職がつけば需要のある人材になれるからですね。
ゲームにたとえるなら、レベル1からスタートして、モンスターを少しずつ倒してレベルアップしていく感覚に近いです。モンスターを倒せば倒すほど経験値もあがり、覚える技が増えていき、装備も強化していけますよね。
レベルが上がっていくほど倒せるモンスターの数が増えていき、キャラクターも強くなっていくので、より楽しくなってゲームにはまっていきます。
プログラマーもスキルが身につくにつれて、難しい案件にチャレンジできるようになったりするので、ゲームをしている感覚に近い部分があります。
やりがいと魅力2:自力でプログラムのエラーを解決できた時
2つ目のやりがいは、自力でプログラムのエラーを解決できた時です。難しいエラーを自力で解決できた時は嬉しいですね。
たとえばプログラミングをしていると、どこかのプログラムに異常があったりして、エラーが頻繁に起きます。
そして、エラーといっても下記の通り様々なエラーがあります。
- 単純に文字を間違えただけの簡単なもの
- 1時間かけてもわからないような原因を特定するのが難しいエラー
困難なエラーを解決できた時は達成感があります。昨日は解決できなかったことが、今日できるようになった時、自分の成長を実感できます。
やりがいと魅力3:実務経験を積み重ね市場価値が上がっていると実感する時
3つ目のやりがいは、実務経験を積み重ね市場価値が上がっていると思える時です。
仕事をするほど経験値が積み上がり、レベルアップします。レベルが上がるほど強いボスに挑めるようになるのと同じで、難しい案件にチャレンジできるようになります。
市場価値があがり、難しい案件に挑戦できるようになることで、結果的に報酬があがるわけです。プログラマーは技術職なので、一般職よりも年収が高い傾向にあります。
そう考えながら仕事をすると、めちゃくちゃ楽しいです。
やりがいと魅力4:仮説が当たった時
4つ目のやりがいは仮説が当たった時です。プログラマーは原因特定が難しい問題に直面することがあり、自分で仮説検証をしなければならないことが頻繁にあります。
たとえば、探偵のドラマをみていたとします。自分なりにどの人が犯人かを推理し、犯人を当てることができたら、なんか嬉しいですよね笑
プログラマーも日々、問題解決するために、仮説と検証を行います。仮説が当たった時は、ついにやけてしまいます。
やりがいと魅力5:思考が現実化できた時
5つ目のやりがいは、思考が現実化できた時です。自分の思い通りにものごとが進んだときって、誰しも嬉しいですよね。
たとえば、以下の状況にいるとします。
- とあるWebアプリケーションの画面移動の機能を実装する
- 次の画面に移動するためには、「次へ」ボタンを押した後の処理を実装しなければならない
- 設計書をもとに、試行錯誤をした上で画面移動をするためのプログラミングを行う
- 2時間かけてようやく画面の移動ができた!
僕たちが何気なく利用しているあらゆるWeb画面も、プログラマーはこれだけの苦労をかけて開発しているのです。この苦労があるからこそ、考えを現実化できた時、とてもやりがいを感じます。
プログラマーに向いている人の特徴
プログラマーに向いている人の特徴をあげていきます。以下に1つでも当てはまる方は、プログラマーに向いているといえます。
- 黙々と作業に集中したい方
- プログラミングが楽しいと思える方
- 手に職をつけて稼ぎたい方
- 成長思考な方
- コミュニケーションが苦手な方
順番に見ていきましょう。
向いている人の特徴1:黙々と作業に集中したい方
黙々と作業に集中したい方は、プログラマーに向いています。プログラマーは1日中パソコンで作業することが大半なので、高い集中力があるほど仕事の効率が上がるからですね。
たとえば僕は、朝9時から夜の18時~20時くらいまでの約8時間前後仕事をしているのですが、そのうちの8割はパソコンでプログラミングや事務作業をしています。
黙々と集中できる方は、プログラマー向きですよ。
向いている人の特徴2:プログラミングが楽しいと思える方
プログラミングが楽しいと思える方もプログラマーに向いています。プログラマーはプログラミングを行う職業なので、そこに楽しさを感じられる方はやりがいも感じるはずなので、もはや天職だと思います。
僕はプログラミングがめちゃくちゃ好きというわけではないのですが、苦痛というわけでもないので、続いています。
プログラミングが楽しいと思える方は天職ですし、楽しくないけど苦痛じゃないという方もプログラマー向きかなと。
向いている人の特徴3:手に職をつけて稼ぎたい方
手に職をつけて年収を上げたい方もプログラマーに向いています。プログラマーは経験を積めば積むほどスキルが上がって市場価値が上がる技術職です。
僕自身、前職は販売員でしたが、7年間働いて役職にまでなったにも関わらず年収は400万円でした。でもプログラマーに転職して2年経験を積んだ結果、月収50万円の案件に入れたんですよね。
手に職をつけて収入を伸ばしたい方は、プログラマーに向いています。
向いている人の特徴4:成長思考な方
成長思考な方はプログラマーに向いています。プログラマーは自ら技術を磨いていく必要があり、成長思考がある方ほど貪欲に仕事に打ち込み、スキルアップできるからです。
受動的な方だと、ただ言われたことしかできないので、その分成長速度は遅いです。ただ受動的でも、経験を積めば市場価値は上がります。
成長思考な方はプログラマー向きと言えますね。
向いている人の特徴5:コミュニケーションが苦手な方
コミュニケーションが苦手な方もプログラマーに向いています。プログラマーは日々もくもくと作業をするので、営業職や接客業と違い、人と会話をする機会が少ないからです。僕自身、1日のうち8割はパソコンと向き合っています。
ただこういうと、「いやいや、プログラマーはコミュニケーション能力が必要だ。コミュ力のない奴はできない。」というベテランプログラマーもいます。
しかし、ここでいうコミュニケーション能力とは、
- 上司やチームメンバーへの報連相
- 打ち合わせでの進捗報告
上記の通りで、仕事をする上で最低限必要なコミュ力があれば良いです。雑談が得意とか営業トークができるとか、そういうコミュニケーションスキルは低くてもOKです。
プログラマーに向いていない人の特徴
プログラマーに向いていない人の特徴もあげていきます。以下の3つのいずれかに当てはまる方は、プログラマーには向いていないかもしれません。
- 1つのことに集中するのが苦手な方
- 自分で考えるのが苦手な方
- プログラミングが苦痛と感じる方
向いていない人の特徴1:1つのことに集中するのが苦手な方
1つのことに集中することが苦手な方は、プログラマーに向いていません。プログラマーは何時間とPCと向き合うことが多く、高い集中力がもとめられます。
とはいえ僕も実はそこまで集中力は高くない方で、学生の頃はろくに勉強もしなかったので、成績はいつも下から数えた方が早かったです。
集中力なんてあとから身につくものですし、プログラマーになれば必然的に集中しなければならないので、ここは特に問題ではないかなと。
向いていない人の特徴2:自分で考えるのが苦手な方
自分の頭で考えるのが苦手な方も、プログラマーに向いていません。プログラミングはマニュアル化されていないので、自分の頭で考えてプログラムを組む場面が多々あります。
わからないことはググったり、自分で考えて仮説を立てたりしなければなりません。もちろんどうしてもわからなければ、上司に質問するのもありです。
考えるのが嫌いな方は、プログラマーよりも単純作業ができる職種の方が向いているかなと。
向いていない人の特徴3:プログラミングが苦痛と感じる方
プログラミングが苦痛と感じる方も、向いていません。野球で例えるなら、バットを振るのが嫌いなのと同じですね。
とはいえ「プログラミングをやったこともないから、そもそも苦痛なのかどうかわからない」という方もいると思います。そういった方は、まずはプログラミングを触ってみてください。
下記記事では、実際に僕も受講経験がある、おすすめのプログラミングスクールをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
プログラマーになりたいけど現時点でなくても問題ないスキル
プログラマーになりたいけど、今の時点で特になくても問題ないスキルについて解説します。
主に以下の4点です。
- パソコンスキル
- 論理的思考力
- 英語力
- プログラミングのスキル
その1:パソコンスキル
多くのサイトでは、「パソコンスキルがないとプログラマーにはなれない」書いていますが、これは半分間違いで半分正解です。というのも、今ベテランのエンジニアも初めからパソコンスキルがあったわけではありません。
実際に僕が入社した会社の上司は、入社したての頃は、文字をコピーするやり方を知らなかったそうです。そんな上司も今ではキーボードを見ずに入力ができるようになり、重要な仕事を任せられるようになっています。
今パソコンのスキルがなくても、転職してから身につけていけば良いですよ。
その2:論理的思考力
プログラマーは論理的思考力がもとめられます。論理的思考力とは、目的から逆算して筋道を立てていくことを指しています。
たとえば何かを報告するにしても、結論から話して次に具体的に詳細を話すなど。とはいえ、論理的思考力は初めからできなくてもOKです。
実際に僕は、プログラマーになってから徐々に身に付いていきましたからね。今の時点で論理的思考力がなかったとしても、プログラマーになることはできます。
その3:英語力
プログラマーは英語力が必要だと思っている方がいますが、今の時代はGoogle翻訳があるので、わからない単語があれば翻訳すればOKです。繰り返し翻訳していると、同じような英単語が出てくることが多く、次第に覚えていきます。
現時点で英語力がなくても問題ないです。現に僕は高卒で英語力が全くなかったですが、特に不自由を感じたことはありません。
その4:プログラミングのスキル
現時点でプログラミングのスキルがなくてもOKです。というのも、実務経験でしか身につけられないこともあるからですね。
たとえばサッカーのリフティングをたくさんしたとしても、試合をしなければ上達しないのと同じ。現場でしか学べないこともあります。
未経験からプログラマーになるのであれば、最低限のプログラミングスキルを身につけて転職しましょう。転職後に実務経験を積み上げながらプログラミングスキルを身につけていけばいいです。
最低限のプログラミングスキルを身につけるなら、プログラミングを独学するか、スクールを受講するかが良いかなと。
プログラマーはやりがいがあって将来性のある職業
プログラマーのやりがいについて解説しました。
- プログラマーの仕事のやりがいは、仕事をこなすほどスキルが身に付いていると思う時
- 自力でプログラムのエラーを解決できた時
- 実務経験を積み重ね市場価値が上がっていると実感する時
- 仮説が当たった時
- 思考が現実化できた時
上記の通りです。
プログラマーに興味のある方で、もし現時点でパソコンスキルがなくても、最低限のプログラミングスキルを身につけて転職活動をすれば未経験からでもプログラマーになれます。