プログラマーといえばパソコンをカタカタ叩き、なんでもできそうなイメージを持たれている方もいると思います。
僕はプログラマーになる前、プログラマーの印象は「かっこいい」「パソコンのことならなんでもできそう」「年収高そう」と思っていました。
本記事では「プログラマーの理想と現実」について、ただただ述べていきます。
一般の方が想像するプログラマーと、現役エンジニア目線のプログラマーの2つの視点で解説していきますね。
記事の後半では、プログラマーのメリットや、未経験からプログラマーになる方法についてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
プログラマーの理想【一般人目線】
まずは一般人目線で「プログラマーの理想」について解説していきます。
理想①:高速ブラインドタッチでプログラミングをしている
プログラマーの理想その①は「高速ブラインドタッチでプログラミングをしている」です。
キーボードを全く見ず、プログラミングのコードを目に見えぬスピードで書いているイメージですね。
よくドラマや映画などでもハッカーたちがパソコンを操作し、画面に暗号のような文字が羅列されているシーンがありますが、あれに似たような感じです。かっこいいですよね。
理想②:パソコンや機械のことはなんでも知っている
プログラマーの理想その②は「パソコンや機械のことはなんでも知っている」です。
毎日パソコンを触っていることや、難しそうなプログラミングをやっていることから、プログラマーはパソコンや機械のことは詳しいという印象です。
パソコン周辺に関しては、プログラマーに聞けば、もはやなんでも解決するというイメージがあります。
理想③:頭がいい
プログラマーの理想その③は「頭がいい」です。「高学歴」「頭の回転が速い」などなど。
プログラマーは日々考える時間が多く、常に脳を使っているので、このような印象があります。
実際、毎日プログラミングのエラーを解決するために思考したり、システムに機能を追加するためのロジックを考えたりと、思考する時間は圧倒的に多いです。
理想④:年収が高い
プログラマーの理想その④は「年収が高い」です。
プログラマーといえばIT企業に勤めており、かつ技術職なので、年収が高い印象があります。実際にITエンジニアで年収1,000万円という方も珍しくありません。
理想⑤:かっこいい
プログラマーの理想その⑤は「かっこいい」です。
一般人だと難解なプログラミングを駆使してWebアプリケーションやWebサイトを作り、世にリリースをする。
その姿を想像した時に、自分には到底できそうにないことを、簡単にできてしまうプログラマーのことを「かっこいい」と思う方もなかにはいます。
プログラマーの現実【現役エンジニア目線】
プログラマーの現実を、現役エンジニア目線で解説していきます。
現実①:プログラミングより調べている時間の方が長いこともある
プログラマーの現実その①は「プログラミングより調べている時間の方が長いこともある」です。
僕自身、1日のうち、調べている時間や考えている時間の方が圧倒的に長いです。
ただプログラミングでコードを書いているだけというのは、あまりありません。エンジニアあるあるだと思います。
現実②:一般人よりかはパソコンについて詳しいレベル
プログラマーの現実その②は「一般人よりかはパソコンについて詳しいレベル」です。
スーパーエンジニアであれば、凡人の想像を遥かに超えるパソコンスキルがあり、何聞いても答えられるという人も少数ながらいるとは思います。
ですが実際、プログラマーはエクセルやプログラミングをすることが多いので、パソコンの設定とかってあんまり触ることないんですよね。
なのでパソコン関連については、おそらく一般の方が思うほど詳しくないです。
現実③:学歴のないプログラマーもいる
プログラマーの現実その③は「学歴のないプログラマーもいる」です。
プログラマーといえば高学歴で、頭のいい人しかなれない印象があるかもしれませんが、実際はそんなことはないです。
僕自身も高卒ですし、他にも中卒でプログラマーになっている人もたくさんいます。
確かに大手企業とかであれば高学歴でないと入社できないケースもあります。
ですが現に多くの企業では学歴はそこまで重視されておらず、重要なのは「やる気」と「自発的に行動できるか」の2つです。
とくに自発的に行動という点は、重視している企業は多いです。
現実④:年収はピンキリ
プログラマーの現実その④は「年収はピンキリ」です。
未経験からプログラマーになった場合、多くの方は最初の1〜2年くらいは年収200万〜300万円です。
技術職はスキルが高ければそれに応じて市場価値も上がり、年収も上がる傾向にあるからですね。
特に新人プログラマーは、はじめはわからないことが多く、育つのにどうしても2〜3年はかかります。
雇う側もコストがかかってるのです。
とはいえ、反対にスキルを身につければ一気に年収も上がる傾向にあるので、この辺りは一般職とは違うところですね。
現実⑤:内向的な方が多い
プログラマーの現実その⑤は「内向的な方が多い」です。
営業職のようなイケイケのタイプはあまり見かけません。
なんとなく想像できるかもしれませんが、プログラマーはパソコンと向き合う時間が長いので、人とのコミュニケーションが、接客業とかと比べるとはるかに少ないです。
プログラマーといっても色々な働き方があり、スーツを着て出社するタイプもあれば、私服で今風なおしゃれ職場で働くタイプもあります。
今風でおしゃれな職場で働くタイプは、かっこいいかもしれませんね。
プログラマーになるメリット
プログラマーになるメリットをあげていきます。
メリット①:プログラミング的思考が身につく
プログラマーになるメリットは「プログラミング的思考が身につく」です。
プログラミング的思考とは、目的を達成するためには、どのような工程をふめば良いか?を考えられることを言います。
たとえばカレーを作るとなった時に、
- ゴール:カレーを作る
- 工程①:材料を揃える
- 工程②:材料を切って炒める
- 工程③:お湯を沸かして材料を煮る
- 工程④:ルーを入れてできあがり
このようにゴールから逆算して必要な工程を洗い出すことができます。
カレーは簡単で誰でもできるかもしれませんが、複雑なものごとや重大な問題に出くわした時に、プログラミング的思考があれば人生イージーモードになります。
メリット②:肩書きの響きが良い
プログラマーになる2つ目のメリットは「肩書きの響きが良い」です。
「なんの仕事しているの?」と聞かれた時に「プログラマーです」「ITエンジニアっす」などと答えますよね。
すると多くの方は「すごい」とか、ちょっと驚いた反応をしてくれます。
実際日本のITエンジニアは人材不足が深刻化していますし、人口が少ないので、珍しいと感じるのかもしれません。
メリット③:スキルが上がれば時給もすぐ上がる
プログラマーになる3つ目のメリットは、スキルが上がれば時給もすぐに上がることです。
たとえば派遣プログラマー1年目の時給が1,400円として、1年間自宅でもプログラミングを毎日学習してスキルを身につけ、2年目に時給2,500円になったというケースもあります。
他の例を挙げると、プログラマーになって2〜3年の実務経験を積んでフリーランスエンジニアになれば、年収700万円というのも珍しくない話です。
未経験からプログラマーになる方法
「全くプログラミングをやったことがないけど、プログラマーに興味がある」
このような方のために、未経験からプログラマーになる方法を、最後にご紹介します。
その①:プログラミングを学習する
まずはプログラミングの学習をしましょう。
プログラミングの学習は、独学であれば無料サイトでOKです。
「progate」「ドットインストール」あたりがおすすめですね。
他にもプログラミングスクールの無料体験で、プログラミングの基礎を学習するのでもOKです。
有名なところはテックアカデミーですね。
長期間プログラミングスクールで学習すれば、10週間くらい学習をして転職活動をし、最短で半年くらいでプログラマーになれますよ。
もしプログラミングを独学してみたいという方は、下記記事を参考にしてみてください。
その②:ポートフォリオを作る
プログラミングの基礎学習が一通りできたら、ポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオとは、実績の証明です。
何か作りたいものを考え、それを実装しましょう。
もしくは既存のWebサイトを模写するのでもOKです。ポートフォリオは面接時にアピールするために作ります。
その③:転職活動をする
プログラミングの基礎学習を終え、ポートフォリオを最低1つ作れたら、転職活動をしましょう。
50~100社ほど応募をすれば、何十社か面接に行けると思うので、あとは面接対策をして臨みましょう。
プログラマーの理想と現実:まとめ
プログラマーの理想と現実について、解説してきました。
理想とは程遠いプログラマー。
でもプログラマーはやっぱり楽しいですしやりがいがあります。
自分が作りたいものがでてきたときに、プログラマーであれば自分で作ることができますし、プログラミングができる人は希少性が高いです。
プログラマーに興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。