「プログラミングをやりたいのだけど、作りたいものがない。みんなどうやって作りたいものを決めているの?」
こんなお悩みにお答えします。
プログラミングで作りたいものが思い浮かばないのは、多くの方が抱える悩みです。
インターネットで検索しても、「プログラミングを学習するなら、まず作りたいものを決めろ!」という情報ばかりですよね。
「いやいや、作りたいものが思い浮かばないから困ってるんだよ...」といった感じで、なかなか解決策が見つからないかと思います。
確かにプログラミングの学習をするなら、「まず作りたいものを決める」というのは、間違いではないです。
しかし、その「作りたいものが思い浮かばない」という問題に直面している方は多いんですよね。
結論として、プログラマーになって市場価値を上げていくのであれば、作りたいものがなくてもOKです。受託開発で案件をこなしていけば全然食べていけます。
しかし、なかには、
- 「自分で何かサービスを作りたい」
- 「一度は経験として何か作ってみたい!」
- 「案件を獲得するためのポートフォリオを作りたい」
という方もいると思います。
そこで本記事では、プログラミングで作りたいものがない方に向けて、具体的な解決策をお伝えします。
僕は現役のJavaエンジニアです。過去に作りたいものがなくて、悩んでいた時期があります。実体験をもとに、解決策をご紹介しますね。
この記事をお読みいただければ、「プログラミングで作りたいものを決める具体的な方法」についても知ることができます。
3分ほどでお読みいただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
プログラミングで作りたいものがないのは普通です【前提】
前提として、下記2点を解説しますね。
- 作りたいものがないのは普通です
- 作りたいものがなくてもエンジニアになれます
順番に見ていきましょう。
前提①:作りたいものがないのは普通です
まず、プログラミングで作りたいものがないのは普通のことですし、むしろ作りたいものがある方がめずらしいですよ。
僕は過去にプログラミングスクールのTECH CAMPに通っていたことがあるのですが、僕の知る限り同期のメンバーの半数くらいの人は作りたいものがない感じでしたからね。
プログラミングを始めたきっかけって、必ずしもみんな、「何か作りたいものがあるから」というわけではないんですよね。
なので、作りたいものがないのは別に普通のことなので、そこは安心してくださいね。
前提②:作りたいものがなくてもエンジニアになれます
プログラミングで作りたいものがなくても、エンジニアになれます。
作りたいものがなくても、プログラミングを学習する手段はたくさんあるからですね。
たとえば、
- 公式サイトのチュートリアル
- 無料の学習サイトや書籍
- 簡単なTodoアプリや掲示板サイト作成
- 他のアプリを真似て作ってみる
などなど。
エンジニアになるなら、プログラミングのスキルを磨いて面接対策をすればなれるので、作りたいものがなくても良いです。
プログラミングをするなら「作りたいものを決めろ」といわれる理由
なぜ「プログラミングは作りたいものを決めろ」と言われるのか。
こちらについて解説していきますね。
- プログラミングスキルを身につけるため
- エンジニア転職をするため
- 副業で案件を獲得するため
プログラミングスキルを身につけるため
プログラミングのスキルを身につけるなら、プログラミングを行うのが一番早いです。
しかし作りたいものがないと、プログラミングを効率よく行うことができません。
そのため、世の中のエンジニアたちは、「まずは作りたいものを決めろ!」と言っているわけですね。
エンジニア転職をするため
プログラミングで作りたいものを決めた方が良いのは、エンジニア転職を成功させるためでもあります。
ポートフォリオ(実績証明物)がないと、面接すら受けさせてくれない企業もあるからですね。
ポートフォリオがあることで、技術力がどのくらいあるのかがわかりやすいのです。
とはいえ、世の中にはポートフォリオがなくても受かる企業もあります。その多くは、受託開発会社やSESと呼ばれる企業ですね。
自社開発企業に行くならポートフォリオは必須かもしれませんが、受託開発やSES企業ならポートフォリオはなくても受かったりします。
現に僕の会社の同僚も、未経験でかつポートフォリオなしで受かってます。
受託開発企業やSES企業でも、エンジニアとしての実務経験は積めます。まずはそういった会社に転職し、給料をもらいながら経験を積むのもありですよ。
経験を積んでから自社開発企業に転職したり、フリーランスにステップアップしていくという手段もあります。
副業で案件を獲得するため
プログラミングの副業案件を獲得するために、「ポートフォリオを作れ」と言われるケースもあります。
もしあなたがプログラミングで副業をしたいなら、ポートフォリオは必須です。
発注者側の視点に立ってみるとわかりやすいのですが、見ず知らずのどんな技術力があるかわからない方に、仕事をお願いするのって不安ですよね。
なので副業案件にチャレンジしたい方は、ポートフォリオが必要です。
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の対処法
「プログラミングで作りたいものが思い浮かばない...」そんな時に、作りたいものを決める手順をお伝えします。
結論として、以下の3点を実施していただければOKです。
- 身の回りにある問題を洗い出す
- 問題解決するために必要な技術を学ぶ
- 実装する
順番に解説していきます。
手順①:身の回りにある問題を洗い出す
プログラミングで作りたいものを決めるなら、身の回りにある問題を洗い出してみましょう。
プログラミングは問題解決するために用いられるので、まずは身近にある問題を見つける必要があります。
たとえば毎日のタスク管理をしたいならTodoアプリもいいですし、資格勉強をしたいなら勉強用のタイマーアプリを作るのでもいいでしょう。
もし自分のことで身の回りに特に問題が見つからないという方は、家族や友人に「何か困っていることはないか?」と聞いてみるのもありですね。
手順②:問題解決するために必要な技術を学ぶ
問題が見つかったら、それを解決するために必要な技術を学んでいきましょう。
たとえば以下のようなイメージですね。
- 問題:効率よく学習をしたいのでTodoアプリがほしい
- 必要な技術:HTML/CSS/JavaScript/Java
Todoアプリを作成するなら、上記の技術を習得すればOKです。
Javaの部分は、他にのサーバーサイド言語にも代用は可能です。
ひとまず、習得したい言語を使うのがポイントです。
手順③:実装する
問題提起をし、必要な技術を学習したら、あとは作りたいものを実装していきましょう。
ちなみに事前学習に関しては、ある程度でいいですよ。実装しながらでも、調べながら制作すれば勉強にはなりますからね。
もし現時点でプログラミングのスキルを身につけていない方は、以下の記事を参考に、独学で基礎を身につけてみてください。
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の学習方法
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の、学習方法を解説します。
結論からいうと、以下の4つの方法であれば、作りたいものがなくてもプログラミングの学習が行えます。
- Udemyで学習する
- 技術ブログでアウトプットする
- プログラミングスクールを活用する
- 習得したいプログラミングの資格を取得する
- 学習したい言語で簡易アプリを作成する
順に見ていきましょう。
その①:Udemyで学習する
Udemyは、作りたいものがない人にもおすすめの、プログラミング学習サイトです。
Udemyは動画形式の講義でプログラミングを学ぶことができます。また、動画によっては何かアプリを作れるものもあります。
実際、僕はUdemyで、JavaのSpringを使って簡単なTodoアプリを作りました。

>>Spring 入門 ~ SpringBoot 2 を使ってお問い合わせアプリとToDoアプリを作る ~
Udemyは現役エンジニア達が、学習用の動画を作成してくれていますので、ぜひ活用してみてください。
技術ブログでアウトプットする
プログラミングで作りたいものがないなら、技術ブログでアウトプットすると良いです。
ブログに書くということは、正しい知識を身につけた上で、相手に伝わる文章やコードを記述する必要があります。そのため、徹底的に調べないといけないので、効率よく知識を身につけることができます。
たとえば僕の場合ですと、「Javaの条件分岐if文の書き方」という記事を書いたのですが、こちらもインプットとアウトプット目的です。
コードと解説を文章にまとめるのって意外と難しいので、やれば効率よく知識を身につけることができます。
実際に技術記事を書いたおかげで、Javaの基礎が身につきました。
技術ブログはポートフォリオにもなります。ブログで日々の学習内容をアウトプットしておけば、面接時に「この人は日頃から勉強する習慣があるんだな」と評価されやすいですよ。
下記記事では、エンジニアブログの始め方について解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
その②:プログラミングスクールを活用する
プログラミングで作りたいものが思い浮かばないなら、プログラミングスクールを活用するのもありです。
スクールに行くメリットは以下の通り。
- ポートフォリオ制作のサポートが受けられる
- 挫折しにくいように作られたカリキュラムで学習できる
- エラーで詰まっても講師に質問することができる
- エンジニア転職保証や副業案件獲得サポートもある
プログラミングスクールは無料のところもあるので、費用をかけたくない方は無料のところにいきましょう。
下記記事で各スクールを比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。
その③:習得したいプログラミングの資格を取得する
習得したいプログラミング言語の資格を取得するのも良いですね。
僕はJavaを習得したかったので、Javaの資格を取得しました。資格は勉強する過程で知識が身につくので、おすすめです。
Rubyを習得したいならRubyの資格。PHPを習得したいならPHPの資格を。
言語の資格があれば転職時にも有利になるので、取っておいて損はないです。
とはいえ、もしあなたがいま未経験なら、まず資格を取るより、ポートフォリオを作って転職するのことを優先した方が良いですね。
その④:学習したい言語で簡易アプリを作成する
身につけたい言語を使い、簡易アプリを作成するのもいいでしょう。特に作りたいものがなくてもOKです。
- Todoアプリ
- 掲示板サイト
- 電卓
などなど。
なんでもいいので簡単なアプリを1つ作ってみて、それをポートフォリオにするのもありですよ。
プログラミングで作りたいものがなくてもエンジニアにはなれます:まとめ
プログラミングで作りたいものが思い浮かばない時の、解決策をご紹介しました。
本記事の内容をまとめます。
- プログラミングで作りたいものがないのは普通です:エンジニア転職は可能
- 作りたいものを決める手順:身の回りにある問題を洗い出す→問題解決するために必要な技術を学ぶ→実装する
- 作りたいものが思い浮かばないなら:Udemyを活用、技術ブログでアウトプット、スクールを活用、習得したい言語の資格を取得
上記の通りです。
もし作りたいものがなくても、エンジニアになることは可能ですし、プログラミングを学ぶ方法はたくさんあります。
ただポートフォリオはあった方が、採用面接で有利ですし、副業案件も獲得しやすいです。
どうしても作りたいものが思い浮かばないけど、何か作ってみたいという方は、ポートフォリオ支援を実施しているプログラミングスクールにいってみるのもありですよ。
以下の記事で、ポートフォリオ作成支援を行なっているスクールをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。