- フリーランスエンジニアになるには何から始めたらいいの?
- IT未経験からフリーランスエンジニアになれるの?
- 会社員エンジニアからフリーランスになる手順を知りたい
こんな疑問にお答えします。
この記事で解説する「フリーランスエンジニアになるためのロードマップ全行程」を読めば、ゼロからフリーランスエンジニアになるためにやるべき行動が明確になりますよ。
僕自身、未経験から正社員エンジニアに転職しました。転職後は実務経験を1年積み独立。現在も現役のフリーランスエンジニアとして、大阪のIT企業で働いています。それらの知見をもとに解説していきますね。
フリーランスエンジニアは高収入を実現しやすく、働き方の自由度が高いところが魅力的です。そしてフリーランスになるには、エンジニアの実務経験が2年ほどあれば独立は可能です。
無駄な遠回りをせずに、最短でフリーランスエンジニアになって人生の自由度を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
【前提】フリーランスエンジニアになるための基礎知識

前提として、フリーランスエンジニアになるために知っておくべき基礎知識を解説します。
- 未経験からフリーランスエンジニアになれるのか
- フリーランスエンジニアになるメリットとは
- フリーランスエンジニアになるために必要なスキル
未経験からフリーランスエンジニアになれるのか
「そもそもエンジニア未経験からフリーランスエンジニアになれるの?」
エンジニア未経験の方で、こういう疑問をお持ちの方もいると思います。
結論、未経験からでもフリーランスエンジニアになれます。
ですが、未経験から「いきなりフリーランスエンジニアになるのは難しい」のが正直なところです。
なので、実務経験を積んでからフリーランスになるのが、最も効率がよくて安全な方法です。
フリーランスエンジニアになるために学歴や資格は不要
まず、フリーランスエンジニアになるために学歴や資格は不要です。
なぜなら、IT業界は実力主義の世界なので、エンジニアとしての実務経験が重視されるから。
実際に僕は高卒の未経験からエンジニアに転職できました。実務経験を1年積み、フリーランスエンジニアにも転身できています。
なので、もしあなたに学歴や資格がなかったとしても、エンジニアの実務経験があればフリーランスになることは可能です。
未経験からいきなりフリーランスは難しい理由
実務未経験から、いきなりフリーランスエンジニアになるのは難しいです。
理由としては、実務未経験者向けの案件はほとんどないからですね。
実際に僕はフリーランスエージェントの担当者に聞きましたが、どのエージェント会社も、未経験者向けの案件はほぼなかったです。
そもそも企業がフリーランスを雇う理由は、即戦力がほしいからです。なので、実務未経験のフリーランスを雇うメリットはないんですよね。
未経験者は先に会社員エンジニアとして経験を積もう
では未経験者はどうすれば良いかというと、まずは会社員エンジニアとして実務経験を積めばOKです。
プログラミングスクールのTECH CAMPでも、一度エンジニアの実務経験を積むことを推奨しています。
テックキャンプでは、
一度エンジニアとして転職することを
おすすめしています
フリーランスとして働くためには、何より実績が重要です。
実績を作る最短ステップとして一度企業に就職し、実務経験を積むことを推奨しています。
引用元:プログラミングスクールTECH CAMP公式サイト
僕自身も先に会社員のエンジニアになり、実務経験を積んでからフリーランスエンジニアになりました。
大体2年くらい実務経験を積めば、フリーランス案件が見つかりやすいですよ。
以下記事では、未経験から会社員エンジニアになる方法をまとめています。現在、エンジニアの実務未経験の方は、まずはこちらを参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアになるメリットとは
フリーランスエンジニアになる主なメリットは、以下があげられます。
- 高収入を実現しやすい
- 労働時間を減らしやすい
- 案件をある程度自由に選べる
- 人間関係のストレスを軽減しやすい
- リモートワークを実現しやすい
- 雑務が少ない
- 会社の縛りから解放される
- 自分の力で生きていける自信がつく
- 案件の掛け持ちができる
- スキルを伸ばしやすい
一番のメリットは、やはり収入が大幅に伸びる可能性が高いところでしょうか。
僕自身、エンジニアになる前は手取り23万円の接客店員でしたが、フリーランスエンジニアになった今は月収60万円まであがりました。
他にも念願のリモートワークができるようになり、毎日の満員電車から解放されたのは大きいですね。
繰り返しですが、フリーランスエンジニアは実務経験が2年ほどあればなれます。
以下記事でフリーランスのメリットをより詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

フリーランスエンジニアになるために必要なスキル
フリーランスエンジニアになるために必要なスキルは、以下のとおり。
- 開発経験(プログラミング、テスト)
- 設計経験(必須ではない)
- ビジネスマナー等
- 良い質問の仕方
- 自走力
- 営業力(エージェント使えば不要)
- IT資格(あると有利なくらい)
この辺りは以下記事でより詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアになるためのロードマップ全行程

この章からは実践でやるべきSTEPを解説していきます。
STEP1.プログラミングスキルを身につける
先述した通り、フリーランスエンジニアになるには、まずは会社員エンジニアになって実務経験を積む必要があります。
そして会社員エンジニアになるには、プログラミングのスキルが必要です。プログラミングスキルを身につけることで、面接の時にやる気をアピールできます。
未経験とはいえ、全く独学したことのない未経験を雇う企業は少ないです。
事前にプログラミングを独学しておくことで、面接に受かりやすくなります。
どのプログラミング言語を学べば良いの?
プログラミング言語はいろいろありますが、全ての言語を学ぶ必要はありません。
結論として、学ぶべきプログラミング言語は、Web系言語であれば極論なんでもOKです。
Web系はどんどん新しいサービスが出てきているので、需要があり将来性もあります。
Web系言語の例は以下の通り。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- React
- Vue.js
- PHP
- Java
- Ruby
- Python
これらの言語はWebアプリ開発で使われることが多いです。
とはいえ、上記の全てを学ぶ必要はありません。
まずはHTML/CSS/JavaScriptを学びつつ、簡単なポートフォリオサイトが作れるようになれればOKです。
なれてきたら、最近流行りのReactやVue.jsといったJavaScriptのライブラリやフレームワークを使い、簡単なポートフォリオが作れれば良いかなと。
ReactやVueはフリーランスエンジニアの案件の単価も高い傾向にあるので、おすすめです。
プログラミングの学習方法
プログラミングを学習する場合、どうやって学習すれば良いのか?
まず、プログラミングは以下の2択で議論されることが多いです。
- 独学するか
- プログラミングスクールを受講するか
プログラミングを独学する場合
結論、プログラミングを独学するなら、ネットにあるプログラミング学習サイトで学ぶのが効率良いです。
- まずはHTML/CSS/JavaScriptを学ぶ
- 次に簡単なポートフォリオサイトを作る
この流れが王道ですね。
定番のプログラミング学習サイトが2つあるので、リンクを貼っておきます。どちらか使いやすいと思う方のサイトで基礎を学習してみてください。
プログラミングスクールで学習する場合
プログラミングは独学でも良いですが、プログラミングスクールを受講するのもありです。
スクールは時間を買うイメージですね。
独学だとエラーに詰まって丸1日かかったりすることもありますが、スクールは質問し放題なので、エラーに詰まっても「たった5分で解決」なんてこともあるのです。
また、プログラミングの独学の挫折率は9割と言われています。でもスクールなら挫折しづらい環境が整っているので、効率よくプログラミングが学べます。
筆者はスクールでプログラミング基礎を学んだ
実際に僕はプログラミングスクールのTECH CAMPを受講し、10週間毎日プログラミング漬けの日々を送りました。
一人だと確実に挫折していたと思いますが、他の受講生や講師の方もいたので、無事卒業できました。
スクール代は決して安くはなかったですが、無事にフリーランスエンジニアになれましたし、スクール代も回収できたので良い自己投資だったなと思います。
以下記事で僕が受講したTECH CAMPの公式サイトのリンクを貼っておきます。気になる方は無料のキャリアカウンセリングを受けてみてくださいね。

STEP2.ポートフォリオを制作する
STEP4では、プログラミングでポートフォリオを制作していきましょう。
ポートフォリオを作るべき理由は、スキルの証明をするためです。面接時にポートフォリオを見せることで、評価アップに繋がります。
では何を作れば良いのかというと、まずは「自分の経歴がわかるポートフォリオサイト」を作りましょう。
それに加えて、以下のうち「最低でもどれか1つ」は作っておくと尚良いです。
- 簡単な掲示板アプリ
- ブログ投稿アプリ
- SNSのクローンアプリ
- 電卓アプリ
- TODOアプリ
- 自分が作りたいアプリ
上記のポートフォリオを制作したら、ポートフォリオサイトに、上記のポートフォリオも掲載しておきましょう。
といっても、何を言っているのかイメージしづらい方もいると思います。なので、以下で僕が実際に作ったポートフォリオサイトを載せておきますね。ぜひ参考にしてみてください。

STEP3.会社員エンジニアになる
ポートフォリオサイトが作れた方は、会社員エンジニアに転職しましょう。
会社員エンジニアに転職するためには、以下の順で進めていくといいです。
- 転職サービスに登録する
- 面接対策をする
- 企業に応募する
IT転職サイト・エージェントに登録する
まずは正社員のエンジニア案件に応募するために、転職サイトにいくつか登録しておきましょう。
以下でおすすめのIT転職サイトをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

面接対策をする
企業との面接対策をしましょう。
エンジニアの面接は一般転職とは異なり、面接官によってはわりと突っ込んでくる質問が来たりします。何も対策をしていなければほぼ確実に落ちるので、しっかり対策していきましょう。
ではどのように対策すれば良いかというと、まずは基本的な下記のポイントを準備していきます。
- 履歴書と経歴書を作成する
- 経歴書にはポートフォリオサイトのURLを載せる
- シワのないスーツを用意
- 綺麗なビジネスシューズを用意
- 身だしなみを整える
その上で、以下の質問対策をしていきましょう。
- 自己紹介
- 経歴の説明
- エンジニアになりたい理由
- その会社に応募した理由
- なりたいエンジニア像
上記は大体の面接で聞かれる質問です。
企業によっては、上記の他にも技術的な質問をしてくる場合もありますが、まずは基本的な上記の点を押さえておくと良いかなと。
企業に応募する
面接対策の準備ができたら、IT企業に応募していきます。
登録した転職サイトの中から、エンジニアを募集している企業にどんどん応募していきましょう。
未経験からエンジニアになるには、数を打つことが重要です。
実際、僕は70社応募して7社ほど書類選考が通り、うち4社から内定をもらえました。まずはたくさん応募して、その中から自分が良いとする企業に入ればOKです。
エンジニアになることができれば、後は実務経験を積むだけで、市場価値は上がっていきます。
1年後2年後には、今度は自身が企業を選ぶ立場になっているはずです。
STEP4.エンジニアの実務経験を積む
エンジニアに転職できた方は、実務経験を最低でも1年。安定性重視でいくなら2年を目安に経験を積んでください。
効率よくスキルアップするなら、最初はプライベートの時間もある程度削って、実務で不足していると感じている部分の勉強をしてみると良いかなと。
僕は恥ずかしながら、エンジニアに転職後はほとんど家で勉強しませんでした。というのも、ブログとSNSばかりやっていて、本業に熱を込められていなかったんですよね。そのせいもあり、成長に遅れをとってしましました。
もし今新人エンジニアにもどるなら、間違いなくプライベートでも勉強しますね。なぜなら、勉強しないと実務で全くついていけないので、モチベーションがあがらないからです。
最短でフリーランスエンジニアになるには、プライベートでもある程度勉強しておくのが得策です。
以下では、エンジニアが勉強しないことによるリスクを解説していますので、一度目を通しておいてください。

エンジニアの実務経験が積めない場合は?
そもそもエンジニアに転職したは良いものの、実務経験が積めないというケースもあります。
これはブラックなIT企業に入社してしまった場合に、起こりやすいケースです。
新人なら最初の数ヶ月は実務経験が積めないこともあるので、ある程度仕方ない部分はあります。ですが、6ヶ月や1年などの長期間、雑用ばかりで実務経験が積めない場合、会社を変えた方が良いです。
実務経験が積めない場合の対処法は、以下で解説しています。念の為にチェックしておいてください。

STEP5.フリーランスエンジニアの案件を探す
エンジニアの実務経験が1~2年ほど積めた場合、フリーランスになることは可能です。
フリーランスエンジニアになるには、案件を探して企業と面談をし、その後参画する流れです。
といっても、案件の探し方や今の会社を辞めるタイミングなどもあると思います。その辺りについても、詳しく解説していきますね。
- フリーランスエンジニアの案件の探し方は4つ
- フリーランスエージェントは複数登録しよう
- 現会社の退職の準備をしよう
フリーランスエンジニアの案件の探し方は4つ
フリーランスエンジニアの案件の探し方は主に4つあります。
- フリーランスエージェントを利用する
- クラウドソーシングや転職サイトから応募する
- 友人・知人から紹介してもらう
- 自分で営業する
上記の通り。
結論:フリーランス案件探しはエージェントを使うのが効率良い
結論、フリーランスエンジニアの案件を探すなら、フリーランスエージェントを利用しましょう。
理由としては、エージェントを活用した方が圧倒的に効率が良いからですね。
たとえば、クラウドソーシングや転職サイトは、フリーランス向けの案件をそこまで保有していないので、そもそも選択肢が少ないです。
また、友人や知人から紹介してもらうといっても、そもそも友人や知人でフリーランス案件保有している人は少数派です。
自分で企業に営業して案件を探す場合、企業に何社も営業をかけなければならないため、多大な時間と労力がかかります。さらに、企業と直接契約をした場合、契約周りや何かトラブルが起きた際には全て自分で対応しなければなりません。
フリーランスエージェントを使えば、
- 自分で営業不要
- 非公開案件を保有している
- 希望やスキルにあった案件を紹介してくれる
- 契約や報酬振込など面倒な手続きを代行してくれる
- 何かトラブルが起きた際にも相談できる
上記の理由により、フリーランスエージェントを活用した方が効率が良いのです。エージェントが営業も契約周りも代行してくれるので、その間にあなたはスキルアップしたり、仕事やプライベートに集中できるというわけです。
以下記事で、僕も利用経験のあるフリーランスエージェントを紹介しています。エージェントに登録すれば無料でキャリア相談もできます。「フリーランス案件ってどんな感じ?」「自分は単価どのくらいもらえる?」と気になっている方は、情報収集だけでもいいので、ぜひ活用してみてください。

フリーランスエージェントは複数登録しよう
フリーランスエージェントは1社だけではなく、2〜3社ほど登録して同時並行で案件を探すと良いです。これは僕自身がエージェントを活用して思ったことです。
なぜ複数登録すると良いかというと、1社だけでは案件の数が少なかったり、自分に合う案件がなかったりするからですね。エージェントによって保有している案件が異なるので、A社にはない案件がB社にはあるということがおきます。
より自分に合う案件を探すためにも、エージェントは2〜3社ほど登録しておくと良いかなと。

現会社の退職の準備をしよう
フリーランスエージェントに登録した後は、今の会社の退職の準備をしていきましょう。
- 退職届を用意する
- 会社に退職の意向を伝える(退職2ヶ月前くらいが良い)
退職に意向を伝えるなら、フリーランス案件が見つかった後か、見つかりそうな見込みがある場合につたえましょう。
もし退職すると断言した後に、フリーランス案件が見つからなかった場合、無職になってしまいます。
退職の意向は、退職する2ヶ月前には伝えておくと親切ですね。あまりギリギリになってから伝えると、業務の引き継ぎが大変だったりするからです。この辺りは勤め先の企業の就業規則などに従ってください。
以下記事で、フリーランスエンジニアになるために必要な準備をより詳しくまとめています。

STEP6.企業と面談する
フリーランスの案件に応募して、企業から面談の依頼が来たら、日程を調整して面談を受けていきましょう。
面談の対策をしよう
フリーランスの面談は正社員のようなガチガチの雰囲気ではなく、今までのエンジニア実務経験を簡単に説明したり、案件について質問したりする程度です。
なので、そこまで気負う必要はありません。ですが、全く対策なしに面談を受けると落ちてしまいます。
具体的には、以下の項目のいずれかに当てはまると、落ちやすいです。
- 話がしどろもどろ
- 質問の意味を理解しないまま答える
- 事実をありのままに話している
- スキルシートと乖離がありすぎている
面談に受かるためには、以下のポイントを押さえると受かりやすくなります。
- スキルシートは具体的に書く
- 経歴説明は関連する箇所を端的に話す
- 結論から話す
- H・T・Sを意識する
- 相手の目を見過ぎない
- 意欲を見せる
- 応募数を増やす
フリーランスの面談対策について、詳しくは以下記事を参考にしてみてください。

案件が決まらない時の対処法
「フリーランスの案件がなかなか決まらない…」
そんな時の対処法についても、把握しておくと良いでしょう。
基本的にはエンジニアの実務経験があり先述した面談対策をしていれば、案件が決まらないことはあまり考えにくいです。
ですが、念のために対処法を知っておくことで、多少なりとも不安が軽減されるかと思います。
まず、案件が決まらない原因は主に以下の通り。
- エージェントの選定が悪い
- 希望条件が厳しい
- スキル不足
案件が決まらない時の対処法は、以下の通り。
- 自分に合ったエージェントを利用する
- 希望条件を見直す
- スキルシートを丁寧に書く
- 正社員案件を並行して探すor粘る
さらに詳しくは以下記事を参考にしてみてください。

STEP7.フリーランスエンジニアになる
案件が決まったら、いよいよフリーランスエンジニアとして独立です。
フリーランスになったら、やるべきことや注意点がありますので、そちらについて解説します。
個人事業主の開業届を出そう
まず、フリーランスは個人事業主なので、個人事業主の開業届を近くの税務署に提出しましょう。
フリーランスエージェントを利用する場合、エージェントから「個人事業主 開業届の控え」の提出を求められる場合があります。
開業届はフリーランス案件に参画する当日までに提出すればOKです。
もし税務署に行く時間がないという方は、freeeというアプリでも開業届を提出することができますよ。僕はfreeeで開業届を提出しました。やり方も意外と簡単ですぐにできたので、時間がない方はぜひ活用してみてください。

フリーランス現場初日の注意点を把握しておこう
フリーランス入場初日の流れをみていきましょう。客先常駐フリーランスの場合を例にしてみます。
- 一人or営業担当者と現場に向かう
- 現場で参画先の担当者と対面する
- 現場に入ってチームメンバーに挨拶をする
- 施設案内をうける
- セキュリティ研修を受ける
- プロジェクトの概要説明を受ける
- 環境構築をする
上記はあくまでも例ですが、基本はこの通りの流れと思ってOKです。この辺は現場によって流れは変わるので、臨機応変に対応してください。
また、初日で注意すべきこととしては、以下のポイントを押さえると良いかと。
- ひとまずリラックスする
- 朝と帰りの挨拶は元気良く
- チームメンバーの情報を把握する
- タスクを見積もる
ひとまず現場の人には、挨拶をきちんとすることと、タスクを見積もって納期の遅れを避けることが大事かなと。
以下記事でフリーランス入場初日の注意点について、より詳しく解説しています。もう少し詳細を見たい方は、参考にしてみてください。

STEP8.確定申告の準備をしよう
フリーランスになったら、確定申告を実施しないといけないため、その準備をしていきましょう。
確定申告は、毎年2月16日頃から3月15日までの間に行います。
正社員の時は、会社が年末調整でやってくれていたのですが、個人事業主の場合は自分で申告して納税しないといけません。
確定申告は税理士に丸投げでもOK
この確定申告は自分でやっても良いのですが、経費や収入を計算したり記帳をつけたりと中々面倒な手続きです。
そのため、僕はいつも税理士にこの手続きを丸投げしています。税理士に丸投げすれば領収書や収入証明書を税理士に送るだけで後は手続きを代行してくれるのでめちゃくちゃ楽なんですよね。
正直確定申告を自分でやる時間を他の副業や本業のスキルアップに費やした方がコスパが良いです。
おすすめの税理士サービス
近所の税理士を探してくれるサービスがありますので、そちらを活用すれば税理士を簡単に見つけることができますよ。
以下でリンクを貼っておきますので、僕と同じように確定申告を税理士に丸投げしたい方は、ぜひ利用してみてください。
STEP9.フリーランスエンジニアの単価を上げよう
さいごのSTEPです。
「フリーランスエンジニアになるのをゴール」にするのも良いのですが、どうせならより収入アップしていきたいですよね。そのためには、フリーランスになった後も、単価を上げていきましょう。
単価をあげるなら、シンプルにスキルを磨けばOKです。
単価を上げるにはスキルアップする
やはりスキルがあれば案件の幅が広がるので、その分単価も上げやすいです。
なによりスキルがあれば需要があるので、現場からも必要とされ、自身のモチベーションアップにもつながります。
フリーランスエンジニアとしてスキルアップするコツは、以下記事でまとめています。あわせてチェックしてみてください。

フリーランスエージェントを見直す
単価をあげるなら、フリーランスエージェントを見直すことも重要です。
エージェントによって手数料が異なりますし、案件の種類も異なります。
正直、実務経験が少ない時は案件をあまり選べないこともあり、どのエージェントが良いのかなんて選んでいる余裕がなかったりします。
しかし、経験が増えていくにつれて、今度はより良いエージェントを選べるようになってきます。
そのため、より手数料が少なくて高単価の案件を保有しているエージェントを選ぶことで、単価を上げやすくなりますよ。
以下記事で手数料が少なく、高単価案件を保有しているエージェントを紹介しています。ぜひ活用してみてください。

補足:フリーランスエンジニアに関するQ&A

ここからは、フリーランスエンジニアに関するQ&Aをご紹介していきます。
- フリーランスは税金で損するので会社員より2倍稼がないといけないですか?
-
フリーランスエンジニアは税金で損することは考えにくいです。
なぜなら、業務に関係する出費は全て経費にできるから。
たとえば、リモートワークをしている方は「家賃、ネット、光熱費」、飲み会の費用は「会食費」にできます。他にも、書籍購入代や交通費も経費にできますね。
会社員だと会社が年末調整してくれるので、経費申請ができませんが、フリーランスなら経費にできます。支払う税金がそこまで大きくならないので、会社員より2倍稼がなくても問題ないですよ。
なによりフリーランスエンジニアは、一般的な会社員よりも圧倒的に収入が高いです。
- フリーランスは即戦力が求められるので高いスキルが必要ですか?
-
フリーランスエンジニアは即戦力が求められるのは確かですが、そこまでハイレベルなスキルがなくてもなれます。
理由としては、案件によってレベル感が違うからです。
今の自分が少し背伸びすれば届くくらいの案件に参画すれば、無理な要求をされることはないですし、その先のスキルアップも期待できます。
実務経験が2年ほどある方なら、高いスキルがなくてもフリーランスエンジニアになれます。
- フリーランスエンジニアは学歴や資格が必要ですか?
-
フリーランスエンジニアに学歴や資格はなくても良いです。
理由は、IT業界は実力主義の世界なので、学歴や資格がなくてもやる気と実務経験があれば良いからですね。
現に僕は高卒ですが、フリーランスエンジニアになれています。もちろん学歴や資格はあるに越したことはないです。でも学歴や資格がなくても、スキルを身につければ市場価値は高められますよ。
自分は凡人だからとか悲観する必要はないです。正しい努力をすれば学歴のない方でもフリーランスエンジニアになれます。
- フリーランスエンジニアは営業力が必要ですか?
-
エージェントを使えば、フリーランスエンジニア(プログラマー)は営業力はいりません。
営業は全てフリーランスエージェントが無料で代行してくれます。
エージェントを使わず自力で案件を探す場合は、営業力が必要です。
- フリーランスエンジニアになるとスキルアップできないと聞いたんですけど
-
フリーランスになるとスキルアップできないことはありません。
フリーランスエンジニアは、自分からやりたい案件を選べるからです。
たとえば、詳細設計からテストまでの案件に入れば、文字通り設計からテストまでの工程を経験できます。
もちろんこれらの経験は全て実務経験としてカウントされますので、会社員エンジニアと同じようにフリーランスもスキルアップできます。
- フリーランスエンジニアは実務経験3年以上ないとなれないですか?
-
フリーランスエンジニアは実務経験2年以上あれば十分なれます。
僕は実務経験1年でフリーランスエンジニアになれていますし、他にも半年でなっている方もいます。
とはいえ、安定を重視したい方は、2年以上は経験を積んでから独立すると良いでしょう。詳しくは以下記事を参考にしてみてください。
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-
フリーランスエンジニアは高収入を実現しやすいです。
データをもとに解説します。以下はフリーランスエンジニアの年齢別の平均年収です。
年齢 フリーランス平均年収 25~29歳 約700万円 30~34歳 約800万円 35~39歳 約800万円 40~44歳 約850万円 45~49歳 約900万円 50~54歳 約650万円 55~59歳 約600万円 引用元:テクフリ
20代のフリーランスエンジニアの平均年収は約700万円。40代で約900万円とピークに達しています。
たとえば、Web制作やHTMLコーダーのエンジニアだと、フリーランスでも平均年収が300万円くらいなので、稼ぎにくいでしょう。
コーダーではなく、エンジニアのフリーランスなら基本的に長期案件で安定していますし、高単価なので稼げないことはないです。
さいごに:フリーランスエンジニアになって自由度を高めよう

本記事で解説したSTEP通りに実践すれば、フリーランスエンジニアになることは可能です。
フリーランスエンジニアは案件をある程度選べるので、働き方の自由度を高めやすいです。また、高収入を実現しやすいため、生活の自由度を高められます。
フリーランスエンジニアを手段として、他の事業を展開するために自己投資したり、さらなるスキルアップのために投資したりすることもできます。
現在エンジニア実務未経験の方は、まずは会社員エンジニアに転職して実務経験を積みましょう。未経験から会社員エンジニアに転職する方法は、以下を参考にしてみてください。

現時点でエンジニアの実務経験が2年以上ある方は、フリーランスになることは可能です。以下記事でおすすめのエージェントを紹介しているので、自身に合った案件を紹介してもらってくださいね。


