未経験からエンジニア転職の会社の選び方は?現役エンジニアが解説

未経験からエンジニア転職の会社の選び方
Writer:シン
現役フリーランスITエンジニア
【保有資格】Oracle認定 Java Gold・ITパスポート・SEO検定全級・全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト【経歴】配送業→販売員→プログラミングスクール受講→プログラマー1.5年→独立【メインスキル】Java・React・Next.js|大阪在住|31歳
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エンジニアになりたいけど、会社選びで失敗したくないなぁ。おすすめの選び方があれば教えて欲しい。

こんなお悩みにお答えします。

本記事で解説する「未経験からエンジニアになる為の会社の選び方・転職に失敗しない方法」を読めば、転職する際にどんな会社が良いか見分けるポイントがわかりますよ。

実際に僕は未経験から受託開発企業に転職し、1年でフリーランスに独立した経験があります。

エンジニア転職は会社選びを誤ると、スキルアップができなかったり、市場価値があがらないといった損失がでます。

ぜひ最後までご覧いただき、失敗しないための会社の選び方をおさえていきましょう!

目次

未経験エンジニア転職で失敗しない会社の選び方【求人編】

まずは未経験からエンジニアになる為の「求人の確認方法」から解説します。

結論として、求人は下記の項目をチェックすると良いです。

  • 言語研修の制度があるか
  • 残業代が全額支給か
  • 自分の望む開発案件がありそうか

順番に解説していきます。

言語研修の制度はあるか

言語研修制度があるかを確認しましょう。研修があるということは、未経験者を受け入れる体制が整っているからです。

研修をして人材育成をするということは、新人を0から育成し、将来的に開発案件に参画してもらいたいという背景があります。

逆に研修制度がない会社は、即戦力を求めているケースが多いので、完全未経験者には向いていません。

実務未経験で、プログラミングのスキルに自信がない方は、言語研修制度がある会社を選ぶと良いですね。

ちなみにプログラミング言語は一つ慣れると他にも応用が効きやすいので、会社特有の言語でない限りどれでもOKです。

みなし残業ではないか

みなし残業かどうかを確認しましょう。みなし残業だと、残業があることが前提の可能性が高いからです。

「みなし残業」とは、あらかじめ残業が発生することを想定し、その分を給料に含めておくという制度です。

なるべく残業したいという方でない限り、みなし残業以外の会社を選ぶことをおすすめします。

自分の望む開発案件がありそうか

望んでいる開発案件がありそうかどうかを確認しましょう。望んでいない技術を使っている会社に入ると、ミスマッチが起きてしまうからです。

例えば、WEB制作の会社で働きたいのに、システム開発の会社に行ってもWEB制作はできないですよね。

反対にWEBアプリ開発をしたいのに、WEB制作の会社に行っても、アプリ開発はできません。

企業がどんな案件を取り扱っているのかは、「求人・HP・面接で聞く」のいずれかで確認しましょう。

未経験エンジニア転職で失敗しない会社の選び方【面接編】

次に、未経験からエンジニアなる為の「面接時の確認ポイント」について解説していきます。

下記の項目をチェックしましょう。

  • 面接時間が短すぎるのは要注意
  • 逆質問で初めに行う業務内容を確認する
  • 「テレアポ・営業・製造」は絶対に避ける

順番に解説していきます。

面接時間が短すぎるのは要注意

面接時間が短すぎるのは要注意です。面接がすぐに終わるということは、あなたの人柄が見られていない可能性が高いからです。

言い方を変えれば「応募をすれば誰でも受かる」ようなところですね。このようなところは、開発案件に全然関係のない雑用業務をさせられる可能性が高いです。

なので人柄などは見ず、とにかく人を採用して現場に放り込むということをします。

企業としては、未経験だろうととりあえず現場に人を入れるだけで利益が出ますからね。当然未経験だと技術力がないので、必然的に雑用をさせられてしまいます。

というわけで面接・面談の時間が短すぎるところは要注意しましょう。

逆質問で初めに行う業務内容を確認する

逆質問であなたが入社して初めに行う業務内容を確認しましょう。ミスマッチが起きないようにする為です。

例えば入社して初めの業務が「テレアポ・営業・製造業」などということもあります。実際に私が面接を受けてきた中で、面接官に「半年はテレアポしてもらいます」と言われた経験があるのでわかります。

その会社から内定をもらうことができましたが、もちろん断りました。もはやエンジニアに全然関係のない業務ですが、本当にそんな会社があるのです。

では、どのような流れが良いのか、一例をあげておきます。

  • 入社
  • 研修
  • 実務開始

この流れが理想ですね。

中にはいきなり開発に入れる会社もありますが、未経験者がいきなり開発をすると、頭が真っ白になってついていけないケースも多いです。

なので、上記の流れで業務ができそうなところがあれば、仕事も続きやすいと思います。

プログラミングスクールや独学である程度学んでて自信のある方でしたら、いきなり開発案件に携わるのもありだとおもいます。

「テレアポ・営業・製造」は絶対に避ける

「テレアポ・営業・製造」は絶対に避けましょう。これらはエンジニア業務に全く関係のないことだからです。

例えばあなたがプログラミングの開発をしたいのに、2年も3年もテレアポをさせられるのは嫌ですよね。

初めの半年〜1年は「テレアポ・営業・製造業」などをさせられるケースが存在します。ひどいところだと、「一生雑用」なんて話も聞いたことがあります。

これはSES(システムエンジニアリングサービス)という、いわゆる「客先常駐」に多いケースです。

SESは自社の人間を他社の現場で働いてもらうというスタイルなのですが、中には「テレアポ・営業・製造業」の案件を扱っている会社があるのです。

SESは人を現場に入れるだけで利益がもらえるので、未経験でも現場に入れておけば収益が生まれます。

もちろん全てのSESがそうではなく、中にはホワイトなSESもあります。この辺りは面接時の逆質問などで、確認してみると良いですね。

未経験からエンジニアになるならどんな会社を選ぶべき?

ここで、自社・受託・SESという言葉を初めて聞いた方に向けて、念のためざっくり解説しておきます。

  • 自社開発=自社で自社のサービス開発を行なっている会社
  • 受託開発=自社で他社のサービス開発を行なっている会社
  • SES=他社で他社のサービス開発を行なっている会社

上記の通りです。

未経験からエンジニアになる為の会社の選び方として、「自社・受託・SES」のどれが良いのかは誰しも迷うところです。そして、その答えは「自分に合ったところを選ぶべき」です。

とはいえ、どれが自分にあっているのかわからないと思いますので、これから解説していきますね。

こんな人は自社開発が良い

下記に当てはまる方は自社開発の会社を選ぶと良いです。

  • 将来、自分でサービスを作ってリリースしたい
  • 自分でアイデアを出していきたい
  • モダン(現代的)なWeb系の事務所で働きたい
  • 人間関係を固定化したい

自社開発はただ開発をするだけではなく、自らアイデアを出してサービスを作って行く必要があります。また、フレックス制度を導入しているところも多いですし、社員食堂があるところもあります。

比較的自由度の高い会社が多いので、その分競合も多いです。ただ、未経験者を積極的に採用しているところは少ない印象があります。なので正直未経験者にはハードルが高いです。

もし自社開発に行きたいのであれば、独学やプログラミングスクールなどで技術力を磨き、面接対策を入念にする必要があります。

以下では、転職支援付きのプログラミングスクールをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

こんな人は受託開発が良い

下記に当てはまる方は受託開発の会社を選ぶと良いです。

  • 自社内で開発がしたい
  • いろんな技術に触れてみたい
  • 人間関係を固定化したい

受託開発は一つのプロジェクトだけではなく、複数の案件を取り扱っているところが多いです。案件によって扱う言語やフレームワークなども違ってきますので、様々な技術に触れることができます。

また、自社開発と同様に人が入れ替わることがあまりないので、人間関係がコロコロ変わることも少ないです。

こんな人はSESが良い

下記に当てはまる方はSESの会社を選ぶと良いですね。

  • 様々な技術に触れてみたい
  • 人脈を作りたい
  • 電話対応や来客対応はしたくない

SESは簡単にいうと、受託開発の現場INバージョンといった感じです。なので色々な案件に参画できますので、様々な技術や人との関わりがでてきます。

また、自社開発や受託開発は、中には電話対応や来客対応をさせられるところもあります。ただ、SESは客先常駐なので、仕事に関係のない電話対応や来客対応はほぼないです。

将来フリーランスエンジニアになるならどんな会社を選ぶべき?

将来フリーランスエンジニアになりたい方に向けて、どういった業務スタイルが良いのか解説していきます。

結論、下記の2点が回答となります。

  • ぶっちゃけどこでも良い
  • 開発ができるかどうかや扱う技術が重要

順番に解説していきます。

ぶっちゃけどこでも良い

「自社開発・受託開発・SES」ぶっちゃけどこでも良いです。

理由は、どこであろうと技術力さえ磨くことができれば、フリーランエンジニアになれるからです。

あなたが将来フリーランスエンジニアになって、自分でサービスを開発したいのであれば、自社開発が良いでしょう。

開発ができるかどうかや扱う技術が重要

フリーランスエンジニアになりたいのであれば、自社開発や受託開発などをみるよりも、もっと重要なことがあります。

それは、以下の2点です。

  • 開発ができるか
  • 技術が独自のものでないか

開発ができなければ、スキルが身につきません。

あと企業によっては、その会社独自のプログラミング言語やフレームワークを使っているところもあります。その会社でしか使えない技術は、その会社を辞めたら使えないので意味がなくなります。

自社やSESにこだわるより、「開発ができるか」、「扱う技術が独自のものでないか」をみた方が良いですね。

まとめ:未経験エンジニア転職で失敗しない会社の選び方

未経験からエンジニアになる為の会社の選び方ですが、言語研修の制度はあるか、残業代が全額支給か等を確認してみて下さい。重要なのは「自分の望む開発案件がありそうかどうか」です。

将来フリーランスエンジニアになって案件を受注するなら、開発経験が詰めるところを選びましょう。そもそも未経験からエンジニアになる場合は、プログラミングの基礎知識なども必要です。

下記では、転職支援付きのプログラミングスクールをまとめていますので、未経験からエンジニアになりたい方は参考にしてみてください。

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この記事を書いた人:シン
現役フリーランスITエンジニア
大阪在住|31歳【保有資格】Java Gold・ITパスポート・SEO検定全級・全日本SEO協会認定SEOスペシャリスト【経歴】配送業▶︎販売員▶︎プログラミングスクール受講▶︎プログラマー▶︎独立【発信内容】プログラミング・エンジニア転職・フリーランス
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