【質問集】未経験からエンジニア転職の面接できかれること

未経験からエンジニアになりたいのだけど、面接ってどんな質問されるのかな?事前にきかれることを対策したい。
こんなお悩みにお答えします。
本記事をお読みいただければ、「未経験エンジニアの面接できかれること」について知ることができますよ。

僕自身、2020年10月に未経験からエンジニアに転職をしました。応募数は70社ほど、面接は10社ほど経験しましたので、それらの体験をもとに解説していきますね。
記事の後半では「未経験からエンジニア転職を成功させるコツ」についても解説しました。
ぜひ最後までご覧いただき、エンジニア転職を成功させましょう。

【質問】未経験エンジニア転職の面接できかれること【前半】
まず前半で、6つの想定質問について解説していきます。
- 経歴紹介
- 前職の入社理由と退職理由
- エンジニアの志望理由
- 応募企業への志望理由
- 将来なりたいエンジニア像
- 仕事でストレスを感じることは何か
順番に見ていきましょう。
質問①:経歴
初めに経歴を聞かれることが多いです。ご自身の経歴について、1分くらいで端的に話せると良いでしょう。
流れとしては、
- 氏名
- 前職何やっていたか
この2点はスムーズに答えられるようにしておいてください。
質問②:前職の入社理由と退職理由
僕の経験上、経歴を聞かれた後は、前職について深掘りされることが多いです。(中途の場合)
質問される内容は
- 前職の入社理由
- 前職の退職理由
主にこの2点が多い傾向にあります。
ひとつ注意点としては、マイナスなイメージを与える答え方は避けましょう。
たとえば、「人間関係が理由でやめた」等ですね。もちろん、うそはよくないですが、正直すぎるのもよくないと思います。
言い方次第でプラスな印象を与えることもできるので、ぜひ工夫してみてくださいね。
質問③:エンジニアの志望理由
ITエンジニアの面接なら、ほぼ聞かれる質問です。志望理由は人によってそれぞれなので、正解はありません。
ただ、答えてはいけない例があります。それが下記の回答です。
- IT業界は将来性があるから
- IT業界は稼げそうだから
- 手に職をつけたいから
- フリーランスになれるから
- なんとなくカッコ良いから
これらの回答は動機として弱いので、採用されにくいです。
特に「将来性があるから」「手に職をつけたいから」等の回答をする方は多く、面接官も聞き飽きているようです。これらの回答はしない様にしましょう。
質問④:応募企業への志望理由
エンジニアの志望理由とは別に、応募企業の志望理由について聞かれるケースもあります。
「なぜうちの会社を選ばれたのですか?」という質問です。
こちらの質問への回答に関しては、応募する企業ごとに変える必要があります。
応募企業への志望理由は、下記を参考に考えてみましょう。
- 応募企業のホームページを隅々までチェックする
- 応募企業の経営理念や指針を見て共感ポイントを探す
- 面接時に共感した点と自分の長所が活かせることを伝える
この型に沿って回答を作り、あとは面接時にスムーズに答えられるようにすればいいでしょう。
より具体的に回答する方が、面接官から「この人はよく考えて応募してきてるんだな」という印象を持たれやすいです。
質問⑤:将来なりたいエンジニア像
将来なりたいエンジニア像は「短期・中期・長期」の3つに分けて答えられると良いです。
期間は人それぞれですが、一例として
- 短期は1年後、
- 中期は3年後、
- 長期は5年後
と区切ると良いかと思います。
ちなみに回答例をあげてみると、
- 「1年後は一人称で開発ができるエンジニアになります」
- 「3年後には部下への教育もできる一人前のエンジニアになります」
- 「5年後はプロジェクトリーダーになり、全体をまとめるエンジニアになります」
上記の通り。

もう一歩踏み込んで、なりたいエンジニア像になるには、どうすればなれるのか?まで答えられるようにしておくと完璧です。
質問⑥:仕事でストレスを感じることは何か
これは時々聞かれる質問ですので、念のため答えられるようにしておきましょう。
この質問の意図は、面接官があなたが自社と相性が良いかを、見極めようとしているのだと考えられます。
ここはマイナスな印象を与えないよう、「自責な回答」にしておくと良いです。
他責だと「この人は人に責任を押し付ける人なのか」という印象を持たれてしまいます。
では、この場合を自責に言い換えると、
こんな感じになります。
なぜ自責が良いかというと、自分に原因があると考え、改善を繰り返すことで「自己成長ができる」からですね。
上記は一例なので、ご自身の過去の体験を元に回答を考えてみてください。
【質問】未経験エンジニア転職の面接できかれること【後編】
後半も見ていきましょう!
- 学習をしていることはあるか
- プログラミングを学習してみた感想は
- SQLは学習したことはあるか
- ポートフォリオの制作背景
- 過去の失敗経験と対処方法
- 逆質問
質問①:今独自で何か学習をしていることはあるか
この質問の意図は、あなたが入社後も独自で学習していく「向上心があるのか」を見ています。
ここは正直に、今あなたがやっている学習内容を伝えましょう。
例えば
- 無料のオンライン学習サイトでプログラミング言語のJavaを勉強しています
- PHPでオリジナルアプリを製作中です
- 基本情報技術者試験の問題を一日500問学習しています
などなど。
あとは「なぜその学習をしているのか」まで答えられるようにしておきましょう。
質問②:実際にプログラミングを学習してみた感想は
こちらは、プログラミングを勉強されている方に対して時々ある質問です。
プログラミングではコードを書いて誤りがあると、「エラー」が出ることがよくあります。そんな時にどのようにしてエラーを解決するのかは、今後の成長に大きく関わってきます。
例えば、わからないことは自分で調べもせず、すぐ人に聞くといったやり方では成長が見込めません。
また、プログラミングが楽しくなかったなどといった回答も、エンジニアの適正ではないと思われてしまいます。
回答例としては、
といった回答だと無難ですね。
質問③:SQLは学習したことはあるか
SQLは、ITエンジニアの企業であれば、どこの現場でも使われるといっても過言ではない言語です。
スムーズに答えられるように、簡単な基礎とかだけでもいいので学習しておきましょう。
SQLを学習するなら、「SQLラボ」で無料で学べますよ。

質問④:ポートフォリオの制作背景
ポートフォリオの制作背景についても、きかれることが多いです。
ポートフォリオとは、あなたの実績や成果物のこと。実際に自分で作ったWebアプリやWebサイトなどです。面接時にアピールできます。
例えば面接でどれだけ「プログラミングの勉強を500時間やりました!」と言っても、口では何とでも言えるので、信ぴょう性が低いですよね。
目に見えてその人の実力がわかりやすいのが「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオを作成したら、「なぜそれを作ろうと思ったのか」の理由も答えられるようにしておきましょう。
ポートフォリオを作っていない方は、プログラミングスクールで制作支援を行っているところがあります。以下でまとめましたので、ぜひ利用してみてください。

質問⑤:過去の失敗経験とその対処方法
こちらも多い質問です。面接官はあなたが失敗した時に、どのようにして解決するのかを見ています。
好印象を与えやすい回答としては、自分で考えて問題解決ができたことを話すと良いですね。
エンジニア業は問題解決能力が必要なので、この辺りは具体的に答えられるようにしてみてください。
質問⑥:逆質問
逆質問は必ずあるといっても過言ではありません。つい言ってしまいがちですが、「特にありません」は言わないでおきましょう。
といっても何を質問したら良いかわからない方もいると思います。
そんな方におすすめなのが、
「御社に入社するとなった場合、入社前に何か学習しておいた方が良いことはありますでしょうか。」
といった逆質問です。
これは面接官によっては、「この人はやる気があるな」と捉えられる場合もありますのでおすすめです。

ただ逆質問は2〜3つは用意しておいた方が良いので、他にも疑問に思ったことは聞いてみると良いですね。
未経験からエンジニア転職の面接を通過するコツ
未経験からエンジニア転職の面接を通過するコツをご紹介します。
結論、以下の3つの方法をお試しいただければ、エンジニア転職を成功させやすくなります。
- ポートフォリオを作る
- 技術力を高める
- とにかく数を打つ
順に見ていきましょう。
面接を通過するコツ①:ポートフォリオを作る
ポートフォリオを作ると、未経験からでもエンジニア転職の面接に受かりやすくなります。
なぜなら全くの未経験とはいえ、企業としても、独学やプログラミングスクールで学習する意欲の高い人材を求めているからですね。
たとえば自分でWebアプリケーションを作った未経験者と、何も勉強していない未経験者が面接に来たならば、大半の企業は前者を採用します。
ポートフォリオを制作していない方は、プログラミングを独学するかプログラミングスクールに行くかして、制作してみてください。

僕はプログラミングスクールのTECH CAMPでプログラミングを学び、ポートフォリオでSNSアプリを作りました。
面接を通過するコツ②:技術力を高める
技術力が全くないのであれば、まずはプログラミングの基礎から学んでみてください。
面接時にプログラミングを全くやっていないのと、少しでもやっているのとでは、採用のされやすさが大きく変わります。
現時点で技術力がある程度ある方なら、問題ないのでガンガン応募しましょう。
そうでない方は、プログラミングを学習して技術力を高めてみてください。
下記記事では、プログラミングの始め方についてまとめていますので、ぜひご活用ください。

面接を通過するコツ③:とにかく数を打つ
最後は「とにかく数を打つ」です。未経験からエンジニアになるのはハードルが高いです。
エンジニアなどの技術職は、未経験者を採用するのにはリスクがあります。一人前に育つのには、早くても2年はかかると言われているから。
さらに最近はエンジニアになりたい方も非常に増えてきているため、ライバルも多いのです。ですので、とにかく企業に応募をしまくりましょう。

僕自身、転職サイトには7つほど登録し、全てのサイトから合計70社ほど応募をしました。結果的に、今ではJavaのフリーランスエンジニアとして活動しています。
下記記事では、IT転職におすすめの無料サイトをまとめていますので、複数のサイトに登録して応募数を増やしてみてください。

エンジニア転職の面接質問は事前に対策すべし
本記事の内容をまとめます。
- 経歴紹介
- 前職の入社理由と退職理由
- エンジニアの志望理由
- 応募企業への志望理由
- 将来なりたいエンジニア像
- 仕事でストレスを感じることは何か
- 今独自で何か学習をしていることはあるか
- 実際にプログラミングを学習してみた感想は
- SQLは学習したことはあるか
- ポートフォリオの制作背景
- 過去の失敗経験とその対処方法
- 逆質問
想定質問の対策はしっかりやっておくことで、面接の通過率がグンと上がります。
就活は大変ですが、諦めなければ良い会社に出会えますので、引き続きがんばっていきましょう!
今回は以上です。